数量限定の鶏白湯そば@Tsurumen大阪城北詰店 : Tsurumen 大阪城北詰店

この日、久しぶりに大阪市街のとある名店でラー
メンを食べようと京橋駅で学研都市線に乗りまし
たが目的地の駅には止まらない快速に乗り込んだ
ようで、放出駅で一旦降りて同じホームの反対側
に止まっている電車が普通電車だと思い込み、さ
っと乗り込んだはいいが、途中でこの電車が、
おおさか東線であることに気付いた時は時遅し！

引き返すも超人気店の開店時間に間に合わないこ
とがわかったので、そのまま京橋駅まで戻り、
同じ路線(東西線)で一つ先の大阪城北詰駅で下車

向かった先は予てよりBMしていた"Tsurumen
大阪北詰店"さん、本店は鶴見区にあります。

駅からは徒歩２分ほどのところにあり、"鶴麺"の
提灯が見えたのですぐにわかりました。

開店時間を２０分ほど経過してましたが、先客は
なし。店内は明るく綺麗いな佇まいでカウンター
席８席に、テーブル席が２卓あります。

空いているカウンターの端席に座り、メニューを
確認すると、ラーメンは中華そば、塩煮干しそば
などで、つけ麺は、白と黒のつけそばに白湯もあ
ります。目移りする中で選んだのは、数量限定の
鶏白湯そば￥９００です。

こちら後払いなので口頭で注文しましたが、なぜ
鶏白湯そばを選んだかと言いますと、淡海地鶏と
黒さつま鶏の白湯スープというのに惹かれてしま
いました！(笑)

淡海地鶏と言いますと、滋賀の有名な地鶏で、そ
の肉は脂身がくどくなくあっさりとした味だそう
です。大津の名店"じどりや穏座"さんでその新鮮
な鶏肉料理を頂けるようで、一度でいいから食べ
てみたい、と思っていますが、実現するわけないな～(苦笑)

私がこの淡海地鶏を知ったのは、ラーメンの鬼こ
と、故佐野実氏が、新横浜のラー博に志那そばや
の支店を出店する際、淡海地鶏に拘るも提供する
だけの数量を確保できずに泣く泣く断念した、と
いう記事を読んだ時ですね～。ただ、この時以来
ラーメンで淡海地鶏の名は聞くことが無かったの
ですが、大阪でラーメンを食べ歩くようになって
から調べていた中で、かの有名な"カドヤ食堂"さ
んとカドヤ食堂出身で今や江坂の名店となった
"麺屋えぐち"さんが淡海地鶏と黒さつま鶏からス
ープの出汁をとっていることを知ったのが最近で
気になっていた矢先のことでした。両店とも清湯
スープに対し、同じ鶏でもTsurumenさんは今回
、白湯スープということで楽しみです。

待つこと５分ほどで鶏白湯そばがサーブされまし
た。店員さんから、お好みでどうぞ！と辛味噌？
の小皿も一緒にサーブされましたよ。

外観すると、ラーメンは茶濁していますが、見た
目で、濃厚な鶏白スープに醤油ダレが合わさって
いることは容易に想像できます。

具は豚肩ロースのチャーシューと、メンマ、三つ
葉、長ネギの刻みですかね。

早速スープを頂くと、うぁー旨い！、トローっと
したトロミとともに鶏の旨味が口から体全体に染
み渡っていくような感覚になりますが、コクもあ
り、白湯の濃度も絶妙だと思います。スープは新
橋の麺屋武一さんと酷似してますが、鶏の旨味が
全然違います。

そこにこれは生醤油かな？、いや、熟成した醤油
から感じられる独特の甘みが感じられますが、こ
の白湯スープとの配合もここというポイントを外
してませんね～、スープは実に旨い！、さすが
淡海地鶏と黒さつま鶏、と言いたいところですが
出汁になってしまうと正直この２種の掛け合わせ
がどう良いのかまで説明できないのが悔しいです
が、ただ、今まで食べた鶏白湯スープの中でもと
りわけ美味しいことだけは確かです。途中、辛味
噌を混ぜると、おー、ピリカラで紫蘇のような香
りもして良い味変になっている。d(^-^)

さて、そこに合わせる麺は多加水の中細麺、実に
しなやかです。ただ、柔らか過ぎてまるでそうめ
んのようで、スープに負けています。スープが麺
にまとわりつきスープを吸ったように麺が重く感
じ、麺を食べているのかスープを食べているのか
わからなくなります。好みもあるので微妙ですが
、個人的にはもっとスープに負けないコシのある
麺で頂きたかったなぁ。(>_<)

豚の肩ロースと思われるチャーシューは味付けよ
く噛むとホロリと崩れるような柔かさで、これは
旨い！、１枚だけですが大判で食べ応えあります

あっという間に完食！

スープが美味しいだけにちょっと麺が柔らか過ぎ
て残念な気分になりましたが、もしこの数量限定
メニュー続くのであれば、是非麺を改良して頂き
たいですね。期待して、また食べに来ますよ！

《味の評価》
・スープ◎
・麺△
・チャーシュー◎
・他の具○

《全体の評価》
・外観○
・ボリューム○

以上