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あつかんさんの他のお店の口コミ
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店名 |
味の笹義
|
---|---|
ジャンル | 寿司、弁当、郷土料理 |
予約・ お問い合わせ |
076-429-0801 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR富山駅からバス 布市駅から2,457m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー可 |
席数 |
8席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
分煙
2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 |
利用シーン |
|
---|---|
ホームページ | |
備考 |
売店となりでます寿しや各種お寿し、そば・うどん、ます寿しのセットも召し上がれます。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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久しぶりに本屋に行って立ち読みなんかしてたんです。考えてみると,立ち読みというのもしなくなりました。「本を買う」というと,最近は新刊ならアマゾンが多いし,古書ならヤフオクとかニチフルが多い。田舎では便利な「サイト」ではありますが,このままだと街の本屋が無くなってしまいかねないなあ,とは思っていたのです。というわけで,入善の巨大ショッピングセンターであるコスモ21(一部誇張あり)の近くにある明文堂で本をつらつらと見てみる。うーん,なんというか,品揃えがやっぱりきついかな。どうしても売れ線が主になるというのは分からんでもないんですけど,売れ線の本というのは今時少ないので,コンビニ程度の広さがあれば並べられるんですよね。だけどこの本屋は妙に大きい。建物だけで言えば。売り場は三分割されており,本屋+レンタルDVD(TSUTAYA)+カフェで,面積もほぼ三分割だけどカフェは小さめという感じ。売れ線に大きく場所を割くのだから,当然専門書とかコアな文学とか,「まあ,売れんだろ」的な本は置いてありません。結果,アマゾンだったりニチフルだったり。やっぱり立ち読みってのは大事な文化ですよ。サイトだとピンポイントの本探しはできますけど,本屋はなんとなーくタイトルを目にして,パラパラと読んでみて,まあ買ってみるかなということができるんで。
今回買ってきたのは売れ残ったようにポコっとあった集英社文庫の『谷崎潤一郎マゾヒズム小説集』499円(税込。)著作権切れの本は安くていいんですけど,集英社の本というと,青春恋愛小説(なんかキーボード打ちながら恥ずかしくなった)というイメージが強かったので,「こんな淫靡でコアな文章の谷崎か・・・」と思いつつ,レジに持ってってました。「マゾヒズム小説集」をレジの若いおねえちゃんに渡す。丁寧にカバーをつけてくれます。両手で,軽く押さえつけるように。谷崎だけに。マゾヒズム小説集だけに。
家に帰ると笹義の鱒ずしがありました。母親が買ってきたんだか,もらったかしたようです。今晩はこれと谷崎を肴に銀盤です。笹義というのはもともとは魚問屋だったという話をある鱒ずし店の方から話を伺ったこともあり,自分でも何度かお店に行ったこともあります。鱒が薄い,という印象しかなかったんですけど,今回はちょっと詳細にレポートいたしますと・・・まず,箱はダイナミズムに欠ける絵ですねえ。ちょっとどっかのパクリみたいですけど,いっそのこと伝統なんて無視して,さかなクンに書いてもらってもいいんじゃないかという感じの絵。そして問題は中のわっぱを押さえてる棒です。竹じゃない。杉ですよ。これはちょっとよろしくありません。すしを包んでる笹は生の笹(乾燥笹を戻したタイプの方が香りが強い。)ちょっとこれはねえ・・・特に杉というのは・・・。中身は裏返しタイプで,やっぱり鱒は薄い。薄すぎてなんだかよく分からない。酢はきつくない。ごはん部分はきつく重しをのせ過ぎたのか,あるいは季節的なものなのか,パサパサして硬いんですよね。こちらのお店は飛騨に向かう国道41号線沿いにあって,鱒ずし屋としては入りやすいロケーションだし,ある程度売れることは売れると思いますけど,鱒ずし屋としては歴史も浅いので,まあこんなもんといえばこんなもんかもしれません。富山に鱒ずし屋は多数あるので(「富山名物」と言われてますけど,決して「富山県名物」ではなくて「富山市」の名物です。最近は富山市以外でも鱒ずし屋はあるんですけど)それぞれ「うちは昔からこの味だ」と個性を競うのは当たり前のことなんですけど,それはあくまで味として一定のラインをクリアしないとダメです。「味としてのラインなんて曖昧すぎる」とは思いますが,地元の人間がおいしいと思うか思わないかのラインです。多数決です。民主主義ってのはいいもんですね。こういう時には。
これをつまみに谷崎のマゾヒズム小説集を読む。短編集ですので,一つ一つはそんなに時間がかからない。一番最初にあるのが『少年』というタイトル。明治44年作。いやー,すごいなあ・・・。明治末期にこれですか・・・。ちょっと,「薄い鱒」と「薄い皮」がだぶっちゃって,パサパサな鱒ずしがちょうど良く水分を吸収してくれたりして。