和牛皿ヒロシの破壊力 : 元祖スタミナ満点らーめん すず鬼

お昼のすず鬼営業はたまにはあるのですけど、夜のすず鬼を取り仕切る西本店長が昼も仕切るのは実は中々レア。そんな西本店長プレゼンツの和牛皿ヒロシです。

この日は整理券は無く、中々行列が読めないなあと思いながら開店時刻の11時の30分前に到着。例のごとく早開けされてたようですが、味の散歩道を飛び出して路上にまで列はできていました。

1時間ちょい待って入店。この日のメニューはもちろん和牛皿ヒロシ【1050円】のみで、お馴染みうずらの玉子であるまさお【60円】と生卵【60円】をつけてみました。

そもそも皿ヒロシとは何ぞや？というところですが、いわゆる皿台湾です。皿台湾とは何ぞや？となるならば、名古屋名物の台湾ラーメンの汁なしバージョンと言えば良いでしょうか。皿ヒロシは練馬にある系列の酒 麺 やまのの裏メニューとしても知られ、すず鬼でも宅麺.comで購入できるはずです。今回はミンチ部分を和牛でやるという男前ぶり。そんな舘ひろしや野原ひろしにも負けない男前の皿ヒロシに期待です。

無料のトッピングを聞かれましたので、背脂のみで。そして想像以上に山盛りでビビります。背脂、和牛ミンチ、野菜炒め、その下に麺が階層的に盛られてます。上層部から箸を入れていくと、ガツンと来るパンチある味わい。ほぼほぼ主役の味はにんにくで、にんにくと唐辛子の辛味に背脂の甘味が加わる構図です。この強力すぎるパンチ力に少々和牛の旨味が隠れちゃったなあというのが正直な感想です。

麺はツルんとした中細麺でストレートなんで啜り心地が気持ち良いです。これだけ具材もたんまりあり、濃いめの味付けなんで、生卵を絡めると非常に味がまとまり凄く美味しいです。和牛の存在感がやや薄まった感は否めないですが、全体的なバランスは凄く良く、シンプルにジャンクで旨かったです。

スタ満ソバから始まり、限定や派生したメニューの全てにおいてパンチ力を自慢にしてきたすず鬼の中で、1番のハードパンチャーなのは間違いなかったです。

去年も海の日でした。三鷹の中央通りが朝からザワつく１日。すず鬼の皿スタ満の日です。

皿スタ満とは通常のスタ満ソバを汁なしにして麺を細麺にしただけ、にも関わらずその完成度の高さと中毒性からコアなすず鬼フリークからも愛されるレアメニューであります。

今回は整理券制で、10時オープンの10時整理券配布というアナウンスがされてましたが、結局は早朝から並びが発生する事態に。それだけ熱狂を生み、人を狂わすメニューなのが皿スタ満。この猛暑の中、一人でも多くの人がこのメニューを食べてもらうようにお店側からの配慮があったことは間違いありません。

皿スタ満【1150円】です。生卵と追飯付きで、スタ満には欠かせないまさお【60円】も付けました。無料のトッピングはニンニクのみでした。

整理券の時間の通りお店に戻り、皿スタ満と1年ぶりに遭遇。皿スタ満は焼きそばみたいに鍋で炒められた逸品ですので、これを生み出すのに猛暑の中何回鍋を振らないといけないのかを思うと、本当に尊いメニューです。

そしてその尊さ以上に凶暴な味わい。これは何味かと言われるかと言われると難しいのですけど、いわゆるスタ満の味。故に唯一無二の味。まぜそばでも焼きそばでもないこの汁なし麺のオリジナリティはホント凄いです。

そのままで食べて、スタ満のお馴染みの具材と一緒に食べ、まさおと一緒に食べ、生卵と絡めて食べる。そして最後に追飯をお願いして腹パン。これに小ライスをつけたり、トッピングの厚切り豚を付けてる人も多く、楽しみ方のバリエーションが広がってる人が羨ましいです。

レギュラーメニューにしてもらいたいくらい超絶的に美味しいですけど、年に一度こうやってお祭り的に食べるのも悪くないです。また来年の暑い夏がくるまで。

イベント的な時にしか来れてない三鷹の夜の帝王、すず鬼さんのほうですけど、たまにはノーマルな時に行ってみるもんだと夜の味の散歩道へ。

つけ満【1000円】にまさお【60円】です。せっかくなので未食のつけ満。スタ満ソバのつけ麺バージョンですね。まさおは忘れずに。

麺は320gとなかなかのボリュームでしたのでライスはパスして挑みましたが、やっぱりライスあっても良かったなあと思えるほど、つけ汁にライスに合う具沢山なヤツら。

ただ、このつけ汁が若干酸味を漂わせており、これがつけ麺としてのポテンシャルを最大に発揮していました。つまり麺がズルズルと啜れて、麺量を全く感じない程の軽やかささえ感じます。竹岡式&アリランラーメンの極濃厚なしょっぱ旨さも損なわずにこの軽やかさは凄いです。

ノーマル、汁なし、つけ麺とほとんどベースや味の根本が一緒なのに、どれも全く違う楽しみ方や味わいがあるのがすず鬼の魅力であり、飽きないところです。

年に何度かあるすず鬼の昼営業。少し特別仕様なスタ満でした。

がっつり系ラーメンの名店で、すず喜（すず鬼）や松戸のとみ田の店主さんとも交流があった『ちばから』の店主さんの一周忌ということもあり、麺とカエシがちばからのものを使用するというこの日の営業。

特別メニューとしてホルモンを使ったあんかけスタ満ソバもありましたが、まだ汁なしを食べたこと無かったと思い、汁なし【950円】に生卵【60円】おなじみ、まさお（うずらの卵）【60円】にしました。そして辛味を追加、からしマヨネーズに変更にもしました。辛いやつに寄せてみました。

通常同様、汁なしもトッピングの有無を聞かれ、ニンニク、ショウガ、背脂の全部で。具材はスタ満ソバそのままに、キムチと辛味の何かが加わり、からしマヨネーズがビームされたルックス。見た目だけで食欲をそそります。

よく混ぜてから麺を引き上げるとちばから特製麺の強く平打ちされ太さ極まる麺が現れました。これを啜ってみれば、もうジャンクの極み。キムチも加わってるせいか全体的に酸味を感じる味わいですが、カエシのしょっぱさとカラシマヨネーズのまったりとした辛さ、辛味のよくわからない辛味も加わって、もうカオスなジャンクさ。色々言いましたが、シンプルに美味いです。

生卵はすき焼き風に使用して、最後まで美味しく頂きました。おそらくこの後に追い飯をしたらもの凄く美味しかったと思います。生卵と具材を残した状態で。しかし麺だけで腹パンになってしまったので、ライスは追加で投入できませんでした。

赤坂、熊谷にもFC店が増えてきているスタミナ満点ラーメンすず鬼ですが、つけ麺も汁なしも選べる三鷹本店はやはり魅力的です。

すず鬼の限定大好きおじさんです。今回の限定は、今回やったらしばらくやらないという告知までした『皿スタ満』についてです。

整理券制ということで配布予定時間は朝7時との事。そして営業開始は朝8時ということで、できればお昼頃食べたいなあと思いつつ、難解な読みを必要とする整理券を貰う時間を算出することを前日から始めます。基本時間指定はできませんので。で、当日余裕持って朝6時に目覚めツィートをチェックしたら、結構並んでるので整理券配布してるでやんの。もう予定が狂いました。

とまあ色々あり、13時前くらい部をゲット。おそらく200杯分くらいの予定で14時半までの営業なので結構ギリギリでした。整理券配布は朝8時半には終了したとのこと。

皿スタ満【1150円】にまさお【60円】です。すず鬼の限定大好きおじさんと言いながら初の皿スタ満です。汁なしのスタ満とどう違うのかが気になりましたが、見た目や調理方法見てると焼きそばチックです。追加しなかったのですが、隣の人が頼んだ厚切りチャーシューが厚切りジェイソン並にゴツいです。

まずはファーストインパクトが凄い。まあまあ食べ慣れたスタ満の味なんですけど、それとはまた別のものが加わって飛んできます。焼かれた香ばしさなのか、また麺も違うようにやっぱり焼きそばのような感覚。なのでスタ満＋焼きそばという単純な味の加算という美味しさ。そりゃあ美味いです。

尚且生卵がデフォでついてきますので、これをすき焼き風にして食べるとマイルドさが違います。皿スタ満は唐辛子が適度に振りかけられていて辛いと言えば辛い。なのでこの生卵との相性は必然的に良いです。この後にくる追い飯ももれなく美味い。追い飯あるのに先に追加ライスを頼んで、ライスと皿スタ満を楽しみながらその後追い飯するというワンパクが過ぎる人も見かけました。あれだけ食べれたらこの皿スタ満を3倍は楽しめるんだろうなあ。

しばらくやらないという事でしっかりと目と腹に焼き付けてきた皿スタ満。何がすず鬼の限定が好きって、いつも期待の上を通り越してくるからです。

すず鬼ではSNSをチェックしていないといけない面があり、常に張ってます。で張ってたアンテナに引っかかった限定の告知。

前日はそんなに混んでないというツィートを見かけたので、余裕だろ？と三鷹は味の散歩道まで行くと地下から地上まで伸びるいわば『いつもの』行列。なんだみんなSNS見てんじゃん。K1黎明期を支えたスタン・ザ・マンはそんなに甘くはないです。

いつもの一時間コースで並んだあと着丼した限定のスタ満ソバ【1050円】。この限定ものはいつものスタ満ソバに豚の軟骨入りの餡がかかったものでした。生卵【60円】もつけ、無料トッピングはニンニク、ショウガ、背脂を全部で。

毎回スタ満食べる時思いますが、どれから手を付けるべきかと。とにかく質量というか圧が凄いんです。これを攻略するにはどこから攻めたらいいか。ライスを頼んでいればとりあえず具材を避難させるのもアリ。でもライスは自重した。黒烏龍茶はお店内の自販機で買った。ご察しの通りカロリー制限中である。それはさておき、餡がかかった豚の軟骨やら豚バラの部分から食べると後悔しました。やっぱりライス頼んでおくべきだったと。

泣き言言わず麺を啜りあげてみれば、いつもの剛腕な美味さ。早々と生卵に付けてつけ麺風にしても尚美味いです。もうその先はグチャグチャなまでに美味いの攻防。時折山椒のジャブが入りクラクラしますが、これもこの限定のやつの醍醐味。辛いスタ満程は辛くはなく、適度な辛さが余計に食欲を進めます。

いつもながらすず鬼の限定は強敵揃いで、満足感が半端ないです。今回のはどこかが尖ってる訳でもなく、バランス良くどこから食べてもイケる。ライス頼んでない身で言うのも何なんですが、すず鬼の限定の中でトップクラスでライスに合うやつ。その名はスタンザ★満。

すず喜・すず鬼によく行く方はご存知かもしれませんが、ハイテク券売機をよく見ると『うどん』というメニューが実はあります。たぶんこのハイテク券売機を置いてからなので、店前移転してからずっとです。

そして遂に満を持して、お店側も『SSS』の激レアメニューと謳う『うどん』が1日限りで登場。告知を受けて三鷹は味の散歩道まで出向きました。開店の11時一時間前で並びは50人弱。列は地下から2階に昇る階段にまで。そしていつものごとく30分前には早開けしてくれました。

待つこと一時間半くらい。すず鬼の限定日としては通常進行くらいですかね。厨房内ではすず鬼営業ではありますが、店主のすーさんが調理されてました。

プレミアうどん【1100円】です。急遽トッピングが無くなり、変わりにデフォルトの具材はホエー豚の薄切り、かき揚げ、生玉子にまさお（うずらの玉子）がのります。肉うどん、かき揚げうどんのハイブリッドってとこですかね？

そして衝撃が。おそらくこのうどんを待ち焦がれた全すず鬼ファンが意表をつかれた事でしょう。麺がうどんと思いきや違う。いつものスタ満ソバのオーション麺。じゃあ何がうどんかというと、スープがうどんのおつゆ〜。

おつゆは関東風の鰹出汁がしっかりと効き、それプラスホエー豚の豚出汁も加わった肉汁うどんのような、それはもう、うどんのお出汁。それも極上に旨い。

七味もしっかりと入っており、豚の薄切りとかき揚げか合わない訳はありません。そして何の違和感もなくワシワシとした麺が何食わぬ顔でうどんを演じています。麺量は300gと結構入ってますのでライスは遠慮しましたが、すず鬼らしくライスにもよく合う味。ライスに合ううどんってなかなか無いですけど、単体で食べると紛れもなくうどん。

激レア感満載なだけでなく、期待以上、しかも斜め上を超えていくのがすず鬼のスタイル。すず鬼にしろすず喜にしろ、いつもレア限定の際はまたやってくんないかなあ〜という満足感を残してくれますが、またいつやってくれるかはわかりません。その為限定の日はファンが祭りのごとく群がるのです。

新春一発目にふさわしい元気溢れるものを求めて今年も三鷹の味の散歩道へ。すず鬼昼営業、ゲン満ソバが待っております。ちなみに私の例年だと「一蘭、二郎、三鷹のすず鬼」が正月の縁起ものでしたが、今年は崩れてしまいました。

そんな事はさておき、今回は朝8時からの整理券制ということで、三鷹に着いたのは8時過ぎ。だいぶやらかしたなあと思いましたが、ちょうど正午前の時間帯でいけました。穏やかな正月で良かったです。

ゲン満ソバ【1200円】に生卵【60円】に小ライス【60円】です。ゲン満ソバとは元気満点マンモスソバの略で、つまり甘辛のホルモンが通常のスタ満ソバに加わったものらしいです。昨年のラーメンWalkerの企画である期間やってたみたいでその時を逃してました。

新年一発目の営業は昨年最後の営業時と同じく、店主であり昼のすず喜を受け持つすーさんと、夜のすず鬼を仕切る西本店長の2人体制でゲン満ソバが創り上げられます。

丼が2杯重ねでの提供という見た目からもど迫力のゲン満ソバ。今回はコールではなく、時前に無料トッピングを聞かれてましてニンニクとショウガを。今回は背脂が元から無かったのですが、その代わりとは言わんばかりに餡に包まれたホルモンがブリンブリン入っています。

スープ自体はスタ満ソバとほとんど変わりません。スタ満ソバの時点でもう美味いのですから、変えなくても良いのですが、これに餡掛けホルモンが加わっただけで何て破壊力が増すんだという感じです。山椒の掛け方もエグいくらいで、普段のスタ満よりはスパイシーです。

そうなると必然的にライスが足りない。小ライスにしたのが後悔するくらい、ライスが絶望的に足りない、と思わせる程の具材の圧倒的質量とライスとの親和性。

スタ満ソバを食べる時って毎回パニックになる程、どれをどっから食べても美味しくて、気づいたらお腹いっぱいになっている。そして不思議なのはあまり胃にもたれるような事がないんですよね。こんなにこってりとしてるのに。

正月休みが終わる憂鬱な日に、それを吹き飛ばしてくれるような、まさに元気満点のマンモスソバでした。

あまり夜に三鷹に訪れることのない者にとって、すず鬼の昼営業はまさにスタ満チャンス。SNSで月間の予定をチェックし、スケジュールに入れてました。

という事で、SNSでも事前告知は控えめではありましたが、スタ満ファンと言うべきか、開店30分前には20人超程が待機。しかも今回はファン待望のあの限定有という事です。

四川麻婆スタ満【1030円】にまさお【60円】にぽん生玉【60円】です。スタ満ソバに四川麻婆豆腐が乗る夢の競演というのに、ライスを自重。麺を少なめにもできますが、あまりスタ満を食べる機会も少ないので麺も充分に食べたくて。それくらいボリュームも満点です。

二郎みたく、着丼前のコールは全部（ニンニク、ショウガ、背脂）で。こちらの背脂は背脂と呼ぶにはあまりにも力不足な程ゴツい脂です。そしてこのスタ満が目の前に来た時のワクワク感は何事にも替えがたいものがあります。

メインとも言える四川麻婆豆腐は辛さも痺れもそこそこあり、それこそこの麻婆豆腐単品とライスでも充分にメニューとして成立します。その麻婆の下にはスタ満レギュラーの豚バラと玉ねぎ、ニラ。これも容赦ない程ゴロゴロ入ってます。

麺をある程度すすり、ポン生玉を溶いてつけ麺風にすると酸味とコクが甘しょっぱめの麺と交わり、4重、5重と味の層が、もう何だかわかんないくらい旨いです。いつもスタ満食べてると、途中から何だかわかんないくらい旨くて、本能のまま食べてしまいます。

旨いとわかってて食べるのですが、いざ食べてみるとやっぱり旨い。毎回コレの繰り返しの気がしますが、それほどのラーメンがこの世に如何程あるのか？それくらいの中毒レベルです。

年に何回かあるかどうかのレア営業。それはすず鬼の昼営業。

ということで開店11時の40分前くらいに三鷹は味の散歩道に到着。25人くらいの並び。地下にある店舗から、ビルの階段をつたって上のほうまで並んでいくのが、すず鬼・すず喜でのレア営業時の光景です。

つけ満(スタ満のつけ麺バージョン)目当てでしたが、待てよと。ノーマルのスタ満をまだ食べてない事に気づきました。あまり夜に来る事はできないので、ここいらでノーマルをちゃんと食べとかないといけない気がしました。

スタ満ソバ【880円】にまさお(うずらの卵)をダブル【60円×2】、小ライス【110円】に生卵【60円】です。ハイテク食券制になってから初めて買いましたけど、意外とトッピング類が多かったんだなあと。かなり初見だとムズいです。

二郎系と同じく、提供される前にコールがあります。全部(ニンニク、ショウガ、背脂)でお願いしました。はじめましての正調式スタ満ソバ。全然はじめましての感じではなく、また会いたかった気持ちで溢れてました。

そのままだと意外と食べにくいので、具材を小ライスにある程度移し、生卵を落としてミニスタ丼を作成しておきます。

オーション全開のムッチリした麺は破壊力抜群で、初めて辛味が少ないスタ満を食べましたので、その風味もよく感じとれました。正直この麺だけでもラーメンとしては満足してしまうのですが、スタ満がズルいのは具材の全てが美味くて、それがライスに合ってしまって仕方無い事です。

この絶妙すぎる甘さとしょっぱさと辛さ、のバランス？とか考える暇もなく、脳に直接働きかけるような旨味がビンビンきます。ニンニク、ショウガ、背脂がそれを加速させるかのごとく暴れまわり、麺とライスを根こそぎ奪っていきます。

麺と具材を食べ終わり、残ったスープをあらためて飲んでみると、何か旨味を全部麺や具材に吸い取られたかのように疲れきった味がします。な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…とか、とにかくそんなチャチな表現ではなく、美味すぎです。

この思考を停止してしまうような美味さがスタ満ソバの魅力であり、すず鬼の魔力です。

普段は夜営業になってる鶏こく中華 すず喜の2ndブランドのスタミナ満点らーめん すず鬼。夜は中々行く機会がないのですが。この日は急遽の昼営業、そして限定の四川麻婆スタ満そばがあるとSNSて知り三鷹へ駆けつけます。午前の11時過ぎ頃に味の散歩道に着けば、地下から延びる長い列が。ああ～、みんな知ってやがった。

まさにスタ満ファンが群がる光景を目の前にして、お腹が空いてきました。待っている時に受けている注文ではほとんどの皆さんが四川麻婆スタ満を注文してるようでした。もれなく私もそれ狙いでしたので、四川麻婆スタ満【1000円】にまさお(うずらの卵)【50円】をダブルで、生玉子【50円】に小ライス【50円】にしました。生玉子とライスはマストですね。わんぱく三昧食べ盛りです。

前金で支払い、着席後はそんなに待たずたに着丼します。ちなみにお店に入るまでには1時間ちょっとくらい。無料トッピングはニンニク、ショウガ、背脂を全部でお願いしました。着丼しそのスタミナ溢れる丼を見れば食欲のスイッチがすぐ入ります。

四川麻婆スタ満はその名の通りとろみがある四川麻婆豆腐が上にかかっている状態で、結構仕込みに手間がかかってんなあと思いながらとりあえずいつものオーション全開の太い麺をすすると、もう訳のわからないくらい美味い。理屈抜きに美味い。四川麻婆豆腐がどうとかより、このスタ満そば自体が美味い。もうこの後はひたすら美味いが続くだけです。

麺を生玉子を使って、つけ麺風に食し、一通り楽しんだら残りの生玉子とスタ満の具材を小ライスにのせてミニ丼を作ります。只でさえライスに合うスタ満ソバの具材に麻婆豆腐が加わるもんですから、小ライスなんて秒で無くなる感覚です。

そういえばそんなに辛くはないですね。結構な山椒みたいなのを振りかけていた筈ですが。おそらく辛さ以上に濃いめ味のインパクトが強いんでしょう。なのにクドくは無くてむしろ食べやすい。これが一番不思議なんです。

もはや2ndブランドというより、都内のストロングスタイルのラーメンを牽引してると言っても過言じゃないと思います。ストロングスタイルって何かと言えば、行けばわかるさという、かのアゴの長い人の言葉。

JR中央線・三鷹駅から少々歩いた先にある「味の散歩未知数」を地下に降りたら、そこはスタミナ満点らーめん すず鬼です。

去年から三鷹界隈では話題沸騰、東京でも注目の的のこのお店。昼は鶏こく中華 すず喜としても人気で、夜の部は2ndブランドスタミナ満点らーめん すず鬼として営業。これが鬼凄のラーメンだという、のを色んな媒体から情報を得て、行きたい行きたいと思ってました。

たまたま夜の三鷹に出くわしたので、ようやく行けました。昼は何度か訪れましたが、夜の「味の散歩道筋」は雰囲気そのまま。正にアンダーグランドな空間。昼と違うのはそこに「鬼」が待ち構えているということです。豆まき的な鬼かな。

辛いスタ満ソバ【900円】に生玉子【50円】と小ライス【50円】を。ちなみに事前予習はニカタツさんのyoutubeで。あの方凄いですね。焼き飯をおかずに白米、カツ丼をおかずに白米。憧れちゃいます。ちなみに前金制です。ここの支払いは。

あとは無料トッピングがあり、ラーメン二郎みたいに提供時にコールするスタイルです。せっかくなんでニンニク、ショウガ、背脂の3種類全部で。全部なら全マシと言えば通じるみたいです。

やってきた鬼に炭治郎もびっくりですね(ようやく少しだけ読んだ鬼滅の刃より)。まさに地獄を丼に具現化したような一杯。隠しきれない程の唐辛子の粒が辛さを予想させます。具材は玉ねぎと豚のブロック。豚なのか背脂なのか区別できないくらいの様子が素敵に映ります。ニンニク、ショウガも惜しみ無く全快。

麺をスープから引き上げて見ますと、それはラーメン二郎のような平打ちのゴツいやつ。それを食してみますと、まさに二郎っぽいワシワシとした咬みごたえ。ああ、この辛さとこの麺。これはいわば蒙古タンメン中本とラーメン二郎の融合、フュージョン。夢のような出合いですね。

そもそもこのラーメン。千葉のご当地ラーメンであるアリランと竹岡式ラーメンのフュージョンらしいです。玉ねぎと豚肉やニラをピリ辛スープで頂くアリランラーメンと漆黒の醤油ダレに麺茹湯を合わせたスープの竹岡式ラーメン。これに二郎系の麺。元々がオールスター的な要素だったんですね。そりゃあ美味いというかインパクト大な筈です。

そんなわけで、麺でも充分満足なんですが、その豚肉や玉ねぎの具材達のキャラの濃さ。ライスは必須ですね。麺とかも一緒にすき焼き風に生玉子にくぐらせてライスにいっとく。こりゃあニカタツさんが3杯くらい白米いっちゃうのもわかりますね。

もう何がなんだかわからない程の中毒性。私は辛いのは大丈夫ですけど、相当辛めなので初めての人は普通のスタ満ソバのほうが良さそうです。甘味とかしょっばみとかがわかりやすいかと。ただパンチ力だけを追い求めるなら辛いやつですね。パンチどころか棍棒で殴られたかのような衝撃が走ります。