9回
2024/02 訪問
熟練の技と丁寧な仕込みが窺い知れるとりかつ丼…『丸友』
ランチは盛岡の巣鴨的エリア肴町商店街の側道に店を構えられる『丸友』さんへと再訪させていただきました。今回も前回同様に『子(小)丼』の麺類と『子(小)丼』のごはん類をオーダーして一度で二つの味を楽しませていただく戦法です。今回はごはん物の子(小)丼には『とりかつ小丼』510yenとつゆもの代わりの麺類の子(小)丼には『わんたん(小)』380yenの二つをオーダー。焙じ茶(ホウジチャ)を啜りながら待つこと7~8分程で席に運ばれて来た注文の品は『とりかつ小丼』と沢庵(タクワン)と白菜漬(ハクサイヅケ)と紅生姜(ベニショウガ)の漬物(ツケモノ)と良く使い込まれた漆器の小丼に収められた『わんたん(小)』です。子丼の『とりかつ小丼』は『かしわ(鶏肉)』の胸肉を使った揚げたての鶏(トリ)カツと玉葱(タマネギ)がそばのかえしを使った丼たれで煮込まれ玉締めにされたもの。鶏(カシワ)の胸肉を使っているにもかかわらず肉はパサついておらずしっとりとして柔らか。対照的に外側の衣はサクッとしており玉締めはやや強めに火入れされておりましたが店主の熟練の技と丁寧な仕込みと仕事ぶりが窺える一品です。丼タレも比較的薄味であり甘さも控えめで自分の嗜好に合っています。そしてつゆもの代わりに今回初めていただいた子丼の『わんたん(小)』は昆布出汁(コブダシ)主体のつゆで味わうもの。中華の雲吞(ワンタン)とは趣が異なる和風味のわんたんです。とぅるんとぅるんの喉越しの良い皮に包まれた雲吞(ワンタン)6個に豚もも肉の叉焼(チャーシュー)1枚に麺麻(メンマ)3本に焼海苔(ヤキノリ)という陣容です。うどんつゆで味わう雲吞(ワンタン)はテーブルコショウとともに供されましたが胡椒(コショー)ではなく一味唐辛子(イチミトウガラシ)か七味唐辛子(シチミトウガラシ)の方がしっくり合いそうです。今回も前回同様に『子(小)丼』の麺類と『子(小)丼』のごはん類をオーダーして一度で二つの味を楽しませていただき満足満腹となりました。
2024/05/03 更新
2024/01 訪問
子(小)丼の麺類×子(小)丼のごはん…『丸友』
ランチは盛岡の巣鴨とでも称したい肴町商店街に接続する側道『ふじわら屋』さんの筋向い店を通りに佇むられる『丸友』さんへ再訪させていただきました。前回同様に『子(小)丼』の麺類と『子(小)丼』のごはん類をオーダーして一度で二つの味を楽しませていただく戦法です。今回はごはん物の子(小)丼には『とりかつ小丼』510yenとつゆもの代わりの麺類の子(小)丼には『たぬきそば』380yenの二つをオーダー。焙じ茶(ホウジチャ)を啜りながら待つこと7~8分程で席に運ばれて来た注文の品は『とりかつ小丼』と沢庵(タクワン)と白菜漬(ハクサイヅケ)と紅生姜(ベニショウガ)とそばの薬味の『権八(ゴンパチ)』と刻み葱(キザミネギ)の小皿に『たぬきそば』の小丼です。『たぬきそば』は揚げ玉(アゲダマ)と『芹(セリ)』で丼の表面を飾られシャキシャキとした芹(セリ)の食感が佳きアクセント。一方の小丼の『とりかつ小丼』は『かしわ(鶏肉)』の胸肉を使った揚げたての鶏(トリ)カツと玉葱(タマネギ)がそばのかえしを使った丼たれで煮込まれ玉締めにされたもの。鶏(カシワ)の胸肉を使っているにもかかわらず肉はパサついておらずしっとりとして柔らか。対照的に外側の衣はサクッとしており玉締めはやや強めに火入れされておりましたがかなり職人技を感じさせる完成度の高いものでした。丼もそばも比較的、年齢層が高めの来店客に合せられてのことなのでしょう?優しい味わい。『子(小)丼』の麺類と『子(小)丼』のごはん類をオーダーし二つの味を同時に楽しめる裏技のオーダー。確かにこのオーダー方法は『丸友』さんでは効果的ですね。丼も漬物もそばも薬味も全て完食完飲しキレイに平らげました。二ついただいても890yenと安価な割には費用対満足度は高しです。中でも『とりかつ小丼』にはハマりそうです。次回の小丼は『とりかつ小丼』にそばは何を合わせていただくか?今から悩ましいかぎりです。
2024/02/09 更新
2023/12 訪問
御常連さんに御教授いただいた子丼×子丼での愉しみ…『丸友』
年末まで残り10日間となった日のランチは盛岡の巣鴨とでも称したい肴町商店街に接続する通りに佇むられる『丸友』さんへ再訪させていただきました。當店をこよなく愛される御常連さんに御教授いただいた『丸友』さんの愉しみ方は『子(小)丼』の麺類と『子(小)丼』のごはん類をオーダーして一度で二つの味を楽しむのが醍醐味ということで子(小)丼の『親子丼』480yenと子(小)丼の『たぬきそば』380yenの二つをオーダー。焙じ茶(ホウジチャ)を啜りながら待つこと7~8分程で先に『親子丼』と沢庵(タクワン)と白菜漬(ハクサイヅケ)とそばの薬味の『権八(ゴンパチ)』と刻み葱(キザミネギ)の小皿が先に供されました。小丼の『親子丼』は『かしわ(鶏肉)』と玉葱(タマネギ)がそばのかえしを使った丼たれで煮込まれ玉締めにされたもので仕上げに刻み海苔(キザミノリ)が天盛されて登場。玉締めの卵は良い感じの半熟加減。鶏(カシワ)の肉も思った以上に使われておりましたし少し遅れて運ばれてきた小丼の『たぬきそば』は揚げ玉(アゲダマ)と『芹(セリ)』が丼の表面を飾り供されました。シャキシャキとした芹(セリ)も個人的にはうれしく丼もそばも地域柄なのか優しい味わい。二つの味を同時に楽しめる裏技のオーダー。確かにこのオーダー方法は良いですね。丼も漬物もそばも薬味も全て完食完飲しキレイに平らげました。二ついただいても860yenと安価な割には費用対満足度は高し。次回は『半かつ丼』と『半かけそば』でもいただいてみようかと。
2024/01/03 更新
2023/12 訪問
一食の価値ありの肉みそラーメン…『丸友』
盛岡の巣鴨と呼称したい肴町商店街に程近い場所に店を構えられる『丸友』さんに半年ぶりに寄せていただきました。地域密着型のそば屋さんですが品書きに目を通すと中華そば 570yenからはじまり、わんたん 570yen、わんたん麺 670yen、チャーシュー麺 850yen、肉みそラーメン 690yen、かけそば 520yen、たぬきそば 610yen、きつねそば 630yen、月見そば 630yen、玉子そば 630yen、柏そば 700yen、親子そば 700yen、カレーそば 720yen、とろろそば 750yen、天ぷらそば 780yenと続きその下段には かけうどん 520yen、たぬきうどん 610yen、きつねうどん 630yen、月見うどん 630yen、玉子うどん 630yen、柏うどん 700yen、親子うどん 700yen、カレーうどん 720yen、天ぷらうどん 780yen、なべ焼うどん 900yen、すきやきうどん 950yenとそば屋さんでありながら、そばよりうどんの品書きが多いということも面白く更には小どんぶりではなく『子どんぶり』と謳われているところも特徴的。今回壁面に短冊メニューが貼られていた『肉みそラーメン』を頼んでみました。自分の中ではもしやして味噌チャーシュー麺かな?と思いつつも叉焼麺との価格差があるので一体どんなものが供されるのか興味津々。程無くして供された双喜字に龍が描かれた丼の表面を飾る具材は味噌味の味付が施されたそぼろ状のミンチ肉に脂身が殆ど付かぬ豚もも肉の叉焼(チャーシュー)、若芽(ワカメ)、麺麻(メンマ)、焼海苔(ヤキノリ)、刻み葱(キザミネギ)という陣容。先ずはレンゲでスープをひと口。間違いなく味噌味ではありますがラーメン屋の濃厚な味噌味ではなく味噌をそばのかえしで薄めた感じで僅かな辛みもある今まで口にしたことが無い味噌ラーメンでした。このスープに合せられた麺は細めのちぢれ麺。食べ進むと中からレタスがこんにちは(笑)。不思議な味の一杯にはミンチ肉を掬って食べ易いように穴開きのレンゲまで付いてくる心遣い。結局、スープも完飲しキレイに完食。又、食べたい味わいでした。そば屋さんのそばのかえしを使い造られた和テイストのラーメン。値段は驚く程に安価ですが侮ることの出来ぬ一杯でした。
2023/12/29 更新
2023/05 訪問
盛岡で最も美味しいカツ丼と呼び声の…『丸友』
ハナキンの5月26日の金曜日のランチは午前中の仕事が押しに押してしまい完全に行き場を失ってしまいコンビニめしか持ち帰り弁當を覚悟していたところにクライアント氏より「盛岡で最も美味しいカツ丼でも食べに行きませんか?」とお連れいただいたのが看板にラーメン・ざるそば・親子丼・カツ丼と謳われた生そば・丼類の『丸友』さんです。店前には2台分の駐車スペースが設けられており扉を開けるとすぐ半歩先から奥へと続く正面にテーブル席と左手と店奥に小上がり席。出入口に最も近いテーブル以外は先客で賑わう店内。その出入口から半歩先という少し落ち着かぬ席に背を向けて座ります。壁面には古き佳き時代の風情を感じる品書きの木札がずらり。昭和な雰囲気ですが隅々まで清掃が行き届いている店内は綺麗で清潔感が保たれています。注文は迷うことなく『カツ丼』です。『味噌汁』は別料金とのことにて汁椀も一緒にオーダー。待つ事10分少々、程無くして席に運ばれてきた注文の品は玉締めにされた玉葱(タマネギ)とともにごはんの上に横たわる五等分に切り分けられたロースカツの丼に白菜(ハクサイ)と胡瓜(キュウリ)の浅漬(アサヅケ)に紅生姜(ベニショウガ)のスライスの香の物に若芽(ワカメ)と豆富(トウフ)と大根(ダイコン)の葉(ハ)と茎(クキ)を無駄なく有効利用した味噌汁(ミソシル)。ロースカツの脂身(アブラミ)は殆ど切落された厚み1.5㌢程のロース肉に薄衣を纏わせ注文を受けてから揚げられた揚げたて熱々のカツは白出汁(シロダシ)ベースの丼タレで煮込まれた上品な味わい。「盛岡で最も美味しいカツ丼」かどうかは人それぞれの好みと感性と嗜好性の問題としても、また食べても良いかな?と思える『カツ丼』でした。
2023/06/03 更新
2020/07 訪問
ノスタルジックな店内でいただく天丼…『丸友』
盛岡で『かつ丼』となりますと『わんこそば』で有名な『東家』さんのボリューミーな『かつ丼』が人気ですが此処『丸友』さんの上品な『かつ丼』も個人的には好きです。店前の駐車スペースに車を滑り込ませ久しぶりに寄せていただいた『丸友』さん。入口を開けたその一歩先には直ぐにテーブルが置かれており店内には古き佳き時代のノスタルジックな雰囲気が漂っています。出入口に最も近いテーブル席に席を取らせていただき品書きにひと通り目を通します。いつもであれば迷うことなく『かつ丼』をオーダーするところですが前夜は『肉バルサンダー』さんで炭火焼ステーキをたっぷりいただいており當日の29日は恒例の『ニクの日』に伺う予定でしたので『天丼』+『味噌汁』をオーダーしました。『丸友』さんの丼物には香の物は付いてきますが他店では当たり前に付いてくる『味噌汁』が別売りになっています。待つ事7~8分程で注文の『天丼』と胡瓜(キュウリ)と白菜(ハクサイ)の浅漬と紅生姜に『味噌汁』が目の前に並べられていきました。主役の『天丼』の上には綺麗に花を咲かせた『海老(エビ)』の天ぷらが二尾に『舞茸(マイタケ)』と『獅子唐(シトウ)』の天ぷらが横たわっています。色白な見た目の天丼』で『味噌汁』は白味噌仕立で具沢山。賽の目切りの豆腐(トウフ)と大根(ダイコン)の葉と思しき青みの味噌汁です。『天丼』に使われている天種の海老(エビ)は大正海老(タイショウエビ)系のホワイトタイガーが使われており身はしまっており甘みがあります。それを花を咲かせたサクサクの衣が纏わされています。丼タレはそば屋さんの丼物らしく『そばのかえし』で作られたもので濃過ぎず甘過ぎず程合いが良い味わいで、これぞ昭和な味わい。とひとり悦に入り丼を抱えていただきました。別注文の『味噌汁』もしっかりと煮干(ニボシ)出汁が感じられるものであり美味しくいただきました。
2020/10/04 更新
2018/05 訪問
ノスタルジックな店内で上品なかつ丼…『丸友』
盛岡で『かつ丼』となりますと自分が真っ先に思い浮かべるのは『わんこそば』で有名な『東家』さんのボリューミーな『かつ丼』ですが盛岡の外食事情に滅法詳しい知人の弁をそのまま拝借しますと『東家』さんの『かつ丼』は圧倒的なボリュームで人気がありますが『丸友』さんの『かつ丼』は上品で尚且つ美味しい。とのこと。その『丸友』さんを検索してみたところ約9年程前に自分も一度、寄せていただいている店であり前回の投稿を読み直してみますと『玉子丼』もそば屋の『かえし』で作られた丼タレは甘過ぎず味も濃過ぎずで程合いが良く、これぞ昭和的な味わいと妙に納得です。と記していることから知人の言葉にも妙に説得力が増し納得。ということで約九年ぶりの再訪となった『丸友』さん。入口を開けたその一歩先には直ぐにテーブルがすし詰め状に置かれており、ノスタルジックな雰囲気が漂う店内には年代層が高めながら古くからの馴染みさんと思しき方々が多く集われとても賑わっていました。壁面に掲示された木製の品書きも実に品が良く古き佳き時代を感じさせる優良な そば屋さんという印象を受けます。中華そばにそば、うどん類、丼もの、カレーといった品揃えで主要メニューにはそれぞれ『小』サイズが用意されていることからも馴染みさんの高齢化に対応されてのことなのでしょう。テーブル席に相席させていただき噂の『かつ丼』をオーダー。程無くして供さられた『かつ丼』は丼一面を覆い尽くすかのような大判の『ロースカツ』とともに玉ねぎが、そばの『かえし』で煮込まれ玉〆にされたものが丼めしの上に横たわっています。丼の他に『紅生姜(ベニショウガ)』に沢庵(タクアン)、白菜(ハクサイ)と胡瓜(キュウリ)の浅漬けの漬物が供されました。主役の『ロースカツ』は脂身の部分が除去されておりカツの大部分が肉であり、その肉に薄衣を纏わせ注文を受けてから揚げられたもので衣にはサクッサクとした食感も部分的には残されていました。丼に付き物の『味噌汁』がなかなか出て来ないので確認してみますと『味噌汁』は別売りとのこと。丼も既に半分程食べ終えていたので今回は茶とともにいただいて完食終了です。確かに噂に違わぬ上品で尚且つ美味しい そば屋さんの『かつ丼』でした。この質と味と内容で690yenの値段はとても良心的かと。次回は別売りの『味噌汁』とともに『上天丼』でもいただいてみることにいたしましょう。
2018/09/06 更新
2009/11 訪問
鰹出汁と【昭和チック】な空気が漂う店内 … 『丸友』。
名前の由来は判らぬが"ホットライン肴町"という年代層の比較的高い方々に支持されるアーチ型のアーケード街があり その切れ目から西側に10㍍程入った場所に一軒の食堂『丸友』さんがあります。昼時に何度か店の前を通り過ぎたことがあるのだが界隈では人気の食堂のようであり多くのお客さんが出入りされている様子を幾度となく目の当たりにしていたしテレ朝系の地元民放TV局のMCを務める傍ら東北六県を行動エリアとしてタレント活動をされている『小山羊右』氏が出演の番組内でhttp://www.iat.co.jp/raku/ 何気に誉められていた店でもありましたので機会をみて一度伺ってみようと思っていた店なのです。丁度、商用でアーケード街内のと或る店に伺うこととなり帰りしな昼食に當店へ初めて寄せていただきました。店の前には駐車スペースがあり隣の店との境界線に建てられた看板には、生そば・丼類『丸友』親子丼、カツ丼、ラーメン、ざるそばがウリであることを示す文字が書き記されておりました。暖簾をくぐり店内に足を踏み入れると一歩先に直ぐテーブルが三卓程置かれいる昭和の香りが漂う昔ながらの何でもありの食堂だった。壁面に掲げられた色が変色した木札の品書きもノスタルジー、店内は時計の針がいつの日から止まってしまったような雰囲気の店だった。外見にも増して随分と草臥れた店内でありましたが決して汚い訳ではなくテーブルに刻み込まれた傷なども全て店の歴史と考えれば気にもならぬこと。品書きより『きつねうどん』と小サイズの『玉子丼』のセットを頼み待つことしばし 硝子で仕切られた厨房からはトントントンと材料を切る音が響き鰹出汁の良い香りが店内に満ちており古びた店ではありましたが居心地は悪い店ではなかった。程無くして供された『きつねうどん』と小サイズの『玉子丼』、うどんの薬味と紅生姜や香の物などが同じ皿で供されるのも何気に昭和らしいように感じられました。丼を抱えて『きつねうどん』の出汁を口に含んでみると店中に満ちていた鰹出汁の良い香りが丼の中より再び立ち上がり味は見た目に反して醤油の角がとれた円やかな味わいだった。うどんの麺は業務用の茹で麺を使われておられるのでしょうが太くてもっちりモチモチとホクホクとした食感の麺と太めに切り分けられた甘辛炊きの御揚げさんと鰹出汁の味が相まって思っていたよりそこそこの味に仕上がっておりました。一方の『玉子丼』は、ごはんの上に玉〆にされた玉葱と刻み海苔と至ってシンプル、そば屋の『かえし』で作られた丼タレは甘過ぎず味も濃過ぎずで程合いが良く、これぞ昭和的な味わいと妙に納得です。『きつねうどん』と小サイズの『玉子丼』のセットで800円也で身も心も満たされ、お腹も満腹。當店を他店と同じ目線と基準で評価しますと おそらく★★(2.0)とか★★☆(2.5)という評価になると思いますが MCの『小山羊右』氏が話されていたように盛岡では稀少な真っ当な部類の食堂のようにも思いますので評価は甘めにしておりますので過度な期待をして店を訪れないでくださいね。盛岡の郊外に俄かに『手打ちうどん店』や『讃岐うどん店』が急増中ですが當店の素朴なうどんの味が當地の方々には馴染深く最もしっくりくる味ではないかと思われます。『いりこ出汁』や『昆布出汁』には全く馴染がない土地でも『鰹出汁』には身体と舌も馴れているでしょうし論より証拠、當店はジモティ諸氏に人気の高いラーメン店『たかみ屋』さんと同類の客層の方々で賑わっておりましたから…(笑)うどんの量は適量であり何処のうどん店に行かれても反射的に大盛を頼まれる方などには量的に不足感があると思いますが、その場合にはサイドメニューの丼物のご飯の量を多くしてもらうなどして調整されると良いと思います(爆)Tabelogでは記念すべき初レビューとなってしまいましたがローカルな話題の視点から申し上げるとこれが『楽茶間plus』http://www.iat.co.jp/raku/ 流の『マチタン !』ってやつですかね…(爆)
2018/09/06 更新
数多の飲食店が定休日となる週明け月曜日のランチは盛岡の巣鴨とでも称したい肴町商店街に接続する側道『ふじわら屋』さんの筋向い店を通りに佇むられる『丸友』さんへ再訪させていただきました。前回同様に『子(小)丼』の麺類と『子(小)丼』のごはん類をオーダーして一度で二つの味を楽しませていただく戦法です。今回はごはん物(丼物)の子(小)丼の『親子丼(オヤコドン)』480yenと子(小)丼の『たぬきそば』380yenの二つをオーダー。焙じ茶(ホウジチャ)を啜りながら待つこと7~8分程で先に『親子丼(オヤコドン)』と沢庵(タクワン)と白菜漬(ハクサイヅケ)とそばの霙卸し(ミゾレオロシ)と唐辛子(トウガラシ)を一緒にすりおろされた薬味の『権八(ゴンパチ)』と刻み葱(キザミネギ)の小皿と揚げ玉(アゲダマ)と彩り添えの野蜀葵(ミツバ)で表面が覆われた『たぬきそば』が同時に供されました。小丼の『親子丼(オヤコドン)』は『かしわ(鶏肉)』と玉葱(タマネギ)がそばのかえしを使った丼たれで煮込まれ玉締めにされたもので仕上げに刻み海苔(キザミノリ)が天盛されて登場です。玉締めの卵はいつもよりしっかり火が入れられており主役である鶏肉(カシワニク)も三切れといつもより圧倒的に少なく、これならば『とりかつ丼』にすれば良かったと後悔するも一方の小丼の『たぬきそば』は揚げ玉(アゲダマ)の量が圧倒的に多く中央部に野蜀葵(ミツバ)の彩り添えの優しい味わいもうれしいものでした。丼物(ドンモノ)とそばの二種類のハーフ&ハーフを同時に味わうことが出来る裏技的なオーダーで『丸友』さんの味わいを満喫させていただきました。今回の親子丼(オヤコドン)はいつもと比べて些か残念でしたが原材料費が右肩上がりに上がっている現状で二ついただいて860yenという良心的な価格は有難し。