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食べログ ステーキ・鉄板焼き EAST 百名店 2024 選出店
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店名 |
ラトリエK(L'atelier K)
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受賞・選出歴 |
ステーキ・鉄板焼き 百名店 2024 選出店
食べログ ステーキ・鉄板焼き EAST 百名店 2024 選出店 |
ジャンル | 鉄板焼き、フレンチ、ステーキ |
予約・ お問い合わせ |
052-936-8555 |
予約可否 |
予約可 過度な香水はお控えください |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄新栄町より徒歩5分 高岳駅から337m |
営業時間 |
|
予算 |
¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 QRコード決済可 (PayPay、楽天ペイ) |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
7席 (カウンター7席 ) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 7人 |
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
|
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可(バースデープレート)、ソムリエがいる |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2017年3月9日 |
備考 | |
初投稿者 |
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なかなか予定が合わずに伺えなかったお店である。席数が6席と少ないのとオーナーさんがおひとりで営業されているので多くのお客さんは入ることができない。今回はオープンしてほぼ2カ月が経った平日に伺ってきた。
灯りを落とした店内はとてもシックな大人の空間である。私たちが伺った時間帯には誰もいなかったのだが何故か鉄板から一番離れた奥の席に行かされた。鉄板フレンチはライブ感が大切なのにね。これではコンサートを同じ料金を払って2階席で見るようなものだ。一番良い席は・・・私たちの後2時間後にシェフの友人が来るため空けてあるようであった。2時間も空いているなら良い席の方に座らせてくれてもいいのにね。
常連さんを大事にするのは分からないことはないが、あまりにもそちらばかり向いていると新規の客からそっぽ向かれますよ~~
さて、コースのスタートだ。最初はパンに生ハムやチーズを挟んだものが出てきた。友人のfacebookで見たあれだ。程よく塩味がしてとても美味しいホットサンドであった。
そして次はカツオの登場だ。これは「日帰りカツオ」というらしい。どういうことかというとカツオは普通遠くまで獲りに行くため船が帰還するのに数日かかるのだが、こちらのカツオは沿岸で獲れたものでその日のうちに港に戻ってきたものだと言っていた。食べてみるとまあ臭みはないなかなか美味しいカツオだ。
釣りが好きな私としてはカツオも何度も釣ったことがあるので言わせてもらうと、その日のうちに港に帰ってくることはさほど重要ではないのだ。遠洋漁業の一本釣りのように釣ったものを何の処理もせずに、そのまま船内の冷蔵庫に入れると魚の体内で血が固まり臭みの原因となる。しかし沿岸漁業であれば、釣れるカツオも少ないので漁師さんたちが1本1本きちんと血抜きをしてすぐに海水氷に漬けるなどの処理をきちんとしてくれるので抜群の味となるのだ。たとえ2~3日沖に行っている船でもきちんと同じことをすれば抜群に美味しくなるのだ。カツオやマグロのように赤身の魚は特に血が多いのでそうなのである。そしてそこから数日氷温で寝かせるとたんぱく質がアミノ酸に分解してやっと美味しさが増してくる。日帰りで獲ってきたので新鮮だから美味しい・・・・という話ではない。
そして普通の鉄板焼屋では最後に出てくるお肉がこの時点で焼かれ始めた。
シェフ曰く、普通鉄板焼では最後にお肉が出てくるが、その時点でお腹がいっぱいだと、どんなに美味しいお肉を出しても美味しく食べて頂くことはできない。それならばまだお腹に余裕がある段階でお肉を美味しく食べていただきたいからこういう順番にしたのだ、とのことであった。確かに「なるほど!!」という感じだ。その時はそう妙に納得してしまった。
そしてこの日のメインとなる伊賀牛の塊が出されてた。塊と言ってもそんなに大きくはない。一人分で100gあるかないか、であろう。
そしてここから説明、というか長い自慢話が・・・
簡単に言うと、何でもこの伊賀牛は通常では入手困難でシェフが独特のルートを持っているから入手できるとのことであった。そのルートを名古屋の某有名肉店が驚いたらしい~私の薄学では全く知らないことばかりであったがそんなに素晴らしいお肉なのかなあ~~と期待も膨らんだのだが、あまりにもこの若いシェフの自慢が止まらないので、あまのじゃくの私は
『肉を楽しむ』、
というよりは
『よ~し、そこまで言うなら吟味してやる❗』
というスタンスで食べることになってしまった。
もうちょっと丸い性格になれると良いのだが・・こればっかりは仕方がない(笑)
まずは鉄板に普通の脂を引いて焼き始めた。丁寧に焼いてくれ半分に切ってサマートリュフをかけて提供してくれた。伊賀牛のイチボであるようだが、やはりサシが強めの鉄板焼き向きのお肉だ。とても柔らかくて美味しいのだが、凄く美味しいかと言われれば、まあそれなりかな?としか言いようがない。かなりの講釈を聞いた後だったので『・・・?』という感じであった。
蛇足ではあるが日本の和牛というのはあまりにもご当地和牛が多くて現状は混乱しているようだ。世界を見るとオーストラリアではオージービーフ、アメリカではUSビーフでその中でそれぞれグレードも確立している。輸出を前提としているため国が単位なのだ。しかしながら日本の和牛で海外で有名なのは神戸ビーフと宮崎ビーフぐらいで他はほとんど無名である。NYのステーキ屋でもこの2種類はよく見る。日本ではその上狭い地域がいろいろな〇〇牛を名乗り、挙句の果ては自分の名前を付ける牛まで出てくる始末だ。もう混乱しているとしか言いようがないだろう。それを憂いて統一させようという動きもあるようだが解決するにはまだまだ時間がかかりそうだ。
話を元に戻すと自家製フォカッチャが出された。これは毎日ご自身で焼いているとのことである。美味しいフォカッチャはなかなか買うことも難しいのかな、大変な労力のようだ。
そして楽しみにしていたシェフのスペシャリテ、雲丹の玉子焼きが出てきた。これはなかなかない食感でとても美味しかった。キャビアの塩気が良いアクセントになっていた。これはこの日一番の美味しいものであった。
そして「メイン」と言って出されたのがホタテと魚料理であった。魚は何だったか忘れてしまったが、正直あまり好みの味ではなかった。全体的に塩味が効き過ぎているのである。ホタテもあまり特徴がない。
桜エビの雑炊と焼きバナナのデザートをてべて帰ろうとすると・・・何か引っかかるのだ。
それは・・食事を終わってからいつもとは違う何か足りないものを感じてしまったのだ。それはやはり鉄板焼きの店に来たのに最後に肉を食べていないことである。確かにシェフの言われるようにお腹の空いたときに肉を食べる方が美味しく頂けるとは思うのであるが、満足度から言うとやはり最後に食べたほうが良いと思うのだ。
こういうメニュー構成は昔から先人たちがいろいろな要素を考慮し作られてきたものだと思う。単にメニューをひっくり返せば・・思わぬことも起こると思うのだ。そのせいか、途中で食べた本来のメインのお肉が霞んでしまった。私にとっては帰り際にやはりメインは最後が良い、と思った。
まだまだ伸びしろのあるお店だと思う。
謙虚に頑張って頂きたい❗