手打ちそば 長寿庵
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
手打ちそば 長寿庵（テウチソバ チョウジュアン）
|
|---|---|
| ジャンル | そば |
|
予約・ お問い合わせ |
03-3652-4769 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
新小岩駅から399m |
| 営業時間 | |
| 予算 |
￥1,000～￥1,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 席数 |
11席 （カウンター6、小上がり8） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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いつものように新小岩の北東側のお客さんでの集金を済ませ、今日は歩くと決めていた。何故ならば、新小岩駅北側はご飯処の密度がどうも薄いようで、そうしないとまともなご飯にありつけそうもなかった為。
早めに国鉄総武線の線路をくぐり抜け、食べグロで見つけたおそば屋を目指してひたすら西へ。しかしたどり着いたそば屋のシャッターは、憐れ閉まっていた。
超アバウトに、しかも目立たないところへ「しばらくの間休業します」とだけ書かれた貼り紙をみつけたときには、全米が泣いた !
―― じゃあ南米はどうなの ?
<R3.8.31>
「長寿庵」
朦朧とする意識の中で、another幟が陽炎のようにゆらめいており、兎も角、そこまでは歩こうと思った。
その屋号に別段思い入れはない、というよりもどちらかといえばネガな印象が心に渦巻いているのだが、他の「長寿庵」には見られぬ“手打ち”という修飾語だけに、これは一縷の救いを求めたわけではなく、まったくの興味本位で戸を引いた(笑)。
カウンターは十分な間隔がとられて3席。その最も手前に謙虚に着いた。
“ゆたかで健康で美しく、健康長寿を願う店”というコンセプトは、私が常に提唱している「イオナ、私は美しい」と完全に合致していたが、本来引き算の美学に彩られるべきそば屋の佇まいとしては、ハテナマーク。
というよりもその前に、目の前に立ちはだかる夥しい枚数の品書き、及びポリシーの結界に、これはお客さんへのアッピールというよりも、寧ろセルフディフェンスであろうということに、すべからくまともな大人であれば気付くべきだと思う
“天丼セット” @1,386也。
先ずは四つ山で皿盛りされたおそばが舞い降りた。
水切りには難有りそうだし、そば切りという形態までにコントロールし切れているかどうかも怪しい、境界のおそば。つゆも、黒いが澄んでいないように見える。
さっそく洗い箸を引き抜いて山葵を擦(なす)り、短めのそばを啜ったが、なんだろう、この独特の風味は ?
と思ったところに天どんも、真ん丸のお櫃で到着。
こちらはそれこそがそば屋の天どん ! とばかりに丼つゆが十分に甘辛そうで、その照りは魅力的。だがここは一旦除けておいておそばに集中する。このフレイヴァの正体を真剣に考えこんでいて …… 閃いた !
天才とは99%の努力と1%のひらめきによって生まれるというが、私も99%の食欲(及び性欲)と1%のひらめきにより、ついにその正体を掴んだのだ !
これ、ワサビ漬けの香りだな ……
山葵から、ワサビ漬けの香が漂っていて、それが作用してるんだわ。山葵にちょっとワサビ漬けをまぜてるのかも知れない。
(また適当なことばかり !)
天どんは未たる通りに甘辛かったが、東京人の私でも少々くどいくらいに丼つゆが勝ってしまっているもの。但し、これは日本で初めて私が発見したことだが、天丼の白いご飯にタレが滲みた部分に山椒をかけるとそこだけ鰻丼になるということがあって、それをやるには適した天どんだと思った。
―― またヒント与えちゃったかな。ほんと、何の見返りもないまま何件繁盛店にしてあげただろう、おれ ……
よく食べグロとかで、“私はお店を悪くは書きません”と宣言している御方がいらっしゃるけど、それはお店にとっては、正確なフィードバックが得られないという点で(だから料理の改善、向上が出来ないままに経営ひっ迫に向かうという点で)、明らかに幾ばくかの悪質を含むだろう。
しかしだからって、「これ、味付けし忘れたでしょ !」、「これまだ火～通ってないじゃん !」とか直接的に言い放ってもいけないし、でもそれを受けて、「だったら食うな !」とか逆ギレしてもいけないのだ
―― そうだよね、ママ