美味しいけど、購入のハードルはより高く : レピキュリアン

少し前にミルフィーユがテレビで紹介され、ミルフィーユを求める人で大行列だったレピキュリアン
行列が落ち着いたら行こうと思っていましたが、何度か店の前を通るも、行列は一向に収まる気配無いです。

久しぶりに食べたくなったので、行列に並んで購入することにしました。
お昼ごろの訪問で10人ほど。どの時間でも大体これくらいの人数が常に並んでいる状況。

待つこと30分ほどで店内へ。
ショーケースあるプチガトーは少なかったです。
５，６種類が残っていて、それも飛ぶように売れていくという状態でした。
出来上がったプチガトーは順次補充されていきますが、何が買えるかは完全に運ですね。

そして、お目当てのミルフィユーは運良く残っていたので何とかゲット！
後は、残っていたモンブランを購入。

そして、会計をしようとしたその時にスペシャリテのレピキュリアンが焼き上がり。
追加購入をお願いしたら、他の方も続々と購入。瞬殺で売り切れました（笑）

何とか3品を購入できたので、帰宅後に頂きました。

■ミルフィーユ・フランボワーズ　★4.2
　前回は整理券制で買えなかったミルフィーユ
　今回はタイミングが良くたっぷりとありました。

　幾層にも重ねられたパイ生地は、糖衣でコーティング。クリームはカスタードよりはバタークリーム寄り。
　まずは華やかなフランボワーズの風味が感じられ、その後ミルキーなクリームが追いかけてきます。
　味わいを酸味から甘味へと変化させていってくれます。
　クリームもカスタードではないので、最後までフランボワーズが楽しめるのがGood。
　満足の一品でした。

■レピキュリアン ★4.0
　前回も食べましたが、美味しかったのでリピート
　ふんわりとしたくちどけの良いムース。濃いキャラメリゼが香ばしさをプラス。
　タルトは柔らかめに作られているので、ムースと一体感が感じられるのが良いですね。
　変わらず美味しかったです。

■モンブラン ★4.0
　栗の時期ではないですがモンブランが残っていたので買ってみました。
　濃いめのマロンクリームに中は、切ってみてビックリ。
　おそらくピスタチオクリームとショコラビスキュイ。そして生クリーム。

　マロンの風味は弱いですが、中のクリームが多様なので物足りなさはありません。
　ショコラ、生クリーム、ピスタチオと複雑に味わいが変化していき、最後のラム酒の風味で締めてくれます。
　土台のタルトはミルフィーユ風のパリッとした生地で軽やか。
　面白いモンブランでした。

ミルフィーユは整理券制ではなくなりましたが、
自分の順番の時に残っていればラッキーな状態になったので、寧ろ買い辛くなったかもしれません。

どのプチガトーを購入できるかは、入店時に何が残っているかによるので運によるところが大きい。
美味しくて何度も通いたいお店なんですが、如何せんこの状況は辛いですな。

お目当ての品がある人は、何度か通ってみるしかないかもしれません。

ごちそうさまでした。

Camera：
　　　Fujifilm X-T20
Lens：
　　　Carl Zeiss Touit 2.8/50

ワタクシの周りのスイーツマニアから評価の高い「レピキュリアン」
ルコント、オーボンヴュータンで修行されたシェフによる、クラシックなフランス菓子を提供するパティスリーです。

吉祥寺という自宅からは遠い場所に加え、不定休が多い、ケーキの製造数が少ない、などなどの噂を聞きていて
ビビッて訪問を後回しにしてすること幾年。。

そんなとある休日。
急遽、吉祥寺に行きたい気分になったので、訪問予定に加えて出発！
営業時間は12時からのため、オープンに合わせて吉祥寺に到着。

店内に入ると、ケーキの販売は14時からとのこと。
なんだ。早く行く必要なかったか～と周りで時間を潰して、14時の10分前にお店の中へ。

お店に入ると、中にはケーキを出来上がるのを待つお客さんでぎっしり！
ケーキを買う旨を伝えると、ミルフィーユの整理券はお持ちですか？との質問。

何じゃそりゃ？と思うと、店頭に「TVで紹介されたミルフィーユは整理券制です。12時～配布します」との張り紙が。
そうなんだ～。って、12時に一度行ったときに教えてくれても良いんじゃないの？と思いつつ（そのときに配布が終了していた可能性もありますが）。

特にミルフィーユだけが目当てだったわけではないので、気にせず他のケーキ購入の順番を待つことに。
その後にも続々と人が訪れ、14時頃には外には大行列が。
ワタシの古い情報だと、そこまで並ぶお店ではなかった気がするので、これもTVの力でしょうかね。

14時頃からショーケースに生菓子が順次、補充されていきます。
サイズはオーボンヴュータンの同じくらいの小ぶりなサイズ。

焼き菓子はオープン後に焼きあがっており、ショーケースの横に並んでいます。
こちらもオーボンヴュータン同様に、フランス地方の焼き菓子も揃えた充実のラインナップ。
生菓子は10種類ほどでしょうか、ケーキの製造数も少ないみたいで、これは売り切れるのは早いでしょうな。

また、店内にはイートインスペースもありましたが、今はお休みみたいです。

暫くしてケーキの販売が開始。
予想通りと言いますか、並んでいる方はほぼミルフィーユだけ買って帰っています(^^;
まぁ、おかげでワタシの順番までケーキが売り切れなかったのはありがたいですが。。

さて、自分の順番になり、食べたかったフレジエとスペシャリテのレピキュリアンを中心に
以下の6点を購入しました。

■フレジエ（450円）★4.0
　ビスキュイ、ピスタチオのムースリーヌ、イチゴの構成。

　甘さがしっかりと感じられる濃厚なムースリーヌ。
　イチゴの果汁に濃厚なムースリーヌのコク、余韻にはムースリーヌに混ぜられたピスタチオの風味が抜けます。
　ピスタチオの風味もバッチリで、ワタシの大好きなタイプのフレジエでした。

■レピキュリアン（480円）★4.0
　いわゆるシブーストですね。
　トップにはふんわりとした空気のようなクリーム。口当たりはムースに近いです。
　キャラメルに苦味が効かせてありますが、それを包み込むようにどっしりとした甘さ。

　ここまで骨太なケーキは久しぶりに食べたかも。
　美味しいです。

■ショコラシブースト（480円）★3.9
　レピキュアンのチョコレートバージョンです。
　レピキュアン同様にどっしり濃厚なショコラ。

　余韻に感じるフランボワーズの酸味が全体を引き締めます。
　ここのサイズが小さいですが、どれも骨太なケーキで食べ応えがありますね。

■オペラ（430円）★3.8
　コーヒークリーム、バタークリームでサンドした一品。
　口の中でショコラとコーヒーの風味が交わります。
　余韻に少し強め酒の風味が抜け、大人の味わいを感じさせる、これぞクラシックなケーキ。

■シューパリゴー（270円）★3.9
　トロッとした滑らかなカスタード。
　こちらは他のケーキに比べて甘さ控えめで、カスタード、バニラビーンズの味わいが美味しい。
　生地にナッツが散りばめられていて、生地と共に香ばしい味わいです。
　クリームだけでなく、生地をも食べさせるシューでした。

■カーディナル（480円）★3.9
　外側はフランボワーズのムース、レモンクリーム、その中はピスタチオのムース
　土台はショコラビスキュイの構成です。

　フランボワーズ、レモンの酸味と酸味の組み合わせですが、それぞれの風味がしっかりと感じられて美味しい。
　ピスタチオの風味は少し抑え目で、あくまで酸味がメイン。
　口どけの良さと共に、酸味がフッと消えて行きます。


どれも、どっしり重厚、濃厚なフランス菓子でいかにもクラシックな味わい。
こうなるとミルフィーユも食べてみたくなりますが、それは次回のお楽しみにしたいです。

因みにこれから伺おうとしている方は、今はTVの影響で大行列なので、お気をつけください。

しかし、個人的にこちらのケーキは万人受けするものではない気がするので、
ミルフィーユだけ買って帰った方が、リピートするとは考えにくいかも。

その意味では、こちらはケーキ製造の絶対量が少ないので、
TVのほとぼりが冷めるまで、急いで行かなくても良い気がしますね。

ごちそうさまでした。

Camera：
　　　Fujifilm X-T20
Lens：
　　　Carl Zeiss Touit 2.8/50
　　　Fujinon XF 16mm F1.4 R WR