柘榴坂に香るアジアの風 : Singapore Seafood Republic

品川駅高輪口正面のGOOS（旧ホテルパシフィック）敷地内にあるシンガポールレストラン。”ジャンボ”等、シンガポールにある4つの有名レストランが一つに合体したようなコンセプトで、入口前にウッドデッキの待合所を兼ねたエリア、店内は水槽に蟹や海老が鎮座している天井の高いメインダイニング、奥の個室エリア?、中庭のテラス席、軽く200席以上ありそうなコロニアルな雰囲気の人気店であります。

ランチセットは9種類（上掲写真）、その中から「シーフードカリービーフン」（970円）と「グラス生ビール」（540円）を発注。水のコップが綺麗な紫、ドリンクカウンターの赤照明、音量大きなポップスBGMの中身を委ねていると異国情緒満喫。そしてカップルや家族連れが続々と入店してきます。休日ですと12時前には満席になりますので御注意を。

「シーフードカリービーフン」　〇・・・ビーフンは太め、見た目がモヤシ程の色とサイズ。なので一般的なビーフンに比べて食感のプリプリさを備えている。カレーの風味は程よく、辛いもの好きには全く物足りないが海老・貝柱・パプリカ等の具を引き立てる役目と考えれば大いにアリな味の方向性。全体は玉子がまとめ役となっており、若干甘めなのも東南アジアっぽいが気になるほどでもなし。そしてパクチー嫌いの私でも食い尽くせる程度の仄かなアジア香、麺と共に頂くと味の拡散を引き締めるのがよく判ります。印象的なのは貝柱の柔らかさ。産地は判りませんが小柱なのかなあ。風味はそれ程でもありませんが、おっ、と感じました。
「サラダ/スープ」　〇/△・・・野菜の質は特筆すべき事はありませんが、ドレッシングがパイナップル味。これも「おっ」と感じた次第。スープは鶏出汁で塩も出汁も控えめ、まあ口直しですね。　
「グラスビール」　〇・・・結構大きいグラスで飲み応えあり。

サービスはシステマチックな教育が行き届いている模様。大箱ですがオペレーションもしっかりしているやに見受けられました。丁寧さはありませんがランチ（価格）に付き十分納得のレベルです。全体的な接客や雰囲気・設えを見るともしかして”寺田グループ？”とも思いましたが後日調べてみると”マルハレストランシステムズ”が手掛けている店舗みたいですね。すぐ向かいにある”マンゴツリー”もそうです、なるほど。

メインダイニングは若干席の間隔が狭いですがそれもまたアジア的。天気の良い日は中庭テラスでランチも気持ち良さそうですが、おそらく予約は必要でしょう。次回訪れる際は、今回も選択しようか迷ったのですが看板商品”チリクラブ”を試してみたいです。
ごちそうさまでした♪