仙川：ロイホへの思い : ロイヤルホスト 仙川駅前店

未の年の瀬：
しばらくさぼっていた執筆活動を再開するため早い時間、スタバの冷たい便座はやだし、モリバは電波が悪いし、ドトールはこの時期開店時間が遅いしと久々にロイホに。口開けの客。ここはドアにセンサーはつけていないので老メイドが気づくまで少し佇む。

窓の大きなソファー席に座り、ボイルエッグ、ドリンク付きトースト（518円）をコーヒーでお願いし
朝らしいピアノ音楽が流れる中、パソコンを開けモバイルWifiルーターの電源を入れる。

ホットコーヒーが置かれる。
下書きは何件保存してたか確認しているとサラダとトーストのプレートが届く。

グリーンサラダには、サザンアイランドがかかっている。
バターなのはいいが、トーストが随分昔のホテルで出ていたようなとっても薄くて小さいサイズ、バターとイチゴジャムの塗り甲斐がない。

パン自体は美味しく、トースト具合もいい。
ゆで卵は温かく剥きやすい。ハードボイルド具合も黄身が喉に詰まる手前の出来で丁度いい。

コーヒーのおかわりを注ぎに来たところでふと我に返る。
おいおい、ここのレビュー書いてたんじゃ、他の下書きが進まないじゃないか。

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店名を冠したロイヤルモーニング609円。
目玉焼き2つ、ソーセージ1本、揚げポテト、薄切りトースト、ホイップバター、イチゴジャム、ホットコーヒー。

少し小ぶりだが、とろとろの目玉焼きは素晴らしい。
トーストが余りに薄すぎるのはちょっと残念、マーガリンでなくバターなのは評価できる。

2分後の世界を予見しながら新聞を読んでいたら、結局コーヒーを5杯も飲んでしまった(笑)

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店内全面禁煙になった。吸いたい方は店内にある入り口脇の小さなスモーキングブースで吸うことになる。

モーニングメニューにエッグベネディクトセット819円というのがあったので頼んでみる。
トーストしたイングリッシュマフィンの片方には蒸し鶏、黄桃、セロリシードをのせたコールスロー。
もう一方にはポーチドエッグ、ホウレン草、ハムをのせ、その上にオランデーズソース（バターとレモン果汁を卵黄を使用して乳化し、塩と少量の黒コショウまたはカイエンペッパーで風味付けしたもの）をかけてある。

マフィンをカリッと焼いてあるのでナイフでスパッと気持ちよく切れる。
ポーチドエッグは残念ながら黄身がトロリとはならなかった(笑)

まぁ悪くはない。アイデアとしてはいいが、モーニングに819円では毎回というわけにはいかない。

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モーニングピザトーストセット630円をアイスティで頼む。
いっとき一世を風靡したロイホのパラダイストロピカルアイスティの味は健在であった。

プレートが届く。厚切りピザトーストにミニサラダとゆで卵。
ウェイトレスがタバスコは入りますか？と聞いた。

懐かしいタバスコ、アントニオ猪木のタバスコ、昔はピザやピザトーストにタバスコをかけるのが当たり前だった。
タバスコをピザにかけなくなって何年経つだろうか？

なんだか郷愁を誘うアイスティとタバスコ、ここでそんなことを思い出すとは。
ピザトーストは熱々モチモチの少し辛めのピザソースにチーズと玉ねぎとマッシュルーム、おいしかった。

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天皇賞の朝、店の名前にロイヤルという縁起のいい言葉があるので、ゲンを担いでここで検討することにした。
フライエッグ＆トースト577円を頼む。

目玉焼きの黄色とかけた醤油の黒で５枠と２枠。そこから白身の白１枠とソーセージの赤３枠へ。
これで検討終了！

あらら残念ながら、ここの目玉焼きは片目なので、グラッチェガーデンズのようにウルトラマンにはならない（作者注：本生さんのコメント参照のこと）

ここのお店は天井型が高く開放感がある。
ドリンクバーを置いていない珍しい店舗。

今から35年ほど前、住吉川と国道2号線が交わるあたりにオレンジ色の洒落たレストランができた。
夜住吉川に架かる橋から海の方向を見るときれいにライトアップされて目立っていた。

未だにあの光景は心に刻み込まれている。
高校生で外食などほとんどしたことがなかったので、そのレストランは超高級店だと思っていた。

後で調べたら、そのロイヤルホストが関西一号店だったそうだ。
その後、大学に入って東京に出てきたとき、同郷のボンボンの友達に夜中、デニーズに初めて連れて行かれ、そこがファミリーレストランというところであり、ロイヤルホストもそのひとつであることを初めて知った。

ロイヤルホストにやっと入店できたのは、社会人になってからだった。
今は「焼肉キング」になっている仙川のそばの甲州と旧甲州が交差する三角州にあるロイホである。

それまでに入ったすかいらーく、デニーズなど他のファミレスより値段が高く、少し高級感があった。
その後は東府中、新宿西口、神谷町、葛西など色々なロイホに行った。

少し値段が高い分、子供が騒いでいる確率が低いからだ。
夏定番のカレーフェアは知らない色々なカレーを紹介してくれた。

あの当時知り合った店長も白い清潔な制服に身を包み、誇りと野望を持っていたことを思い出す。
なにかと思い出のあるロイホにはあの栄光の時代を取り戻してほしい。