無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
トントンマンさんの他のお店の口コミ
店名 |
掲載保留
たらいうどん椛や(もみじや)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
うどん 百名店 2022 選出店
食べログ うどん EAST 百名店 2022 選出店
うどん 百名店 2020 選出店
食べログ うどん EAST 百名店 2020 選出店 |
ジャンル | うどん、うどんすき、居酒屋 |
住所 | |
交通手段 |
水戸インターから車で10分。 内原駅から1,982m |
営業時間 |
|
予算 |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
おうどんをご注文されないお客様に限り席料500円を頂戴致します |
席数 |
52席 (他にテラスに28席あり(ペットOK)) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 30台 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、座敷あり、オープンテラスあり、プロジェクターあり、車椅子で入店可 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる、ワインにこだわる、カクテルにこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可、ペット可、テイクアウト、デリバリー |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可) |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2008年1月7日 |
備考 |
ペットはテラス席のみ可。 |
お店のPR |
本格手打ち職人による手打ちうどんが楽しめます
日常の生活から少し離れた古い神社の参道脇に、築150年の古民家を再生し「うどん屋」になりました。 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
今年=2022年のゴールデンウィークも終盤戦に差し掛かったこの日は、うどんEAST百名店の攻略困難店にアタックしてみることにしました。
うどん百名店もTOKYO区分が廃止されて難易度が高まったのは周知の事実ですが、その攻略困難店は、東京からアプローチする場合に"本格遠征"と位置付けるお店群と"プチ遠征"の表現が妥当と思われるお店群に分かれると思います。
本格遠征群は、北海道や愛知県、岐阜県あたりで、攻略するには泊付きの行程を求められますが、プチ遠征群は、山梨県、群馬県、栃木県、茨城県といった首都圏の周辺エリアで、泊は不要でも1日がかりで行く必要があります。
普段の土日だと競馬があるので、なかなか遠出を思い立てないのですが、競馬の無いゴールデンウィークの平日・祝日は、そんな中で遠征するチャンスと捉えて、これまでいくつかのプチ遠征にチャレンジしてきました。
この日のターゲットになった当店は、茨城県唯一のうどん百名店で、しかも常磐線のローカル駅である内原駅から徒歩で30分ほど掛かる比較的難易度の高いお店です。
ただ、幸いなことにランチタイムでも予約が可能でしたので、この日はあらかじめ予約をしての訪問となりました。
アクセス困難店は、行ってみて臨時休業みたいなこともありますし、休業ではないにしても長時間の行列に見舞われるのは痛いですから予約出来るのは有り難いですよね。
ご丁寧に前日にはメールでリマインドもありましたが、当店は各種グルメサイトを積極的に利用しているようで、その意味においては多くの百名店とは路線を異にしていると思われます。
当店のオープン日は、食べログ店舗情報によれば2008年1月です。
オーナーの松岡献一郎さんは、うどんの本場香川県のご出身ですが、建機メーカーの営業職として働いていた平成11年に転勤で水戸にやって来ます。
自らの住まいにする目的で現在の店舗である古民家を購入したのですが、事が上手く運ばないのはサラリーマンの常ですよね。
購入とほぼ同時に大阪への転勤の辞令が出てしまいます。
香川県出身ということもあって、元々趣味でうどんを打ったり、食べ歩きをしたりしていたこともあり、うどん屋には興味を持っていたそうですが、このタイミングでその気持ち(独立心)が高まって1年間の大阪での勤務後に思い切って脱サラを決断しました。
そして、故郷の香川県でうどん作りの技術を改めて学び、2008年(平成20年)に当店開店に至ります。
当店が看板に掲げるたらいうどんは、徳島県板野郡土成町(現在は阿波市土成町)の郷土料理として知られており、私は名古屋勤務時代に出張で土成町を訪れたことがあって、そこで現地の方からたらいうどんを振る舞われたことがあります。
このローカル料理戦略が当たったのか、お店の経営は順調に推移して人気店に上り詰め、2017年(平成29年)には系列店として肉汁うどんの「利八」を笠間と水戸にオープンします(肉汁うどん 利八 笠間店、肉汁うどん 利八 水戸東原店)。
ところが、その後間も無くして新型コロナ禍に見舞われ、経営は一転苦境に陥ることになりました。
それでも、感染拡大による休校で給食がなくなり食事を毎回用意するのが大変なひとり親家庭を支援しようと持ち帰り料理の無料提供をしたり、販売不振に陥った取引先の支援をしたり、更にはアベノマスクと食事券の交換を思いつくなど、飲食店の社会的役割を意識した取り組みを行ってきたのは立派ですよね。
この日は、内原まで電車で行って、そこから徒歩でのアプローチになりました。
分かりづらい道では無く、駅から普通に歩いてジャスト30分で到着です。
11時半からの営業と公表していますが、11時15分頃到着したところ、お店は既に営業していました。
さすがに1870年(明治3年)築の古民家のリノベーションだけあって風情たっぷりです。
入店して予約の旨を伝えたら、スムーズに席に案内されました。
入店時は先客は3組ほどだったのですが、次々と後続客が訪れ、11時40分頃にはほとんどの席が埋まっていました。
案内された卓上にはメニューが置かれています。
普通のうどん屋さんのように各種うどんがラインナップしているスタイルとは異なり、メニューは限られています。
ノーマルなうどんは、単品のざるうどん、釜揚げうどんが各@880円でラインナップしていますが、それ以外の種ものメニューは見当たりません。
これ以外のうどんメニューは、たらいうどんセット@1,980円になり、応対してくれた店員さんからもこれがおすすめと言われます。
確かに釜揚げうどん単品に天ぷら盛り合わせ@980円を付けると1,860円になりますし、それに豆腐やデザートが+120円で付くと思えば、たらいうどんセットの他に選択肢は無いですね。
店員さんに言われるがままにこれを注文しました。
うどんは大盛りも無料ですが、ゴールデンウィークに入ってからやや食べ過ぎの傾向にあるので自重しました。
デザートはブラマンジェか芋ようかんから選べますので、ブラマンジェにしました。
8分ほど待ったら、釜揚げうどんの薬味と豆乳の入った鍋が運ばれてきて、鍋は店員さんが火にかけてくれ10分ほどしたらそのまま食べてくださいと言われます。
この豆乳で出来る豆腐は、取り皿は無く、スプーンを直接鍋に入れて掬って食べるのですが、何も味をつけなくてもほのかな大豆の甘みがありますし、卓上の塩や醤油で味付けして食べてもいけますね。
どうやら注文を受けてからにがりを打っているそうで、本当の出来立ての豆腐なので美味しくないわけはないですね。
うどん屋で豆腐?と思わないでも無いですが、これも当店のエンターテイメント性なのだと思います。
たらいうどんや天ぷらは、豆腐が出来上がるちょうど10分ほど待った時点で提供されました。
釜揚げ風のたらいうどんは、うどんが純白では無くてやや土色がかっているところがいいです。
説明を読むと、やはり豪州産ASWが主体のようですが、香川県の吉原食糧の製品(石臼挽き全粒粉)をブレンドしているためこの色が出ているのでしょうね。
エッジのしっかり立ったうどんは、中心部分に絶妙のコシがあってモッチリ食感です。
惜しむらくは地産地消で地粉を使って欲しい気はしましたが、これは今後の課題ということにしておきましょう。
天ぷら盛り合わせは5種盛り。
名物の"わらじ"と呼ばれる茨城県名産のさつまいも「紅あずま」の平たくデカい天ぷらのほか、大海老、春菊、れんこん、海苔の佃煮のラインナップです。
春菊がややチープだったことを除けば充実のラインナップで、ボリュームも申し分無いです。
うどんだけだと大盛りでも楽々行けたのですが、この天ぷらと合わせることを考えると、うどんは並盛りで正解だったと思いました。
デザートのブラマンジェは、3種類のブラマンジェが出されたのでびっくりです。
しかも、ブルーベリー、抹茶あん、黒蜜きなこの3種類ともとても充実しており、どれも甲乙つけ難いほど美味しいです。
全体に、正統派のうどん専門店というよりは、エンターテイメント性も兼ね備えて幅広いファン層の獲得を意図した今風のお店という印象ですが、正統派のうどん好きでもそれなりに楽しめるところが魅力だと思いますし、それがうどん百名店に選ばれた所以なのでしょうね。
泥臭いうどんが好きな人とか、ローカルなさぬきうどんのファンあたりだと賛否が分かれそうな気もしますが、許容範囲が広い私にとっては、コスパも含めて十分納得出来るお店でした。
因みに今の職場の同僚で、娘さんが水戸にいる人がいたので、その人に当店を紹介したところ、早速娘さんと行かれたみたいで、「大満足でした!」と嬉しい報告をもらいました。
オーナーの経営者としての資質も確かなものが窺えますし、今後は前記の通り国産小麦の振興にも繋がる役割を期待したいところですね。