ajisavaさんが投稿したサンプリシテ(東京/代官山)の口コミ詳細

美味しい料理とお酒とサービスと雰囲気が好き。

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サンプリシテ代官山、渋谷、恵比寿/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 4.4
1回目

2019/07 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.6
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

満足度の高い魚介フレンチ

代官山にあるサンプリシテに伺いました。

八幡通りを駅から5分ぐらい並木橋に向かって歩いたビルの二階にあります。
知人のオススメで前から伺いたいと思っていたお店です。

店内は入ってすぐにシェフズキッチンといえるカウンターが八席あり
奥には個室にもなるテーブル席があります。
空間を広く使ってとてもゆとりある雰囲気で
さりげない装飾がシンブル過ぎないセンス有る内装になっています。

料理は¥13000のコースのみでドリンクはボトルワインがなく
シェフが色々と出してくれるワインペアリングが中心の様です。

このお店は魚介を中心としたメニュー構成で肉料理は最後のメインだけと
他は全て海鮮でメニュー構成されています。

『鱚 蕎麦』
蕎麦粉のクレープで優しく火が入った鱚を包み、その上に海苔と米粉のチップスを乗せて。
最初から温かい料理で鱚の旨味がよく分かる。シャンパンとの相性も間違いない。

『白海老 マドレーヌ』
続いては2品が同時に提供されます。
サブレの上に昆布〆した白海老のタルタルを乗せ、更にその上にキャビアを乗せた一品と
黒オリーブのエキスをマドレーヌ型のパリパリの生地でコーティングしたものが黒オリーブ
のパン粉の上に置いてある一品。
白海老の甘味と昆布の旨味、キャビアの塩味とサブレの食感が全て合わさってとても美味しい。
マドレーヌ一口で頂きます。中からブラックオリーブのスープが口いっぱいに広がります。
パン粉もほど良いアクセントになっていました。

『毛蟹』
毛蟹の身と味噌をつかった濃厚なタルト。
まさに焼きたての熱々の状態で提供されます。
このあたりでマールボロのソーヴィニヨン・ブランをグラスで頂きました。
蟹味噌の独特の癖をワインがさっとふき取るようなペアリングです。

『玉手箱』
箱を開ける瞬間を写真に撮らせて頂きました。
瞬間スモークの料理です。中には何日か寝かせて旨味が引き出された鰯と生姜のチップス、
コンフィが添えられています。
ワインと抜群の相性を誇ります。

『あおりいか』
海老出汁とアオリイカ、セロリの一品。
少し濃厚な魚介のコンソメジュレ、一度冷凍して細胞を壊したイカ
根セロリとセロリで作ったムースとチップスが混然一体となった料理です。
イカの食感に海老出汁の旨味、セロリの香りが三位一体となっています。

『舞鶴 黒鮑』
舞鶴産の黒鮑は火を入れても身の縮みが少ないそうで三陸ではなく関西から仕入れているそう。
トリュフの衣でコーティングされた鮑にオーストラリア産の黒トリュフとトリュフの香るトウモロコシのカプチーノソースで頂きます。
ここでも三つの素材が三者三様の働きで見事な味わいを奏でています。

『鯖』
鯖は五島列島より届いたものを。
少し魚醤の香る緑のスープに生ハムや丘ヒジキ、アーモンドなどがアクセントになっています。
鮑の後のさっぱりとした一皿に仕上がっています。

『九絵』
結構な大きさのクエを絶妙に火入れしていきます。
カウンターのオープンキッチンですので目の前の鉄板で仕上げられていく様を一部始終拝見出来ます。
クエのうろこをパリパリに焼いたものや浅利が添えられています。
軽いスープ仕立てになっていますがこのスープは浅利の旨味とクリームのスープで
クエの旨味との相乗効果が凄い。

『熊本 赤牛』
丁寧に火入れされた和牛は断面図も綺麗で
ソースには椎茸やイリコを使った赤ワインソース。
ピノ・ノワールでは少し物足りなさを感じました。
もう少しタンニンがあればより良いペアリングになったかも。

『桃 ヨーグルト』
桃のスープにヨーグルトのソルベ
フランボワーズのパウダーが掛かっています。

『バニラアイス パッションフルーツ』
パッションフルーツとショコラのクランブルとバニラアイス。

総じて満足度の高いペアリングでした。
食材から調理法、提供の仕方やサービスまで余すことなく楽しませて頂きました。
スタイルとしてはまるで高級寿司屋のカウンターの様で
魚介中心の小ポーション多皿スタイルは食後感もちょうどいい
満腹感で季節を変えてまた伺いたいと思わせてくれます。

コストパフォーマンスでいえば決して安いとは思いませんが食材やワインのセレクトからいえば
丁度のバランスを保った価格帯だと思いました。

2020/01/31 更新

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