ほほ肉が味の決め手のラーメン店 : Hijiriya

西新宿の十二社通りにあるラーメン店です。

お店は小さいのですが、店頭に水槽がたくさん並び、金魚を飼っているので目立ちます。

店内は奥に細長く、カウンター席のみ１０席程度です。

メニューは、支那そば（７８０円）と塩ら―めん（７８０円）が基本メニュー。これらに具の違いによるバリエーションがあります。
他にたんめん（８５０円）、味噌ラーメン（８５０円）、ねぎ味噌ラーメン（９５０円）がありますね。
セットメニューもあり、支那そばか塩ら―めんにポーク丼かミニカレーが付いて、９８０円になります。
ラーメン店ですが、券売機は無く、口頭で注文します。

いただいたのは、
■支那そば　ほほ肉（１，０００円）
バリエーションはチャーシューとほほ肉があり、ほほ肉のほうが高いです。
細麺を使っているからか、調理の時間は短く、すぐに提供されました。
出てきたラーメンは、ずらりとお肉が並び、他に具は、味玉半分、メンマ、海苔２枚、ネギですね。
ほほ肉は、もつ焼き・やきとんのお店でいうところのカシラ肉の中でもアブラと呼ばれる脂身の多いところのようです。
脂身の層がたっぷり付いているお肉です。トロトロになるまで煮込まれていて、口の中で脂身が溶けますね。
塩気も適度で、脂の旨味が堪能できます。
薄切りにしているので、赤身肉のところも硬くはなく、普通のチャーシューと同程度ぐらいの感じの食感です。
麺は、細いちぢれ麺です。加水率低めの噛み応えがあるもので、日式中華料理店でも見かけるタイプのもので、逆にラーメン専門店では珍しいでしょう。
スープもまさに支那そばという感じのもので、ちょっと醤油が濃いめで、ラーメン専門店なりのダシの濃さはあるものの、標準的な醤油スープだと思います。
単体でスープを味わうとまずまずの美味しさですが、ほほ肉を食べてしまうと脂身の味わいが口の中を支配してしまうので、スープがちょっと薄い印象になりますね。
ただ、ほほ肉の枚数が多いので、麺と共にほほ肉を食べれば物足りなさはありません。
メンマは、一般的なもの。
海苔は、サイズが小さめですが厚手のラーメン用のものを使っています。
味玉は、火加減がやや強めの半熟です。こちらもスープと同様にほほ肉による味わいがかすんでしまいました。
ネギは、斜め切りしてあり、香りも強めです。ほほ肉の薬味にぴったりですね。


美味しさの決め手は、ほほ肉というのがこちらのお店の特徴でしょう。醤油ラーメンとしては普通のところによくできたほほ肉が入ることで、お店のラーメンを特徴づけていると思われます。
ベースは、支那そばでも塩らーめんでもいいので、ほほ肉を入れたものを食べることをお勧めします。