店名 |
掲載保留Yamamoto
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類型 | 日本料理、天婦羅 |
地址 |
神奈川県横浜市中区相生町2-34 |
交通方式 |
距离關內 367 米 |
營業時間 | |
預算(評價匯總) |
~¥999
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個人包廂 |
不可能 |
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禁煙・吸煙 |
− |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
平靜的空間,有吧檯座位 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
神秘不為人知的餐廳 |
開店日 |
.. |
最近天丼に目がないカントナは、ランチに美味しい天丼をいただけそうなお店を検討した結果、久しぶりに「山もと」さんへ訪問してみる事にいたしました。敷居の低い庶民的な天ぷら専門店でランチの天丼をいただこうと早足で伺います。
時は13時前。ガラリと扉を開けますと店内にはお客さんはいません。店主が小上がりに腰掛けて一休み中でありました。お昼の稼ぎ時からは外れた時間でありますので申し訳なく思いながらも「こんにちは」と元気良く声をかけて空いているカウンターに座らせてもらいます。
店先に掲げられているメニューから目をつけていた「三目丼」というものを店主に伝え、しばしテレビを見たりしながら待つ事にいたします。白木の清潔なカウンターの端っこに座るのが、カントナの定位置であります。
オーダーを通しますと店主はテキパキと動き始めて油の跳ねるサウンドと香りが漂ってきます。「もう油は古くなってしまったか」と残念に思ったりしながらワイドショーを見ながらお母さんに出されたほうじ茶をすすって待ちます。思っていたよりも長い揚げ時間。8分前後経過したでありましょうか。
店主がボソッと「ご飯」と呟くとお母さんが丼にご飯をよそうという、スピード感は無いけれども熟練の連携プレーを目の前で鑑賞いたします。味噌汁も同様で、店主がよそった味噌汁をお母さんが無言で受け取って配膳される熟練のコンビプレーなのであります。
お母さんの手を経由してカウンターに置かれた天丼の丼は、プラスチック系の軽いものであるのがちょっと残念であります。ジーっと三目丼を眺めますと、ボテッとした衣をまとった天ぷらであります。外観からは何の具材が揚げられているのかよくわからないくらい厚い衣なのであります。
まずは小さい天ぷらを摘まんでみますと、それはイカのゲソの部分のようであります。ゲソは2つ。ジューシーさはしっかりと残っているゲソであります。
お次に摘まんだのはエビ。こちらも2つ。ボテッとした衣をまとったエビはエビ自体が小さいながらも縮んだ形跡は見受けられず、揚げ具合のそれなりの熟練度合いというものを感じられるのであります。
大きいのを摘まんでみますと、それはアナゴでありました。こちらは大きいのと小さいのが1つづつ用意されております。ちょっとした焦げ具合のようなものを感じましたが、それが逆に香ばしさというものを感じるのであります。ただ、アナゴに関してはボテッとした衣ではなくて比較的薄い衣をまとわせているのが「みんな同じ揚げ方じゃないんだからな」という店主の職人としての意気込みを感じて襟を質すカントナなのでありました。
タレは甘くも無くて辛くも無くてちょうど良いバランスを保っているタレであります。それなりの年期を感じるタレは「さすが天ぷら屋さんのタレだ」と勝手に感心できるレベルなのであります。
お漬物はキュウリにダイコンにしば漬。薄味なので天丼の口直として口内をとってもさっぱりとさせてくれるのに効果的。
お味噌汁は甘めの出汁が効いているからか後味が響いてとっても美味しいのであります。豆腐とワカメの味噌汁は、豆腐がみずみずしくて感激なのでありました。
ボテッとした厚い衣の天丼というのはなかなか珍しく特徴的。好みは分かれそうでありますが、天丼好きなカントナとしては「好ましい」特徴であると判定いたしました。
ごちそうさまをしてお茶をすすりながら小休止。胃袋も落ち着いたところでお会計。お母さんが扉を開けてくれる優しさを感じながらお店をあとにしたカントナなのでありました。
~~~2009年12月~~~
久しぶりにグリルサクライへ。すると「店主骨折によりしばらく休業」の貼り紙が。残念ですが早く元気になって復活して欲しいものです。
次のチョイスとして思いついたのがこのお店。カウンターで揚げたて天ぷらが安い値段で食べられる貴重なお店です。そのほかにも、この通りはランチには嬉しいお店が連なっています。グリルサクライ無くとも、ランチの美味いお店の二の手三の手が容易に繰り出せる魔法の通りです。
カウンター7席くらいと小さなお座敷1つ。もちろんカウンターに座ります。穴子丼と悩みましたが、見栄を張って1番高い(900円)天ぷら定食をオーダー。カウンターの向こうには天ぷらを揚げる高齢のマスターと、ごはんやお味噌汁をつけてくれるお母さん2人(同じくご高齢)の計3人体制。
テレビを見ながらじっくり待ちます。カウンターの中の3名も、テレビを見て感想を言い合いながらワイワイがやがや楽しそうに仕事されています。それが「怠慢・手抜き」なんかには見えない、思わせないところが、人生経験豊富な御人の為す技なのでしょう。
天ぷらが出来上がってきました。海老3匹、茄子、ピーマン、人参、椎茸、小魚、玉葱たっぷりのかき揚げ等がどんどん目の前に置かれてゆきます。やっぱり揚げたてを都度いただけるのは嬉しいですね。ボッテリとした衣タイプの天ぷら。衣はボッテリですが中はサックシで、良い具合に水分が抜けていて腕は確かです。ただ、油切れが悪いのか、ちょっともたれました。
味噌汁はアチアチで濃いめの味噌汁。カントナの好きなタイプです。ごはんは普通盛り。ちょっと少ないです。お代わり可能かは不明です。
食事の後は熱いほうじ茶をすすり、店員さん達とテレビを見ながら某芸能人の離婚問題について語り合い、穏やかなランチ時は過ぎてゆくのでした。