都市名の入った店では… : Honkon Shuka

私が香港と名のつく店で比較の対象としてるのは、その昔(ってほどでもないが)地元にあったその名も香港という店。早稲田通りの農芸高校の先、当時はデニーズにデイリーストアだった交差点の一角にあるマンションに入ってた。彩りある料理達、優雅な振る舞いのマダム、そして何を頼んでもふんわり優しい味わいが特徴的で、どこかとげとげしい大陸の中華料理の印象からはかけ離れてた。料理長は香港は香港でもホテルの厨房出身者かなあとか、一度お尋ねしてみたいと思ってたけど、今はもうその店はない。

今回当店で木須肉を頼んで、その彩りとふんわりした味わいに、なんとはなしにあの店を思い出してしまった。たしか木須肉は置いてなかったけどw

ランチ木須肉：メニューにはキクラゲと玉子の…と書かれてるが、木須肉とオーダーすると、マダムが喜んで下さった。発音が違うと全く別の意味になっちゃう言語だから、恥ずかしい意味とかになってまわなければ良いがw。まったり美味しいたまご感！ライスが進みます。甘酢の漬物がまた良いですね。スープも優しいがしっかりした味。少しだが冷奴もついてて脇役も抜かりない定食。

東京の香港料理店を食べ歩いて、だいたいの香港料理のイメージを得られるだろうか。上海でも重慶でも良いのだが、ちょっとそんなことを意識してみて、コロナ禍が明けたらかの地へ行って確かめてみる、なんてのも面白そうだなあ。