ミヤマヤさんが投稿したうなぎ屋酒坊・画荘 越後屋(埼玉/小手指)の口コミ詳細

酒がなくても ご飯はおいしい

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1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/12 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

店を出た後も余韻の残る 極上のうなぎ

埼玉県のうなぎ屋さんを検索していたら、小手指にあるこの店が評価で一番になっている。
この店は、全く知らなかった。
車で行けば、1時間ちょっとで行けるんだから、時間のある時に行こうと思った。

1週間前に昼を予約して、友達と二人で訪れた。
平日だから多分入れるだろうと思ったが、万が一入れなかったりしたら困るので、予約したのだ。

当日、友達を拾って12時前に着くように車を走らせた。
所沢界隈は結構車が多く、道路が渋滞することが多い。
この日も途中渋滞があり、少しだけ遅れた。

電話番号でナビに案内させたのだが、最後の最後、「目的地周辺に到着したので案内を終了します」という案内があってから、迷うことが結構あるのだ。
今回もそうだった。
近くに着いているはずだけれど、店が見当たらない。
どうやら反対側から来て、看板が見えなかったらしい。
60m先という案内板を見つけて、やっとたどり着いた。

建物の横に5台が停められる駐車場がある。
住宅街の中にある一軒家で、1階がお店になっているようだ。

暖簾を分けて店内に入る。
少し薄暗く、明るいのが好きなおいらは一瞬引く。
真っすぐ奥へと通路があり、通路の左側は厚い一枚板のカウンターになっている。
名を告げると奥へ案内された。

右手には座敷があり、奥にはテーブル席があった。
テーブルは、6人~8人がかけらる大きなものが二つ。
やはりここもかなり暗い。
回りの壁には日本画が沢山かかっている。
店主の母上の作品らしい。

メニューを見ると、うな重は四種類。
天然うな重は 時価
空   5,200円(5,616-)
月   4,800円(5,184-)
半空  3,300円(3,564-)となっている。
空と月の違いは、大きさと肝吸が付くかということらしい。
半空は、文字通り空の半分の量ということだろう。
これらに外税が付くので、税込だと値段はかなり高い。

でも、せっかく来たので、空をお願いした。
調理に時間がかかるとのことだったが、もちろん問題ない。
うなぎは待つものと相場が決まっているのだ。

カウンターの裏に活きうなぎを入れる籠が置いてある。
この籠は時々他のうなぎ屋さんでも見かけるが、こんな風に目の前にデンと置いてある店は今までになかった。
そこから店主がつかみ出したうなぎが、我々に供されるのだ。

先客は座敷の奥に二人連れだけ。
他には訪れる気配がない。
平日の昼はこんなものなんだろうか。
人気店だからもっと人が入っているだろうと思っていたので、意外だった。

案内してくれた若い男性がお茶を置いて行ったが、それっきりで差し替えには来なかった。
ちょっと困る。
店員は店主とこの若い男性だけのようだ。

友達を誘ってきて話しながら待っていられるのは良かった。
一人でこんな所にいるのは、ちと息苦しい。
他の客の姿でもあればまだしも、ここからは誰も見えないのだ。
回りの絵をながめるのも、すぐにあきてしまう。

そして、30分。
やっと肝吸とお新香が運ばれ、すぐにお重がやってきた。
待ちかねたぜ。

お重は立派な漆塗りで、蓋の表に広重の絵か小田原宿の絵が金の蒔絵で描かれている。
友達の蓋は、神奈川宿の絵だったので、いくつかの種類が用意されているのだろう。

蓋をとると、きれいに焼かれたうなちゃんが・・・
かなり大きめなのだろう、半身に半身が重なって乗っかっていた。
そして、久しぶりにうなぎの香りがホワッと香り立った。
うーん、うまそう。

きれいに焼けているが、特に良く焼いているという感じはない。
あくまで品よく焼いてある。
照りがあって、ふっくらと弾力がある。
では、いただきまーす。

うん、おいしい。
特に厚い身ではないが、よく脂が乗っていてうなぎの味がする。
タレはすっきりとして、甘くはない。
まあ、あんまり何も考えずにただ食べる。
無言で、モグモグ、ひたすらモグモグ。

値段が高いことなど忘れて、夢中で食べる。
箸休めのお新香もいいし、肝吸も上品な出汁が出てる。
ご飯も固めに炊かれていて、うなぎとの相性がいい。

夢中で食べるとすぐに終わってしまうのが、悲しい。
あれ、終わっちゃった。
ご飯の一粒も残さずにきれいに平らげた。

自分で挽く山椒が用意されているが、いつものようにおいらは山椒はかけない。
うなぎが余程ひどい時にだけ、かけることもある。

帰りがけ、店主が気持ちをこめて送り出してくれた。
入間市にある越後屋という店で修業をしたらしい。
昔はやんちゃだったような感じを醸すお兄さんだが、気さくな人柄と見受けた。

うまかった。
うなぎ屋を出た後も余韻のようなモノが残ることがあるが、今日はそういううなぎだった。
なんで、こんなはずれた所にこんなにおいしいうなぎがあるんだろう。
ちょっともったいない気がする。
近ければ、ちょくちょく来るのになあ。

  • うな重 空 5200円+税

  • 空のセット

  • 裏皮の焼き具合

  • 厚み

  • ご飯

  • 肝吸

  • 新香

  • 水菓子 メロン

  • 蓋の蒔絵

  • 蓋の蒔絵

  • 奥のテーブル席

  • カウンター みごとな一枚板

  • みごとな一枚板のカウンター 

  • 座敷

  • メニュー 2016年12月

  • メニュー 2016年12月

2017/01/18 更新

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