とんしさんが投稿したロックンビリーS1(兵庫/塚口)の口コミ詳細

とんしの「本当に美味いもの」

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とんし (男性・兵庫県) 認証済

この口コミは、とんしさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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ロックンビリーS1塚口(JR)、塚口(阪急)/ラーメン、つけ麺

40

  • 夜の点数:5.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:5.0

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
おすすめポイント

孤高の天才嶋崎順一さんの妥協を一切許さない芸術作品をご堪能下さい。

2018/02/15 更新

40回目

2023/01 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

正月ランチ

2023年の1月3日、何を買うという目的もありませんが、妻と一緒に梅田に行こうかという話になりました。
私は4日も仕事がありますし、その後も色々と忙しいので妻と出かけるチャンスはあまりありません。
基本的には梅田にほとんど用事はありませんが、出掛けることにしました。

ランチは妻の希望でいくつか候補はあったのですが、やはり1月3日なので休みです。
私の希望はロックンビリーS1で醤油か昆布水つけ麺を頂くことが希望だったのでランチで伺うことになりました。

ところがインスタを拝見すると、
限定「牡蠣ロック 潮牡蠣らぁ麺」¥2200アリマス
とのこと。
これはもう1択となりました。
醤油や昆布水つけ麺はチャンスを見つけて食べに伺うしかありません。

前回は、羊の限定らぁ麺があることを知らずに11時半くらいに伺い、大変時間を使いました。
よって妻のご機嫌が危なくなるという事故がありました。

前日のブルゴーニュのピノ・ノアール コルトン17ルー・デュモン(グランクリュ)の余韻がありながらも、本日はアラームで9時に起きます。
コルトン17ルー・デュモンはジュヴレ シャンベルタンではありませんが、グランクリュだけあって、ジュヴレ シャンベルタンとは違った魅力がありました。
ジュヴレ シャンベルタンのような研ぎ澄まされた繊細
さと透明感はありませんが、重厚な旨味があり、2017年ですがグラスに注いでからの変化の速度が早くて、それはそれで楽しめました。
ちなみに昨日は私がシェフでしたので、青森産の鴨料理を作りました。

さて、今回は同じ轍を踏まぬよう10時半の到着を目指します。
1回転目は外しても店内待機くらいは勝ち取れるでしょう。

阪急神戸三宮駅10時1分発の快速に間に合いました。
出かける直前に妻の服の問題を指摘すると怒り出して、危なく遅刻になりそうになりましたが、無事間に合いました。

お店の到着時間予想は10時32分。
開店時間は11時。
何人並んでいるでしょうか?
10人未満であることを祈るしかありません。

10時36分到着。
待ちの人数36人。

これはあかん。

2時間でも無理かな。

どうしようか?
10分以内に並び続けるか諦めるか判断しなければなりません。
妻は意外と並ぶような顔をしています。
スマホで漫画を読んでいるからでしょうか。
牡蠣はなくなる可能性が高いですが、そもそもスープ切れに引っかからないか心配です。

開店で15人が入店して、階段に10人として、その時点で階段下の13人目14人目。

13時半入店も厳しいかなあ。
ラーメンの大行列に並ぶのは久しぶりです。

寒いなあ。
12時12分、まだ階段にも登れません。
とりあえず、入店したいです。
寒い。

13時19分、まだ入店できず。
身体はダウンを着ているので寒くありませんが、足先が冷たくて感覚が無くなってきました。

13時43分、入店。
なんと並ぶこと丸3時間ちょっとで中に入れました。
妻がヤバいです。

13時55分着席。

牡蠣ありました。
当然、私は牡蠣と豚丼。
妻は牡蠣アレルギーがあるので、塩の全部のせです。

ロックンビリーS1の貝出汁ラーメンは珍しいとのことで、勿論初めて頂きますが、牡蠣の旨み以外は想像がつきません。
そこが天才芸術家の嶋崎さんの凄いところです。

牡蠣のエキス感が凄いです。
少しだけ豆腐も入っていて牡蠣鍋のイメージなのかなと思います。
牡蠣が突出しているので、色々なことをしてバランスを取っておられます。
麺はかなりの細麺ストレートです。

牡蠣の佃煮がついているところが面白いです。
最後は辛味で味変できるようになっていました。

妻は塩の味がいつもより濃かったと言っていました。
疲れておられるように見えたので、少し味にブレがあったのかも知れませんが、私は食べていないのでわかりません。
塩ラーメンのバランスはかなり微妙ですからね。

豚丼はいつもと内容が異なりました。
年始なので色々あるのでしょう。

次こそは醤油を頂きます。

2023/01/04 更新

39回目

2022/12 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

クリスマスランチ

クリスマスイブ、素晴らしいジュブレ シャンベルタンを楽しんだ翌日の朝。
ノロノロとベットから出ていくと妻がロックンビリーS1に行こうと言い出しました。
前日、なんでクリスマスのランチにラーメンを食べなきゃならんのかと怒っていた人と同一人物とは思えません。
まあ、それはともかくとして年内に再訪できることになり良かったです。

遅く起きたので、オープン時間の11時には間に合いません。
行列は大丈夫なのでしょうか?
とりあえず、阪急の駅に向かい、11時1分の電車に乗れました。

そして、いつものように電車の中で何を食べるかを悩みます。
塩、塩ときているので、通常なら醤油ですが、最近、不味い塩を食べたので、口直しがしたいという強い気持ちもあります。

日本一を取り続けた醤油。
本来私がラーメンとして一番好きな醤油。
しかし、比内地鶏の旨味を堪能するには塩の方が良いと思っている今日この頃。
妻は塩一択です。
偉大なるロックンビリーS1のラーメン。
本来なら塩と醤油を注文するのですが、2杯目は並び直しというのがこのお店のルールです。

悩みに悩みながら、阪急塚口駅からお店に向かって歩きます。
お店到着は11時35分。
予想通りです。
外で並んでいる人数は15人ほど。
恐らく中で5人ほど。
約20人待ち。
まだ、スープ切れの規制が入ってないのでなんとか食べられるとは思いますが、着席まで1時間以上はかかるでしょう。

城助と共にお店での居心地について色々と言われるこちらのお店ですが、私の感覚はとにかく接客は皿に表れるですから、良いと思います。
要するに命を削って作ったものは真剣に食べて欲しいというだけの話です。
それ以上でもそれ以下でもありません。

また、卓越した芸術家は必ずしも多くの方々の支持を得るわけではありません。
大金持ちの方でもピカソの絵画に3億円の価値を感じない方はいくらでもいます。
私の感覚からすれば、城助の握りやロックンビリーS1のラーメンはピカソのような存在であり、化学調味料の味に慣らされている多くの方々の支持を得るはずがないのです。
特にラーメンはそうですね。

ある方が仰います。
ロックンビリーS1のラーメンは鶏の味がしない。
では何が鶏の味がするのですかと尋ねるとインスタントのチキンラーメンですと答えられました。
インスタントラーメンの味に慣れていれば、確かにロックンビリーS1のラーメンは鶏の味がしないでしょう。
比内地鶏など味がない鶏肉だという話になります。
まあ、だから色々と食材についての問題が起きるのでしょうね。

寒い中、ちょうど1時間8分で中に入れました。
寒かった。

まだ、何を食べるか決まらないでいるところ、妻がインスタの情報で今日は羊のラーメンが食べられることを教えてくれました。

速報〜明日の限定「濃厚来夢白湯〜羊たちのメェ、リークリスマス〜」¥2100 。

とのことです。
なんとラッキー。
しかし、注文の時に残っているでしょうか。

今日はお嬢様がいません。
なるほどクリスマスですからね。
音楽はビートルズが流れています。
小学校6年生から中学3年生までハマっていたビートルズ。
色々なことを思い出しました。

今日の雰囲気は何かがいつもと違います。

店内は暖かいので助かります。

13時ジャストに着席。
羊ありました。
ラッキー!
羊が好きな嶋崎さん。
どんな羊のラーメンを食べさせてくれるのでしょうか?
豚丼も頼みました。

来た来た羊のラーメン。

人生初。

うーん。
天才。
天才以外の表現は出来ません。
世の中には色々と素晴らしい料理人の方がおられますが、恐ろしいまでの天才だと痛感させられるのは、城助と嶋崎さんだけです。

パクチーやチーズやガーリックチップや玉ねぎやレモンが入った、エスニック系で辛いスープのラーメン。
羊はバンバークにしてありました。
臭みは一切無し。
辛くてエスニックなのに、極めて繊細で複雑な味や風味が立体的に存在しています。
そしてそれがバランス良く融合しています。
言わば私が一番嫌いなジャンルを一番好きなラーメンという料理として完成させておられるのです。
もう、これはセンスとしか言いようがありません。
このような綱渡りのようなバランスを多くの個性が強い食材を使って作り上げることは努力だけでは不可能です。
極めて複雑でややこしい繊細さは他の人には決して出せません。
この複雑な繊細さは異常とも言えます。
とにかく、それぞれの食材はクオリティがトップクラスと言えますが、個性が強くてまとめることなど通常は不可能だからです。
日本中の優秀なラーメン職人が脱帽するセンスと技術。
gifted。
お嬢様が公式で公開されているインスタを見るとその恐ろしいまでの才能の一端を窺えることが出来ます。

芸術家の世界には卓越した天才という存続がどのジャンルにもあります。
嶋崎さんと城助は間違いなく天才的な芸術家です。
6年連続日本一、他の企画でも何度も日本一になられておられます。
このような芸術を理解する方々が世の中にどれほどおられるのでしょうか。
ピカソの評論家は少ないですがラーメンの評論家は星の数ほどおられます。
そういうことです。

また、豚丼の美味しさも秀逸です。
豚のクオリティも米のクオリティもかなり高いです。
特にご飯の美味しさは信じられないほどです。
ラーメン屋さんのご飯ですよ!
どのような米かを以前嶋崎さんが教えてくれましたがここでは書きません。 
今は知りませんが1種類ではありません。
それぞれの米の良いところを活かして、ハイクオリティの水で炊いているのでそこらのご飯とは味が全く違うのです。
以前にも書かせて頂きましたが、三宮でオンリーメニューでお店をやられたら大行列のお店になると思います。

日清のチキンラーメンも美味しいのでしょうが、嶋崎さんは全く違う世界におられます。
城助がロックンビリーS1のコーララーメンを食べたいと何度か言うのも分かります。
天才は食べなくても感覚的に天才がわかるのかも知れません。

クリスマスに天才芸術家の恐ろしさを改めて感じさせられて幸せでした。
城助の握りと共にそのカテゴリーにおける神の領域と言えます。
他とはあまりにも違い過ぎるのです。
次元が全く違います。
同じ食べ物という範疇に入れるのはおかしいと断言できるレベルです。
表現出来ないほど奥深いのです。

それでいて食べログの評価はご覧の通りです。
それはある意味正しいと言えます。
近視の方が眼鏡をかけたり、コンタクトをつけたりするという下駄を履かせることが、味覚や嗅覚に関しては、今の科学では出来ないからです。

ロックンビリーS1のスープは鶏肉の味がしない、チキンラーメンのスープは鶏肉の味がする。
全ての真実がその言葉の中にあります。
味覚も嗅覚も全てが主観であり、主観でないものは皆無ということです。
その人にとっての味覚や嗅覚は他の人には絶対に分かりません。
脳に直接刺激を与えて、味覚や嗅覚を感じさせることができるようになれば、客観性が初めて顔を出しますが、その時までは食に対する美味い不味いの議論は全く意味がありません。
それぞれが感じていることが全く異なるのですから。

それは100%正しい論理的帰結。
即ち、味は好みという表現は100%間違っていることを意味します。
視力が2.5の人と0.1の人では見えているものがそれこそ客観的に全く異なります。
見えているものが違うのに、あの看板の文字はどうだこうだと議論をする人は世界中探してもたった一人もいません。

よって、それは好みの問題ではありません。
論理的にあり得ません。
見えるものが全く違うという事実を好みと仰る方がこの世におられるのでしょうか?
それぞれにとってはそれが事実。
他の人の事実は誰にも分かりません。
そこに好みという要素が入り込む余地は0%です。
見えているものが客観的に100%同じであれば、次の段階として好みという要素が出てくるでしょう。

しかし、視力だけは眼鏡やコンタクトレンズがあるから、見えているものについて議論をすることがないのです。
視力0.1の人が視力2.5になれるからです。

ところが味覚と嗅覚だけは、その根本的な論理的矛盾を全く無視して語られます。

食に対する自分以外の方の評価とはそのようなものです。
それ以上のものでもそれ以下でもありません。
ただ、複数の同じお店を食べてみて同じような感想を持てば、それなりに参考にはなるので意味はあるのでしょう。
味覚や嗅覚のクオリティが同じくらいだからです。

いずれにしても私は私の主観を断定的に書かせて頂きます。
主観というものは自分自身にとっては事実なので、断定しないという選択肢はないからです。
自分にとっては全てが事実。
真実かどうかは神のみぞ知るですが、少なくても100%事実です。
それは他の方にとっては事実ではないのですから、当然独善と偏見となります。
そうではないとおかしいです。

さて、31日深夜から今年最後の城助での朝までの宴。

二人の天才芸術家の凄みを感じられて幸せな年末です。
そして、年末年始はアーモンド香のする熟成されたシャンパーニュと1級畑のジュベレ シャンベルタンと鍋島の大吟醸35%を飲んで寝ぼけながら平和に過ごします。

2日から仕事ですが、、、。
仕事は大嫌い。
衣食住のためのツールにすぎないからです。
衣食住のため以外の意味は一切ありません。

せめて美味しいものを食べて飲んで余生を送りたいだけです。
不味いものを食べたり飲んだりする時間もお金もありません。

2023/01/01 更新

38回目

2022/09 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

泣けてくる!半年ぶりです

やっと仕事の忙しさが落ち着きましたが、新型コロナの8波が11月から始まるでしょうから、ランチで伺いたいところに伺うならこの1ヶ月がチャンスです。
とは言え、夕方からの仕事もあるので、塚口まで電車に乗って行くと鳴るとそれほどチャンスがある訳ではありません。
城助は月に2、3回伺えていますが、ロックンビリーS1はちょうど半年ぶりです。
今日と後2回は年内に伺いたいですがどうなるのでしょうか?

ということで花隈から阪急電車に乗り、何を食べるべきかと悩みます。
つけ麺の塩かレギュラー以外のラーメンがあれば、それを頂くでしょう。

問題はレギュラーの醤油か塩かになった時の選択に悩みます。
前回は塩なのでローテーションから言えば醤油なのですが、久しぶりなので一番好きな塩を食べたいのです。
禁断の2杯?
スープが残っているか?
2杯目は並び直しなのでスープ切れのリスクがあります。
いや、そもそもこの歳になってラーメンを一度に2杯食べる馬鹿が何処にいるのか?という話になります。
うーん、十三で伺いたいお店もあるし、1杯の選択肢しかありません。
醤油と決めていて、直前に塩となりそうな予感もあります。
本質的な問題はとして、お店到着が13時過ぎるのでスープは残っているのでしょうか?

12時52分に塚口駅に到着し、スープ切れの不安と戦いながら歩いて行きます。
13時過ぎに到着。
スープ切れ無し。
1人待たれておられます。

13時45分に食べ始められるでしょうか?
14時かな?
すぐに再訪できるなら醤油。
確率が低そうなら塩です。
特別なメニューはあるのだろうか?

特別なメニューはなく、つけ麺は醤油。
塩の全部のせと相成りました。
豚丼も頂きます。

うっとりするほど透明感があり雑味のない綺麗なスープ。
麺もスープにジャストフィット。
具も完璧。

他の店の食べ物をラーメンと呼ぶのであれば、もはやこれはラーメンでは無いとしか申し上げられません。
全く次元の違う食べ物です。
違い過ぎます。
美味しいとか美味しくないとか好みとか好みではないとかそんなレベルの低い話を超越しています。
何もかもが同じ土俵では比べられないのです。
比べる対象が存在しません。

豚丼も本当に美味しいです。
食材のクオリティと食感と味付けと香ばしさ。
そして9兆回申し上げている米の美味しさ。
とにかく米のクオリティも凄いです。

泣くしかありません。

駄目です。
万難を廃して最低1ヶ月に1回は伺わないと。

東大をギリギリ落ちた人にしか東大合格の難しさが分からないように、究極を求めて超えられなかったプロフェッショナルの料理人の方にしかこの次元の異なる世界は理解されないのでしょう。
これほどまでにもあらゆるファクターにおいて異次元であるのに。

2022/10/01 更新

37回目

2022/03 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

中々伺えなくて泣きそうです

仕事の都合と妻とのスケジュール調整のために最低目標の1ヶ月に一度の訪問も出来ていません。
泣きそうです。
せめて、月に一度は城助とロックンビリーS1に伺わなければ生きている意味がありません。

この日は午前の仕事の後で大阪で仕事がありましたが、午前の仕事が奇跡的に早く終わったので、大行列やスープ切れという事故が無ければギリギリ食べられるということで行くだけ行ってみようと阪急電車に乗り込みました。

大行列やスープ切れがあれば、無駄になりますが、最近はほぼノーチャンスなので挑戦するしかありません。
超予約困難な城助ですら、なんとか月一回は伺っているにも関わらず、何という体たらくでしょうか。

今日、食べられるかどうかわからないのに、いつものように阪急電車の中で食べるものを検討しています。
つけ麺の塩があれば、一択です。
懐かしい中華そばがあれば、それです。
どれも無ければ、塩の全部のせです。
プライオリティが決まっているので、迷うことはありませんでした。

塚口駅から早足で歩いているとクライアントから電話。
急用でアポイントキャンセル。
大行列やスープ切れの事故があったらこの後どうしようかと考えているうちに13時5分にお店に到着。

助かった。
大行列もスープ切れもありませでした。
目の前で二人入って行かれましたが、入店したら、カウンターは満席ですが、店内に座ることが出来ました。
今日は良い日だなあ。
しかし、思わぬチャンスが訪れました。
昼過ぎに塚口でフリータイムがこの後待っています。

そんなことを考えているうちに13時11分にカウンター着席。
最近は奥さんいないなあ、娘さんが跡を継がれるのかなあと思いながらメニューを見るとなんと本日の丼はとり丼。
久しぶり?初めて?
なんと贅沢な。
比内地鶏のとり丼。
どちらにしても必ず食べなければなりません。
つけ麺は醤油。
懐かしい中華そばも無いので、Sロック全部のせととり丼になりました。

塩は4ヶ月半ぶり。
芸術的なスープ。
ロックンビリーS1は醤油で天下を取りましたが、私は塩も素晴らしいと思っています。
あの新座のぜんやの潮を凌ぐのではないでしょうか。
最近、神戸界隈でも塩をウリにするラーメン屋が増えてきましたが、腰が抜けるほど美味しくありません。
ロックンビリーS1の塩とは比べるのも失礼です。
妻は塩が一番好きです。
私も塩か懐かしい中華そばが一番好きですね。
塩も凄いですが、懐かしい中華そばには、私の物心ついた時からのソウルフードに通ず流者があるのです。
食べると心が揺さぶられます。

比内地鶏の旨味が凄いです。
スープもチャーシューも。
これほどまでにハッキリと比内地鶏の味がわかるものを食べたら、比内地鶏の偽物が出された時には一口目でわかるでしょう。

さて、話をスープに戻しますが、4ヶ月半前と味が変わったように感じました。
ファスティング明けなので舌が敏感になっているのかも知れませんが、まろやかさが増して、少しねっとり感が出て、麺に良く絡みます。
正解はわかりませんが、近いうちにもう一度食べたらわかるような気がします。
麺もマイナーチェンジしているような気がします。
世間で評価されても、日々更に上を目指すということでは、城助と嶋崎さんは、私が知る限りでは突出した存在なので、変えておられたとしても不思議はありません。
誰と闘う訳でなく、己と闘い続けるという点では藤井聡太竜王を彷彿させるものがあります。

とり丼は何年か前に頂きましたね。
ビジュアルで思い出しました。
美味しいです。

2022/06/11 更新

36回目

2021/12 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

繊細という概念

繊細な料理とか、上品とか、優しい味だとか、色々な表現がありますが、ちょっとそのニュアンスはどうなのかなと感じることがあります。
世間では単に薄味の場合や単に化学調味料が使われていなかったり、少なかったりする場合にもそのような表現が使われていると感じるのは私だけでしょうか?

繊細とか上品とかいう場合には、まず根本的に食材が持つ綺麗な旨味がなければ、成り立ちません。
綺麗なとは即ち、2001億回申し上げていますが雑味がなくて、作ったような変な旨味がないということを意味します。
そこには良い食材が持つ、デリケートな旨味が邪魔するものなく表現されているということでなければいけません。
食材と会話しないで、大したこともない食材をシンプルに提供することとは本質的に違います。

例えば、我が家では紅茶でも日本茶でもコーヒーでもかなり気を使って繊細な味が出るようにしています。

まずは、お茶そのものが家で飲むには少し贅沢なくらいのものを使います。
最近、妻が何故か今頃、紅茶の研究にハマって、毎日のように紅茶を飲むのですが、使っているのはマリアージュフレールです。
マリアージュフレールと一口に言っても紅茶の種類は何十種類もありますが、100g4000円前後のものを飲んでいます。
種類は常時4、5種類。
年末年始はもっと増やします。
妻はプロにでもなるのでしょうか?
このクラスの紅茶になるとお茶の種類によって、香りが全く異なりますし、当然味も違います。
共通していることは、飲んだ瞬間と飲んだ後に舌に残る上品な甘味です。
このクラスになると、別にセカンドフラッシュでなくても、素晴らしい香りと甘味があります。

しかし、非常に繊細なので温度、蒸らし時間、お湯に対するお茶の量によって全く違う味になります。
当然、お茶の種類によって入れ方は全て異なります。
徹底的に拘るならば、水も変えるべきですが、流石に家ではそこまではやっていません。
でも入れ方には徹底的に拘ります。
何故ならば、それぞれのお茶のベストの入れ方が異なり、何かがちょっと違うだけで、そのお茶のポテンシャルを全て引き出すことができなくなるからです。

具体的に何がそんなに難しいかと言うと、タンニンが邪魔するからです。
ワインではタンニンのバランスが大事とか言いますが、極上の紅茶にとっては邪魔なだけです。
雑味、苦味が、上質な甘みを邪魔します。
綺麗な透明感のある甘味が最大限に引き出された上にタンニンを感じない状態を作り出すのが至難の技なのです。
ここ数ヶ月、色々なお茶を妻や私が毎日のように入れていますが、ある種類のお茶でたった一度だけベストと感じるものを入れることが出来ました。
それ以外は全てダメです。
微妙に上手くいきません。

繊細とはそのような場合に使う言葉だと私は思っています。
それを前提にすると繊細な料理を出す料理人は1万人に一人もいらっしゃいません。
99.99%は繊細ではないし、極論を言えば美味しくありません。
心から本当に凄いと思うのではなく、値段との兼ね合いで美味しいと言うものは少しあります。

たかが紅茶、されど紅茶。
家での紅茶もその種類によって入れ方を変えてベストを探っていますが、ほとんどそれが出来ずにいるどころか、再現性もまだありません。
まあまあ良いと思ったら、当然微調整しながらも同じように入れます。
しかし、ほんの数度、ほんの数ml、ほんの数秒の蒸し時間の違いで、明らかに味が異なるのです。
これほどシンプルな組み合わせでもベストはなかなかできません。

極上ではない食材と会話もしないで出てくる料理が美味しい訳もなく、極上のものを仕入れる力とそれを最大限に活かす繊細さのある料理人の料理だけが、敢えて食べたい料理です。
勿論、生きるためには食事はします。
しかし、食べたいと思うものは極々僅かです。

ラーメンに関しては、ロックンビリーS1だけ、嶋崎さんだけにそれを感じます。
東京のラーメン戦争は今も凄いので、神戸に来てからはほとんど首都圏の新しいラーメンは食べていませんが、こちらのお店に勝てるお店はあるのでしょうか?
久しぶりに新座のぜんやに行きたいと思っていますが、尼崎で日本一を食べられるのでわざわざ行くモチベーションが湧きません。

さて、無駄話は終わりにして今日は何を食べましょうか?
13時に着きましたが、今日は外で待っています。
外には私しかいないのでもうすぐでしょう。

本命は醤油の全部のせですが、つけ麺の塩があったら迷ってしまいます。
チャンスがないと来られませんからねえ。

つけ麺が塩でなかったので、迷わず尼ロックの全部のせと豚丼を注文しました。

まあ、毎日毎日、真剣にラーメンを作り続けるというのは大変なことですね。
身体が大変でしょう。
最近、中山城助は、体力の限界を感じてきているようですが、当然ですよね。
睡眠時間2時間でほとんど休み無しですからね。
嶋崎さんは休みの日は食べ歩きをされておられるようですが、週6日は営業時間だけでなく、仕込みや注文がありますから、寝る時間以外はほとんど仕事でしょうね。
本当にお身体には気をつけて頂きたいと思っています。

醤油も豚丼もかなり久しぶりでしたが、当然美味しいです。
次回は数年ぶりに童謡味噌ラーメンを食べたいですね。
木曜日。

2022/04/21 更新

35回目

2021/12 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

今日は何を頂こうかと電車の中で悩みつつ

いつものように阪急電車の中でレビューを書き始めています。
午前中の仕事が早めに終わり、午後からは珍しく仕事がないので、スープ売り切れで入れないリスクを犯して、迷いながらも電車に乗ってしまいました。
前回がそれほど混んでいなかったので、期待をしていますが、わかりません。

よもやよもやの時のために、代替策を考えているうちに塚口駅に着きました。
13時4分に到着。
なんと中に入れました。2人待ちの3人目です。
うーん、醤油にしようかつけ麺にしようか迷います。
最近、胃腸と肝臓を休めるために定期的に行っているファスティング明けなので、丼を食べるのは我慢しようかなどと悩みに悩みます。
そのうちに、明日は午後から妻とファミリーバーゲンに行くので、その後にリシュリュゥに行ってシャンパーニュとワインを数杯飲んでそのあとどこに行こうかなあ、などと関係ないことを考え始めて決まりません。
もうすぐ、カウンターに座る、どうしようか?

元祖 昆布水のつけ麺 Ultimate

本日は醤油味。

次回は塩味を食べたいですね。

ちなみにつけ麺は時間がかかりますので、注文される方はご注意下さい。

久しぶりですが、この昆布水の麺は凄いです。
麺が美味しいので、昆布水に何かを加えるとしたら塩の方がより合うかも知れません。
物凄い昆布の旨味と麺の風味。

今日は、丼ものを食べませんでしたが、つけ麺の量が多いので結構お腹がいっぱいになりました。

なんとかチャンスのある時に、久しぶりに醤油を頂きに来ます。

この日は、店内に私だけの時間があり、嶋崎さんと結構話が出来ました。 
凄く楽しかったです。
羊がお好きなので、天満の羊料理の店をお勧め頂きました。

羊の臭みが苦手ですが、東京時代にはかなり美味しいと思ったお店もあったので、近いうちに伺うつもりです。
上手くチャンスができると良いのですが。
他の店の大好きなラーメンが同じなので、食の嗜好が同じなのでしょうね。
一緒に食事をしたら、話が弾むでしょう。

2022/02/01 更新

34回目

2021/11 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

芸術としか言いようがありません

今も営業されているお店の中で、心の底から日本一と信じて疑わないのは、各ジャンルで1店舗ずつです。
特に、食材と技術ではこの3店舗より凄いお店は、考えられないので、日本一を疑うことが出来ません。

鮨では、城助。
鮎料理と松茸料理では、比良山荘。
ラーメンは、ロックンビリーS1。

平日は仕事で来れなくなり、土曜日は仕事や用事で来れなくなり、こちらのお店に伺うのは昨年の12月下旬以来となりました。
今後も平日は開店時間には来れず、13時頃には来れる日はあるのですが、スープ切れで入れないリスクがあるので、なかなか伺うのは難しいでしょうね。

城助も1ヶ月に1回くらいしか行けませんし(それでも今は予約が超困難なので幸せですが)、ロックンビリーS1も来るのが難しいということで、自分自身の掟を破って、鮨とラーメンの新規開拓や高級店の再確認という馬鹿馬鹿しいことを初めてしまいました。
鮨は、生粋や栄美古や島本に行ってみたりして大変後悔しております。
ラーメンは行ける場所にあるということで刻屋にたまに伺うようになりましたが、やはりラーメン日本一はロックンビリーS1しかありません。

土曜日、朝からサンヨーのファミリーセールに行った後、伺うチャンスがやって参りました。

11時半くらいに着くと外でお一人待っておられました。
15分ほどで、中に入れて、そのまま席に着けました。
この日は朝、ドドールのミラノサンドを2つも食べていたので丼は頼みませんでした。

塩の全部のせ。
いやー、久しぶりです。 
先ずはスープ。
綺麗な旨味だけがあり、雑味がゼロです。
この透明感のある旨味に雑味がゼロということが誰にも出来ないのです。
圧倒的に、根本的に他のラーメンとは異なります。
いや、他の料理と違うと表現すべきでしょう。

麺には風味があり、豚のチャーシューも鳥も、全ての具が完璧です。 
この具だけで、超一流の料理として成り立っています。
ゆっくり飲めるラーメン屋であれば、この恐ろしいほど完成度の高い、食材のクオリティが極限のこの具をつまみに日本酒の鍋島を飲みたいです。

妻もこのお店のスープだけは飲み干します。

他のラーメンとは異なる料理です。
他のラーメンをラーメンと呼ぶのであれば、ロックンビリーS1のラーメンは、ラーメンと呼ぶべきではないでしょう。

麺とスープと具がある芸術品。

藤井竜王クラスの芸術品。

藤井竜王の将棋をほとんどの方が理解できないように、このような芸術品を理解できる方は少ないでしょう。

2021/11/14 更新

33回目

2020/12 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

素材の饗宴 2020

「今年出会った食材で特に印象に残ったものを厳選して組み合わせた複合型スープです。
比内地鶏、鰹、昆布、椎茸を合わせたスープに新潟産かぶ舞茸と宮崎黒毛和牛をさっとくぐらせ、9種類の生醤油をブレンドしたものと合わせました。
スープには鰹、宗田、鯖等の枯れ節、備長炭直火焼薩摩2年物本枯れ節、鹿児島指宿産一本釣りの本枯れ節をブレンド。
北海道産羅臼、利尻、道南昆布等5種類を水出しした昆布出汁と、九州産乾燥香信椎茸他2種類を贅沢に使用しています。
麺は北海道産小麦を数種類ブレンドした玉子入りストレート麺を使用。
別皿で提供するかぶ舞茸と黒毛和牛はおろしポン酢をさっとふりかけてありますのでそのままお召し上がりください。また、スープに浸して違った重厚感を楽しんで頂いたり、スープをちょいがけしたライスに乗せて食べて頂くのもお勧めです。」

アメブロの公式アカウントからの引用です。
我が家は基本的には日曜日には出かけないのですが、限定2000円のラーメンがどうしても食べたくて、妻と伺いました。

どんなに厳選した食材を揃えても、それぞれの良さを最大限に引き出さなければ食材同士が喧嘩してしまいます。
普通の店であれば、これだけの究極食材を使って大丈夫なのかなと不安になりますが、嶋崎さんの場合はもう二度と食べられないだろうと期待が膨らみます。

妻と伺う時は11時ジャストくらいにお店に着くように行くのですが、日曜日で限定20食と言うこともあり、お店に到着予定は10時35分。
もっと早くにすべきだったかなと少し後悔しながら塚口駅から歩いて行きました。

予定通り10時35分着。
10人並んでいました。
11人目と12人目。
セーフ。

11時で16名。
東京では考えられません。
東京にあれば1時間前でも30名には入れないでしょう。
尼崎に来てくれて良かった。

1巡目、店内に入れたのは10名。
店内の待ち椅子は、間を空けているので入れませんでした。最初の2名が食べ終わるまで30分近くかかるので、11時半位に店内に入れるかなと言う感じです。
お店を出るのは12時過ぎるでしょう。

店内に入れたのは11時35分。
寒かった。
カウンターに座れるのは12時前でしょうか?

ビジュアルはご覧の通りです。

まずラーメンですが、全てにおいて完璧。
いつもの醤油に比べて、更に醤油の角もえぐ味もなく、どこまでも綺麗な味です。
それぞれの素材の突出感もゼロ。
旨味が一体化しています。
鰹や昆布の出汁がはっきりと出ている汁物を出す店がありますが、それはその素材の良いところだけではなく、出がらしのようなところまで使っている証拠で、人によっては出汁が効いていると仰いますが、個人的には料理の技術がない不味い食べ物ということになります。

イメージ的にはうどんや蕎麦の汁のような感じです。
もちろん、その辺の蕎麦やうどんとはクオリティが違います。

卵麺も美味しい。

ポン酢のかかった牛肉は超高級しゃぶしゃぶ店のレベル。
とにかく上品な甘味があります。
加齢とともに牛肉が苦手になってきていますが、この牛肉であれば何枚も食べられます。
このクオリティの牛肉は家でも中々食べることがありません。
高い牛肉を買っても、その時々で当たりとハズレがあるので、このような牛肉には出会えないのです。
アホみたいに高い神戸牛を買っても脂ばかりで肉そのものの旨味、甘味が弱い時の方が多いからです。
この牛肉ならポン酢無しで食べたかったです。

丼ではなく、ご飯だけを初めて頂きましたが、やはり綺麗な甘味があって、物凄く美味しいご飯です。
ご飯だけでもかなりの量食べられます。
ご飯がウリのお店でも、これほど美味しいご飯を提供されておられるお店はほとんどないでしょう。

いずれにしてもこの牛肉がついて2000円は激安です。

最近、三宮元町界隈のラーメン屋の新規開拓をしてみましたが、全くレベルが違います。
城助の握りと同じで、同じカテゴリーの食べ物として一括りにするのは間違いだと思います。

城助の握りとロックンビリーS1のらぁめんは芸術品です。

どちらも後継者がおられないであろうと言うことが残念で堪りません。

一期一会の儚い芸術。

2020/12/28 更新

32回目

2020/10 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

視力と味覚力と嗅覚力

最初は昆布水をつけて頂くつけ麺など、こちらのお店の料理は理解できる方と全くできない方がおられます。
嶋崎さんは意図されておられないでしょうが、あまりにも究極を追求しているので、結果として客を選ぶことになっています。

本日も私は幸せなことに間もなくその究極の料理を食べさせて頂ける訳ですが、これまでも何回か書かせて頂いた、味覚と嗅覚のことについて少し書かせて頂きます。
このことをご理解頂かないと私のレビューは読んで頂く価値が全くないからです。
アンチの方はそれを前提として私のレビューは読まないで頂きたいとお願い申し上げます。

味覚と嗅覚について世間では大きな誤解があるのにあまり取り上げられることがないと思っています。

味覚は舌にある味蕾の数によってその能力が変わります。 
多いほど敏感です。
嗅覚もそうですが、世間で考えられているよりも遥かにその能力は個体差があります。

例えば、視力は個人によってかなり能力の差があります。
私は裸眼では0.1、コンタクトをすると1.2です。
0.1と1.2では見える世界が全く異なります。
次元が違うと言っても良いほど違います。
それを否定する人はいません。
特に私のようにコンタクトを使っていて、同じ日に0.1の世界と1.2の世界を行ったり来たりしていればもはや自明のことです。

味覚や嗅覚も同じくらい、いやそれ以上の差があると考えるのが極めて科学的医学的なのですがそれを意識している方はほとんどおられません。

何故か?
視力のように同じ人が1.2と0.1をほぼ同じ時に両方経験することができないからです。

視力は物質的に補うことにより、生活や仕事に支障がない1.2という世界を得ることができますが、味覚や嗅覚は出来ません。
加えて、喫煙や化学調味料の摂取や過度な飲酒によって、0.1が0.01になります。
より能力を劣化させることはできますが、良くする方法は基本的にありません。

唯一の手がかりは喫煙者が喫煙を辞めると食べ物が美味しくなって太るという話です。
本来の個人の能力よりも何十年にも渡って味覚や嗅覚を劣悪な状態にしていたのが、少しだけ本来の能力に戻っただけでそうなるのです。

ところが元々の能力が2.0の人もいれば0.1の人がいることはクローズアップされないのです。
味覚や嗅覚にはコンタクトレンズがないからです。

味覚や嗅覚において、2.0同士の方が料理や飲み物について話をすればコミュニケーションになりますが、2.0の方と0.1の方が話をしても一切話は噛み合いません。

視力が2.0の方々が遠くに見える看板の内容について話をしているところに視力が0.1の方が話に割り込んできても、そもそもその看板の存在すら見えていないのですから当然です。

他者の料理や飲み物に対する評価について文句をつけてくるということはそのようなことです。

だから、料理の評価の違いは本質的には好みの違いではなくて、能力の違いなのです。
同じ能力の人同士が話すことには意味があるのでしょうが、1.2の人と0.5の人が話をしてもお互いが想定しているものは全く違うということになるのです。
まして、2.0と0.1では何次元も次元が異なります。

自分自身の味覚能力がどの程度なのかは、1リットルの水に砂糖を何g入れたところから甘さを感じるかで大体わかります。

細く知りたければ、Amazonでスーパーテイスターの検査キットが売っているのでそれで客観的に判断することができます。

味覚が敏感だと顕著に出るのは苦味を強く感じることです。
個人的には私がいつも書かせて頂いている雑味というものです。
味覚が敏感だと旨味も強く感じますが、雑味も強く感じるので旨味の良さがかき消されて不快な味覚になるのです。

料理でも飲み物でもどんなに旨味が強くても雑味が強いと食べたり飲んだりするのが嫌になります。

味蕾の数が少ない方や喫煙者、化学調味料を毎日摂取しておられる方は、雑味も感じにくいので、強い旨味があると旨味が雑味を消すので美味しいと感じますが、逆の人は雑味の方が強く感じて、一般の人にとって雑味に勝つような旨味は、濃い味、強い味と感じます。

感じているものが真逆なので、好みの問題ではないし、そもそも異なる次元で料理を評価しているわけです。

私がこちらのお店のラーメンが凄いと絶賛する理由はそこにあります。

関西でも無化調のラーメンが増えてきて、それなりに美味しいと思いますが、必ず雑味を感じます。
だからこちらのラーメンと比べると次元が異なると感じるのです。
全国の有名ラーメン店のオーナーが絶対真似ができないと仰るのは、ここまで雑味を無くすのは神技に近いからです。

日本酒なども美味しいものがいっぱいあると仰る方がおられますが、私が日本一と思い、専門家の多くも日本一と仰る「鍋島」という日本酒の何が凄いかというと、日本酒独特の雑味がほぼ皆無だからです。
だから私は「鍋島」は日本一の日本酒だと心から思い、実際に自分の店では「鍋島」しか置いていないのです。

前置きが長くなりましたが、いずれにしても世間の一般的な料理や飲み物に対する評価は、参考になるかならないかは、この能力によって異なります。
世間の評価は平均値であるし、コンビニにしろ、チェーン店にしろ、マーケティングに何億円とお金をかけて、最も売り上げが上がる味を提供しているので、平均値よりも能力が高い人にとっては全く参考にはなりません。

味覚や嗅覚の能力が高かろうが低かろうが自分自身以外に関しては基本的に関係ありません。
ただ、配偶者と余りにも能力に差があると日々の食事が難しくなるのは事実です。
幸いにも我が家は能力差が少ないと思います。
というよりもそれが結婚の決め手になったのかも知れません。

個人的には経験から、高地トレーニングの効果があるジムでミトコンドリアを増やすと免疫力が高まるだけでなく、味覚や嗅覚が敏感になると思っています。
私の味覚や嗅覚は加齢によって落ちていくだけなので、それを緩やかにするためにもそのようなジムに通っています。


11時53分到着。
待たずに中に入れました。
片付けが終わればすぐにカウンターに座れるでしょう。
今日はお嬢さんがお手伝いですね。

さて、本日は尼のロック全部のせにするか、つけ麺にするか迷いに迷っています。
決断を迫られています。

つけ麺は、本日醤油味。
ということはつけ麺にも種類ができたのでしょうか?
他の味も食べてみたいけど、久しぶりにつけ麺といつものように豚丼にしようと思いましたが、カウンターのメニューを見ると、懐かしの中華そば1000円が裏メニューであったので、それと豚丼にしました。

懐かしの中華そば。
こちらのお店のファンではない方は、普通に美味しいだけじゃんと仰るかも知れません。
そもそも普通に美味しいという日本語はないのでこのような言葉自体好きではありませんが、確かに小さい頃に食べていた大好きな屋台のラーメンの香りや風味がします。

その意味では元祖中華そばという感じなのですが、当時食べていたものとは全くの別物です。
麺もスープも具もこんなに綺麗な味はしませんでした。
雰囲気は懐かしいですが、何もかも洗練されていて、繊細な味わいです。
勿論、雑味など皆無です。
普通ではない。

このようなラーメンは嶋崎さん以外には作れないのだと思います。

だから東京時代何年も連続でチャンピオンだったのです。
玄人ほどこのラーメンの凄みが感じられると思います。

どんな有名なプロの料理人も真似ができない芸術品。

それが並ばずに食べられるなんて、本当に神戸に永住を決めて良かっだと思います。
城助やベックと共に完璧だと心から思える飲食店が3軒もあるなんて、人生でこれ以上望むものはありません。

幸せな人生です。

2020/10/06 更新

31回目

2020/09 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

かなり久しぶりになってしまいました。

1年以上間が空いたかなと思っていましたが、前回は1月28日なのですね。
武漢が封鎖され、今日の状況を予想してので、スケジュールを調整して伺ったのでしょう。

階段に並んでいなかったので入れるかなと思いましたが、待つための店内の席がソーシャルディスタンスで座れる数が少なく、外で待つことになりました。

5分ほど待って店内へ。
一時期よりもかなりお客が減りました。
もうすぐ10月ですがなかなか売り上げは戻らないようですね。
私の店も9月やっと前年比で8割になりましたが、コロナ禍、アフターコロナにおいては飲食店経営は根本的に考え直さなければなりません。
私自身も少し店名を変えて、コンセプトも変えました。

さて、本日は最初からSのロック全部のせと決めていました。
本日の丼は豚丼です。
Sのロックの全部のせは100円値上げしたようですね。
元々が、クオリティに比して安いので当然でしょう。

提供する女性が奥様でもお嬢様でもありません。
もうお店には出られないのでしょうか?

進化する究極の塩ラーメン。
誰にも真似できない特別な世界です。

比内地鶏の旨み、麺の旨み、具の旨み。
繊細で綺麗なこのラーメンだけの世界。

ロックビリーS1のラーメンは鷄の味がしないと言ったので、何が鷄の味がするラーメンかと聞いたらチキンラーメンだと答えた強者がいますが、それは味の好みの話ではなく、事実と異なっているのです。
どうも世の中は味の好みと事実とは違う話をごっちゃにしています。
牛肉と豚肉の区別がつかないと言う方もおられますが、自覚されておられるのであれば、人に迷惑をかけませんが、ご自身が正常だ、正しいと思い込んでおられる方は困ります。
店や店のファンに迷惑がかかるからです。
どんな食材でも醤油をたらせば同じと仰る方は人に迷惑をかけるような言動をすべきではありません。
日本国憲法は、公共の福祉の上に成り立つ自由を認めているのであって、無制限の自由は認めていません。
そのような自由もどきの言動は、犯罪であり、民法上の違法行為です。

そろそろ知らない他人を死に追いやるネット上での犯罪行為については立法も含めて厳しく取り締まるべきです。

ところで、あらっ?マスクしているから勘違いかな?
提供しておられるのは奥様のような気がしてきました。

いずれにしてもコロナ禍、アフターコロナの時代はありとあらゆるものの価値観が変わりますが、飲食店のあり方も大きく変わるでしょう。

しかし、城助やベックもそうですが、素晴らしい食文化は確実に残っていって欲しいものです。

料理にしても飲み物にしても私は雑味を最も重視します。
流石に関西でも無化調のラーメンが増えてきましたが、問題は雑味です。
化学調味料を使わないと、化学調味料に慣れてしまっている客に旨味を感じさせるのが難しいので、味を必要以上に濃くしたり、ラーメンだったら、やたらめったら食材を足します。
それ自体は悪いことではないのですか、それぞれの食材を使いこなしていないので、様々な雑味が出ます。
いくら複雑な旨味を作っても雑味があると旨味を邪魔するので、意味が無いのです。

日本酒もワインも握りもフレンチもラーメンも何もかも全てにおいて、それが私にとっての共通項となります。

こちらのお店のラーメンには一点の雑味もありません。
他の無化調で有名なお店のラーメンには複雑な旨味はありますが、同時に雑味を感じます。
このラーメンが唯一無二であり、多くの有名なラーメン職人から尊敬される理由はそこにあります。
どんなに努力して真似しても、同じことが出来ないからです。

チキンラーメンは誰にでも作れます。

2020/09/29 更新

30回目

2020/01 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

超多忙で久しぶりです。

つけ麺ありました。
本日は醤油味です。
一時期、選択肢が少なくなっていましたが、またつけ麺が食べられるので楽しみが増えました。
豚丼もつけて貰います。

やはりこのつけ麺は奇跡的です。
以前頂いた時よりも昆布の出汁が濃くなっていました。
食べ方にルールがあります。
最初は昆布の出し汁に入った麺だけを頂きます。
これがこのつけ麺の最も重要なルールです。

化学調味料が大好きでチキンラーメンが鷄の味と仰る方は絶対に召し上がらない方が良いです。 
冷たい水に浸かった麺を食べろと言われて食べたら、味が感じられないので猛烈に腹が立つでしょう。

このつけ麺は、嶋崎さんの誰も真似できないラーメンに対して敬意を払い、心から感謝するような真のラヴァーでなければ真価を理解されないと思うからです。

このつけ麺の昆布出汁に浸かった麺を頂くとこの麺がいかに凄いものかが分かります。
味はもちろん風味まで強く感じます。
それを不純物のない綺麗なスープにつけて食べるからこそ、このつけ麺の凄さが分かるのです。

嶋崎さんが創り出すラーメンやつけ麺は、ジャンルとしたらラーメンですが、それを超えてしまっています。
一般的な行列が出来るラーメンと同じ土俵であーだこーだ言うようなものではありません。
城助の握りと同じです。

久しぶりだったので改めて感動しました。
今度は塩のつけ麺か塩のラーメンを頂くために近いうちに時間を作ります。
まだ確定申告に手をつけていないので、うだうだしているとまたしばらく伺えなくなってしまいます。

2020/02/04 更新

29回目

2019/09 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

進化は限りなく

今年は年初からデューデリジェンスに対応するために東京出張が激増していたのですが、2月にある仕事を引き受けたために想定外に神戸に止まらざるを得ないことが多くなり、その仕事は今はしていませんが、後半そのしわ寄せで激務が続いています。
M &Aは心理戦の要素が多いので、心身共に疲れ果てます。
加えて最近は飲食店経営の方も50年間市場に出なかった幻のキャビアスターレットをメーカー直で仕入れることができるようになりご予約が激増して、プライベートの時間が取れず、なかなか外食ができません。
月に1、2度城助に行く以外は、月に1、2回、店の常連の方と店が終わった後に美味しいものを食べに行くくらいなので、妻との外食は土曜日か平日映画ハシゴデーの班家でのランチばかりで、妻には申し訳ないことになっています。

ということで一人ではランチに行かないようにしていたのですが、今日の午前中からお昼にかけて上手いこと時間ができたので、今日行かなければ次はいつチャンスがあるかわからないと思い、阪急神戸三宮駅11時1分発の特急に飛び乗りました。
みぃちゃんごめんなさい。

さて、今日は何を頂くべきか?
食べログの記録を見ると、なんと2ヶ月半ぶりの訪問です。
行列が凄い時と椎間板ヘルニアで歩行困難になった時以外でこんなに間が空いたのは初めてかも知れません。
城助とロックンビリーS1は、月に最低2度と決めているのですが、これは非常に良くない状況です。
飲食店経営者としては常に味覚と嗅覚の状態を把握していなければなりません。
これは仕事でもあり、マストの事柄だからです。
低酸素ジムでミトコンドリアを増やして、味覚と嗅覚のアンチエイジングを行なっていますし、以前に書かせて頂いた味蕾のテストは行なっているので、味覚や嗅覚がかなり若い頃に戻っているのは分かっていますが、実際に食べてみないとリアルなことはわかりません。
城助の握りやロックビリーS1のラーメンや堂源の蕎麦を食べてどう感じるか?
最近であれば、韓食班家のあの繊細なキムチの変化をどこまで細かくわかるかは、飲食に携わるものとしては常に確認すべき試金石なのです。

私は城助やロックビリーS1や堂源や班家の繊細な料理は純粋にファンとして頂いている部分と仕事の面から自分自身を試している部分があるのです。
ただ、気持ちとしては純粋に楽しんでいるのですが、経営者は24時間365日仕事なので、50%ファン、50%仕事ではなく、100%ファン、100%仕事です。

さて、今日はつけ麺が頂きたいですが、無ければ尼ロックの全部のせを選択するでしょう。
どんな風に進化しているか楽しみです。

11時34分着。
なんと!外待ち4名です。
平日の水曜日、この時間で外待ちとは!
開店時間を目指して伺わないといけないお店になってしまいましたね。

低酸素ジムに行った翌日のためか発汗が凄くて外で待っている間に水を浴びたように全身びしょ濡れになりました。
こんなに残暑が厳しいとは思わず出かけたのでタオルが無かったので地獄のような時間帯でした。

とりあえず、入店できたのは、11時53分。
約20分、いやー、きつかった。
せめてタオルがあれば良かったのですが、間抜けでした。

程なくしてカウンターに座りました。
つけ麺はまだなかったので、尼ロック全部のせと豚丼にしました。

醤油も味が進化しています。
個人的には理想の醤油ラーメンをイメージしたらこの味になります。
醤油も塩も最高級のものをお使いなので調味料の味自体が美味しいですが、どんなに凄いものでも、調味料独特の角があります。
比内地鶏の出汁が凄いので、嶋崎さんの技術であれば、それと単一の調味料だけでも突き抜けたラーメンになりますが、個人的にはそれに魚介系の出汁が加わっている方が醤油も塩も好みです。
角が全く感じられなくなり、旨味がより複雑で深くなるからです。

特に最高級の真昆布や利尻昆布の一番出汁は、最高です。
私も使っていますが、綺麗な旨味が増し、味に深みが出て、調味料の角を取り、良いことばかりです。
ただ、温度とかを気にせず、一番出汁で無くなると、言葉としては変ですが昆布っぼくなります。
鰹節はもっと難しいです。
もう鰹節の味になってしまいます。
昆布も鰹節もあくまでも最高のサポーターなのでその味を強く感じてしまっては全く意味がありません。
何故か食べログで高評価の野菜懐石?のお店はやたら鰹節の味や風味が強い出汁ですが、あんなに鰹節が強かったら、もう商品として売る料理とは言えません。
鰹節が好きな方が家で食べるものです。
煮干しも然り。
煮干しを前面に出しているラーメンとかがありますが、個人的には論外で、煮干しはあくまでも料理に深みと旨味をもたらすものであって、アホみたいに煮干しの味や風味がするものは商品ではありません。
昆布も鰹節も煮干しも使い方が難しく、綺麗なところだけ抽出しないと料理を壊したり、雑味が出たりするのです。
それを理解しないで出される料理は、家庭料理であってプロフェッショナルの料理人が出すものではありません。

経営的に考えれば、需要と供給なので、商売として成り立っているのであれば、当然、経営的には正解です。
経営は法律違反さえ無ければ結果が全てです。
しかし、食のファン100%の部分の自分はプロフェッショナルの料理人が作ったもの以外は、商品として認識することは出来ません。
そして、何故か、飲食業で生計を立てているはずなのに、プロフェッショナルだと思える方は世の中にほとんどおられません。

これは独断と偏見ですが、客観的な事実でもあります。
常に食材の変化を勘案して定番の料理であっても微調整をしたり、知らないことを知ったり、インスピレーションを得るための食べ歩きをしない料理人はプロフェッショナルではありません。
これは事実です。
食材など今の世の中常に変化しますし、異常気象のせいで天然物ですら、変化しています。
変化すれば100年も前の老舗の料亭のレシピがそのまま通用するはずもなく、それを何の迷いもなく、疑問すら感じずに作られた料理は一口食べればわかります。
それはプロフェッショナルの仕事ではありません。
俺は超有名店で修行したんだなんて話は昭和のことで、令和の時代には一切通用しません。

城助の握り同様、嶋崎さんのラーメンはプロフェッショナルを超えて芸術品です。
残念ながら、芸術はその芸術を愛する人にしか理解されません。
化学調味料の塊のようなラーメンや他の料理に大行列ができる世の中のある意味平均値の常識に鑑みれば、絵画や音楽のように、ごく少数の方々にしか嶋崎さんのラーメンの価値は分かって貰えません。
それを前提にしながら、命を削りながら一杯のラーメンを作り続けることは、世間の評価に傷つけられることも意味します。
お辛いでしょうね。
城助も毎日毎日ドタキャンが入る度に泣いています。

帰り際に、嶋崎さんに、塩も醤油も今の味が私は一番好きですと申し上げたら、今度行きますと、仰いました。
えっ、また来てくださいの意味?
もう一度今度行きますと仰いました。

あー、私の店にいらっしゃるということだなとやっと気づきました。
突然のことなので、お待ちしておりますとしか答えられ
ませんでした。

ご予約にお名前はありませんが、これからなのか、うちの常連の方といらっしゃるのか?

日本一の握りの中山城助だけでなく、ラーメン日本一の嶋崎さんにもご来店頂けるとは最高の光栄です。

やっと嶋崎さんとゆっくりお話ができますね。

それと、こちらのお店は9月16日17日18日連休されるという張り紙がありました。
お気をつけ下さい。

2020/02/03 更新

28回目

2019/06 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

そろそろ落ち着いたかな?というわけで

早い時間に伺いたかったのですが、朝から用事があり、着いたのが11時50分。外に6人待ち。
なんとか入れましたが、かなり時間に余裕がないと伺うのが難しくなりました。

Sのロック全部のせ、豚丼を注文しました。

スープを一口。
やや久しぶりでしたが、味を変えられたのだなと思いました。
比内地鶏と塩以外のものも出汁として加えておられます。

比内地鶏と醤油。
比内地鶏と塩。

恐らく他には無いであろう究極のシンプルな味の追求が尼のロックとSのロックの特徴ですが、どうしても醤油の味と塩の味が際立つので、やや調味料の強い味と感じてしまうきらいはあります。
それはそれで凄いと思いますし、一つの頂点と思いますが、複雑な味わい、いわば分かりやすい味となると動物系と魚介系の出汁を合わせた方が良いという考え方もあります。

だから、私は、東京、というシリーズも好きだったのですが、いわばその辺りと今までの尼ロック、Sロックを融合させて、進化した味です。

日本一を6年連続で取られて、関西でもかなり有名になっておられるのにまだ上を目指しておられることに驚きました。
中山城助とともに日本を代表する方だと思います。

「塩、進化させましたね。」
「分かりますか?」
「分かります。」

次は醤油を頂かなければなりませんが、スケジュールがいつ合うのかと少し寂しい思いがしました。

2019/07/29 更新

27回目

2019/04 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

つけ麺、、、、、、!

というわけでいつものように阪急電車で塚口駅に向かっています。

日曜日から急に暑くなりました。
塚口駅から歩いて行くと汗をかきそうです。
この距離をタクシーに乗る勇気はないので歩くしかありませんし、普段からなるべく歩くようにしています。
ちなみに店や自宅から城助に行く時も時間がある時は歩きます。
20分弱なので歩くにはちょうど良いのです。

本日の選択はつけ麺か東京醤油です。
ニューバージョンのつけ麺が完成していればそちらを選択し、無ければ久しぶりに東京醤油です。

関西のローカル番組の放送はされたのでしょうか。
されているとすると、平日の12時到着してもスープ売り切れの可能性があります。
あの惨劇が繰り返されるのでしょうか。
ガクガク震えながら、阪急電車に乗っています。

お店の到着時間、12時4分。
さてどうか?

外の階段に並んでる!
ダメかダメなのか?

セーフ。
待ち時間1時間は超えるでしょうが、スープ切れではありません。
しかし、予想通り、暫くは平日の開店時間に伺わないと、待ち時間も含めて食べ終わるまでに1時間半は要するでしょう。
暑いのでせめて店内に入りたい!
日曜日昼に並んだ方は地獄だったでしょう。

少し待って店内に。
今日のホールは奥様です。

着席は12時53分。
つけ麺はあるかな?
無い。
東京醤油も無い。

なるほど、恐らく行列が凄いので、メニューを絞っておられるのでしょう。
或いは初めての方が多いからかも知れません。

よって、尼ロックの全部のせと豚丼を注文しました。

まだ、食べていませんが、具の旨さ、麺の風味、スープの奇跡はもう改めて書く必要はないでしょう。
尼ロックを最初に頂いた時はスープが綺麗過ぎて醤油の味が強すぎると感じたのですが、今はそう感じません。
スーパーコーヒーを生まれて初めて飲んだ方が雑味の無さから濃すぎると感じるのと同じで、ここまでスープの味が綺麗だと同じようなに感じられる方がおられるかも知れませんが、2度目食べると印象が完全に変わります。

1度食べただけでは凄さが分かりにくいお店だと思います。
城助の天才的な握りと同じです。
あまりにも卓越していると世間からは認められにくい面はどんな分野でもあります。
こちらのお店も城助も食べログの点数があまりにも低過ぎることからもそれはわかります。

凄いラーメンです。
凄過ぎるが故に世間の1割の方にもその真価は理解して貰えないかも知れませんね。

と書いていると、奥様がコソッと仰いました。
つけ麺いけますよ。

嶋崎さん、ありがとうございます。
やはり、テレビの影響で初めての方が多いので、あえてつけ麺をメニューから外しておいてられたのですね。

醤油か塩かで迷いましたが、まずは醤油と思い、つけ麺の醤油にさせて貰いました。

城助でもそうですが、こちらの真剣な愛というものは作り手に必ず伝わるのです。

さてニューバージョンのつけ麺。

昆布を長い時間つけたであろう水の中に麺が入っています。
勿論、そのまま食べてみます。
めちゃくちゃ良い昆布を使っています。
麺の旨味と風味が凄いです。
蕎麦は蕎麦自体に強い香りと旨味があるので、水につけて食べるというのは、蕎麦自体が最高級のものであれば理にかなっているのですが、ラーメンの麺では通常考えることもないでしょうし、考えても出来ません。
常に麺も究極のものを考えておられる方にしか出来ないことです。

実はこの水に浸かった麺だけで食べても非常に美味しいので、つけ汁必要なのかしら?と一瞬思ってしまいました。
しかし、化学調味料の入ったラーメンや化学調味料たっぷりの味が異常に濃いコンビニ弁当を普段から召し上がっておられる方は絶対に召し上がらない方が良いと思います。
いや、やめて頂きたい。
水に浸かった麺を先ずはそのまま召し上がって下さいと言われたら必ず怒り出すからです。
水に浸かったラーメンの麺を食べろというのか!
となります。
自然な上品な旨味と風味なので、刺激がなさすぎて、味を感じない可能性が極めて高いからです。
それはその方にとっては異常に不味い食べ物です。

話が逸れましたが、次につけ汁につけて食べます。
この麺と昆布にマッチして少し酸味のある究極のつけ汁。
魚介系と動物系の綺麗な綺麗な雑味ゼロの旨味が複雑に絡み合う味です。
人生においてこのような食べ物は食べたことがありません。
ラーメンだのつけ麺だのそんな範疇の食べ物ではありません。

ラーメンで久しぶりに感動しました。
嶋崎さんを超えるのは嶋崎さんしかこの世に存在しないという証明でもあります。
城助を超えるのは城助しかいないという世界と全く同じです。

このつけ汁は、通常のつけ麺のつけ汁のように甘くて酸っぱくて、死ぬほど味が濃いものとは全く別の汁なので、例によって化学調味料愛好家の方々からは、こんなに薄い味のつけ汁なんて食えるか!と怒号があがるのが容易に想像出来ます。

実はほのかな酸味と旨味がしっかりあるのですが、醤油の味を濃くしていません。
繊細な昆布のヌルヌルした水にコーティングされた麺をつけて食べるのであればこれでなければならないのです。
つゆが濃いと、麺の旨味と風味が感じられなくなります。

この食べ物はつけ麺というよりも、水蕎麦という食べ物を違うアプローチで超えた食べ物です。

私は水麺と名付けたいです。

帰り際に嶋崎さんに最高傑作ですねと申しあげたら、物凄く照れて笑っておられました。

間違いなく最高傑作です。

もはや、一般的概念のラーメンでもつけ麺でもありませんが、、、、。

これを超える麺料理がこの世にあるはずがありません。

あっ、まだ塩がある。

2019/04/26 更新

26回目

2019/04 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

大行列に巻き込まれるか⁈

確定申告もありなかなか伺うチャンスが無く、やっと3月23日に伺う予定でしたが、インスタのフォロワーの方から22日の深夜に関テレ放送の番組にこちらのお店が出たとの情報を得ました。
東京ローカルで放送されたらラオタの殿堂、2018年冬が関西でも深夜に放送されたそうです。
勿論、チャンピオンになりました。
最も権威あるラーメンの評価で醤油部門6年連続日本一になって、そのまま尼崎に移転されたので、関西ではまだまだ有名ではありませんが、首都圏のラーメン好きで知らない方はおられませんし、召し上がったことがない方はラオタを名乗るな!言われてしまいます。
一般の投票ではなく、専門家による投票なのでもうこのお店を超えるラーメンは出てこないと言うことになったのでしょう。
専門家にはこの奇跡的な仕事がよくわかるからです。
不可能なことを可能にしているからです。

これはいけない。
土曜日はSANYOのファミリーセールの後にも予定があるので、行列に並んでいる時間はありません。
そもそもこちらのお店は時間帯の都度スープを作るので、土曜日だと12時前に行ってもスープ切れはほぼ確定です。
余りにもリスクが高いので、急遽、伺うのを中止しました。
最近は仕事のボリュームが増えて忙しいのでそれほどチャンスがあるわけではありません。
久しぶりで楽しみにしていたのでメンタルガタ落ちです。

土曜日のSANYOのファミリーセールで、狙っていたマッキントッシュのスプリングコートがバカ安で買えたのでメンタルは元に戻ったのですが、伺うチャンスは暫くないな、と思っていたら予定が変わって今日伺うことが出来ることになりました。
月末の火曜日。
通常なら外に並ぶことは稀なのですが、テレビによる波動砲によって行列の可能性があるので本来ならば11時の開店時間に伺うべきですが、そこは急な予定変更ですので、12時31分阪急塚口駅着となりました。
今はまだ阪急電車の中なので、着いていませんが、行列の恐怖に身体がガタガタと震えています。

塚口駅からいつものように歩きます。
穏やかな天気で、やっとおニューのマッキントッシュのスプリングコートを着ることが出来ました。
狙っていたベージュ色でデザインも好みです。

さて、大行列はあるのか⁈
その前にふと思うことがありました。
いやいや、元々赤坂や相模大野で大行列のお店だったので、スープが無くなるのが判明したらすぐにストップするので、土曜日でなくても、もしかしたら平日であっても、もうストップでしているのではないか!
ネットラジオspoon生配信でそんなことを話しながらお店に着くと、案の定、スープ切れ。

オーマイゴット。
平日の開店前から来ないとダメだこりゃ。
ということで塚口駅前で人気のイタリアンへと歩き始めました。

いよいよ、3回目のチャレンジとなってしまいました。
ロックンビリーS1も伺うのが難しいお店となってしまうのでしょうか?
もう、平日の開店時間を狙うしかありません。

ということで、やっとチャンスがやってきたので、本日、開店時間を狙って阪急電車に乗っております。
2回チャンスを潰したのでかなり久しぶりになってしまいました。

先日、ある方が化学調味料の入っていないラーメンってすごいですよねえと仰っていましたが、やっと関西でもメジャーになってきました。

大昔、漫画の美味しんぼで、女性記者栗田ゆう子の「ラーメンとは悲しい食べ物ですね。」みたいなセリフがありました。

今でも中華料理のほとんどががそうであるように、日本特有のラーメンは化学調味料の味をどう上手く使うかということが考えられていました。
それはラーメンに限らず、戦後の食料難の時代から高度成長期に至るまで、安いことが重視され、その後便利ということが重視されたからです。
その過程でインスタントラーメンが爆発的に売れるようになっていくのですが、それは化学調味料普及の歴史でもあります。
簡単に旨味が作れる化学調味料は最強のアイテムだったのです。
だから今でも化学調味料が入っていないラーメンは味気ないから美味しくないと仰る方が少なくないのです。
今の時代は、50歳代以下の場合、物心がつく頃から、インスタントラーメンやファストフードを死ぬほど食べているので、それは当然のことなのです。
体質的に受け付けないとか、何か違和感を感じたり、医食同源を意識するようになって、食生活を根本的に変えた方々以外には理解しにくい話だと思います。

よって何度か書かせて頂いていますが、化学調味料をなるべく断つ生活をしておられない方にはこちらのお店はお勧めしません。
並んで食べたのに期待はずれという話に必ずなるからです。
このお店のようなスープはコクがないとかあっさりとか表現されることが少なくありませんが、そのコクと表現されているものの正体は実は化学調味料の味ということが多いのです。
或いは砂糖の味。
砂糖の甘みも旨味と感じる方が多いのでそれをコクと表現する方もおられます。
また、調味料の濃い味もコクと表現させる方もおられます。
天然素材だけの味噌や醤油を指しておられるのであれば理解できますが、通常の調味料には旨味成分が添加物として入っているので、そのようなコクも化学調味料です。
コクとは天然素材の持つ本来の旨味や出汁のことを指すものと個人的には考えています。
ところが何故か世間では化学調味料の味がコクと表現されています。
いずれにしても世の中の大勢として化学調味料の味は受け入れられていて、場合によっては高級店がそれを使っていても、グルメサイトでは4.0以上がついて予約が取れなくなっているのです。
多くの方々のご意見の結果なのでそれはある意味非常に客観的なデータなのかもしれません。

ただ、化学調味料はある一定の方にとっては舌が痺れるとか、口の中に不愉快な風味が広がるというマイナス面があります。
よってそれがダメな方々から否定的なご意見が出始めた訳です。

しかし、この化学調味料もスープに入っていると一口でわかりますが、焼肉や焼き鳥などで使われるとわかりにくくなります。
脂に混じって、脂の旨味と感じられたり、脂で化学調味料の嫌な感じがわかりにくくなるからです。
特に酔っ払って食べるとかなりわかりにくくなります。
あと、握りに化学調味料を使うお店もありますね。
ある意味旨いです。
食材の味にはない旨味の強い握り。
旨い?なるほど。
ミシュランを取っていたりして!?

いずれにしても、化学調味料と砂糖による誤魔化しは、家庭でも出来ること。
それを高いお金を出して食べる余裕は我が家には無いと言うことです。
そもそも我が家では化学調味料は使いませんし、砂糖も含めて全ての調味料はオーガニックですが、、、。
化学調味料は論外としても、調味料で味を整えるのであれば、オーガニックの調味料や食材に拘れば高級店の3分の1のコストで美味しいものが食べられる可能性があるのです。
本物のお店でしか経験できないものは無理ですが、値段が高いだけの似非高級店よりは良いものを使っていれば家庭で食べる方がコストが安くて遥かに美味しいのです。
そして、世間では何故か本物よりもそうでないお店に予約が集中しているという現実があります。

ということで、もうすぐ塚口に着きます。
開店少し前に着くので食べられることは食べられるでしょうが、どれくらい待つのでしょうか?

そして何を食べるか?
新しいつけ麺が気になります。

開店5分前に着きました。2人待ち。
流石に一時の異常現象は収まりました。
後は以前のように、平日に13時前後に来ても食べられるかが知りたいですが、まだまだリスクが高いので、挑戦出来ません。
私の後にも次々とお客が来られています。

本日はお嬢さんがホール担当です。
つけ麺は改良のため準備中になっていたので、Sのロックの全部載せと豚丼をお願いしました。
11時5分で満席、その後次々と店内で待つお客増えています。
私は3番手なので2巡目になります。
食べ始めるのは11時20分くらいになるでしょう。
1巡目の方々はもう召し上がり始めています。
予想通り、11時20分に出来上がりました。
もうすでにお店の外で並ぶ方が出てきました。
この時間に伺うと恐らく食べ始めるまで1時間位かかるでしょう。

先ずは一口スープをのみます。
最近、たまたま大阪と京都の超有名店のラーメンを頂きましたが、やはり全然レヴェルが違います。
同じジャンルの食べ物という感じがしません。
全国の有名店の店主の方々が誰一人真似できない技術。

水と塩と比内地鶏のスープ。

胡椒とか柑橘系の風味も加わっていますが、基本は水と塩と比内地鶏。
比内地鶏の味が物凄いです。
麺も風味があり美味しいです。
そして、具。
豚のチャーシューも豚の味がしっかり感じられ、卵は黄身自体の味が濃厚です。

比内地鶏の胸肉のチャーシュー。

脂ではなく、比内地鶏の肉の旨味が凝縮されています。
綺麗な、綺麗な、綺麗な、鶏肉の旨味。
これが鶏の本来の味です。
絶対に化学調味料では作れません。
焼き鳥を食べようが何しようが鶏肉の味の基本はこれです。
こちらのお店にいらっしゃる方は是非この比内地鶏の胸肉に注目して頂きたいです。

豚丼は豚が美味しいのは当然として、やはり米がめちゃくちゃ美味しいです。
何万もする高級な日本料理屋さんで使われるようなhighestクオリティの米が使われています。
ついついいつも丼を頼んでしまいますが、本当はラーメンのスープをおかずに白米を頂きたいです。
因みに丼ものはラーメンの麺と具を全て頂いてから食べ始めます。
このお店のラーメンの麺は極めて繊細なので、出来るだけ早く食べ終えたいと思うからです。
握りもラーメンも出来上がった瞬間が一番美味しいです。
時間が経ったら本来のパフォーマンスを発揮できなくなり、違う食べ物になってしまいます。

あまりにも間があいてしまいました。
ニューバージョンのつけ麺を次回頂きたいです。
まだ準備中なら、東京の醤油です。
次はいつ伺えるでしょうか?
GW前には伺いたいですね。

本日のお会計は1700円。
交通費も合わせると2000円を超えるランチですが、それ以上の価値があることは言うまでもありません。

P.S.
なんと関西ローカルの番組の取材があったそうです。
涙、涙、涙。
平日の開店10分前には行かないと。
それでも1時間待つようならまたしばらく伺えなくなります。
号泣、号泣、号泣。

ネットラジオSPOONやっています。
生配信の時間はtwitterで告知します。
過去の録音されたものはとんしで検索して、castの欄を開くと全て表示されます。
最近、あまり生配信していませんが、聴いてくださっている方の生のお声を聞くので、たまにやらせて頂いています。
お聴き頂ければ幸甚です。

2019/04/17 更新

25回目

2019/01 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

尼ロックの全部のせ

拝見していませんが、テレビに出られたようで土曜日だと11時半に着かないとかなり並ぶなあと思い、その時間に合わせて家を出る予定でしたが、妻がノロノロしていて、結局お店に着いたのは12時過ぎでした。

どのラーメンを頂くかいつも迷いますが、自分のレビューを見るともう何ヶ月も尼ロックを頂いていません。
なんとなくそんな気がしていたのですが、確認が出来たので、迷わず選ぶことにしました。

尼ロックの全部のせ。

このお店の基本のラーメンです。
比内地鶏と醤油と純水だけのスープ。
かなり久しぶりでしたがやはり美味しいです。
麺もスープも完璧。
ただ、あまりにも雑味がないため、後半にスープだけ飲むと醤油の味をストレートに感じます。
私が最初に食べた時に味が濃いと感じたのはそのためです。
しかし、正月明けにがふうあんに行きましたが、やはりレヴェルが何段階も違うと感じました。

比内地鶏の胸肉は相変わらず衝撃的なインパクトです。
これほど鶏の旨味がしっかりある地鶏はなかなかありません。
ブロイラーとは全く異なる食材というほど味が違います。
ブロイラーを比内地鶏と偽って出すのは相当な勇気だと思いますが9割以上の人は騙されるので屁の河童なのでしょう。
雰囲気とコピーライティングと化学調味料と食品偽装。
やり方が巧妙であれば、ビジネスとして大成功を収めることができます。

確かに飲食店もビジネスなので世の中の多数が支持すれば成功します。
偽物や詐欺を成功させるのは消費者なのでそのこと自体には何の感情もありませんが、ブロイラーと比内地鶏の区別も出来ない方からご批判を受けるのは大変迷惑です。
私はブロイラーに対して比内地鶏の料金を喜んで払うほど裕福ではありません。

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2019/01/12 更新

24回目

2018/11 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

Sのロック全部のせ

何故かまた木曜日に塚口駅を目指して阪急電車に乗っています。
城助の握りとロックンビリーS1のラーメンは、雑味がないので毎日食べることができます。
綺麗な旨味は決して飽きることが無いのです。
城助は1週間毎日をやったことがありますが、ロックンビリーS1はやったことが無いので、火曜日から日曜日まで毎日というのを一度やってみようと思っています。
三宮か元町にお店があればとっくの昔にやっていますが、塚口駅まで毎日行くのはなかなか難しいのです。
定番メニュープラス木曜日の童謡味噌で回せるので、バリエーションも豊富です。

今日は木曜日ですが、昼は童謡味噌がないそうです。
久しぶりにシンプルな塩であるSのロックを食べてみたいと思っていたのでちょうど良いです。

12時51分着。
カウンター満席。
店内の待つ席も私たち2人でちょうど満席になりました。
今日はスケジュールがタイトなのでこの後の仕事などの予定ががギリギリになりそうです。

Sのロックととり丼を注文しました。
久しぶりのシンプルな塩。
最高です。
私は本来ラーメンはシンプルな醤油味が好きですが、こちらのお店ではどちらと言われれば、塩の方が好きかもしれません。
比内地鶏というクオリティの高い食材だけが使われているので、その旨味を引き出すのは塩の方が良いと思うからです。
食材が良ければ、その旨味を最大に引き出すのは塩、最も邪魔するのは砂糖、使い方を間違えると邪魔するけれども、絶妙な塩梅なら旨味との良い塩梅になるのが醤油だと思っています。

勿論、食材が超一流であれば、調味料も超一流でなければなりません。
大阪で人気の某ミシュラン寿司屋には奥に安い砂糖が驚くほどの量積み上げていましたが、握りのシャリは当然甘くて醤油の味と相まって美味しく見せかけるものでした。
不味い。
砂糖と醤油の味が混ざったものは磯辺焼きやみたらし団子です。
日本人の好きな味ですが、握りは勿論のことラーメンでもやめて欲しいと思っています。
食材が良くなくても醤油が美味しければ美味しいと感じると思っている料理人が多く、醤油だけだと角があるので砂糖を使ってまろやかにするのです。

いずれにしても塩と比内地鶏と水だけのスープは間違いなく日本一。
比内地鶏の胸肉がゴロゴロ入っていますが、流石に比内地鶏だけあって、胸肉も綺麗な旨味たっぷりです。
ブロイラーの激安の鶏肉を比内地鶏とか名古屋コーチンとか嘘をついて出している高級店のフリの店がありますが、これほどまで味も風味も食感も違う鶏を堂々と出す度胸が凄いです。
お客を馬鹿に仕切っているのがよくわかります。

比内地鶏とは、このお店の味です。
名古屋コーチンともかなり違います。

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2018/11/26 更新

23回目

2018/11 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

豚汁仕立ての童謡味噌

城助を含めてアップしていないお店が溜まりに溜まっていますが、全部アップするのは無理です。
細かい記憶がないところも多いですし、時間がありません。
ロックンビリーS1の場合は、三宮塚口間の電車の中でレビューを書くのでアップ出来ています。

特に童謡味噌を狙っているわけではないのですが、たまたま伺えるチャンスが木曜日に集中しているので、また今日も童謡味噌ラーメンを頂く予定です。
豚汁仕立ての童謡味噌だそうです。

夜は2回しか伺っていませんが、平日は昼より夜の方が混んでいるイメージがあります。
平日の場合は、どうしてもロックンビリーS1に来たいという方は遠方から来られる可能性が高いので、時間的に余裕がある夜にお客さんが集中するのでしょう。
いらっしゃりたい方は平日の昼を狙うのが良いでしょう。
平日の昼に外で待ったことはほとんどありません。
このような芸術的なラーメンがほとんど並ばずに頂けることは奇跡としか言いようがありません。
東京や相模大野時代は大変な行列だったようです。
首都圏で一番有名なラーメン屋さんでしたからね。
関西ではラーメン文化がまだまだ浸透していないお陰です。
城助の存在も含めて、神戸に住んでいる最大のメリットです。
どちらのお店も日本一と思っていますが、例え同じくらいのレヴェルのお店が東京にあったとしてもこれほど頻繁に気軽に、日本トップとも言える鮨とラーメンを堪能することはできません。
鮨は予約が取れないし、当日に伺うのは不可能、ラーメンは2時間3時間行列に並ばなくてはなりません。
その意味では今が人生最高の飲食店環境にあると言えるでしょう。
蕎麦は堂源がありますし、中華も日本トップクラスではありませんがお気に入りが3軒あります。
鰻は諦めました。
人生全てを手に入れることは不可能ですし、それを求めると不幸になります。
そろそろ塚口駅に着きます。
豚汁仕立ての童謡味噌は想像できますが、いずれにしてもいつものように最高でしょう。
ロックンビリーS1のラーメンはラーメンの形態をとっていますが、世間でのイメージのラーメンではありません。
化学調味料の入ったラーメンや雑味の多いラーメンがお好きな方は絶対に召し上がらない方が良いと思います。
食材のクオリティの高さと雑味を一切出さない技術。
特にその技術はどんな有名店の料理人も真似ができません。
城助の握りや四つ葉の長谷川新さんのスッポン料理のように日本中の同ジャンルの料理人がやって来て、真似しようとしても誰一人真似できない唯一無二の技術なのです。
それがロックンビリーS1です。

待ちなしでカウンターに着席出来ました。
童謡味噌ラーメンととり丼を注文しました。
予想した通り豚汁に麺が入っている感じでした。
通常の豚汁はかなり味か濃いイメージがありますが、それはありません。
山椒の風味があるので、その点は好みが分かれるかも知れませんね。
個人的にはとても上品な豚汁だと感じました。
こんにゃく、もやし、にんじん、豚肉などかなり具沢山で、通常のロックンビリーS1のラーメンとはイメージが違います。
しかし、嶋崎さんはなにをされても美味しく仕上げておられます。
とり丼の鶏肉がいつもに増して柔らかったのは部位が違ったのでしょうか?
さらに美味しく感じました。
濃いタレをぶっかける丼ものではなく、あくまでもご飯そのものの旨さを引き立てる丼です。
このような丼ものは世の中にほとんど存在しません。

今日も大満足でした。
また、伺います。

あと、私が撮ったものではありませんが、たまには写真も載せておきましょう。

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2018/11/11 更新

22回目

2018/10 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

またまた童謡味噌ラーメン

伺えるチャンスのある日がなぜか木曜日ばかりなので、今日もまたまた童謡味噌ラーメンです。
本日は煮干しスープをメインにした童謡味噌ラーメンということなので、比内地鶏の出汁も加わっていれば、言わば東京味噌のような位置づけになるのでしょうか?
嶋崎さんの煮干しのスープは普通にある煮干しラーメンのスープとは天と地の差があります。
普通のものは煮干しの旨味だけではなく、煮干しのえぐみやら雑味もあるので、旨味よりもそちらが気になります。
悪い意味で煮干しそのまんまみたいなスープなのです。
極上の物凄い煮干しを使えばそれでも美味しいかもしれませんが、安い煮干しを大量に使ったスープはえぐみや雑味が目立って食べていると気持ち悪くなります。
そこで他に色々足して誤魔化すのですがそれがより雑味を増やしてどんどん不味くなるのです。
逆です。
極上の煮干しで旨味だけを出せば良いのですが、私が知る限りそれができるのは嶋崎さんだけです。

大体いつも同じ時間の電車に乗るのでお店の到着時間も同じくらいが多いですが、平日の昼は死ぬほど混んでいるということは無いようです。
年に一度の企画ものの時は開店前から凄く並ぶようですが。

6年連続でグランプリを取ったTRYラーメン大賞の今年の発表がされている雑誌で嶋崎さんが対談をされておられます。
お店ではお話をすることがほとんどできないので、どんな対談をされておられるのか楽しみです。

12時47分到着。
待ちはなく、すぐにカウンターに座れました。
童謡味噌ラーメンととり丼を注文しました。

一味とニンニクのアクセントが効いていますが、とても綺麗な煮干しの出汁で、神戸界隈の安い煮干しのえぐみと雑味の味と動物系の脂が混ざった煮干しラーメンとは完全に一線を画すものです。
味が濃くて調味料のたっぷり入った味噌ラーメンやえぐみだらけの煮干しラーメンがお好きな方は煮干しが入っていることがわからないとと思われるほど上品で上質な煮干しの出汁です。
このような煮干しのスープを作ることができる極限の技術があるからこそ東京ラーメンは東京っぽいけど洗練されていて透明感があるのです。
いずれにしても本物の煮干し風味というものはこのようなものであり、あの独特のえぐみは煮干しの特徴ではありますが、旨味ではありません。
いずれにしても童謡味噌の旨味と風味が前面に出て、綺麗な煮干しがそれを更に引き立てています。
煮干しのスープは良い食材の旨味を引き出すためのものであって、あの嫌なえぐみを味わうものではありません。

とり丼は相変わらず全てが素晴らしいです。
高級日本料理屋で出てくるような絶妙な甘みと旨みのあるご飯に、比内地鶏とおそらくオーガニックのマヨネーズが載っています。
ご飯と比内地鶏はそれぞれ超一流の食材ですが喧嘩せずにマッチしています。
これこそマリアージュと言うべきでしょう。
嶋崎さんは何を作られても凄いです。
この丼だけで三宮で専門店をやられれば行列店になるでしょう。
食材を揃えることが出来て、味を盗める方はやられたらどうでしょうか?
カツ丼と天丼は排除してやれば成功するでしょう。

ネットラジオSPOON始めました。
毎日生配信の時間はtwitterで告知します。
過去の録音されたものはとんしで検索して、castの欄を開くと全て表示されます。

私が撮影したものではありませんがたまには食べ物の写真を掲載します。
とり丼です。

2018/10/25 更新

21回目

2018/10 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

今日の童謡味噌ラーメン

いつものように移動時間は有効に使うということでレビューの枕を書かせて頂きます。

今日は木曜日なので童謡味噌ラーメンです。
豚清湯に加えて鮭節の風味という仕上がりのようです。
土曜日の夜と日曜日限定の比内地鶏の白湯はどうしてもスケジュールの調整がつかず断念しました。
非常に残念です。
今日も駄目なはずでしたが、予定が変わって伺うことができるようになりました。
椎間板ヘルニアも立ったり座ったりしなければ、痛くなくなりました。
痛みなしで歩けるのはとても幸せなことです。
妻も松葉杖なしで一応歩いています。
痛みはまだあるようですので普通には歩けませんが、通勤はできるくらいになったので良かったです。

童謡味噌に豚の清湯。
間違いなく合うでしょう。
鮭節がどんなアクセントになっているのか楽しみです。
予定の電車に乗れなかったのでお店に着くのは13時過ぎになるでしょう。

13時4分到着中待ち3人ですがすぐに全員カウンター。
木曜日ですが意外と混んでいません。
童謡味噌はまだあるかな?
ギリギリありました。
ぶた丼も注文します。

豚のスープと童謡味噌は当然合います。
最近はエスニック的なものが多くてそれはそれで美味しかったのですが、豚の清湯(ちんたん)は本当に童謡味噌に合います。
童謡味噌独特の風味が香り立つのです。
素晴らしい。

ただ、ネットラジオspoon でも何回かお話ししていますが、この風味を大切にする濃さ、塩梅というのはどれほどの方に支持されるかわかりません。
嶋崎さんの命を削って作るラーメンの真価は世の中の数パーセントの人にしか理解されないというのが私の勝手な持論ですので、この童謡味噌ラーメンは繊細過ぎるかも知れません。
個人的には今まで頂いた童謡味噌ラーメンでは一番好きです。

相変わらず丼も美味しいです。
豚のクオリティ、化学調味料を使わないタレの繊細な旨味、そして米の甘み。
全てがパーフェクト。
米のクオリティも凄いですが、それを生かす丼となっています。
詳しくは先程ネットラジオspoon で生配信して、castとして残しましたのでよろしければそちらをお聴き下さい。
とんしで検索して、cast欄を開くとこれまでの配信の録音が一覧で出てきます。
今回の分は、とんしの本当に美味いもの10
です。
写真は妻が撮った本日の童謡味噌ラーメンです。
私は食べログには食べ物の写真は載せません。
食事中もその前も食べることに集中するので写真を撮らないからです。
よろしければどうぞ暇つぶしにお聴き下さい。

2018/10/19 更新

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