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「天南ぬき」で昼呑み 白葱の火入加減が絶妙
尾張屋本店の“憧れの天ぬき”で昼呑み 「天ぬき」は2本、1本なら「天南ぬき」
午餐時過ぎ、どの店にしようかと浅草・雷門通を歩いていると、尾張屋本店のショーケースに「あられそば」が出ていたので、引き寄せられて入店しました。
注文は「笹の川」熱燗と「貝柱おろし合え」にします。
貝柱おろし合え:
「あられそば」は小柱(赤貝の貝柱)を載せた汁そばで、尾張屋の冬場の目玉商品です。「貝柱おろし合え」は、その小柱を使った蕎麦前になります。(要は「貝柱…」で呑みたかったってことで。)
小柱が15粒程、たっぷりの大根おろしの上にあしらわれています。緑色のイクラのような粒は、何かと思ったら山葵エキスのカプセルで、噛み潰すと爽やかな香りが拡がります。
小柱の旨味は仄かですが、大根おろしで味覚をリセットしながら食べるので、最後の1粒まで楽しむことができます。日本酒に合う蕎麦前ですね。
エンジンが掛かったので「天ぬき」と「笹の川」の2本目を追加発注します。
天ぬき:
尾張屋は大きな海老天が名物です。海老が大きいと尻尾が硬くなりがちで実は苦手なのですが、尾張屋の海老天は衣を厚めに纏わせているせいか、身のプリプリ感を残しながら、尻尾はカリッカリで美味しく食べられます。
厚めの衣も、出汁の効いた甘汁を存分に吸わせると、それだけでお酒のアテに充分な力があります。汁だけ、汁を吸った衣だけ、レンゲで掬って衣と汁、齧り付いて衣と身、最後にカリッカリの尻尾と、種々に楽しめて2本目の「笹の川」も綺麗に空いてしまいました。
「天ぬき」を注文する際に、神田まつやだと『(海老天)2本?』(言外に『1本にする?』)と訊かれるのですが、尾張屋では訊かれずに海老天2本で出て来ました。花番さんに尋ねてみると、『「天南ぬき」と注文すると1本になります』と。お店が違うから当然ですが、これもカルチャーですね。
締めには歯切れの良い、安定の「もりそば」を頼み、蕎麦湯で辛汁を飲み切って大満足です。
立ち寄る度に、観光需要に胡座を掻かずに“美味しい”を追求する尾張屋さんの姿勢が垣間見えて来ました。
また寄ります。ごちそうさまでした。
尾張屋本店で「松茸どびん蒸し」+「松茸そば」
9月の後半になっても猛暑日が続く中、雷門通りを歩いていると、尾張屋本店の入口に『松茸入荷しました』の貼り紙を見付けました。メニューで「松茸そば(季節)」等を目にして、ずっと気になっていたので、後日あらためて食べに来ました。
笹の川:
そこそこ暑い日ではあったのですが、松茸をいただくので“ぬる燗”にしました。蕎麦味噌(蕎麦の実は入っていますが、胡麻の香りの方が勝っている)が付いています。
なす田楽:
尾張屋でのお気に入りの蕎麦前メニューです。「松茸どびん蒸し」に少し時間が掛かると踏んで、「なす田楽」も注文しました。秋ですしね。
以前頼んだ時は、なす半割2本が丸ごと皿に並んでいて、食べるのに少々手こずったのですが、一口大(3切れ)に切り分けて供されました。こういうカイゼンは有り難いです。
松茸どびん蒸し:
大振りの土瓶で出てきました。具材は松茸の薄切りが8枚程、鶏胸肉の薄切りが2枚、銀杏1粒、結びにした蒲鉾が2個、くらいだったでしょうか。空豆よりも小さな酢橘(?)が添えられていて、搾り入れて汁からいただきます。
う~ん。自分の食べ慣れている土瓶蒸しが田舎風[東北の山奥の温泉宿で出される、これでもかとキノコ(松茸は入っていないですけど)と地鶏腿肉が入ったやつ]のせいか、とってもお上品に感じます。
汁だけだと少々物足りないので、松茸薄切りを摘まんでみます。それなりに香りが汁へ移っているのか、こちらもあまり香りが感じられなかったのですが、笹の川を一口含んだら一気に松茸の香りが開きました。おそらく残っていた香り成分がアルコールで抽出されたのでしょう。“ぬる燗”を頼んで正解でした。
後述の「松茸そば」と較べると、お値段の割に松茸のインパクトも小さく、ナニサマな言い方になってしまいますが、『蕎麦屋が(或いは尾張屋が)土瓶蒸しを作ったら、こんなのが出来ました』的な要素があってもよいかなと感じました。
松茸そば:
丼に蓋を被せて重々しく登場です。ちょっと気になったのは、横に小さな器で添えられた薬味の白葱の香りが勝って、蓋を取った瞬間の松茸の香りを感じにくかった点です。
具は松茸100%、丼の表面を覆っています。これはインパクトがありますね。食べ始めると、松茸だけ、松茸とそば、汁、それぞれの風味と食感のバリエーションが楽しめて、一気に食べきってしまいました。
蕎麦湯が出されたので、残った汁を飲もうとしたところで、痛恨のミスを犯してしまいました。いつもの習慣で、薬味の白葱を投入したところ、せっかくの松茸の移り香がすっかり消され、ただの甘汁と変わらなくなってしまいました。もし、次に「松茸そば」を注文する時は、『薬味の白葱は添えないで』と頼むことにします。
もり:
「松茸そば」で締めるつもりでしたが、お腹に余裕があったので、「もり」で“食い改める”ことにしました。歯触りの良いそば、鰹の利いた辛汁、安定の味です。
店を出ると、9月下旬とは思えない暑さが待っていましたが、気持ちだけは秋を感じながらの帰途でした。
ごちそうさまでした。
ビールに合う“カレーそば”を求めて(四杯目) 食感が工芸品のように見事な「カレー南ばん」
15年程前から“カレーそば”に嵌っています。アツアツのカレーそばをフウフウしながら啜った所へキンキンに冷えたビール。この組み合わせが夏場を乗り切る糧になっています。ビールに合う“カレーそば”探訪4軒目になります。
今回は浅草雷門通りの「尾張屋 本店」へ、訪問は平日の14時過ぎです。先客は2組で1階奥へ通されました。蕎麦前メニューが各種あって気が惹かれますが、今回は堪えます。注文はビールと「カレー南ばん」。ビールはアサヒスーパードライ(中瓶)一択でした。
ビールには、おつまみ(野菜風味の揚げ餅)が添えられています。飲みながら待っていると、インバウンドや観光のグループが次々に来店して1階は満席になり2階へと案内しています。
10分程で「カレー南ばん」が届きました。ターメリックの黄色が映える、いかにもカレー南ばんな見た目のアツアツで、具材は鶏肉と玉葱です。
鶏胸肉は、これ以上無理って思うほど薄く削がれています。それでいて肉の繊維を計算して包丁を入れているようで、十分な食感が残されており、まるで工芸品のような見事さです。玉葱は僅かに白味を残し、甘味を引き出しながらもシャキシャキ感を残す絶妙の火入れ加減です。
カレー汁は、辛みがすっきり立っていて、かえしと出汁はカレーとそばを纏める程度に抑え目です。尾張屋のそばは、冷たいそばで食べると、歯触りがスカッと良いのですが、アツアツのカレー汁で熱せられていても、その片鱗は感じられました。
アツアツをフウフウしては合いの手に冷えたビール。カレーそばの醍醐味も存分に味わえましたし、そば、鶏肉、玉葱と食感へのこだわりが感じられる一杯でした。残ったカレー汁も蕎麦湯で飲み干して大満足です。
我儘を言えば、これでビールがサッポロかキリンのラガーを選べたなら…と思ってしまいました。吾唯足知の心境にはまだ遠いようです。
ごちそうさまでした。
【一杯目】 神田まつや 本店
通し言葉は唯一言『カレー』
【二杯目】[レシピ変更のため削除しました]
【三杯目】 角萬(入谷)
「冷や肉」の店で食すアツアツ「カレーそば」
【五杯目】 翁庵(上野)
町そば長老格の年季を感じる「カレー南ばん」
蕎麦前の逸品「なす田楽」に出会った 口の中が“浅草花やしき”みたいに楽しい
しょっちゅう前を通るのですが、並木藪蕎麦が近いこともあって、なかなか訪れる機会がありませんでした。雷門通りを歩いていたら、無性に玉子焼きが食べたくなって尾張屋本店へ飛び込みました。
平日の13時半でも、1階は席が埋まっていて、2階へ通されますが、2卓が空いているだけで、公園通りに面した窓際の4人掛けへ案内されました。折角の尾張屋なので、他店にないメニューを攻めてみることにして、笹の川(常温)、なす田楽、玉子焼きを注文します。
笹の川:福島県郡山市のお酒です。郡山へは、出張で結構行っていたのですが記憶にありません。素直な飲みやすいお酒です。
蕎麦味噌(突きだし):量は多めで、結構硬めです。蕎麦の実だけでなく胡麻が入っていて、蕎麦よりも胡麻の香りの方が勝っています。唐辛子も微量入っていて、これがお酒のアテにドンピシャな辛さです。
なす田楽:
小振りの茄子を二つ割りにし、油通しした上から緩めに溶いた蕎麦味噌が掛けられています。蕎麦味噌は、突きだしの蕎麦味噌とは異なり、蕎麦の実だけです。丸1本の縦半割なので箸で切れず、丸ごと口元へ運ぼうとすると、緩めの蕎麦味噌が垂れて油断できません。食べ難さはあるものの、茄子の汁気と仄かな甘味、油と馴染んだ蕎麦味噌の滑らかさ、旨味と微かな唐辛子の辛さ、蕎麦の実の食感と香りのアクセントで、口の中が“浅草花やしき”のように楽しいこと。思いがけず逸品に出会えました。
[追記:後日再訪したところ、一口大(1本半割を3切れ)に切り分けるように変わっていました。こういう“カイゼン”は有り難いです。]
玉子焼き:
出汁が効いてジューシーですが、砂糖もかなり入っているようで、お酒のアテには少々甘味が勝っているかもしれません。大根おろしが多目に添えられているのが救いになりました。お父さんが一杯やっている間に子供に食べさせるって感じでしょうか。
中えび天丼:
花番さんの説明では「他店では立派な天丼になりますが、当店では更に大きなえびがあるので“中えび”と言っています」と。なるほど。確かに尻尾が丼からはみ出しています。
衣の粘り気が少々強目で、これは(尾張屋では“普通”の)大えびや汁そばに合わせているせいかもしれません。後日、天ぷらそばを食べたところ、汁を吸った衣は良い感じでした。
もり:
締めに蕎麦湯が飲みたくて“もり”を追加です。そばは歯触りが良く、辛汁は辛過ぎず甘過ぎずで、気持ち良くスルスルと一息に食べてしまいました。残った辛汁で蕎麦湯を3杯飲んで大満足です。
ごちそうさまでした。
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ken3_0219
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店名 |
尾張屋 本店(おわりや)
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ジャンル | そば、天丼 |
お問い合わせ |
03-3845-4500 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ銀座線、東武伊勢崎線 浅草駅 徒歩4分 浅草駅(つくばEXP)から314m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥3,000~¥3,999 ¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
70席 |
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個室 |
有 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 ベビーカー不可 |
オープン日 |
1860年 |
初投稿者 | |
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尾張屋本店へ昼呑みに来ました。平日の午餐時過ぎですが1階は7分の入りです。席へ着くなりの注文は「笹の川」(熱燗)と「なす田楽」にします。
なす田楽:
注文すると『包丁入れますか?』と訊かれました。半年程前から一口大に切ってくれるようになったのですが、『元の切らない方が』という御意見もあったのかもしれません。切るか切らないか訊いてくれるのは満点回答、流石の老舗の対応です。
笹の川(熱燗):
メニューで選べる日本酒は、「大関(上撰)」、「笹の川(上撰)」、「八海山(特別本醸造)」の3銘柄で、消去法で「笹の川」になります。(我儘を言えば、辛口が選択肢にあると良いのですが。)
2巡目の注文は「天南ぬき」と2本目「笹の川」にします。
天南ぬき:
前回、花番さんから、えび天1本なら「天南ぬき」と教わったので、実行してみました。
えび天が1本と、細短冊の白葱がたっぷり入っています。この白葱の火通し加減が、辛味と香りを残しながら甘味を引き出す絶妙さで、お酒のアテにドンピシャです。気に入りました。
最後は定番の「もり」と蕎麦湯で締めて大満足です。
ごちそうさまでした。また来ます。