: Ame

夜に利用

前々から気になっておりましたこちらへ。大変人気のお店だけに1名利用に罪悪感がありましたが今なら平気そうかなと思い行ってみた。
改装して席数減らし、入口付近はテイクアウトコーナーになったようです。

メインは3種類からの選択で魚、肉、肉。魚以外はエクストラチャージがあるがこれは客側の受け取り方で変わるとは思いますが、元々のコースが安いので魚ならお得に食べられ、肉だと正規の金額になるというくらいのスタンスで考えた方が良いかも。確かに心象はあまり良くないかもしれないがエクストラチャージ付きメインでも総額から考えたら安く感じたので追加料金という悪いイメージは持たない方が良いでしょう。

料理内容は以下

・アミューズ　フォアグラのエクレア

・スペシャリテ　野菜のパフェ　～とうもろこしのアイスと枝豆と豆乳のムース

・鰆のスモークとカブのムース　赤紫蘇のスクラブと胡瓜のクーリ

・鴨胸肉のロティ　ソースビガラード　オレンジとコリアンダーの香り

・生姜のご飯と仔羊のトマト煮込み

・ココナッツのブランマンジェとパイナップルのアイスクリーム　キャラメルソースとパッションのソース

となります。
構成としてはアミューズ、前菜2、メイン、〆のご飯、デセール。最初値段は確かに安いが、構成だけみたらメインは魚or肉だしそんなに安くはないかなと思ってましたが前菜の鰆が前菜らしからぬ内容だったので何だかんだでやっぱり安く感じました。
スペシャリテの野菜のパフェ。エールではズワイガニや水タコなどの旨味の強い物も入っていたが、こちらはもっと野菜中心でコンソメジュレ、鳥ハム、人参のジュリアン、紫キャベツ、枝豆と豆乳のブランマンジェといった構成。
メランジェして食べて美味しい構成がよく考えられており美味かった。
鰆のフュメは皮を炙り。鰆の火入れはもう少し若い方が好みでしたが美味かったです。
メインは鴨にしました。ソースは定番のビガラード。ビガラードって言っても本当にオレンジオレンジしてるのはあまり好きではないですが、ほどほどに濃厚で良かった。キュイソンも良好。
〆のご飯。毎回肉なのかはどうかは分かりませんが、結構普通に肉料理くらいの充実感。前の肉料理との組み合わせ次第では少しコースのバランスが悪くなるかもと思いましたが、これに関しては二人前での調理が前提なので通常であれば1/2量なんでちょうど良く〆られるのかなと思います。私はこの量でちょうど良かったですが。美味かった。
デセールは夏らしい清涼感と甘味の組み合わせのバランス感が良かったです。デセールもちゃんとしてるのが良いですね。
某池袋のシェフがこちらのテイクアウトを利用したところ、最初は見た目重視かと思っていたらそれ以上に味の構成がしっかりしててとても美味かったと言っておりました。自分のところもテイクアウト専門店を出店してるが、自分にはマネ出来ないと言ってました。
見た目重視、女性ウケ、リーズナブルがウリ、最初のこういったイメージが良い意味で裏切られました。とても良かった。
他所から聞いた話ですがバカールのスペシャリテってこちらのシェフが考案したらしいですね。後任の人は自分１人の手柄にするのが料理を作るよりも得意な人らしいんで純粋に料理頑張ってる人が正当に評価されるようになってもらいたいもんです。
また伺います。
ご馳走様でした