熊の手、鹿の心臓、猪の顔面 マタギーな料理達 : Senningoya

清里にある定食屋さんです。
清里と言っても外れ。街道沿いでポツンと一件営業しております。
オサレな感じのお店ではありません。
それどころか、鹿、熊、猪、蜂の子とマタギーな料理を振舞ってくれるお店なんだ。

店内入ってすぐの場所にメニューが表記されております。
熊鹿焼肉定食 4500円。これが最高値だ。
焼肉は、鹿焼肉定食 3000円、鴨焼肉定食 2500円もある。
他に、キノコのホイル焼き、岩魚塩焼、虹鱒塩焼、ドジョウ汁等がある。
変わり種系としては、猪の顔面燻製、鹿の心臓、熊の手汁、蜂の子丼。どんな料理なの？

さて、自分が注文したのは熊鹿焼肉定食と猪の顔面燻製の２点。

最初に猪の顔面が登場です。
安心して下さい。カットされているんで顔面そのままの形ではない。
ブニブニ食感。コラーゲンたっぷり。軽い塩胡椒と燻製であっさりと頂けました。

続いて熊鹿焼肉定食。
鹿と熊、各々７切れ。しかも厚切り。圧巻のボリュームだ。
しかも、小鉢が４つ。キノコ汁まで付いてくる。

まずは鹿肉。赤身と少しサシの入ったロースの２種類。
どちらも脂っぽくなく、サッパリとしていて美味しい。クセもなくて、とっても食べやすいよ。

続いて熊肉。
熊肉はヒレ肉のような赤身とバラ肉みたいに脂身たっぷりのお肉の２種類。
赤身の方は全然噛み切れない。臭くはないけど、チト筋肉質の獣肉っぽい。自分としてはイマイチです。
一方、バラ肉の方は脂ギッシュで旨い！
口の中が獣脂でテカテカになる。ほんの少し匂う。だけど旨い。肉を喰らっている感じがするな。
この脂を茄子などの付け合せの野菜に吸わせて食べると旨いんだなぁ。

小鉢は、花豆の煮物、刺身蒟蒻、キノコと豆腐の奴、人参の酢の物。
キノコと豆腐の奴が旨い。なんてったってキノコが旨いのだ。味が濃いのだ。香りも良いのだ。
キノコ汁も同じ。とにかくキノコの味と香りが素晴らしい。汁もキノコキノコキノコの味がする。
ここではキノコ汁は必食だね。

なお、お腹いっぱいなので御飯は残しました。

珍しいマタギ料理と絶品キノコ。
満足度高しです。

ごちそうさまでした。