ワンオペは千手観音 : Sukiya

霞ヶ浦の畔でのオトナのジジョーにて早朝のエネチャージをここすき家にて済ませました。
稲敷？江戸崎？ってどこよ、って感じですが圏央道稲敷ICから5分ほどの街道沿いにて絶賛24時間営業中。

車を滑り込ませるといかにも出勤途上、朝食を摂っている人が数人。そして予想通りのワンオペ対応。
すき家らしいメニューをパタパタと捲って、結局朝定食を並でオーダー。
中身は牛丼と生卵、それと豚汁でしたかね。

やってきた牛丼はすでにしてこれ以上煮込まれようがないくらいに茶色に煮しめられた牛バラ薄切り、こいつに妙にシャキシャキとした紅ショウガと七味唐辛子をブチまけていざ実食。
もそもそと、ま、こんなものかと予定調和的な牛丼で途中溶いた生卵をブチこんでサラッと掻き込みました。
豚汁はやや煮詰まったようでしょっぱい。申し訳程度の豚肉片に根菜が沈み適度な繊維質は摂取できましたかね。


しかし驚くべきはここすき家のオペレーションですね。
早朝の終夜営業牛丼店あるあるのワンオペでしたが当店は私の感覚では超絶スムーズに全てが執り行われておりました。メニューは牛丼を初めとした各種定食、テイクアウトなどなど。注文受け、調理、配膳、片付け、会計までが守備範囲。壁に掲示された求人ポスターを見るに営業を続けるのも大変なんだろうな、とか思われましたがこれは相当のスキル、それと精神力の要る仕事ですよね。時折早朝の乗換駅などでうっかり入店する吉野家などの殺伐としたワンオペに幾度となく遭遇しどよーんとした気分に陥ってきましたが、ここ茨城の片隅では早朝から思いがけず穏やかな空気に包まれていました。
圏央道を走行中に視界に入るあおのドでかい牛久大仏並みの存在感が漂うワンオペすき家でありました。
時間を問わずに温かいご飯にありつける。ここがどこであろうとももはや街のインフラですね。