映画の前に一皿いかが?
金曜日の夜です。
ラングドン教授のインフェルノが封切りです。開演まで30分を切りました。
歌舞伎町は、と言っても昔々歌舞伎座を誘致する計画が有っただけで、気の早い人たちが命名した名残です。結局誘致は実現せず、その候補地はコマ劇場に変わってしまいました。そのコマも、今はゴジラヘッドを屋上にいただくシネコンです。昔見たブラタモリ情報です。
その前に佇み、若者で溢れかえる通りを見つめます。遠くには歩けません。こういう時に限って、早食い出来る丼系のお店が見当たりません。
見終わった後の深夜のメシは小デブの命を縮めます。ううっー、と唸りつつ後ろを振り返ると、焼きそば、の文字を発見。
焼きそばなら、鉄板の火力の弱い端っこに、半完成品状態でプールされている筈だから、時間は問題無し。
間髪入れずに引き戸を開けます。
カッコイイ強面系のお兄さんと目が合います。車力風の長袖シャツの先から、チョットだけ墨が見えています。
メニューを見やり、普通だったか、小だったか緊張で忘れたけど、真ん中のサイズを注文します。
『生卵はいかがしますか?』と聞かれます。ええっ、頼まないとヤバイのかなぁ、と悩みつつ、小さな声で『いらないっす』と、味方だよ、敵じゃないよー、と親しげに呟きます。
『ヘイっ』と短く答え、おもむろにザルから乾麺を秤に乗せ始めます。はああっ、と溜息をつきつつ、壁の貼り紙を見ると『中は柔らかく表面をカリッと仕上げるため、少々お時間をいただきます』との注意書きが・・・
急いでいるんで早めにね、などと言える度胸は有りません。週刊文春を読みながら、ノンビリと待つことに切り替えました。
鉄板で焦がし焼きした麺の上に、プラスチック製の大きな計量カップから柄杓で汲み上げた液体ソースを半円形に振りかけます。
瞬時にジュワーというシズル音が目の前を駆け抜け、ソースの焦げた香味が時間差で追いかけてきます。
なんだぁ、やるじゃん。マトモじゃん。
小デブは映画のことなど忘れます。最初の10分は宣伝だし、端っこの座席だから迷惑もかけないし、ここはユックリと嗜むことに決めました。
豚肩ロースの拍子切りとタップリのもやし、アクセントの青ネギが映えています。
うん。美味い。
舐めていました。
飲んだ後の締めにも良いかも。
気を良くした小デブはソースにまみれたクチの周りをマスクで隠し、急ぎ映画館に早歩きします。
ご馳走さまでした。
店名 |
Kabukichi
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類型 | 炒麵 |
03-6228-0248 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
東京都新宿区歌舞伎町1-14-6 第21東京ビル 1F |
交通方式 |
西武新宿線【西武新宿駅】徒歩3分 距离西武新宿 243 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 无使用電子錢 可使用二维码支付 |
服務費收費 |
店内22時〜5時サービス料10%出前22時迄(出前手数料、容器代20%)22時〜5時迄(サービス料10%)計30%テイクアウト容器代¥100一品¥80別途頂戴いただいております。 |
座位數 |
16 Seats ( カウンター4席/テーブル4人掛け×3) |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
不可能 近くの有料駐車場:歌舞伎町1-19-1新宿東宝ビル159台収容、ほか |
空間、設備 |
時尚的空間,有吧檯座位 |
酒水 |
有日本清酒 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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服務 |
提供外帶服務 |
備註 |
料理の料金が変更してます。お手数おかけしますが |
水曜日の夜です。
歌舞伎町です。
ホテル街の居酒屋で一人飲みの一次会を済ませたラッコ。ムンムン光線を振り撒くカップルを横目に駅にノテノテ歩きますが、フムゥ、なんだか胃に隙間がある・・・
やはり〆が必要かな?
とくれば炭水化物だけれど、目ぼしいラーメン屋は満席だろうし、どうしようかなぁ?
そこでふと思い出したのが、TOHO前の焼きそば屋さん。数年前にお伺いした記憶が蘇ります。
入り口の手前から中を覗き込むと、幸い、カウンターに空きを発見。迷わず入店して、小、並、大の中から生卵抜きの並を注文。
鉄板でソースを投入したシズル音が弾けると、ラッコの低い鼻を捉える香ばしい匂い。
やはり匂いが届く時間より音の方が早いか?
そりゃそうだ、音速だもんね、なんて小学生並みの知能でニヤニヤしていると程なく着膳。
先ずはひと口、アムッ、アムアムアム。
うん、細モヤシの歯応えが好き。
だって子供の頃の広島のモヤシはみんなこの細モヤシだったもんな。
紅生姜で味変させつつ、ものの数分で完食。
ワガママだけどカワユイ胃もこれで満足なはず。
そしてご馳走さまでした。