『2度目のVilla Del Sol』ばなおさんの日記

ばなおの戯言

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日記詳細

紀州徳川家の歴史と数奇な運命を辿る南葵文庫のとりこになった私は、6月に続き念願の再訪を果たした。

今回、チェックイン時刻が15時と1時間遅くなったため、熱海で昼食をとる。
時間がたっぷりある上に、美味しくディナーを堪能すべく、宿まで歩いた。


【VILLA DEL SOLへの歩き方】

 熱海駅を背にして左側へ進む。
 東横インの先の交差点を右折。
 暫く歩くと、135号線の交差点「足川」。
 ここを左折すると、初島と大島を望む絶景を右手に
 眺めながら暫く進む。
 Esso石油ガスリンスタンドが見えたら手前を右折。
 急勾配の下り坂を進み、海辺に降りたら海沿いの
 道を東京方面へ。
 道の外れに木々に覆われた洋館が見えてくる。
 ゆっくり歩いて30分位かな。


チェックインの15分前に到着。
前回、土砂降りで撮影出来なかった門外からの外観をしばし撮影。


門をくぐり館の扉を開けると、女性ソムリエが迎え入れてくれた。
館内の案内を受けた後、ウェルカムドリンクをいただく。
ロゼのスパークリングワインに椎茸のミルフィーユ。

続いて、今夜宿泊する部屋まで案内していただいた。
背筋をピンと張った彼女のエレガントな立ち振る舞いは、高級旅館蓬莱の賜物だろうか。
クラッと来た。まるで魔法をかけられたようだ。


11月下旬の日没は早い。夕方5時を過ぎると外はもう暗い。
南葵文庫1階のロビーに佇んでいるうちに、夕食の時間がやってきた。
2階のレストランへの階段を上ってゆく。


               Menu

          Le mardi 26 novembre 2013


    トマトのムース マジョレーヌ風味

    黒アワビとサザエの海水蒸し 
    アンチョビーのオイル

    アオリ烏賊とピーマンのソテー

    蛤とあやめ雪蕪のカプチーノ 黒胡椒風味

    鱸のソテー クミン風味

    小鳩のロティー
    ニンニクとローズマリーのジュ

    洋梨のロティー シャルトリューズ風味

    カフェとミニャルディーズ




トマトのムース
は、熱海の専用農家で栽培したトマトを濃縮し、クリームと合わせた逸品。
自然なトマトの甘みがクリーミーに口の中に広がる。


黒アワビとサザエの海水蒸しは、黒アワビとサザエの身と肝をアンチョビオイルで仕立てた逸品。
上品なオイルに包まれた肝は苦味・臭みがなく舌触りも絶妙。
黒アワビとサザエの身も硬すぎず、適度硬さを保っている。


アオリ烏賊とピーマンのソテーは、烏賊に添えられたスライスアーモンドの風味とピーマンが烏賊の味を引き立てる。



蛤とあやめ雪蕪のカプチーノ
は、蛤の汁と蕪の甘みにミルク仕立てのカプチーノ泡で仕立てた逸品。
蕪とカプチーノのスープを味わった後、おもむろに大蛤に齧り付く(^○^)


鱸(スズキ)のソテー
は、香辛料クミンと身の締まったスズキの絶妙なハーモニーを楽しめる。


小鳩は、熱海の海を泳いでいる鳩(笑)?・・・と思っていたら、金野シェフが私のためにフランスから取り寄せてくれたそう。
感謝・感激しながら夢中で小鳩にしゃぶりついた。。。


洋梨のロティー
は洋梨の表面を水飴?で覆いアイスクリームと一緒にいただく。
洋梨そのものの酸味がアイスクリームと良く合う。


洋梨に齧り付いていると、金野シェフが挨拶に来てくれた。
フランス産の鳩で歓待して頂いたにもかかわらず、お酒の酔いもあって


 「実は、甲殻類が食べたかったのです。」


などとついつい本音が。。。


 「甲殻類は、温度が低いと隠れてしまい、出てこないのです。」


なるほど。。。


でも、甲殻類がなくても魔法のような絶品料理が次から次へと出現し、まさに夢のようなディナータイムであった。


今度は、暖かくなったら甲殻類のデギュスタシオンを食べに来るぞぉ(^^♪


何、おまえが今まで冬場に伊豆で食べていた伊勢海老は、殆ど生簀で飼われていたものばかりじゃないかって? 
ほっといてくれ~(-_-メ)
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