人間とカレーと酒のスクランボー交差点 : Sato

ナマステ。
自称カレー王です。

4月8日。
やー
こんな店があったんだなぁ。
ハッキリ言ってシビれちゃいましたわ。
何がって、料理から歴史から。
武骨で真面目で信念と人情味溢れるマスターから。
そしてモチのロンでカレーもとてつもなかった。
こんな店があるんだなぁ。
高田馬場のカウンター居酒屋『里』の話ですよ。

◆自家製カレールー

酒のアテにアツアツのカレールー。
見た目からはたぶんあまり感じるものがないでせう？
でもひと口喰べればゴーン！と脳を撃たれますよ。
つか飲み物だコレ。
や、マジで飲めるのよ。
玉ねぎの旨味がとてつもなく強烈。
玉ねぎ感を残しつつもナメラカンな舌触りと旨味と自然な甘み。
卓上アイテムのカイエンペッパーを入れると、辛みだけでなくカホリと旨味も増して、もう止まらんタマらん。
チビチビとツマもうとするも、ウマすぎてアッという間に完飲。
や、このレヴェルのカレーがカウンター居酒屋でスッと出ちゃうってとんでもなく凄い事ですよ？

◆豆腐入りカレールー

ウマすぎたのでたまらずおかわり。
コレはメニューにはないんだけど、オレがカレーフェチだとわかるとマスターが自ら提案してくれました。
コレがまた笑っちゃうウマさ。
やーマジでスゲえウマい。笑
コレは喰べなきゃ伝わらないかもしれないな。
つかカレーフェチは喰べなきゃ勿体ないですよ？
カレー2杯目なんで今度はチビチビとヤル事に成功。
しかも冷めてもウマいんですよ。
や、マジなんだわ。
厚焼玉子も追加オーダーして、毎日来るという常連さんも交えてダベりながら、アレヨアレヨと酒も4杯ほどイッちゃいましたよ。

マスターは『ナイルレストラン 』で7年間修行し、その後中華料理店で14年間修行した後に『里』を立ち上げたそう。
オレが『里』を知ったのは、フォローしているカレーおじさんやshoさんのレヴューなので、詳しい経緯はそちらを読むとイイでせう。

その『里』は、現在青信号が点滅している状態。
極めて近い将来、西武新宿線沿い再開発により立ち退きが決定してるそうです。
マスターは「生きてるうちは働く！」と力強く宣言してましたが、移転してオープンするかどうかはわからないとの事。
だからこそ「コロナ禍でしばらく来てない世話になったお客さんにひとこと挨拶はしたい。やっぱ貼り紙だけで知らせるのとは違うじゃない！」と熱い眼差しのマスター。
そんな話をしていたら、ホントにしばらく来てない常連さんが何処からともなくフラッとやってきちゃうんだからモッてるよなあ。

マスター「久しぶりー！元気！？俺は現金はないけど元気はあるんだよ！」

まさに人間とカレーと酒のスクランボー交差点ですね。
渡るならイマですよ。