老舗の苦悩 : Yamato ya

幼少から馴染む柴又。

柴又一番のひいきは川甚さんでしたが廃業して早３年。
葛飾柴又納涼花火大会の観覧に、本館屋上に祖母に連れていってもらった、想い出の本館は解体され、土地全体を区が取得したものの根本的改革は未定。

廃業する老舗、入れ替わる参入店が後を絶ちません。

もともと寅さん頼みに矢切の渡し…。
でも、帝釈天も参道も風情最高で大好きな癒しスポット。

柴又の良さは、浅草をギュっと集約したようなコンパクトさと手軽さ。江戸川河川敷を散歩しても半日でお釣りが来ます。気持ち良いです。(一年中、凧上げも是非)

浅草も大好きですが同じ下町でも、もともと商売気が少なく素朴な柴又。そこが魅力でもあります。ぶっきらぼうな接客も多いですが今ぐらいの活気が続くといいなと思います。

浅草は１日で回れないし、インバウンドMAXの観光地で、もはやまともな店は入れない混雑ぶり。
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本題は大和屋さんでした。

週末はだいぶ活気戻り、珍しく１０分並びました。
店先で揚げる天婦羅が良い演出。

実はこの日は３件はしごの３件目。
やぶ忠→日曜庵→大和屋
(こんなハシゴは今の浅草では出来ないですね)

天丼 並 ￥1,100

海老１尾、白身魚、獅子唐。

魚はフワフワ、臭みなく美味しい。
肝心の海老は入ってるかわからない細さ…衣のみかのよう。
小振りな分、尻尾がとても美味でした。

タレはかなり甘め(久しぶりですがこんなに甘かったかな)ですが食べ終わる頃にはスッキリと馴染んで美味しく頂けました。

お節介ですが、値上げしてでも、海老をもうワンサイズ大きくして欲しいです。これではリピート率は下がります。

永く続いて欲しいので。

ご馳走様でした。