大塚駅・北口、「天下寿司」。【67th】
昔より活気が出てきて、イイ感じの店になったと思う。
「天下寿司」。回転寿司チェーンである。
地元・池袋西口の西一番街の「天下寿司」を愛用する。
また、昭和57年、僕の回転寿司デビューの店は、渋谷・道玄坂の「天下寿司」である。
その店のレビューで詳細に触れた。
このチェーンの特徴は、まず第一に、職人さんのレベルがそこそこ高い印象になる。
にぎりの速さの中にも、江戸前を感じられる。
あと、酢メシが、人肌温度で温かい。
そして、130円皿が豊富であるコトと、大トロサービスタイムである。
さて、この店、大塚でよく仕事をしていた頃、ごくたまに寄っていた。
20年近く前になる。
北口では、その頃から、手軽に食べられる店では、モスに、喜多方ラーメン坂内、「ホープ軒」、長浜らーめん「ぼたん」、そして「ぼんご」と決まった店に通うコトが多かった。
この店は、ついつい地元の天下寿司と比較してしまって、やや敬遠気味だったのだが、ここ数年、評判が特に良くなった気がする。
久々に寄ってみた。
お店に入り、スグに以前とは活気が違うと感じた。
注文の声も大きいが、職人さんの声も大きい。
良い感じの連鎖だ。
常連の客層も変わったのだろう。
地元の天下寿司で食べる感じで何ら違和感なく過ごせたのは大きい。
であれば、いつものように、「エンガワ」「ビントロ」でスタートする。
うん、天下寿司のこの2つのタネは間違いない。
「コハダ」「エビ」、こんな普通な感じが心地良い。
天下寿司のコハダは〆が強い。
「イクラ1貫」、やや怪しげだが、「ぼんご」の筋子の高騰同様仕方がない。
下仕事が、独特だと言っておこう。
「アワビ」という名の「ロコ貝」。天下寿司の常套手段である。
でも、コレ、何気に気に入っている。
立派な「大粒ハマグリ」だといって、「ホンビノス貝」の写真を載せ、絶賛して食べている人も多いから、今さら別に大したコトではない。
「シマアジ」。食感の良いモノではなく、熟成タイプ。味わいは良い。
こんな感じで、15分、20分ほどつまむ。
7皿13貫。1,090円。
満足。ごちそうさまでした。
こういう安価な大衆回転寿司チェーン店に、高級寿司店の目で判断する人が多いのには辟易する。
そもそも論だと思うし、シーン自体が全く違う。
1万円の食事と、1千円の食事の違いを、その10分の1の味わいの差が判断できる立派な舌の持ち主なのだろうと推測する。
(文責:京夏終空、2020.6.3)
(66件/3.24)
店名 |
Tenkazushi(Tenkazushi)
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类型 | 回转寿司、寿司 |
查询 |
03-3917-6563 |
预约可/不可 |
无法预订 |
地址 |
東京都豊島区北大塚2-15-8 |
交通方式 |
JR大塚北口1分 距離大塚车站前 118 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (AMEX、JCB) 可使用电子货币 |
服务费收费 |
なし |
座位数 |
50 Seats |
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个人包厢 |
不可能 |
包房 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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服务 |
提供外带服务 |
关于儿童 |
接待儿童 |
网站 | |
开店日 |
.. |
愛用の「天下寿司」グループ、職人さんが握る「脱グルメ的大衆回転寿司店」。
地元の池袋西口、トキワ通りの「天下寿司」には、長年世話になっている。
この店も、レビューこそ2度めだが、昔から度々使っていた。
大塚駅北口では、「寿司常」系とは相性が悪いので、大衆回転寿司店では、「すし三崎丸」と「天下寿司」の二択だったのだが、近年、京樽系の「海鮮三崎港」「すし三崎丸」が平仮名の「みさき」などに変わってからは、どうも縁遠くなった。
何だか、お店はキレイになったが、価格的な妥当性からの乖離が著しくなったように感じる。
ハードユーザーと言っても過言では無い時期もあったのだが、残念である。
で、この日も、お隣りの「みさき」さんはガラガラ。
片や、コチラは行列。
歴然とした「差」なのであろう。
ちょうど、11時頃、行列が捌けて、待ち無しの状態で着席。
僕の「天下寿司」でのパターンの「エンガワ・ビントロ」のコールからスタートした。
池袋店と比べると、エンガワは同じだが、ビントロが凍っていなくて良かった。
池袋店は、平気で凍った状態で出す。(笑)
いや、いつもそうだから、最近は別に気にもしていないのだが。
隣の席の中国人と思しき方々の席に届く皿の状態を見て、北海道フェアの商品がやけに良く見えたので、ソレにのっかった。
天下寿司での商品名「釧路」は、活ツブ貝、活ホッキ貝、活ホタテ。
どれも、なかなかの味わいで、良かった。
天下寿司での商品名「根室」と命名されている上ウニ、コレが物凄くヒットした。
写真を見ていただければわかると思うが、今取り出したばかりのムラサキウニのような表情と味わい。
行きつけの「出羽鮨」では、ムラサキウニを殻のまま出してくれるので、よくソレを引っ掻き出して食べるのだが、塩水に浸かっていた時間との関係か、ソレよりも美味しく感じた。
コレ、普通に1貫500円〜1,000円取れるよ、というモノが2貫で760円(税別)は格安に感じた。
最近は、ビンチョウマグロのトロ、ビントロ以外でも天下寿司でマグロを食べるようになった。
このチェーン店での普通のメバチの赤身はあまり好みじゃないが、本マグロの赤身・中トロ・大トロのまぐろ3種盛の500円(税別)は、なかなか良いと感じる。
この日の皿も、普通に良かった。
あと、池袋店ではあまり見かけない、石垣貝も良かったと思う。
そして、もう一つ今回絶賛したいのが、小柱軍艦的な、貝柱軍艦である。
たまたまホタテの貝柱ばかりだったのか、よく知らないが、コレが130円(税別)は破格だと思った。
「活ホタテ・上貝柱軍艦」などとすれば、倍以上の価格で売れそうである。
最後に、もう一度、上ウニを食べて、〆た。
うん、やっぱりウマい。
満足。ごちそうさまでした。
僕は、「天下寿司」の池袋店を脱グルメの筆頭を走るような、元気と勢い、安さと早さなどで勝負している店と位置づけているのだが、この店は、もっとグルメな店を目指しているのかも知れない。
残念ながら、元気と勢い、あと早さについては、それほど感じなかった。
注文から、かなり待たされた皿もあった。
例えば、「釧路」。
ツブ・ホタテ・ホッキと握って出せばイイのに、後から入った注文に応じてか、ツブだけ3貫握って、その間に他で注文が入ると、ソレを握ったり、何だか目の前で行われていた順序が理解から遠い感じがした。
池袋店では、巻物や熱を加えるモノ以外で、おそらく1分以上も待ったコトがないと思うのだが、この店では、ソコまでの早さは重要視していないようだった。
ソレが、お店の活気や雰囲気に繋がっているように感じた。
でも、あくまでも比べれば、というコトで、一般的な許容範囲の中ではあるのだろう。
(文責:京夏終空、2023.2.25)
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