反町駅を出て１分。 国道沿い、崖下にへばりついたような格好の小屋状の建物、とでも言ったらいいだろうか... : Naruto

反町駅を出て１分。
国道沿い、崖下にへばりついたような格好の小屋状の建物、とでも言ったらいいだろうか。

規模としては、普通の店と屋台の中間くらいの焼き鳥屋。
カウンター８人ほどで限界。
年齢不詳（５０歳くらい？）の物静かなマスターが一人でやっている。

物静かと言ったが、余計なおしゃべりをしないという意味で、常連のお客には人気があるようだ。
軽口もたたいている。

建物に見合ったように、酒も料理も価格は安い。
だが料理はなかなか侮れぬものがある。
・焼き鳥、焼きとん：基本一本１００円だが、注文を受けてから、冷蔵庫から肉を取り出し、小さく切って竹串に刺す。
しかるのちに炭火で焼く、といった丁寧な仕事をする。味も良い。
「つくね」などは油を熱してまず揚げておいてから炭火で焼く、という手のいれよう。もっともこれは一本２００円。
レバ刺しも人気がある。

酒は置き場所もないのだろう、種類は少ない。
生ビールは４００円で、おいしいのでお薦め。
日本酒は３００円だが安酒である。

焼きとり以外では、中華系のメニューが充実している。餃子、鳥唐揚げ、酢鳥、エビチリ、ジャージャー麺など。
中華に合わせて、紹興酒も置いてある。

狭い厨房と限られた設備で注文をこなしていくマスターの手捌きは見ものである。
調理をしながら、ときどき小刻みに首をゆするのがマスターの癖。
頭の中にテーマソングでも流れているのだろうか。聞いたことはない。