四季彩（日本橋人形町）　牛肉のスタミナ炒め : Shikisai

人形町駅から徒歩３分、人形町交差点から金座通りを小舟町方面に進んで２つ目の交差点を右折して程なく見える雑居ビル地下にある季節の手料理四季彩。

昼食で利用。
ビルの地下にある店で、階段が狭くやや暗いのでちょっと足を踏み入れにくい印象だが、路地に面してランチメニューを記した看板を立てているので。カラフルな看板が妙にミスマッチ。
店内はやや年季が入ったようなしっぽりした居酒屋といった雰囲気だが、意外に奥行きがあり照度もある。右手に厨房に向かってカウンター8席（但し一部は配膳準備用）、左手にテーブル5卓、奥に小上がり2卓。テーブルに灰皿は置かれていた。
正午過ぎの訪問で、客の入りは半分強。客はほぼ全員男性サラリーマンだった。

ランチメニューは、「肉豆腐定食」「麻婆豆腐定食」「肉じゃが定食」各630円や「焼き魚定食」「豚のしょうが焼き定食」「鶏の唐揚げ定食」各780円、「お刺身定食」950円といった定番メニューに加え、「白身魚バター焼」780円や「牛カルビ焼」950円などの本日のランチが刺身系の定食4種類を含めて10種類あり、充実のレパートリー。550円の「冷麦」まであった。
この日は、本日のランチの中から「牛肉のスタミナ炒め」を注文。

注文から３分後、牛肉のスタミナ炒めのご提供。
牛肉のスタミナ炒め、ご飯、味噌汁、漬物、小鉢、デザートという構成。
牛肉のスタミナ炒めは、細切れの牛肉とタマネギ、ニンジン、ピーマンを一緒に炒めたものだが、スタミナのネーミングから想起するニンニクやニラは見当たらない。味付けは典型的な焼肉のもので、味の濃さがお馴染みといったところ。こうなるとご飯のお替りが可能なのはありがたい。
味噌汁はシンプルに豆腐入り。小鉢は鶏肉の煮物だった。
デザートはグレープフルーツが一切れ。フルーツがついてくるのは嬉しい。

支払にはEdyが利用可能。

これといった特徴はなかったものの、定番メニューが多く外観とは裏腹に気軽に利用できる。価格設定面でも、ご飯お替り自由やフルーツ付きを考えるとお得感がある。
店員の応対は朗らかで好感と親しみが持て、社員食堂のおばさん的な存在。いかにも居酒屋といった雰囲気は割り切りが必要か。
万人向けとは言えないものの、メニューのレパートリーが豊富なうえ値段や店員の応対も含めサラリーマンランチの社員食堂的なポジションと言えるだろう。穴場として押さえておきたい店。