安い、早い！東京中心に意欲的に展開する大阪名物・串カツの店 : Kushikatsutanakachigasakiten

突然、茅ケ崎駅近くに大阪名物串カツの店が登場。興味を抱いたのは、この外食チェーン店は創業7年で株式を上場（東証マザーズ）したこと。しかも、もともとは東京の世田谷でオープンした（2008年12月）。これまで東京中心に店舗を展開し、大阪は岸和田店など4店のみ。

実は串カツは今年春に大阪の新世界で食べて失望した。バッター粉が多めなので繊細さを感じない。もちもちとして、また揚げ方もぞんざい。茅ケ崎にはすがのという実に繊細で美味な串揚店がある。そんな強豪相手にどうなのか。やはり1度訪問すべきか。

最近は居酒屋が苦境に陥っていると言われ久しい。家呑みも増えているし、客単価は下がり続ける。しかし、店を覗いてみると大変な盛況だ。行列さえ出来ている。ガラスを通じて店内の様子がわかるので。通りかかる人々は気になってしまう。

それほど大きな店ではないが。カウンターもあるし、また20名くらいの忘年会も可能。機能的に造られているようだ。すがのは60名程度収容可能なのに揚げる職人は１人。当店は40名くらいか。揚げるのにすがのほど時間はかからない。

串カツメニューは100円が8種類、120円が12、150円は9、200円で6とお手頃。一品ものも数多いがそれほどお手頃ではない。目立つのが子供連れの家族。気軽に楽しめるので仕方ないし。共稼ぎ世帯には重宝されるのだろう。

上手い工夫もある。チンチロハイボールと言って。サイコロを振ってぞろ目が出るとビームハイボール（ジムビーム）が無料になるのだ。皆さん挑戦するがなかなか難しい。私は見事に4、4のぞろ目。こんな事で運を使いたくないが。

さて、頂いたのが下記の品々。やはり串カツは結構お手頃。それに揚がるのが早い。ただ、値段相応に衣や揚げ方はやや粗い。すがのの繊細さとは異なるのが残念。加えて、牛すじ土手はサイズが小さいしこの値段。従ってあくまで串カツで通すのが得策。

あまり飲まないと1人2000～3000円で収まるので。当面は忘年会や新年会で賑わうだろう。やはり総合型居酒屋よりカテゴリーキラーのほうが流行る時代か。

○角ハイ　390円
○チンチロハイボール　ぞろ目で無料
○酒田中　ワンカップ　350円
○白鹿超辛（小）　250円
●キャベツお代わり自由（お通し240円）
●牛すじ土手　420円
●あじたま　280円
●串
レンコン100円、白ネギ100円、串カツ牛120円、鶏手羽120円、エリンギ150円、はんぺん150円、牡蠣200円、アスパラ200円、海老200円