ジューっ : 最上亭

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4.0

¥10,000~¥14,9991人
  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.5
  • CP2.5
  • 酒・ドリンク-
2009/12訪問1回目

4.0

  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.5
  • CP2.5
  • 酒・ドリンク-
¥10,000~¥14,9991人

ジューっ

最上亭。
山形に転勤して来たからには、
一度はここで米沢牛してみなくては、、、と、
心の奥底に思ってはみていたものの、
たかーぃイメージがあり、
二の足を踏み踏み踏み踏みしておりました。

今回は、クリスマスディナー(12,000円)をやっているという情報を元に、
こう言うときでもなければ、行く口実作れまいと、
いよいよ出陣とあいなりました。

クリスマスには早かったですが、休日の夜。
一応予約を取って山形駅へ。
駅の中からホテルメトロポリタンへ。
お店はこのホテルの二階ですからエスカレーターでスルスルと上がって行く。

「いやぁー、こら、高級ホテルっぽいなぁ、、、」などと、
田舎根性丸出しで、ドギマギしながら店の入口まで行くと、
ボーイさんが早速やってきて「いらっしゃいませ。」
御丁寧な挨拶の後、予約の有無を確認されて、
再び「hato様、御予約いただきましてありがとうございます。」と、
御丁寧な御挨拶。恐縮です。
上着を預けると、ちょっとだけソファーで待機。

後は中に案内されました。
さぁ、、、鉄板焼きだ。

カウンターには既に数組の客人。
若者カップルに、家族連れ。
いい感じの中年夫婦。
なるほど。。。。。っと、意味不明な納得の後、
止まり木に掛けた。
和服フル装備の給仕の方が、
メニューの説明と飲み物を聞いた後、
丁寧に前掛けを装着してくれた。
床屋以外でこんな前掛けしたことねぇぞ、、、っと、思いながら、
前掛けをマジマジと見ると、
店のゴロが入った、厚手の生地。
気合入ってますなぁ、、、

で、目の前の鉄板にやってきたのは若い衆のシェフ。
慣れた手つきで準備を整えていく。
すると、一番初めの料理が出てきた。

「アミューズ」

「アミューズ」とメニューにはかいてあるが、横文字は苦手なので、
よく意味は分かりませんが、丁寧に「最初の一口」と書いてある。
ひょろひょろとした揚げものと、
ハムがハムらしからぬ格好で丸くまとまっている。

では。最上亭最初の一口、、、行きますっ!
ひょろひょろした揚げ物をいってみる。
シャクっと音がして、パラパラと口の中で解ける。
パイだ。
パイが長細くひょろひょろしている。
あまり冷めていない感じもある。
丸いハムの塊は竹楊枝が刺さっているので、
ひょっこりと摘んで、そのまま口に放り込む。

およよ。
ハムのちょっとした塩加減の中に、
果実の甘みがジワジワと染み出してくる。
これは、葡萄のようだ。
大きな葡萄を生ハムでグルグル巻きにしてあった。
嫌味なく、両者の香りが交じり合う。
なんかこの時点でムフフっと、
不敵な笑みを浮かべたくなる上品さだ。


「フォアグラのソテー山形産ごぼうの赤ワイン煮と大根添え」

さっきの若いシェフが準備完了し、
パイをサクサクやっている筆者達の前で作った一品目の料理。
小さな鍋を鉄板に置いて、
中で大根を沸々やりながら、もう傍らでワインでごぼうも沸々。
目の前ではフォアグラ様が、ジューっといいながら色を変えていく。
いいすねぇ、、、こういうの。(T_T)
ワクワクしながら様子を見守っていると、
手際よく皿に盛り付けられてしまった。

大根を座布団にフォアグラ様がドデンと鎮座し、
ごぼうのワイン煮と和ネギをクロスして戦闘体勢。
そう来られては、こちらも挑まねばなるまい。
箸でごぼうをどかして、フォアグラ様をつかむ。
思えば、生まれてこの方、フォアグラ様をこんな塊で食べた事がない。
ドキドキしながら箸を入れると、、、
フォワっと、ほぐれる。切れる。
やわらかいんだ、、、フォアグラ様。
口の中でホロホロと溶けるように滑りこみ、
バターの香りと共になくなっていく。
あちゃー、うまいね、コレ。(笑)

ごぼうのワイン煮は、赤ワインの香りを濃厚にしながらも、
噛むとショショっと言う歯応えを残し、
甘さがジンワリとやってくる。
初めて食ったっす、、、甘いごぼう。

そして、大根。
こいつの実力もすごかった。
ただフォアグラ様の座布団に甘んじていたわけではなかった。
やわらかく煮込まれた大根は、
箸がすっと通り、
口に頬張ると、ホワーンとコンソメちっくな香り。
しかもこのコンソメ、層の厚い風味を持っているというか、
色々なコクがジンジンジンとやってくる。
単純な味ではない。
しかも、フォアグラ様の油も載っているから、
風味に飽きを見せない。
今だけは、大根様だ、、、(笑)

「庄内産鱈のブイヤベース」

こちらも、鉄板に置かれた鍋でグツグツやりつつ、
生鱈が鉄板で焼き色を入れたもの。
ブイヤベースと言うから素人考えで、
スープにでもなるんだろうと思っていたが、
そこは最上亭、そんな単純なものではない。
シェフが完成させたのは、貝、エビ、で彩った一皿。
御丁寧にフランスパンが脇を固める。

まずは下に敷いているスープから。
すすすーっとすすってみると、
おりょりょ。
濃厚。
濃厚です。
色々な味がスープに溶け込んでいる。
単純に魚介だけではないような感じで、
スープにすると言うより、
エビや貝に掛けてくれっと言う感じ。

鱈も焼いているけどみずみずしくて、
プリンっといいながらスープになじんでくる。

このエビや貝(しゅうり貝)がまた、
そのままでもギュギューっと色々なエキスがしみこんだもの。
さっきのホアグラ様で脂っこくなった口の中は、
海の香りで別な世界へ飛びます。
脇固めのフランスパンは、
カリっとした焼き上げの軽い感じで、
濃厚スープをちまちまと付けていただく。

おっさん、幸せです。


「シーザーサラダ」

ブイヤベースの直ぐ後にやってきたサラダ。
見覚えのある味。
ここで、ちょっと現世に帰った感じで地に足がつきました。
っといっても、野菜も新鮮で、ドレッシングが生き生きしている。
野菜達が喜んでいる。


「ステーキ」

サラダをパクついていると、
シェフが皿を持ってきた。
その上には、
本日の主役がサシを見てくれと言わんばかりに横たわっている。
今日はサーロインと、フィレを両方お願いした。
コレが世に言う「米沢牛」。
牛の事はよく分かりませんが、
とにかくうまそうなんだ。まだ生なのに。
焼き方はミディアムレアにお願いした。

シャー、ジュー、シャワシャワ、、、っと、
聞いた事もないような音を立てて、
一気に食べ色に輝きを増していく。

あれ、、、ちょっと焼きすぎ?っと思った頃、
シェフは切り分けながら皿に載せた。

その間に、ご飯と味噌汁がやってきた。
一気にテーブルが賑やかになってくる。
そしてやってきた、、、サーロインと、フェレ。

早速一切れづつ交換していただく。
フィレ。
焼きすぎかと思えた表面だったが、これは素人考え。
中は丁度よい。まさにミディアムレアなんだ。
あの、脂肪の部分が音もなくサーっと溶けて行く感が、
もうたまりません。
レアの部分が肉の風味を引き出して、
意味なくごめんなさいと謝りたくなる。(笑)

サーロインはフィレに比べれば、肉の風味が強いが、
こちらも焼き加減は最高。
適度な歯応えを残しながら、甘みさえ感じられる。

どちらもレアの部分を残しているが、
中まで丁度よい温かさを保っている。
他店で食べると、
レアを頼むと焼き過ぎるとか、
レアの部分が冷たいと言うのを何度か経験しているが、
最上亭はそういう大事なところを、
よく分かって肉を調理しているんだなぁ、、、と、
感心させられました。

ちなみに、つけダレとして、き醤油、ぼんず、塩。
どれにつけてもおいしいのですが、
そのまま食べるのも中々でした。

「ガーリックライス」

筆者はガーリックライスもお願いしたが、
こちらも目の前で焼いてくれる。
ミジンにした肉を混ぜて、しつこいほど丁寧に炒めて、
ご飯茶碗に器用に配してくれた。
コレは結構おすすめ。
ガーリックというから結構ニンニクだろうと覚悟していたが、
サワっとしたニンニクの風味があるだけで、
ほとんど気にならない。
それより、肉のうまみがご飯にしっかりと刻まれ、
結構脂っこいはずが、ペロペロといけてしまう。

付け合せの牛肉の時雨煮。
こんな時雨煮、初めて食べました。
牛肉がの風味が新鮮なんです。
風味が生きてるというか。
味は決して濃くはなく、しょっぱすぎない。
研究された時雨煮。
ステーキ食べていながら、
同じ肉で飽きないようにされている。

大満足ですねぇ、、、ここまでされては。

「デザート」

食べ終わったころ、和服フル装備のお給仕さんがやってきて、
デザートを別席で、と案内された。
メニューには「デセール、パティシエからのノエル」と書かれている。
配されたのは、角皿に載ったケーキとアイス達。
どれもコレも上品なお味であったが、
何せ腹がいっぱいになっていたので、
最後は結構詰め込む感じ。(笑)
でも、脂っこい食事の後は、
アイスのあるデザートって良いですね。(^^)

そんなわけで、
初めての最上亭、大満足と言う結果でした。

余談ながら、若いシェフ。
話をしてみると、地元の事など結構色々教えてくれて、
面白い方でした。

支払いの際ボーイさんが、
「次ぎはバレンタイン企画も予定していますのでいらしてください」とのこと。

接客も楽しい最上亭でした。

  • 最上亭 - サーロイン

    サーロイン

  • 最上亭 - 右:フィレ,左:サーロイン

    右:フィレ,左:サーロイン

  • 最上亭 - フィレ

    フィレ

  • 最上亭 - アミューズ

    アミューズ

  • 最上亭 - フォアグラのソテー

    フォアグラのソテー

  • 最上亭 - ブイヤベース

    ブイヤベース

  • 最上亭 - ブイヤベース

    ブイヤベース

  • 最上亭 - シーザーサラダ

    シーザーサラダ

  • 最上亭 - ご飯、味噌汁がつく

    ご飯、味噌汁がつく

  • 最上亭 - サーロイン

    サーロイン

  • 最上亭 - つけダレは、き醤油、ポン酢、塩

    つけダレは、き醤油、ポン酢、塩

  • 最上亭 - ガーリックライス

    ガーリックライス

  • 最上亭 - 牛肉の時雨煮

    牛肉の時雨煮

  • 最上亭 - デザート

    デザート

  • 最上亭 - コーヒー付き

    コーヒー付き

  • 最上亭 -
  • 最上亭 -
  • 最上亭 -
  • 最上亭 -
  • 最上亭 - 鉄板のあるカウンター

    鉄板のあるカウンター

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店舗情報(詳細)

「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら

店舗基本情報

店名
最上亭(もがみてい)
ジャンル 鉄板焼き、すき焼き、日本料理
予約・
お問い合わせ

050-5593-5918

予約可否

予約可

住所

山形県山形市香澄町1-1-1 ホテルメトロポリタン山形 2F

交通手段

JR山形駅改札口より、徒歩1分

山形駅から37m

営業時間
  • 月・火・木・金・土・日

    • 06:30 - 09:30
    • 11:30 - 14:00
    • 17:00 - 21:00

      L.O. 20:30

    • 定休日
  • ■ 定休日
    鉄板焼きランチは平日休業

    【2024年8月14日(水)、12月25(水)、2025年1月1日(水)については、日本料理・鉄板焼ともに営業いたします。】
予算

¥8,000~¥9,999

¥5,000~¥5,999

予算(口コミ集計)
¥15,000~¥19,999 ¥2,000~¥2,999

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支払い方法

カード可

(VISA、Master、JCB)

電子マネー可

(交通系電子マネー(Suicaなど))

QRコード決済不可

サービス料・
チャージ

サービス料15%

席・設備

席数

112席

(鉄板焼カウンター14席、ホール40席、他)

個室

5部屋(2名~24名)

貸切

不可

禁煙・喫煙 全席禁煙
駐車場

ホテルの駐車場が3時間無料

空間・設備

落ち着いた空間

メニュー

ドリンク

焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる

料理

英語メニューあり

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と 接待 知人・友人と

こんな時によく使われます。

ロケーション

ホテルのレストラン

サービス

2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト

お子様連れ

子供可、お子様メニューあり、ベビーカー入店可

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