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店名 |
吉祥寺 越後屋
|
---|---|
ジャンル | そば |
お問い合わせ |
0422-27-1698 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
吉祥寺駅から327m |
営業時間 | |
予算 |
¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX、VISA、Master、JCB) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、楽天Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay) QRコード決済不可 |
席数 |
20席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
お子様連れ |
子供可、ベビーカー入店可 席が狭い為、場合によっては折りたたんでもらいます。 |
オープン日 |
2019年8月11日 |
備考 |
ステーキ フォルテ跡地 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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「いせや」で一杯やった後に、その足で向かったのがこちらの蕎麦屋。
誕生から1年ちょっとだが「せいろそば」に絞ったスタイルが評判となっており、是非一度寄ってみたいと思っていた。
この日の主目的はこちらなのだが、酒は出しているがつまみ類は一切ないと聞いていたので、'蕎麦前'として「いせや」で下地を作ってから訪れた次第。
場所は西口から吉祥寺通りを渡ってすぐの、常に人通りの絶えない「中道通り」を100mほど進んだビルの地下。
急な階段を降りた所の扉を開けると、狭いながらも明るく清々しい雰囲気。
手前のカウンターに4席、奥に4人掛けのテーブルが4卓というレイアウト。
BGMにはモーツァルトが流されているが、この場に相応しいかは微妙。
60歳前後と思われる、恰幅の良いご主人一人で賄っている。
13時過ぎに入店したが先客は一人。
テーブルの1つに通してくれた。
事前に蕎麦は「せいろ」だけと聞いていたが、現在は「鴨南せいろ」が一品加わっている。
酒はヱビスビール・菊正宗・そば焼酎が載っているが、やはり肴類は無い。
当初の予定通りに「せいろ」を注文。
ちなみに価格は1,200円という結構なお値段で、果たしてどんなものが出てくるか大いに楽しみである。
こちらは挽き立て・打ち立て・茹で立ての'三たて'の生粉打ちを標榜しており、その日に打つ分だけ粉に挽き、客の注文が入り次第打ち、即座に茹で上げて出される。
この時期はさらに「収穫し立て」が加わり、'四たて'であることが品書きに書かれている。
私の分は直前に入店した先客の分と一緒に打たれたため、それほど時間が掛からなかったが、少しずれていたらかなり待たされたと思われる。
この手法は幻の名店として語り継がれる「納札亭 六輔」を思い出させるが、あそこに比べればあらゆる意味で気分は良い。
15分ほどで一式が角盆で運ばれた。
朱塗りの蒸篭に盛られた蕎麦は微粉を綺麗に打ち上げた中太で、切り斑やバラつきの無い優れた仕事。
やや緑がかった色合いで、手繰って鼻に近づければ香りが芳しく、そのまま口に運べば甘みも感じられる。
つゆは少し辛めで'かえし'の寝かせが足りないのか、やや醤油の尖りが気になるが問題はない。
最初は蕎麦を浸さずにそのままを啜り、後でつゆを少量口に含む方法で食べ進めるが、蕎麦の味を確認するには好ましい手法。
盛りはかなり多く、老舗系の2倍ほどは確実にある。
これだけ量が多いと、不味い蕎麦ならば途中で持て余すところだが、飽きずにスルスルと完食してしまった。
薬味は葱と上質のおろし山葵が付くが、ほとんど使わなかった。
蕎麦湯は釜湯のままの自然体。
気持ちよく伸びるため、つゆに閉じ込められた味わいが紐解けて行くような感覚が心地よい。
最近の'似非蕎麦通'が好むドロドロ系では、こうは行かない。
結果的に蕎麦の出来については、かなりのハイレベルが認められる。
一枚1,200円の値段も、盛りの多さからすればCPが悪いとは言えない。
手の空いたご主人からは、色々と話を伺うことが出来た。
元々は王子に店を構えていたそうで、そちらを引き払ってこちらに移転。
王子では「名主の滝」近くの「越後屋」が有名だが、それとは別に同じ屋号の蕎麦屋が神谷の方に在ったがそちらかも知れない。
蕎麦は北海道弟子屈の'摩周そば'で、品種はキタワセとのこと。
写真撮影の許可を得たら、それならばと挽く前の'丸抜き'の袋を奥から持ってきてくれた。
緑の甘皮の色合いが綺麗で、厳選されていることが分かる。
蕎麦湯はつゆの味を楽しむには釜湯のままが最適で、「打ち粉」を添加して濃度をつけたものは邪道、との意見には大いに賛同。
江戸前の老舗に比べ盛りが多いことについては、他の料理を出さない分、蕎麦だけで食事として完結させたい考えのようだ。
蕎麦前の有無については、客の顔を見てから打ち始める、現在のスタイルでは手が回らないのは分かるが、酒の用意がある以上何らかの肴は出すべきであろう。
「そば味噌」など、作り置きが出来て簡単に出せるものなら可能ではないかと、進言させて頂いた。
手間の掛かる'三たて'の蕎麦へのこだわりは褒められることで、これ一本で勝負するにはそれなりの勝算が有ってのことと思われる。
しかしいくら吉祥寺が多種多様な人が行き交う町であっても、蕎麦一枚に1,200円の対価を惜しまない粋人が多いとは、なかなか考えにくい。
話のタネに訪れる客は多いかもしれないが、現在のようなスタイルでは重ねて足を運びたいと思わせる魅力は今一つに思う。
これはあくまでも私見であり、この手法で商売が成り立つのであれば何も言うことは無い。
今後の動向を見守りたいと思う。