[嬉野湯旅] 美味！佐賀牛と若楠ポークのオンパレード！食の宝庫佐賀を堪能！ : Risouan

プライベートで熊本から佐賀に移動し、あのシーボルトも愛したとされている日本三大美肌の湯として名高い嬉野温泉に一泊することに。
今回宿泊したのは和多屋別荘。過去には昭和天皇、皇后両陛下も宿泊したことがある源泉掛け流しの老舗温泉旅館らしいが、3代目の若社長が、やたらテコ入れしてて、一階のピエールガニエとのコラボショップや嬉野茶をテーマにしたお洒落なカフェ(ブランド化を目指しているらしい)やTSUTAYA代官山みたいなライブラリーカフェ等一日中このホテルで過ごしたくなるような工夫に余念がない！素晴らしい！
(部屋は古かったが、徐々に改装しているみたいなので次回に期待！)

そうなると、リニューアルしたここのメインダイニングである“李荘庵”への期待も自ずと膨らむ…
ハイシーズンでの宿泊だったせいもあって、メニューは、佐賀牛の焼肉か、温泉湯豆腐込みのしゃぶしゃぶの二択でコースは両方とも11,000円の二択。

どっちにしようか悩むが、嬉野温泉は、温泉湯豆腐でも有名なので迷わず“湯どうふしゃぶしゃぶ舞コース”を選ぶ。

◎ 前菜(鴨ロースとカボチャサラダ・呉豆腐・照焼きサーモン)…呉豆腐とは、地元有田を中心に伝わる豆乳に葛やでんぷんなどを加えて固めた豆腐。
◎ お造り
◎ 佐賀牛と若楠ポークの炙り寿司
◎ 温泉湯豆腐
◎ 佐賀牛しゃぶしゃぶ
◎ 佐賀産若楠ポークのしゃぶしゃぶ
◎ 旨味最高の茸盛りと地元産野菜盛り
(椎茸・白しめじ・アワビダケ・ヤマブシダケ・エリンギ・エノキ)

前菜をひとしきり頂いたら、いよいよ楽しみにしていた湯豆腐。特殊な性質を持つ嬉野の温泉水で煮ることでお豆腐が溶け出し、ふわふわと淡雪のような食感と適度な食べごたえになるとの説明を受けるが、まさにふわふわした食感と大豆の甘みを感じる優しい味わいで美味しい！

続いてお肉。全国的にも高い評価を受ける霜降り佐賀牛と、佐賀の自然に育まれた若楠ポーク(バラとロース)は当たり前ながら超美味しい〜♪特に若楠ポークのほんのり甘い脂と歯応え弾力しっかりした肩ロースは上々で流石の美味さ！いけてる。
湯豆腐の前に頂いた佐賀牛と若楠ポークの炙り寿司は、しゃぶしゃぶよりも更に食感ジューシーさをしっかり感じる味わい深さでこれまた感動〜

でもそれよりも、湯豆腐の溶け込んだまろやかな豆乳っぽい出汁スープにしゃぶしゃぶして溶け出した肉の脂味と旨味が相まったコクたっぷりの白濁スープがかなり癖になる美味さ！
更には椎茸・白しめじ・アワビダケ・ヤマブシダケ・エリンギ・エノキの旨味成分が加わり、これを饂飩で〆るともう最高〜！

ボリュームは想像以上(最後の雑炊まで辿り着けず)！

あまり期待してなかった温泉旅館のメインダイニング、ありきたりのメニューが、最高の地元食材とちょっとしたお店のこだわり工夫で、とても美味しく仕上がっており期せずして嬉しい出会いであった。

ご馳走さま！