思い出の老舗の天重に感謝 : Shokujidokoro tenhiro

こちらは何年も続いている老舗です。
私の母親が元気な頃、外食と言うと必ずここに連れてこられていました。

母親が施設に入り、店舗横の道路も拡張して場所がズレたので、ここに立ち寄る機会が無くなり半ば忘れかけていました。
先日地元の先輩レビュアーさんのレビューを見て、無性に懐かしくなり久し振りの再訪です。

店舗裏に三台分駐車場が有り、番号は7.8.9よのようです、駐車場には店舗名の記載がないので
一応駐車後に店舗に番号の確認してみてくださいね。

さて久し振りの店内、とっても懐かしい。
以前は家族でテーブル席でしたが、今回は一人なのでカウンターに陣取ります。

ここに来ると決まって天ぷら定食でしたが、今回は天重〔松〕をチョイスです。
夫婦二人でフロアと厨房を賄っているので、ランチタイムは時間がかかります。
今回もオーダーから提供まで20分近く掛かりましたが、慌てても仕方が無い。
ここに来たらのんびり待ちましょう。
お隣のサラリーマンも、時計を気にしてましたが文句も言わずに慣れた者（笑）

さて、天丼ではなく天重なのでちゃんとに蓋付きです。
この蓋を開けるときのドキドキ感がいいですよね〜

久しぶりの天重の中には、大きなエビ天が二本、厚めの椎茸が二つ。
エビ天をどかすとその下には大きなナスの天ぷら、そしてアスパラガスが3本。
1000円でおつりの来る天重としては立派な内容です。

しかもエビ天は身もプリプリで、しっかりとしたエビ天です。
椎茸も肉厚でうま味が有り、アスパラも食感が失われないベストな状態。

ご飯はお重に薄めにひかれているので、もう少しボリュームがあっても嬉しいかも。
とは言え、全部平らげればお腹は満腹です（笑）
付け合わせの高野豆腐、お新香、味噌汁もどれも良い仕事をしています。

これが母が好きだった天ぷらの味。
昔を思い出させてくれる思い出の味が残っているのは嬉しいですね。

ご夫婦二人で頑張ってこの値段を維持してくれています、この先もこの味を守って頑張り続け、地元食堂の見本となって欲しいと思います。

懐かしい思い出の味、そして老舗の味に感謝したランチでした。
ごちそうさまでした。