3回
2017/08 訪問
釜揚げそば
久しぶりに(そういうのばっかし)、四季の風へ。
太いそばは好みが分かれるところだけど、つゆが気に入って再訪です。
おや、メニューを見ると釜揚げうどんならぬ釜揚げそばがございます。
温かいそばはそれだけなのよね。
8月に入ってめっきり天気もパッとしないので、そっちでお願いします。
家人は前回と同じ、ざるそばです。
薬味として、大根おろし、とろろ、ネギ、大葉。
もっちりとしてなおかつ締まった感じのあるざるに比べ、釜揚げはそのままなのでモワ~っとした感じ。
これはこれで面白い食感なのですが、こういうのはつけづゆよりは普通に温そばがほしいですなあ。
以前はあったようなんですが、夏だけの営業なので温そばは取り入れないのでしょうかね。
ちなみにこの辺はご多分に漏れず中国からの観光客もいっぱい来ますが、冷たいそばになじみがないらしく、どんなに暑くてもこの釜揚げそばが出るんだそう。
十割の玄そば、ぜひ丘の風景や自作アンプのクラシックBGMなどを愛でながら味わうと、気分も落ち着きますね。
2017/09/08 更新
2009/09 訪問
十割三たて蕎麦
美瑛町市街から新栄の丘に向かって車を走らせること10分弱。周りに何もない(いや、畑はある)道をひたすら進むとふっと木々に囲まれた場所にお店の看板が立っているのに通り過ぎてから気づく。
喫茶店なのに蕎麦が食べられるお店があると聞いてやって来た。昼過ぎに着くと車が数台。知ってる人は知っているということか。
メニューは蕎麦がメイン。以前来たことのある家人によれば、昔は店主の気分で蕎麦を打っていたそうで今日は蕎麦がないという日も珍しくなかったそうな。今は方針を変えて、蕎麦がレギュラーメニューになったようだ。実際年配のお客さんも多いようで、皆お目当ては蕎麦のよう。
ふむふむ、蕎麦もいろいろあって、蕎麦とケーキとコーヒーのセットもあって(変っちゃ変だが)皆めいめいに午後の一時をのんびり過ごしている。
そう、ここは時間がゆっくり流れる場所。オーダーをしたら、店主自作のオーディオが奏でるクラシックに蘊蓄を語るもよし、窓の外に広がる畑やトラクターを眺めて写真を撮るもよし、あるいは店内で販売してる小物類を見て回るもよし。店内のお客さんがそれぞれ、蕎麦が来るまでのひとときを自由に楽しみ、蕎麦やケーキが来ればその味を仲間と楽しんでいる。
真夏のハイシーズンならばお客が立ち歩いてうろうろされるのはちょっとうっとうしいところだけど、今回のように半分くらいの入りならばなぜか許せてしまう気も。ここは「三たて」(挽きたて・打ちたて・茹でたて)蕎麦なので待ち時間をどうやり過ごすかはお客さん共通のテーマ。見知らぬお客同士だけど妙な一体感があって、高まる蕎麦への気持ちを抑えてるんだな、と勝手に合点しほほえましく映る。
さて、待ちに待った蕎麦が登場。普通盛りのざる蕎麦はやや太め。テーブルにある能書きを読んだところによると美瑛産の有機玄蕎麦を自家製粉したとのこと(ワタクシはこれを読んで時間をやり過ごしたのだ笑)。蕎麦粉は挽いたらすぐに使わなくては悪くなってしまうらしく、それを懸念して地場産の蕎麦粉を自分で挽くことにしたのだろう。
太めの蕎麦は本来好みではないのだが、噛むと蕎麦の香りが広がって決して悪い感じはしない。十割蕎麦だけどつるつるとした感じである。
そしてつゆは俺好みの辛め。香りもいい。最近食べた蕎麦屋の中では随一だ。
薬味にはネギ。わさびはないのだがつゆを味わうならこれで不足はない。代わりに辛味大根のおろしがついていて、最後にちょちょっと入れて味わうと蕎麦にもつゆにもよく合う。
午後のひとときをのんびり過ごすなら、ここは本当にオススメの場所である。
2009/12/06 更新
前回釜揚げそばという珍しいものをいただいたのがもう1年前か…。
やっぱりそばは冷たいほうがいいので再度こちらではざるをいただきます。
こちらは田舎そば風にやや太めなのですが、冷たいほうが美味しさを味わえますね。
夏休みシーズンなのでお客さんの出入りは多いですが、回転は速いのでスッと入れます。
ざるそばを大盛に決定。
あとはとろろやら納豆やら玉子やら。個人的にはどれもいらないので(笑)、結局選ぶとなるとざるにしかなりません。
意外に早めにやってきました。
太さは今回いつもほどではなく。茹で加減も固くなく食べやすいです。
ただ、今日はつゆが甘かった(北海道弁で薄いの意)なあ。美味しいんだけど、この太さのそばを支えるならキリッとしょっぱめのつゆがほしいところ。
ちなみにここは薬味もねぎがわずかであとは大根おろししかなく、一味も七味もわさびもないのですが、その分辛めの大根であったのですが、この日は辛さも控えめ。
季節によって味わいがちょっとずつ違うのかなあと思いながら。
でもそばはよく香るのですよねえ。