cocoro4040さんが投稿した楽待庵(大阪/天満橋)の口コミ詳細

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cocoro4040 (女性・大阪府) 認証済

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閉店楽待庵天満橋、大阪城北詰、谷町四丁目/日本料理、居酒屋

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 4.1
1回目

2019/06 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.1
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

煌めく夜景ともてなしの極上懐石料理

若葉は萌え新緑生い茂る大阪の街を22階の窓越しに見つめる、大阪の緑は少ないと思っていたけれどここからの眺めは違っていた

「あんなところに大阪城が見えるのね」

音ひとつしない静かな個室「城郭」に通され
ガラスに張り付いて覗き込んだ先に映るパノラマ、
大川を指でなぞると 中之島へと向かう観光船がゆっくりと走っていくのが見えた

ここは天満橋、OMMビルの最上階 懐石料理の「楽待庵」さんです

楽待庵とはこのお店の中にある茶室に付けられた名前
重なり合う竹の隙間から照明が壁に影を落としている
千利休が手がけた究極の茶室「待庵」をイメージした侘び寂びを感じさせる極上の質感が客を迎える

天満橋にこんな素敵なお店があったなんて。

暮れてゆく街並みは私の手のひらの中で少しづつ深い青へと色を変え変化してゆく

「お飲み物は如何致しましょう」

「生ビールをお願いします」

白木の上等な設えの中で出された至福の一杯を戴く
待ちかねた懐石コース「宴」が幕を開けてゆきます


水無月懐石 〜10000円+税〜

◆前菜

湯葉すり流し 柚子
小松菜お漫し彩胡麻
真時酢〆炙り
山葵ドレッシング 玉霰
無花果力ステラ 黑枝豆塩茹で
川海老素揚げ 丸十ワイン煮
煮穴子と青さ海苔の煮凝り

ほんの一口づつ上品に並べられた小さな器たち
煮こごりの色のコントラストが涼しげで煮穴子の舌触りが優しい、 無花果のカステラの淡い甘みと粒の食感の良さに繊細さを感じます

◆吸い物

鱧葛叩さ海肉
南瓜胡麻豆腐
赤とさか海苔
つる菜 青柚子

◇三重県 作 雅乃智 中取り純米大吟醸一合¥1700

金色の漆器のフタを開けると水蒸気になった湯気が舞い私を包み込むと出汁の香りが鼻をくすぐった
染み渡る出汁は職人の技が光る雑味のないクリアな深みがある
ここで2016伊勢志摩サミットで食中酒で振舞われた「作」とを合わせます
料理を引き立てる最上級の香りとキレ、膨よかな余韻が後を引く

◆造り
伊佐木松皮造り
本鮪とろ 水蛸湯霜
つぶ貝 生鮭 障泥島賊
大葉桜貝劇れ大根けん
山葵 芽紫蘇 金魚草
造り醬油 味噌夕レ

◇岐阜県 NAGARAGAWA 超辛口純米無濾過生原酒
一合¥900

何て綺麗な造りだろう…
新鮮なお魚は艶々と瑞々しさが手に取るように分かる
山葵を乗せた本鮪トロを醤油に乗せるとじわりと脂が表面に広がる、20度もあるというウォッカのようなお酒を少し舐めたら 想い出の金魚草越しに刺身を口に運ぶ
唸り声を堪え 心の中で大人で良かったとお猪口を眺めながらしみじみ思った

◆お凌ぎ
フォアグラ茶碗

小さな蓋を開けると 金色に光る金箔があしらわれたフォアグラが乗っている
煌めきが放つ贅沢感、初めて戴く茶碗蒸しは生地の中に溶け込んだフォアグラの味を逃さぬように味わいます

◆焼き物
赤魳塩焼き
あみ笠茸胡麻和え
はじ神 檸檬

◇RZ55 summer evolution 宮崎県 一合¥900

焼きでくるりと曲がったカマスを箸で崩す
スッキリとした甘みのある夏のお酒とよく合う
添えてあるあみ笠茸の胡麻和えの味付けが気に入って綺麗にさらってしまった

◆小鍋仕立で
鱧と新玉葱の
柚子胡椒仕立て
ときいろ平茸 黄韮
レタス 赤玉葱 人参

◇特別純米酒 夜の帝王 一合¥900

夜の色が深まってくる頃 最後のお酒と鱧しゃぶを愉しむ
注がれた出汁の中に鱧を落とすと骨切りされた身が開きくるりと丸くなる
美味しさを損なわないようさっと口に運ぶとサッパリと解れてゆく旬の味に夏の訪れを感じて追いかけるようにお酒に舌鼓をうつ


◆御飯
穴子と新生姜の釜炊き 三つ葉
◆香の物
はんなり漬け 日の菜 胡瓜
◆止婉
赤出汁
豆腐 焼き麩 粉山椒
◆デザート
7ルーツ盛2合れせ

大きな土鍋の蓋を開けると ピカピカに炊き上げられ薄っすらと日焼けしたような色には照りが出ている
しゃもじで混ぜると湯気に紛れ焦げが現れた
これは私の大好きなパフォーマンス、そこが食べたいとはしゃぎ満腹感はどこへ行ったのか夢中になって覗き込んでしまう
控えめな味わいの御飯に 甘みのある赤出汁
優しい赤出汁を飲み終え これでコースが終わるとふと気づき寂しささえ覚えます

「茶」の道の根底に流れる美学は「もてなす側と客が一服の茶を介して一期一会の心を通わせること」とありますが
ここちらのお店の方々のもてなしにはそれになぞられた心を感じる
名は体を表す、これこそが利休の「待庵」のもてなしの真髄と言えるでしょう
デザートの枇杷を摘んでいたら 夜景越しのガラスに映る両親の喜ぶ顔が浮かびました
ここは大切な人を連れて来たくなるそういうお店ですね

ありがとう、大変美味しかった
ごちそうさまでした


  • 小鍋仕立て 鱧と新玉葱の柚子胡椒仕立て

  • 造り

  • 生ビール

  • お凌ぎ フォアグラ茶碗蒸し

  • 本鮪トロ

  • 店内

  • 店内

  • RZ55 summer evolution

  • 作 一合¥1700

  • 造り

  • 吸い物

  • 前菜

  • 乾杯

  • 穴子と新生姜の釜炊き

  • 御飯 鱧と新生姜の釜炊き御飯

  • デザート フルーツ盛り合わせ

  • 夜の帝王 一合¥900

  • 店内

  • 店内

2019/06/11 更新

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