変身。 : Tsurumochiudon

うどん業界もなかなかにお店のやはりすたりが激しく、三光マーケティングフーズが手がけるチェーンのセルフうどん店「楽釜製麺所」も今年に入って６店舗中２店舗（池袋、御徒町）が閉店となりました。が、御徒町店はリニューアルし「つるもちうどん 上野御徒町店」としてオープン。新しいブランドを立ち上げられたようです。

御徒町駅から上野方向へ、線路沿い右側の道を進むと、すぐに道路右側にお店の看板が見えてきます。店内は楽釜製麺所時代からあまり変わっておらず、初期投資も、、、、あ、いや、なんでもありません。出入口は両側にありますが、オーダは一方向なので、反対側の出入り口から入ると一旦店内を横断することになります。入口にメニューが掲げられていますが、ざるうどん、ぶっかけ、はわかりますが、おだしうどん、ひやだしうどん、とは？？それぞれ小390円、大540円の値付けで、その下に具体的にこれくらいのボリュームというサンプルがおいてあるのはわかりやすい。他に釜たま小490円、どうやら、おだしうどん、というのが普通のかけうどんらしい。ちょっとわかりにくいけれど、どうやら出汁、かつおだしにこだわったお店であることがわかります。ということでおだしうどんの小390円をオーダします。麺だけ丼に盛られて、ということはお出汁は後でセルフで注ぐスタイルだな。。

そのあとに天ぷら類がならびますが、だし鶏天とはナンだ？とりあえずとり天は好きなのでピックアップ。その他、待機数が少ないけれど数種類の天ぷらがありましたが、これは揚げ置きロットを最小化する目的か、それともたまたまか。レーンの最後でお会計、ＩＣカードなどが使える他、銀聯カードなども使えるのが上野御徒町っぽい。今回は390円+150円＝540円を交通系ICカードで。

自分でお出汁を注ぎ、着席していただきます。セルフの動線を背中にした壁向きのカウンター席の他、奥にはテーブル席も数卓あります。麺には縮れのような曲線があります。セルフ店で縮れがあるのは珍しいなぁ、これどうやって製麺しているんだろう。麺がそれほど太くないので、店名のような「つる」「もち」感はほどんど感じないけれどこれはこれで悪くありません。肝心のかけ出汁ですが、カツオ中心のスッキリしたもの、やや塩気を感じます。うどんの上に散らされているのは、ネギとカイワレ。このカイワレがやや塩気を感じるお出汁を和らげます。

鶏天は棒状の長細いもの。油っこさはなく、下味がしっかりしているのでそのままザクザクといただきます。どのあたりがだし鶏天なのかよくわからないけれど、うどんのお出汁がやや強めな分、鶏があっさり感じられます。

メニューには「ふわとろ鰹節ぶっかけ」「ふわとろ鰹節の追いがつおうどん」なんてメニューがあって、どうやらこれがお店のおすすめらしい。いりこならともかく、ここまで「鰹節」を全面にだしたうどん屋さんって、なかったような。このお出汁なら、ご飯ものとの相性も良さそうな気もします。ささっと食べるのにいい路麺的なうどんチェーン店と考えれば使い勝手が良さそうです。ごちそうさまでした。