キノコってこんなに旨いんだなぁ…と感激必至の雲南キノコ火鍋 : 御膳房 銀座店

【夜】[料理・味]4.0*40%+[サービス]3.5*15%+[雰囲気]4.5*10%+[CP]3.0*30%+[酒・ドリンク]3.5*5%=3.65(3.7)


■2016.1.x再訪

正月明け、仕事始め早々の新年会にて。
大人数の個室を最優先に、こちらのお店をチョイスしました。
久しぶりの利用です。

こちらのお店のウリは何と言っても ”キノコ火鍋”
調理前に見せられるキノコの山、その種類の豊富さ、珍しさ、豪快さ…これがメインイベントとなります。

そして、色々なキノコの出汁が交じり合ったスープの深い旨みと香り。
多種多様なキノコ達の食感の違い、味の変化。
これは本当に素晴らしい鍋だと思います。見栄えはパッとしませんが…笑
ちなみに「火鍋」というネーミングですが、一般的に連想する激辛鍋ではありません。

この日は＠18,000円の「菊」コース。宴会用で飲み放題が付いています。
前菜は、見た目にも鮮やかでいかにもギャルウケしそうな9点盛り。賽の目に九分割された専用の器で提供されます。
2品目以降の極上フカヒレと絹笠茸の姿煮込み・伊勢海老と百合根の炒め・雲南点心二種は、はっきり言って名前負け。ごく普通の料理で、キノコ火鍋の引き立て役に過ぎません。

ちなみにこの日のキノコは、山伏茸、モリーユ、ポルチーニ、松茸、アガリクス茸、白霊茸、朱鷺色平茸、ジャボナメコの8種類。
更にはトウガン、アスパラ、さつまいも、山芋の野菜類が入ります。
出汁のベースは烏骨鶏。

キノコを見せた後、鍋は厨房で作られるのが玉に瑕でしょうか。
鍋なので、やはり目の前でグツグツと煮えるところを見たいものですね。

ちなみに今年の3月31日に開業する新しい大型商業施設「東急プラザ銀座」（数寄屋橋交差点角・旧モザイク阪急）に、同様のお店と担々麺屋の2店舗が同時オープンするとのことです。
こちらも楽しみですね。


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最初に六本木『御膳房』でキノコ火鍋を食べた時の感動を忘れられず、こちら銀座店にも足を運んでみました。

銀座中央通りの松屋よりも京橋寄り、銀座2丁目のメルサの向かい側のビル11Fに入っています。
同じフロアには飛騨牛専門店『銀座馬喰一代』があります。

中国雲南料理というのは日本人には馴染みがあまりないですが、『御膳房』はこれを堂々と前面に押し出して専門店として謳っています。
実際に今でも私はよく分かりませんが、キノコ火鍋が押しなのでさすがにこれは雲南料理なのかどうなのかと…（笑）

ちなみに私の記憶が確かなら、基本的に料理、コース、ドリンク、全て六本木店と一緒でした。

当日予約で10名ほどでしたが、素敵な個室に通され、ちょっと嬉しくなりましたね。
六本木店よりは新しいこともあり、内装はゴージャスできれいです。
ですから同じ料理、同じ料金なら、一般的には銀座店の方が満足度は高いのではないかと私は思います。

雲南料理だけではマイナー過ぎて一般的な中華の利用客を取り込めないからか、キノコ火鍋ですら値段別にいくつもコースがある上、普通の中華コースなどもたくさんあり、正直ピンボケ感は否めません。
コースがありすぎで、実際に選ぶのも迷ってしまいます。

とは言え、私が自信をもってお勧めできるのは「キノコ火鍋」ですから、キノコが嫌いでない限り是非これを食べてみて下さい。
ちなみに「火鍋」とありますが、全く辛くありません。
火鍋の定義は知りませんが、みなさんのイメージは「激辛鍋」ではありませんか？

とにかく10種類以上のキノコが大きな皿に盛られて運ばれて来た時は圧巻です。
写メを撮らずにはいられません。
店員さんが丁寧に一つずつ名前と簡単な説明をしてくれます。
見たことも聞いたこともないキノコがザラです。
キノコってこんなに種類があり、色も形も香りも多様だなんて…本当に驚かされますよ。

テーブルにＩＨが付いていたのに、鍋そのものは厨房で作られ、取り分けられてキノコ達は戻ってきます。
演出的にはちょっと不満ですが、店のオペレーションなので仕方ありません。
キノコは火が入ると全体がしなっとなり、色もくすんで、見た目は冴えません。
ですが、食べると数々のキノコから出たダシの旨味と、キノコそれぞれの食感の違いが楽しめ、キノコってこんなに美味しいんだ～と感動しました。

〆の雑炊も米がダシの旨味を吸い込んですごく美味しいので、二度楽しめるのもいいですね。
米線というビーフンのような米でできた麺もチョイスできます。

コースで頼むと、見た目お洒落な前菜盛やフカヒレの姿煮なども付いてきますが、はっきり言って脇役です。霞んでしまいます。
主役はなんと言っても「キノコ火鍋」
キノコの季節、鍋の季節、秋にピッタリのキノコ火鍋です。