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店名 |
ながおか
|
---|---|
ジャンル | そば |
予約・ お問い合わせ |
03-3741-0169 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
京浜急行空港線大鳥居駅下車徒歩5分 大鳥居駅から179m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 電子マネー可 |
個室 |
無 |
---|---|
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
その他リンク | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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お客さんだとも、またこっちがお客とも、そんななんとも言えないお客さんへの年末の挨拶を名目に、その実お昼ご飯処新規アタックをかける為、大鳥居の駅を目指してる。
いつもの鮫洲までの行き方は覚えているが、大鳥居というのが厄介者でいつも迷ってしまい、私からしたらいきなり羽田空港に着いてしまう電車をやり過ごすことだけで、もう精いっぱい。
辛うじて駅に到着。環八通りから斜めに逸れる路地を往くんだよな、と自分に言い聞かせつつ歩きはじめところ、洒落たそば屋にもう暖簾が掛かっているのを見つけてしまった。
しかし私の目指すそば屋は、今日はここではないと振り切って、先ずは取引先への年末挨拶を滞りなく済ませる。
そして予め食べグロ画像で目を付けていた随分と表情豊かなそばに出逢う為、環八に出てから北上していけば、赤信号のすぐ先にお店を発見 !!
一旦そのちっちゃい信号を律儀に待ち、そしてblue-signalと同時にホィールスピンを最小限に抑えつつdashしてみれば !
―― なんだヨォ~ ! シャッター下りてんじゃんかヨォ~ !
<R2.12.24 大鳥居>
「ながおか」
歩いてくる途中で見たそば屋に戻ることに少し躊躇いがあったのは、界隈のそば屋を私は既にチェックしており、それらのそばの画からは何ら心を揺り動かされるところを見出せなかった、という擦り込みから。
しかし他にあてもないままに、結局そのおそば屋の真ん前。
通り過ぎてきたままに暖簾は掛かっているのだが、営業中のサインが見えず、ちょっと戸惑う。暖簾を掛けていることこそが紛れもなき営業中のサインだろう ! ということが、今時通用しなくなってきていることを察知している身として。
なので半信半疑でフロアに足を踏み込めば、客の姿はおろかお店の人の姿もなく、さらに拡大する不安 ……
直後に奥からお母さんが現れて、ちょっと安心。
店内は随分とシックで、コンクリ打ちっ放しに、入念にプライされてウォルナット色に染色された何らかの木(笑)のテーブルの組み合わせに、JAZZが沁みいるように滔々と流れていた ……
“大もり” @850也。
目当てのお店ではそばだけでお腹いっぱいにしようと目論んでいたので、それをそのまんま勢い、惰性だけで注文を終えて尚、正直、後悔するだろうと予測していた。
私の未来予想図では、おそらく満留賀御用達のそばの山盛りを見た瞬間に落胆し、あとはその残骸の消化試合に明け暮れるばかりだろうと思っていたのだ。しかしお母さんの持ってきてくれた堂々三階建てのそれは、私の予想を良い意味で完全に打ち砕いてくれた !!
―― このそばは一目で、もう完全にactiveなそばに間違いない !
練達の消防士たちにさえ、確実に消火できるビルの高さは七階まで。一方の私に確実に消化できる蒸籠の高さは三階までなので、こちらの“重ね”は、その限界の高さで聳え立っていた。
細打ちにしてぬらりと光るそばと一瞬見合い、割り箸の鞘を捨て去って八双に構える。
私とそばとの間には、今この瞬間、その緩衝材となってくれる海苔はない。そのことは私の示現流初太刀の威力が、一歩間違えればそのまま自分に還ってくるということを意味していたが、ここまできたら私に躊躇はなかった !
それは一枚一枚、それなりのボリウムを持った“重ね”。
内外装、BGM、器の類他総合的に、シロウトっぽいお母さんを除けば(こら !)、こ洒落て洗練されたお店から出てくるものとして、意外にもたっぷりと額面通りの大盛り ! 且つこの時期にしてあくまでも様式美を貫く、完全につめたく調教された細打ちのそば ! 蒸籠につき纏う水を無我夢中で霧化させるべく、斬っては投げ、そしてまた投げては斬って ……
湯も、東京のそば屋のそれとして完全に真っ当なる、私の心のように澄んだ湯。それでつゆを割ったら、出汁に独特なコクが猪口からはじけ飛んだ。
結論的にこのくらいの規模、繁栄度の町に一件あるかないかの、そのくらいのクラスのお店にラッキーパンチで当たってしまったという、これは嬉しい誤算であった
「お忙しいんでしょう ?」
「いえいえ、もうどうしちゃったんだろうっていうくらい ……(暇ですよ)」
向こうのテーブルのおばあさんとその娘さんらしき二人連れは、近所で商売をやってらっしゃるのか、店のお母さんがその近況を尋ねると、もうさっぱりだという。
と軽く受け流しつつ、そこにはとりわけ悲壮感もなく ……
「冷たい風がくるねぇ」
「(席を)変わろうか ?」
「ううん、落ち着けばね ……」
つめたい空気の中を歩いてきたのであろうおばあちゃんは、今はちょっと寒いけど、でも落ち着けば大丈夫だろうと言う。それがお年寄りの遠慮かやせ我慢であったらいけないなと一寸心配になるも、揃って鍋焼きうどんを注文なさったようで、こちらも一安心。
そんなこんな、冷えた心身にあたたかいつゆで温もりを与えてくれるのもそば屋なら、一方で、冷えた心身をさらにつめたいそばで追い詰めるという、そんなひねくれた自虐的自由を許容してくれるのも、またそば屋というもの。
真っ当に配された横目の簾を利用し、その切れ端までも捕まえて蒸籠をきれいにするのは、蕎麦食いとして当然の義務。そして徳利に未だわずかに残されたつゆをきれいな湯で暫し愛でることは、その義務を果たした蕎麦食いだけに、初めて与えられる権利 ……