すき家でダイエット！？ロカボ（低糖質）メニューを試す。結構な満足感が得られます！ : すき家 綾瀬駅南店

全国の体重を気にする老若男女の皆さん、こんにちは。
ダイエット中とは言っても、やっぱりブロッコリーを茹でただけのものとか、プチトマトだけとか、冷ややっこだけじゃ味気なくて、美味しいものをきっちりしっかり食べたいという湧き上がってくる衝動はなかなか抑えられないですよね。分かります、分かります。

平成29年4月5日からすき家が全国1,952店舗でロカボメニューの提供を開始しました。ロカボメニューの全国チェーンファストフード店での提供は初めてではないでしょうか。ダイエッターにとっては今年度最初の嬉しいニュースでした。

ロカボとは、低糖質（ローカーボ。＝低炭水化物）のことで、数千以上あるといわれるダイエット流派のうち、ここ10年ほど趨勢が著しい一派です。アトキンス式という糖質を非常に少なくするハードなロカボから、糖質の塊である主食をこんにゃくやおからなど原料とした低糖質代替食に置き換えるロカボ、主食の量をいつもより減らしてみるゆるいロカボまで、ロカボ一派の中でも更に細分化されて日々研究・実践が積み重ねられているところです。あまり本格的にやると大変なのですが、主食をロカボ食品に置き換えてみるだけでもだいぶ低カロリーになるので、ゆるめのロカボでもそこそこのダイエット効果があるかと思われます。結果にコミットするのCMで一時期話題となったライザップも、その基本は低糖質ダイエット＋筋トレであると聞きます。

低糖質の食品は、昔から健康食品店などでは細々と取り扱われていたのですが、全国的に広まってきたのはコンビニのローソンが小麦粉と比べて糖質が少ないブラン（小麦の外皮）を生地に使ったブランパンシリーズを2012年6月に全国展開してからです。これがなかなか味も良くて、今のところ最も普及に成功しているロカボ食品だと思います。他には、最近スーパーなどで低糖質を謳った麺が良く売られており、ひと昔前に比べたら味も良くなっています。そして、今回ついにすき家が人類のダイエット史上に残る一歩を踏み出しました。

★ロカボ牛ビビン麺 590円

たべごたえのある「こんにゃく麺」を使用し、牛カルビ肉、ネギキムチ、ほうれん草、春雨、ナムルなどがのったビビンパ風汁なし麺です。コチュジャンの小袋付き。麺は温・冷が選べます。今回は冷たい麺にしてみました。
麺をリフトアップすると、平打ちで白っぽいこんにゃく麺であることが見て取れます。この麺は、つるっとした食感でちょっと柔めの稲庭うどんっぽい感じでもあり、下手なラーメン屋さんの平打ち麺よりも美味しいです。確信は持てませんが、紀文の低糖質麺が納入されているのでしょうか。食べてみると代替という感じがほとんどありません。これはこれで美味しい麺なのです。ボリュームもかなりあります。
牛カルビ肉が思っていたよりもどっさりと乗っており、食べごたえが十分です。やっぱりお肉が多いと食べた～という気になりますね。ネギキムチ、ほうれん草、春雨などもちょっと辛めのたれやコチュジャンと絡んで、食が大変進みます。

ロカボ牛ビビン麺の栄養成分表は以下のとおり。
カロリー 423kcal
タンパク質 13.8g
脂質　　　 26.2g
炭水化物 37.7g
糖質　　　 28.5g
食物繊維　 9.2g
ナトリウム1,886mg
カロリーは牛丼並（656kcal）と比べて35％オフ。この差の233kcalを運動によって解消しようと思いますと、30分～40分は有酸素運動をしなければなりません。これって結構大変な差ですよね。
炭水化物37.7gですが、うち9.2gは食物繊維（たぶんこんにゃくかおから由来と思われる）ですので、人体が吸収できる実質の糖質量は28.5gです。茶碗1膳のご飯の糖質量が55gといいますから、約半分しかありません。
脂質がちょっと多いのですが、牛カルビ肉が結構どっさりと入っているため。食べごたえや味の満足感の面からこれはやむを得ないかと。
タンパク質がお肉分しかないのでちょっと少ないのですが、これは冷ややっこ、納豆、玉子などの高たんぱく食品を別に摂ることでバランスは補えるでしょう。
塩分量がかなり多いのが玉に瑕ですが、これは走りましょう！走って汗をかいて塩分を出せばダイエットも捗って一石二鳥です。

という訳で、味、ボリューム、カロリー、栄養成分のバランス、全国どこでも24時間食べられるという入手性の観点から、バランス良くダイエット向きのナイス一品となっております。こんなダイエッター向きの商品を全国展開してくれたすき家さんの英断に感謝です。期間限定と言わず、レギュラーメニューになってくれることをいちダイエッターとして心から祈っています。