皆さんこんにちは、今回の日記は私の自宅庭と農園に毎年のゴールデンウイーク頃から必ず出現します害虫の「マイマイガの幼虫(毛虫)」に関する内容になります。
※今回の日記の掲載写真は非常にグロテスクな不快害虫である毛虫の画像になりますので、苦手な方は画像を拡大してでの閲覧は御遠慮頂くか、御注意の程を強くお願い申し上げます。
さて、今年も真夏の時期とまでは行かなくても、昼間の時間帯ですと半袖の衣服でも平然と過ごせる時期がやって来たのですが、この時期になりますと毎年、私を悩ませますのはマイマイガの幼虫であるのです。
このマイマイガの幼虫は日本国内に定着生息しています毛虫類(蛾の幼虫)の中でも他の同種族を遥かに上回ったり凌駕する程の生き延びる為に優れた能力を有する毛虫であり、文字通り「不滅で不死身の毛虫」と私個人は感じているのです。
さて、今回のテーマであります「マイマイガの幼虫」とは外来種ではなく日本の在来種、、、、つまり、向う10年程~100年以内位の過去の時代に何らかの事情にて外国から入って来た外来種ではなく、大古の昔から日本に生息している蛾であるのです。
と言っても、このマイマイガは日本の固有種ではなく温暖な気候の外国にも広く分布しており、専門家の調査や研究にて日本産と外国産では見た目や生態はほぼ同一であっても、国毎や地域毎に遺伝子の構造や配列が若干異なる様でして、日本国内ですと北海道と北海道以南の地域では見た目は全く同じに見えても上記の様な体内の成分や構造等に違いが有るそうなのです。
このマイマイガは卵から孵った初齢幼虫~蛹になる少し前のそこそこに大きくなった二齢幼虫の時期までは口から糸を吐いて木の枝にぶら下がり、強風にて楽々悠々に今現在の生息場所から遠方に移動する能力を有しており、この能力は他の毛虫類には全く存在せず、マイマイガの幼虫の発生や駆除等に厳重な姿勢にて対処をしていても、ある日突然、強風移動到達にて自身のお庭や畑等に突如として現れる毛虫であるのです。
また、マイマイガの幼虫は凄まじい程の雑食性、、、、つまり、ほぼ殆どの植物類の葉や茎類を種類を選ばずに何でも食べますので本来は木の地上部に害虫類は付かないとされるフェイジョアやビワ類に偶然にも強風移動にてフェイジョアやビワの木に到達着木しますと情け容赦なく葉を食害しますので「フェイジョアとビワは害虫が発生しないから特に何もしなくても良い」と安心をして高をくくっていますと、マイマイガの幼虫が不運にも強風到達により着木していて、場合によりましては木の地上部に相当なダメージを受けますのでフェイジョアとビワの木も毎年のゴールデンウイーク頃~6月末頃までは定期的な目視観察が必要であると私は思っています。
尚、マイマイガの幼虫は多少の個体差はあれど、毎年の6月下旬頃~7月上旬頃に蛹になって成虫と化し、成虫は10日前後しか生きられず、、、つまり成虫は実質上では交尾産卵の活動しか行わず7月の中旬頃~8月中旬頃に次世代の産卵を行って死亡し、その年の真夏にメスの成虫によって産み付けられた卵塊は、その年中に孵化をして同年中に次世代の新幼虫が発生する事は無いらしく、卵のまま秋と冬を越して翌年の3月下旬頃から孵化が始まるといった生態サイクルである為に毎年の晩春~初夏の時期にしか幼虫は出現しませんので、気温が高い全期間中にずっと防除対策に追われる事はないのです。
マイマイガの幼虫は卵から孵った直後の初齢幼虫時のみ毛に毒が有りまして、そこそこに大きくなった幼虫と成虫は無毒では有るのですが見た目が相当にグロテスクな容姿ですので、私は毎年の晩春頃~初夏の時期はゴム手袋を装着して割り箸を手に持って補殺駆除を行っています、今年も全部で30匹ほどの大小様々なサイズのマイマイガの幼虫を駆除しました。
私は毛虫類に有効とされる殺虫農薬は成分が強めな物が多いとされていますので果樹に対する薬害を懸念して使用しておらず、基本的には毛虫芋虫類の害虫駆除は、私の場合は発見直後の捕殺駆除にて対応しているのです。
尚、これは私の身近にて実際にこれらの事故に遭われた方が数名、実際におられますので厳重に注意している事柄であるのですが、毛虫類や芋虫類を発見して割り箸や付近に落ちている木の枝等にて発見場所から捕獲して殺処分を行う際に毛虫や芋虫類を踏み潰して殺処分を行う行為、、、つまり、何らかの圧力を毛虫芋虫に加えて「圧死」させる場合、その際に「ピュッ!!」と毛虫芋虫の体液が外に噴き出るのですが、種類を問わず、この毛虫芋虫類の体液が素肌の皮膚に触れますと、普段から敏感肌やアトピー性皮膚炎体質等の「皮膚の弱い方」でない皮膚類が比較的強靭で皮膚の各種疾病に無縁な方の皮膚でも毛虫芋虫類の体液が皮膚に付着して、その直後に大量の綺麗な水にて洗い流さないと凄まじい程の痒みと腫れや炎症が皮膚に出る危険性が有りますので、毛虫芋虫類の圧死駆除を行う際は厳重な注意が必要です。
※皮膚が弱い慢性的な皮膚疾患を患われておられる方が上記の物事に遭遇してしまいますと、皮膚が強い人よりも相当に苦しい病状に発展する危険性が考えられますので、皮膚が弱い体質の方は決して御無理はせずに毛虫芋虫類の駆除行為は手段や方法は問わず皮膚の強い他の方に頼まれた方が絶対に賢明且つ安全です。
上記にも明記致しましたが、私の知人で3名程、毛虫芋虫類の圧死駆除を行った際に虫の体液が皮膚に付着して皮膚炎が発生して酷くなり、皮膚科に行って治療を受けた方が実際におられるのです。
私の生活環境ですと、この日記を書きました5月末の時期には道路沿いの雑木や公園の木、山に自生している各種の雑木の至る所にマイマイガの幼虫が大量に居ます、重ねまして、マイマイガの幼虫は他の毛虫と違い、「自然の強風にて生息地を自らの意志にて自由自在に何の苦労もなく移動変更出来る・行きついた場所に在る殆ど植物を食用に出来る」という他の同種族には無い有利な能力を持つ事により、ありとあらゆる場所に出現する不滅で無敵の毛虫であるのです。
近年ですと2014年の初夏頃に岐阜県の山間部の地域(主に飛騨市・中津川市・関ヶ原町)にて国や自治体も正式に認定する程の大量大発生も確認され、マイマイガの異常発生を経験した地域の方々は毎年の3月下旬頃になると「またマイマイガの時期が来た、、、。」という憂鬱な気持ちになったり、人によっては農家や林業等のマイマイガの被害に直接的な悪影響を受けない職業柄の人でも個人にて殺虫剤や噴霧器を用意して御自宅付近のマイマイガ対策をされる方もおられる様です。
マイマイガの幼虫の撲滅や絶滅、完全防除は今現在の害虫対策の技術ですと実質上では不可能ですので、今後も毎年の晩春~初夏の時期にはしっかりと駆除行為を行って行こうと思っています。