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店名 |
まれびと
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、カフェ |
予約・ お問い合わせ |
03-3518-9270 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
都営地下鉄三田線・新宿線東京メトロ半蔵門線【神保町駅】徒歩2分 神保町駅から73m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
13席 (カウンター5席、テーブル8席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くの有料駐車場:神田神保町1-105三井ビルディング40台収容、ほか |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
公式アカウント | |
オープン日 |
2012年11月 |
備考 |
ビル名・階数:SLビル B1 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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「さぼうる」や「ラドリオ」、「神田伯剌西爾」などに代表されるように、いまでも喫茶店天国の名残りのある神保町の一角に、かつて「純喫茶 ロザリオ」という老舗喫茶がありました。
「純喫茶」という店名からもうかがい知れるところですが、昭和40年代中ごろ創業のいわゆる昭和喫茶で、私は学生時代に、サークル関係の打ち合わせで何度か利用した記憶があります。
その後は縁遠くなっていたのですが、先日、ふとしたことからロザリオのことを思い出して確認したところ、その跡地で営業していた当店の存在に行き当たりました。
調べてみると、ロザリオは、2011年(平成23年)6月に約40年の歴史を終えて閉店したそうで、その後に2012年10月にオープンしたのが、当店の前身になる「Tea house & Gallery まれびと」だったようです。
店名からも想像されるように、オープン当初は、ギャラリーと日本茶(日本料理)を中心にしたカフェという業態だったようですが、数年前に業態転換して今の蕎麦中心のお店になったようです。
しかし、店名の「まれびと」という名前は、私には少々思い出深い名前でもあります。
と言うのも、社会人になりたての頃に民俗学をかじったことがあり、その時に柳田國男や折口信夫の著書を読み漁っていた時期があったからです。
きっかけは、とある民俗学者が友人の名前と一字違いで親近感を持ったことであり、とても単純なことだったのですが、何事も真面目に取り組むと面白さが分かりますよね。
ご承知の方もいるかと思いますが、まれびと=まろうど(客人)というのは、Wikipediaによれば「時を定めて他界から来訪する霊的もしくは神の本質的存在を定義する」とされていますが、死後の世界=黄泉を意味する「とこよ(常世)」と並んで折口信夫のいわゆる「折口学」の基本概念の一つになっています。
簡単には説明しづらいのですが、神は常世の国から1年に1回だけ、つまりまれに現われる存在だったので「まれびと」と名付けられたということになります。
各地で当然のように見られる風習として、外部からの来訪者(異人、まれびと)に宿舎や食事を提供して歓待するというものがありますが、その根底に異人を異界からの神とする「まれびと信仰」が存在するとも言われています。
その店名「まれびと」の名付けの親である当店の店主さんは、飲食店の家に生まれ、学生時代の体験からお茶に興味を持ったのが、当店の前身の前記「Tea house & Gallery まれびと」出店のきっかけになったようです。
業態転換の動機については詳しいことは分かりませんが、出店時の思いとビジネスの乖離ということもあったのかもしれませんね。
私は、ビジネスを成功させるキーファクターの一つにしなやかさとかフレキシビリティーという要素が不可欠という考えを持っており、それに照らすと分からないでもないですね。
この日は、12時10分前くらいにお店に到着しました。
神田すずらん通りから脇道を入ったところに入口があり、暖簾をくぐって結構急な階段を降りていくと、当店の店内に出ます。
店内はカウンター席が5席とテーブル席2卓4席、小上がり席1卓4席の計13席とこじんまりしています。
それでも、コロナ対策は別にしても客席の間には適度な間を取って空間を大切にしていたり、或いは茶室をイメージしたような小上がり座敷が設けられていたり、更には小上がり座敷の周囲には各種の民藝品等が並べられていることなどから見て、客人のもてなし=まれびとの精神に相通じるところを感じます。
この部分は、前身のお店から変わっていないようで、店主の意思を感じますね。
店内に先客はおらず、好きな席に座って可と言われましたので、2人用のテーブル席に着席することにします。
着席するとすぐに冷たいルイボスティーが運ばれてきます。
これは前身店からのこだわりとも関係がありそうですね。
卓上にはメニューブックが置かれており、7種類のランチメニューのほか、蕎麦前セットなどのお酒との組み合わせメニュー、蕎麦の単品メニュー、一品料理メニューなどが並んでいます。
蕎麦の単品は、もり蕎麦で@1,100円、天ぷら蕎麦で@1,610円とかなり高価なので、必然的にお値段のリーズナブルにランチメニューに目が行きます。
ランチでも蕎麦関連メニューは、基本1,000円アップになりますが、蕎麦以外では蕎麦屋のキーマカレー@630円、和風シチューライス@700円、カレーとシチューのハーフ&ハーフ@680円などかなり割安なメニューもあります。
これらにも惹かれましたが、やはり蕎麦を試したかったので、ランチメニューから手打ち十割蕎麦+天ぷら3種盛り合わせ@1,170円を注文しました。
蕎麦はせいろと冷かけから選択できますので、せいろにしました。
待つこと3分ほどで小鉢の出汁巻き卵が提供され、その後さらに3分ほどで、十割蕎麦を始め残りのセット全体が運ばれてきました。
セットは、十割蕎麦(せいろ)のほか、天ぷら盛り合わせ、前記小鉢、煮物(鶏肉とじゃがいもの煮付け)、ご飯、漬物といったラインナップです。
十割蕎麦は、二番粉に手挽き粉をブレンドして打った蕎麦だそうですが、蕎麦の香りがしっかりしてとても美味しいです。
天ぷら盛り合わせは、添えられている粗塩でいただきます。
ズッキーニとさつまいもが各2個と舞茸ですが、カリッという食感に揚がっており、もちろん揚げたてで、こちらもなかなか美味しいです。
鶏肉とじゃがいもの煮物も柔らかくて煮込まれた鳥もも肉とホロホロと崩れてクリーミーなくらいに煮込まれたじゃがいもの取り合わせが良かったですし、出汁巻き卵もやや味付けが濃いめながら、その分味がしっかり染みており、共になかなか美味しかったです。
ご飯には、青海苔と胡麻の振りかけがかかっていて風味豊かで、全体に少量多品種でとてもバランスの良いセットに仕上がっていると感じました。
これは女性に人気が出そうに思います。
近くに座った後続客が頼んだハーフ&ハーフをたまたま見ることが出来ましたが、スピーディーな提供だったのに加えてカレーもシチューも具がしっかり入っており、これで@680円ならなかなかリーズナブル。
蕎麦メニューには確かに割高感があるので、それを敬遠したい人にも選択肢があるのは使い勝手のアップに結び付いていると思います。
この日、私の在店中は、私と後続客1名の2名だけでちょっと寂しい気がしましたが、もっと評価されて然るべきお店だと思います。
外観がやや目立たないのに加えて、食べログ的にもオープン丸9年を迎えるお店にしては先行レビュー8件で最新レビューが2年近く前(よって評点も3.21点にとどまる。)と盛り上がっていないのが影響しているのかもしれません。
このレビューが起爆剤になればなんていう大層な考えは持っていませんが、多少なりとも利用者の増加に寄与出来れば嬉しいですね。