硬いバンズが印象的なハンバーガーと飲みやすいコーヒー : Becker's

何故だか出勤前にとてもお腹が空いてしまったカントナは、以前より訪問してみたいと思っていたこちらのお店に「ハンバーガーを食べよう」と決意して入店をする事にいたします。冬頃にこちらのお店の鹿を使ったジビエ的なハンバーガーの広告を目にして興味津々であったカントナなのでありますが、訪問する機会の無いままジビエも終了。しかしながら、そのチャレンジ精神に興奮を抱いたカントナは、ハンバーガーをいただくチャンスをうかがっていたのでありました。

お店は大船駅の観音口を出て右手奥。以前は野菜中心のバイキングのお店があった場所。行列も見受けられた人気店であると思っておりましたが、諸般の大人の事情により閉店されてしまった跡地に構えるお店。

時は平日の朝8時頃。結構大きな店内。木目調で落ち着きのある雰囲気であります。分煙もしっかりされているようで、煙たい感じは一切しないのであります。

オーダーを受け取ってから座席を確保するスタイルのようでありますので、まずはレジ前の待ち行列の仲間入りをいたします。少しの待ちの間に待ち行列様に置いてあるのであろうメニューを拝見し、「ベーコンエッグバーガーセット」にする事にいたします。チーズバーガー関連に強い好奇心を掻き立てられたのでありますが、特に裏付けの無いファーストインプレッションを信じて、ベーコンエッグバーガーにする事にいたします。

オーダーを通しますと、まずはコーヒーがトレイに載せられます。想像してたよりもしっかりした大きなコーヒーカップなのであります。ハンバーガーはオーダーの後に作成するようでありますので、会計場から横にずれてしばし待ちの姿勢で約20秒ほど。コーヒーのミルク等をピックしている間にハンバーガーは出来上がり、待たされた感は感じないのであります。しかしながら座席の確保が出来ておりませんので、浮草生活的なフワフワ感が拭いきれず「早く席を確保せねば」という焦りが、待ち時間たった20秒でも長く感じられるカントナなのでありました。

オーダー内容を全て受け取ったカントナは、急いでいる素振り等は見せずに空いているテーブル席を目ざとく発見し、速やかに確保するのであります。場所は喫煙ルームの横ではありますが、完全分煙なので紫煙の存在は全く感じないのであります。

席を確保したカントナは、心を落ち着ける為にまずはコーヒーを一口いただきます。クセの無いマイルドなコーヒーは飲みやすくて美味しいのであります。また、コーヒーカップが飲みやすくて持ちやすい形であるのも美味しさに良い影響を与えているてように感じるのであります。

お次はメインのハンバーガー。両手で掴んでみますと、バンズが結構固いのであります。硬くて潰せないハンバーガーの一体感を阻害するような硬いバンズ。

そんな硬いバンズを朝から大きな口を開けていただきますと、やっぱり食べにくいのであります。バンズは硬いうえにバンズの味もしっかりと感じられますので、主張し過ぎる感もあるのであります。硬い上下のバンズは具材をしっかり捕まえられず具材がズレてしまって、段々と手が汚れてくるのであります。朝っぱらから口を大きく開けさせられて、手を汚されたカントナなのでありました。

そんな具材は粒マスタードがたっぷりで酸味が特徴的。朝なので目を覚まさせるための意識的な粒マスタードの量なのかは分からないのでありますが、肉の味が追いやられるくらいの酸味が全面に来るハンバーガーなのでありました。

マクドナルド等でいただくフニャフニャなバンズに慣れたカントナには印象的なハンバーガー。飲みやすいコーヒーと広々とした落ち着く店内。店舗数が少ないのが残念なのでありますが、「次はチーズバーガー系を試してみたいな」と思わせるポテンシャルがありそうな特徴的なお店なのでありました。