上質のお茶といただく点心のランチ@阿倍野
地下鉄谷町線・阿倍野駅から美章園街道を東方向に少し歩いたところ。多くの料理人を輩出している「あべの辻調」の手前のところに、昨年(2021年)の8月27日にオープンされた中国点心のお店です。
昨年のオープンとはいうものの、これまでは営業日が限定的でなかなか訪ねることができなかったのだが、今年からは毎日の営業となったようなので、ようやく訪問することができました。
店内は8席ほどのカウンター席があるだけの狭さ。椅子が統一されていないなど、やや殺風景な雰囲気ではあるが、これはこれから整備されていくのかも。若い店主お一人で営業されてる様子です。
ランチメニューは「ルーローファン」(500円)と「海南チキンライス」(600円)の2種。これら単品にデザート付となる「梅」(+200円)、さらに蒸し点心が加わる「竹」(+400円)、そして揚げ点心も足される「松」(+600円)となっています。
迷った末、「ルーローファン」を注文。せっかくなので全部付の「松」にしました。中国茶は無料で「普洱茶」「茉莉花茶」「烏龍茶」から選べるそうで、「烏龍茶」をお願いしました。
最初にティーポットで烏龍茶が差し出されました。色は薄いが実にいい香りがして味わい深い。このときはサービスで干した菊の花が入った花茶になりました。これは点心との相性も良さそうです。
しばらくして蒸し点心の蒸篭が差し出されました。海老餃子、肉焼売、パクチー餃子となっています。海老餃子はプリプリした食感が楽しめ、肉焼売は肉の旨味が凝縮されています。
パクチー餃子はパクチー入りの海老餃子のようで、独特の香りが特徴的。赤酢が添えられていて、刺激の少ない爽やかな風味で、蒸し点心との相性も良好です。
その後、ルーローファンが差し出されました。やや小さめの器にご飯が盛られ、その上にたっぷりのお肉と鶉の煮卵が乗せられています。ご飯はジャスミンライスなので香りが実にいいですね。
お肉をご飯と一緒に口に運ぶと、やや甘く味付けられた豚肉の旨みとともに八角を朱にした独特の香味がやってきます。ご飯に煮汁の旨みが乗り移って言いようのない美味しさです。
少し遅れて揚げ点心が差し出されました。揚げ春巻きと揚げパンです。春巻は見事なきつね色。皮はパリパリで、中身はトロリとしてジューシー。この食感の対比が堪りません。
片や揚げパンもパンがサクサクしていて香ばしい。どちらも揚げたて熱々なので一段と美味しいですね。添えられてるのはケチャップでした。、
食べ終わろ頃合いを見計らってデザートが差し出されました。イチゴミルク、イチゴ杏仁、そして胡麻団子です。胡麻団子はゴマを纏わせて揚げてるものではなくて、ほんのり甘くて温かいシロップに浸かっているもの。これは美味いですね。
上質のお茶とともにいただく上質の点心。珍しくお酒を欲することがありませんでした。ランチメニュー以外にも気になる点心や一品料理が多数。これは通ってしまいそうです。
Restaurant name |
移転Yamuchapapa(Yamuchapapa)
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Categories | Dim sum |
Address |
大阪府大阪市阿倍野区松崎町3-17-6 |
Transportation |
355 meters from Abeno. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Private dining rooms |
not allowed |
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Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Occasion |
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地下鉄谷町線・阿倍野駅から美章園街道を東方向に少し歩いたところにある、まだオープンしてから日が浅い中国点心のお店です。
店内は8席ほどのカウンター席があるだけの狭さ。若手の店主おひとりで営業されています。今回は2度目の訪問です。
前回はランチ時に訪れ、その時は飲茶のセットをいただいたのだが、その際にメニューにあった割包が気になっていたので、ディナータイムに再訪問しました。
「割包」とは、台湾式のハンバーガーのことで、半月型の白い蒸しパンに、お肉と野菜や漬物を挟んだ軽食。半月型の形がお財布に似ているとのことで、台湾では金運が上がる縁起の良い食べ物として人気があるとのこと。
こちらでは3種の割包が用意されています。「名物スペアリブ包み」(650円)と「スブタ パイン」(600円)、「チキン南ばん ピータンタルタル」(600円)です。「スブタ パイン」をお願いしました。
やや待った後に差し出されました。割包はふかふかで熱々。手に持つと想像以上の軽さです。間には分厚い豚肉とたっぷりのパイナップルが挟まっています。
ガブリとかじると豚肉の味とともにパイナップルの果汁が口の中に溢れ、爽やかな風味が広がります。割包のふかふかな食感と豚肉の分厚さがもたらすしっかりとした食感の対比も楽しいですね。
酢豚にパイナップルを合わせることに様々な意見があるが、パイナップル好きのワタシにはうれしい組み合わせ。ぜひ一度試していただきたい逸品です。