ゆうじ88さんの行った(口コミ)お店一覧

ゆうじ88が訪問したレストラン、と名付けて頂きました

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行ったお店

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これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。詳しくはこちら

120 件を表示 866

しらさぎ

丸亀/串揚げ、食堂、居酒屋

3.22

24

¥3,000~¥3,999

~¥999

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

ボートレース丸亀で観戦を楽しんだ後、この日の夕食でお楽しみにしていたお店の予約時間まで小一時間程の余裕が出来ていた。 シャトルバスを下車し、さて、この後どうしようかと駅前辺りをぶらぶらしている時にコチラが目に飛び込んできた。 メニューの案内といえる看板から、串揚げのお店であることは理解したが、定食等のメニューも豊富にあった。 居酒屋さんなのか定食屋さんなのか ちょっと分かりにくいが、すでに営業が始まっているようで、他に宛てがある訳でも無く、コチラで軽く串揚げと食前酒を楽しむことにしよう。 階段を上がり、お店の扉を開ける。 先客は扉より右側のテーブル席に2人、左側のカウンター席に常連客と思われる1人が。 私はカウンター席の一番奥に腰掛け、先ずはビールを注文した。 キリンラガーの大瓶だ。 良い意味で コチラのような昭和の雰囲気が残るお店のビールはキリンのラガーがよく似合う。 私が生まれ育った頃は キリンビールがかなりのシェアを占めており、現在のような多種多様が用意されているような事はなかった。 どこへ行ってもビールはキリンラガーの時代だった。 メニューに手を伸ばして串揚げをお願いする。 一本ずつの単価は低く、最初に豚肉と海老を各2本、うずら卵なども注文した。 その串揚げを待っていると、お通しが運ばれてきた。 茄子の揚げ浸しに茗荷やかいわれ大根の薬味と削り節を添えた物だ。 よく和えて口に運ぶと、これがとても美味しいのだ。 店内を見渡すと、カウンターの中で調理する大将と共に、大女将とおぼしき女性の姿も。 なるほど、居酒屋さんにありがちな 冷凍物の枝豆が提供されるのと違い、コチラの物は そうした手作り感があり、お店の大女将の手による物かな…と想像してしまう。 このお通しが美味しくて、後程「料金を支払うので…」と無理を言って追加をお願いした程だった。 串揚げが運ばれてきた。 全体的に小ぶりなサイズの串揚げだ。 なるほど、このサイズならこの単価も理解できる。 大きな口を開ければ男性なら一口で食べられる程だ。 ざく切りのキャベツも添えてあり、自家製と思われるソースは別の器にポン酢と共に提供され、自分好みで素材に合わせ、そのどちらかを選択して口にする。 何故か…… この瞬間、私の頭の中はタイムスリップしたような感覚になってしまった。 私の実家は愛知県名古屋市・大須という街で居酒屋を営んでいたが、私がまだ子供の頃の実家の雰囲気とコチラの雰囲気が とても良く似ていたからだ。 亡き父の揚げる串カツと、コチラの串揚げが似ているのだ。 加えて私達は小さな店だったので、子供の私達でさえ店が忙しくなれば手伝わされるのは毎日のような事であった。 コチラのお店も家族経営と思われるが、その雰囲気が私の子供の頃の記憶とシンクロしてしまったのだ。 ほんの軽く飲んで食べて…と考えていたが、そんな訳で あまりの居心地の良さに串揚げもドリンクもおかわりしてしまった……。 しかし さすがに予約済みのお店を反故にする事は出来ない。 もう少しゆっくりしたい気持ちを抑え、お店にも新規のお客が来店し、忙しくなりそうだったので、このタイミングで会計をお願いした。 駅前の立地でもあり、地元の人達にも支持されているお店なのだろう。 これからも頑張って欲しい、そんなことを思いながらお店を後にした。

2024/05訪問

1回

ターンマーク

丸亀、宇多津/食堂

3.17

13

-

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.7

朝から食べた2杯のうどんの腹持ちが良く、お昼のランチを食べる気になれなかった。 そこで休憩に利用したカフェのマダムとの会話の中で登場したお店のタコ焼きをテイクアウトして、半ば それがランチであり、おやつのような位置付けとした。 そして そのタコ焼きは「ボートレース丸亀」で食べることにしよう。 無料のシャトルバスに乗って約5分余りで到着。 広々とした館内にあるフードコートも綺麗で、まるで大きなショッピングモールに来たような感覚になる。 数軒のお店が並ぶなか、コチラ「ターンマーク」さんでビールを購入して、先程のタコ焼きと一緒に頂いた。 お店には他にも様々なフードやドリンクも販売している。 レースを観戦しながらの利用にはもってこいだ。

2024/05訪問

1回

浜屋

丸亀/たこ焼き、たい焼き・大判焼き、かき氷

3.13

23

-

~¥999

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

テイクアウトの点数:3.3

休憩に利用したカフェのマダムとの会話の中で登場したお店がコチラ。 丸亀の観光案内所で頂いた街の情報誌にも掲載されていたので、コチラのタコ焼きをテイクアウトして 近くにある「ボートレース丸亀」で観戦しながら食べてみる事にした。 ユニークで大きな看板の目立つお店は、タコ焼きが醤油味とソース味が選べ、価格もリーズナブルだ。 私は醤油味の10個入りを選んだ。 それを持って行こう。 無料のシャトルバスに乗って約5分余りで到着。 ビールを購入して、館内にあるフードコートの一角で包みを開いてみた。 お店で焼いているところを見ていたが、その時の印象よりも やや小ぶりなサイズだ。 爪楊枝で刺て口に運ぶ。 うーん…  残念ながら私の求めるタコ焼きの味ではなかった。 良い意味では「質感のある…」だが、悪い意味では「鈍重な…」味わいだ。 小麦粉の味が強く、味つけも薄い。タコも小ぶりなので、まるで甘くない団子を食べているようだ。 ちょっと残念だが私の好みには合わなかった。

2024/05訪問

1回

みきCafe

丸亀/カフェ

3.09

8

-

~¥999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

香川県・讃岐うどんではNo.1の人気店でうどんを食べようと、高松での出張期間中に是非、と伺った名店。 朝早くからホテルを出発し、自宅に戻る前の最後の休日はその為に始まった。 しかし お店の好意で時間よりも早く開店してくれたとはいえ、うどんを食べ終わり、土産用のうどんを購入、発送手続きを済ませるまでが9時までかからなかった。 これで高松に戻るのは いささかもったいない。 そこで 初めからこの日は更に足を伸ばし、丸亀辺りを散策することにしていた。 JRの鴨川駅から丸亀駅までの列車は本数が少ない。 とはいえ その間を約10分で行き来できるのだ。 レンタカーを借りたり、タクシーを利用する程ではない。 ローカル線の無人駅のホームのベンチに腰掛ければ、春の柔らかな風が心地好い。 今がまさに 日本の一番良い季節なのだと感じられる。 電車を待つことすら また楽しからずやだ。 やがて やってきた電車に乗り込み、丸亀駅で下車。 駅構内にある観光案内所で話を聞いてもらった。 丸亀城に行くには…と尋ねたが、バスも向かうが徒歩でも10分くらいで…との言葉に安心し、歩くことに。 「駅を出た左側に進むとアーケードが…」と丁寧な説明を受け、先ずは丸亀城を散策。 その後、まだ時間に余裕もあり、もう1つの観光名所にはレンタサイクルを借りて行った。 そこでレンタサイクルを返却、ちょっと疲れた私。 休憩しようとお店を探していたところ、コチラの看板が目に入ってきた。 「みきCafe 」。 私の大好きな妻の名前と同じ店名が気に入った。 店内に進み、席に付きメニューを見る。 ビールセットなるものが目についた。 セットってなんですか?と尋ねたところ、乾き物が一緒に提供されるんです、とのこと。 それは願ったりかなったり。 ビールだけでは味気無い、と思っていたのだ。 よく冷えた生ビールが喉を通じて五臓六腑に沁みわたっていくのがわかる。 先客が全て居なくなり、手の空いたマダムと少しお話をさせて頂いたが、聞き上手、話し上手なマダムとの会話で疲れも癒された。 さぁ、元気も充填出来た事だし、もう少し頑張ってみよう。

2024/05訪問

1回

手打ちうどん 大蔵

高松、高松築港、昭和町/うどん

3.04

16

-

¥1,000~¥1,999

定休日
木曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

高松を離れるまで あと1週間になった。 さぬきうどん。 どれだけのお店に伺ったのかを数えてみた。 自分なりに「こんなにもたくさんのお店に…」とは 思っているが、人間の欲というものにはキリがない。 なにせコンビニの数よりもうどん屋さんの方が多いのが香川県。 (まだまだ美味しいうどんのお店に行きたい) 食いしん坊と自覚はしているが、 欲深い人間だなぁ、私は。 またしてもお昼は新規開拓のうどん屋さんだ。 新規開拓とは言えど、コチラは以前より評判の良いお店であり、それが理由はわからないが現在の地に移転され、営業を再開しているようだ。 移転前に提供されていたメニューは 今のところ無い物もあり、以前を知る人のレビューには おでん等の提供もされていたようだ。 開店時間の5分前にお店に着いたが、ちょうどその時に先に待っていた人達が 早めに開けてくれたお店の案内で続々と中に入っていっている。 何人が待っていたんだろう……。 お店の前に自転車を駐輪し、暖簾を掛けようとしていたお店の人に「1人ですが、入ってもいいですか?」と尋ねたところ「大丈夫ですよ。カウンターでお願いします」と。 良かったぁ。行列は嫌いなのだ。 なんとか一巡目で入ることができた。 お店は少々手狭な感じは歪めない。 高さも形も異なる変形カウンターの、一番入り口扉に近い席に腰を下ろした。 新規開店する飲食店は、その規模の大小に関わらず、タブレットを使用しての注文方法を採用しているお店が増えてきたが、それはコチラも同様だ。 私もさっそく手に取り、海老の天ぷらが乗った冷たいうどんの注文を送信した。 その後「セルフでお願いしています」と言われたお水を汲んで席に戻る。 改めてタブレットを手にし、他にどんなメニューがあるのかを見てみる。 そこで「…!」  気がついたのだ。 私が先程送信したメニューは「えび天ぶっかけ」。 しかし私が本当に食べたかったのは「えび天ざる」だ。 あ~あ、やっちゃったよ……。 これだからせっかちでアナログなオジサンは…。 忙しいのにお店の人を呼び、事情を話して 今更だけど変更は可能でしょうか?と聞いてみたところ「大丈夫ですよ」と優しいお言葉を頂けた。 それに感謝しながら暫く待っていると、美味しそうなうどんが運ばれてきた。 えび天ぷらも程よいサイズが2尾、大葉の天ぷらと一緒に乗っている。 せっかくだから、と揚げたてを口にしたが、サックりと上手に揚がった美味しい天ぷらだった。 うどんは艶々と輝いており、おそらく… と想像して箸で一本だけ手繰ると、その通り とても長い麺が。 さぬきうどんを自家製麺で提供されるお店の多くは、コチラ同様 一本がかなり長い、ということを学習したのだ。 その麺だが、さすがに人気があるだけの実力が理解できる。 もっちりとしたなかにコシも十分にあり、とても美味しいうどんだ。 これも総じて言えると思うが、うどんはコシを楽しむなら「冷」で。出汁を味わうには「温」が良いのではと。 まぁ 個人的な感想なので、一概にはそれが正しいとは言えないかもしれないが、私が今回の高松での出張期間中に食べてみて感じた印象だ。 巡ったお店は2ヶ月半で20軒。 まだまだ さぬきうどんの真髄が理解できた訳ではない。 なんと奥が深いことだろう……。

2024/05訪問

1回

レストラン 香松

沖松島、松島二丁目、今橋/フレンチ、洋食

3.53

55

¥10,000~¥14,999

¥3,000~¥3,999

定休日
水曜日

昼の点数:4.6

あぁ!人生とはなんと素敵な出逢いを創造してくれるのだろう! 私が無知なのは自身も認めるところではあるが、私はこの高松の地で、今まで沢山の美味しい仔羊の肉を食べてきたつもりでいたが、この素敵なレストランで「こんなにも美味しい仔羊料理がまだあったのか…」という驚きと感動に包まれることになったのだ。 「レストラン 香松」さんだ。 正直申し上げると、私は随分と不誠実な人間で、一度予約をさせて頂いたにも関わらず、前夜の痛飲が祟り 食事どころではなくなってしまった為に その予約を日延べにしてもらうという、お店に対して大変失礼な所業をしたのに、当時電話対応をして下さったマダムの優しさに甘えてしまったのだ。 来店し、席に着いた私に わざわざご挨拶にお越し頂いたマダム(後程知ったのだが、コチラのシェフの奥様だそうだ)は、とても美しい女性で、その立ち居振舞い、声の質から 以前はどこかのエアラインのキャビンアテンダントでもしていたのかな…? と、下衆な想像が持ち上がる程の美女だ。 そんな美しい女性から声が掛かると、そんなシーンに慣れないオジサンは緊張してしまったが、なんとか会話を経てオーダーを聞いて頂いた。 その会話が私を先記した素晴らしい料理へと導いてくれたのだ。 メイン料理で大好きな鴨のコンフィにするか、仔羊にするかを迷っている旨を伝えたところ、マダムのお勧めが仔羊だったのだ。 その会話が無かったら、バカな私は 実はこの日もまたしても先日同様、職場の仲良しが催してくれた送別会で痛飲してしまい、フレンチレストランでワインを飲まずに食べるなんていうことになってしまったが故の、楽しくも無い食事になってしまっていただろう。 前ふりが長くなったのは、それだけ この料理との奇跡的な出逢いを演出してくれたマダムに感謝したいからだ。 マダムだけでなく、コチラのお店は皆さん全員がハートフルな接客をしてくれて、途中で供されたバケットの美味しさに「もしかして自家製ですか?」と尋ねたところ、そのバケットをお願いしているブーランジェリーをわざわざショップカードを持ってきて紹介して下さり、「お一人でやっているお店なので、朝早くに行かないと、お昼には何も無くなってしまう程の人気店なので…」とまでご教授下さった。 料理も美味しい。 海老とヤリイカのマリネから始まり、スープ、ポワソンも。 そして この日のメイン料理がサーヴされた。 「仔羊のロティ」。 最初、この肉の部位とソースを説明して頂き、ガロニのドフィノアやラタトゥイユもご一緒に、と。 肉の部位は喉に近い部分だという。 (後程教えて頂いたこの仔羊の部位は「コリエ・ダニョー」という名前の部位だそうだ) 私も自宅で愛用しているラギオールのナイフの鋭さをもってして、カリッという食感を痛めないようにカットして口に運ぶ。 最初は「おぉっ?」という驚きが。 後程 よく咀嚼する度に「えぇっ?」に変わり、 喉を抜け、鼻腔に残った風味が「ん~っ……」という なんとも言えない気持ちにさせてくれた。 こんな思いをするのは久しぶりだ。 というより、いつ以来のことだろう……。 あぁ! 思い出した! 石垣島のリゾートホテルの中華料理店で提供された海老料理! あれを頂いた時に感じる事が出来たのに匹敵する出逢いになった。 私も間もなく還暦を迎える。 しかし まだまだ世界には私などが知らない美味が沢山あるのだろう。 そんな感動をすることができた料理を提供してくれたマダムとシェフには本当に感謝しかない。 食後にわざわざ私のテーブルに、まだ仕込み途中の肉を見せる為に持ってきてくださり、煮込み料理に使用することが多い部位なんです、とも教えて頂けた。 最後は帰り際に厨房から出てきてくださり、ご挨拶まで頂いた。 シェフは これまた随分な「イケメン」で、なるほど、この手腕のイケメンシェフにして美人のマダムかぁ…。 これは参った! 私など到底 憧れようがなんだろうが無理だな(笑) しかし私が高松を離れるのは あと数日後だ。 もっと早くコチラを知れば、もう一度この料理を……と思ってしまうのは未練だよなぁ……。 最後は1階の玄関口まで降りて見送ってくれたマダム。 ありがとうございました。 素晴らしい人達、素晴らしい料理、素敵なレストランとの出逢いにお礼申し上げます。

2024/05訪問

1回

焼肉五苑 ミラクル店

香西/焼肉

3.04

20

¥3,000~¥3,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.6

高松での出張がもうすぐ終わろうとしている。 手前味噌だが よほどの人員不足だったようで、私が来たことをとても感謝してくれたスタッフが、 「○○さんが名古屋に戻る前に是非最後に一緒に…」 と声をかけてくれた。 嬉しいことだ。 私なりに頑張った、という自負はあったが、改めて苦楽を供にしたスタッフからの言葉だ。 その飲み会、喜んで参加されてもらうよ、となった。 後日、会社の「偉いさん」が、「最後に送別会として一席設けてますので…」と、聞かされてはいたが、私としては そんな人達よりも、一緒に頑張ってくれた現場のスタッフとの出逢いや、近付いているお別れを惜しみたい。 そのスタッフの案内で連れてきてもらったのがコチラのお店だ。 当初の待ち合わせ時間が13時30分だったので、どこで飲み会をするつもりだろう、と思ってはいたが、コチラはどうやらアイドルタイム無しの「通し営業」をしている焼肉店らしい。 年齢の近い者達の集まりだったので、遠慮などはいらない。 役職の違いは忘れて、今日はタメ口、無礼講だ。 先ずはビールで乾杯だ。 銘々が思いおもいの料理を頼んで楽しくスタートだ。 と、ここまでは良かった……。 みんなストレスが溜まっているのか、生来の酒好きなのか、よく飲むこと飲むこと! スタートした時間からおよそ3時間以上飲み続け、店を出ることになった。 私は普段から会社関係の付き合いは好きではないので、こういう時の食べ方、飲み方のペース配分やらがわからない。 なので、最初に提供された料理は写真に納めたが、その後はまさに無礼講となってはしゃいでいた。 「食べログは備忘録」を自負する私。 今回もまともなレビューにはなっていないが仕方ない。 高松での仕事で苦楽を供にした仲間達との楽しい時間に全てを忘れ、酔いしれることが出来たことが嬉しかった。 みんな、今日は誘ってくれてありがとうね! じゃあね!また明日ね! って、えっ? 明日はこのメンバー全員休み? そんでもって何? もう一軒行こうってか?…… なんだか俺、ハマッてんじゃね?…………

2024/05訪問

1回

鮨処やまと

片原町(高松)、瓦町、今橋/寿司

3.56

32

¥10,000~¥14,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:3.0

うーん……。 私はコチラのお店は合わない。 カウンターだけの、ご夫婦が営んでいるお店は常連客に支持されているらしく、私ともう一人が先客として席に着いているのに、それよりも遅くに来た常連客のタイミングに無理やり合わせられ、結局私など 1人で18時30分に来ているのに、食べ終えてお店を出たのが21時30分。お一人様で来ている客に3時間を要した。 その、私よりも先に来ていた客が、何も出て来ないからつまらないのか私に話かけてくるようになり、私もそれに付き合い、間を持たせる為にお互い仕方なくお話をしていることに主人が甘えているのか、しばしば「お待たせして申し訳ないですね」と声はかけられたが、それにしても 私達が何故 遅くに来た常連客のタイミングに合わせて待たされなければいけないのか。 予約の電話の際、初めて伺うので どんな料理内容ですか?と尋ねたところ「G.W.期間中なので お任せのコースで税別12,000円しかありません」は納得も、その内容が刺身ばかりを三種類、それに卵をツマミとして出され、煮炊きするような料理は何も無く、寿司10貫で椀物も無し。 写真の日本酒を、ぐい呑より少し大きなサイズの器で提供された物を一杯だけ飲んで、会計が16,000円近くとは、料理に対しての感動も無く、ざっくり言って 「少しの刺身を三種類と寿司10貫、酒一杯」で この値段は、「ここは東京のお店か?…」と思わせられてしまった。 10%の税金を加算して13,200円。 あの少量の日本酒はいくらだったのだろう……。 何も値段ばかりをとやかく言うつもりは無い。 ちゃんとした寿司店なら「あるある」だ。 私が嫌だったのは、とにかく常連客第一の仕事ぶりで、私のような一見客は後回し…がたまらなかったのだ。 最後に高松での寿司店で、良い思い出を作りたかったが、残念ながら私には合わなかった。 と同時に、どうしてコチラが高い評価をされているのかがわからない。

2024/05訪問

1回

小料理屋 おく

片原町(高松)、高松築港、高松/居酒屋、日本料理

3.33

16

¥4,000~¥4,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

私はどうしたんだろう……。 お店での会話があまりにも楽しかったこともある。 大好きな妻に会えないストレスもあったかもしれない。 しかしながら、コチラで飲んだことを ある程度覚えてはいても、最後はどうやってホテルに戻ったのか。 お店でおでんを食べたことをかろうじて覚えている程度で、最後の写真の料理は注文したのか、食べたのか、お金は支払ったのか、それはいくらだったのかを全て覚えていないのだ。 本当に いい大人がみっともない。 妻に知られたらメチャクチャ叱られただろう。 「小料理屋 おく」さん。 ちょっと個性的なお店だが、コチラに伺うきっかけすら忘れてしまった。 陽気な、お話上手な女将さんとご主人、そして隣席にいらっしゃった紳士二人との会話が楽しかったこと、最初にお勧めのセットメニューと刺身の盛り合わせ、おでんを食べたことまでを覚えているが、その後の記憶が……。 こんなの お店のレビューにはならないが、私の食べログは自身の備忘録の為なので仕方ない。 ただ、我を忘れて酔いしれたのだから、きっと楽しかったのだろう。いや、間違いなく楽しい時間だった。 それだけが救いになった夜だった。 しかし それだけに反省もしなければいけない。 そうでなければ私はただのバカな酔っぱらいだ……。

2024/05訪問

1回

植田うどん

うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

食べログ うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

植田うどん

片原町(高松)、高松築港、高松/うどん

3.63

320

-

~¥999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.8

ランチでメイン料理も含まれたパスタを頂いたが、もう少しお腹に余裕があった。 そこで投宿先のホテルから近くにあるコチラで、一番人気のある「肉うどん」系ではなく、シンプルなかけうどんを頂いてみることにした。 周りは多数の会社や繁華街の賑わいのある場所で、ランチタイムでは行列が出来るようだが、私が伺ったのが雨降りの、しかも時間的にもランチタイムが落ち着いた頃だったので、お店には数人のお客しかいなかった。 お店の人も一服しているのか、奥でかたずけに追われているのか、誰もいない。 ようやく女性のお店の人が見つかったので、その方に「申し訳ないですが、かけうどんの(小)だけで良いのですが…」とお願いする。 セルフ式ではなく、すぐさまかけうどんは提供され、会計を済ませて少量の七味唐辛子を最初から加えて席へと運ぶ。 先ずは その出汁から。 さぬきうどんではスタンダードな いりこの効いた出汁だ。 ちょっと驚いたのが麺。 かけうどんとして食べてきた、どのお店の物よりもコシの強さが保たれた、美味しい麺だった。 なるほど。 厨房の中でも打った麺をさばいている様子が窺えた。 イタリア料理店で食事した直後でもあったので今回はシンプルなかけうどんにしたが、この麺だったら次回は肉うどん系、もしくは冷たく食べる麺料理を試してみたくなった。

2024/05訪問

1回

シロッコ

片原町(高松)、高松築港、今橋/イタリアン

3.35

45

-

¥1,000~¥1,999

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.9

無類の麺料理好きな私。 高松に来てからというもの、やはりうどんにシフトしてしまい、パスタはなかなか口にしなかった。 しかし久しぶりに食べたくなり、どちらで…と考えた結果、以前に私が投稿したレビューを見て頂いた人が、私と同じように仕事で高松に在住していた際、「一番通っていた…」と推していらっしゃったコチラに興味が湧いた。 投宿しているホテルからも程近く、雨が降っていたが それも気にならないのも決め手になった。 そのお店に到着したが、入り口がよく解らない。 少し横に細い道が伸びている角地になるが、その細い道側に入り口があった。 カウンター席のみのようで、予約させてもらった旨を伝え、一番隅の席に腰を下ろす。 メニューを渡され、ランチメニューからメイン料理も含まれている物を選んだが、お店のマダム(?)から「1時間以上時間が必要ですが…」との確認を受け、大丈夫ですよ、と答えた。 先ずはオードブルヴァリエが。 飲まないつもりでいたが、それを見てしまうと急にワインも欲しくなった。 一番安価なトレヴィアーノをグラスで所望した。 キレの良いトレヴィアーノなら、この後の料理にも合うだろう。 オードブルヴァリエは全体的に優しい味わいの物で構成され、スターターとしては十分だ。 プリモにはスパゲティー二が。 「ホタルイカとマグロのカラスミ」だ。 ボッタルガとは異なる味わいの、なかなか美味しいパスタで、アルデンテの仕上がりも良かった。 メイン料理は「サワラのソテー」。 ソースはブール・ブランかな。 無難な味わいだが、それ以上にサワラの良さが活かされていた。 プリンはリコッタチーズを使用した物で、ブリュレのようにキャラメリゼした表面の食感も良かったが、もう少し量が欲しかったかな…。 しかし それを更に引き立たせてくれたのが、最後のエスプレッソだ。 このレベルのエスプレッソを出してもらえるとはとても嬉しかった。 ワインを除けば税込2,000円はかなりお値打ちだと思ったが、最後に気になる事を聞いてみた。 アラカルトのメニューが魅力的だが、ランチタイムでの提供は無理ですよね? と。 すると以外にも「前日の夜からの延長になるので、無くなっている物もありますが大丈夫ですよ」との事。 そうかぁ。 早とちりしたが、最初に聞いてみれば良かった。 まぁ仕方がない。 その楽しみは次回までとっておきますか……。

2024/05訪問

1回

レストランミケイラ

高松、高松築港/イタリアン、ヨーロッパ料理、ダイニングバー

3.42

102

¥3,000~¥3,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

5月の晴れた日、早めに仕事を切り上げて向かったのがコチラのお店。 高松は港町である。 大小様々な船が行き交う港は整備され、交通の利便性の良さも手伝って散歩をしたりする人達もたくさんいる、市民からも愛されているスポットだ。 その一角にコチラはある。 テラス席も備えたコチラのお店は、今まさに夕暮れ時が迫ろうとしている時間帯に利用すると、素敵なビュースポットが広がる。 開店間もない時間に伺えば、料理の進行に合わせるかのような素晴らしいロケーションが同時に味わえるのだ。 もうすぐ高松を離れる私。 柄にもなく 少しセンチメンタルな気分だったのかもしれない。 コチラのテラス席からの眺めを、高松を、目に焼き付けながら食事がしたかったのだ。 夕陽が美しく映える時間の予約、イコールそれは開店時間に伺った。 海辺には様々な人達が、思い思いの時間を楽しんでいる。 もうすぐ、もしくは この日結婚式を挙げたのか、幸せそうなカップルが 二人ではしゃぎながら写真を撮っている姿もあった。 そんな眺めを私も楽しむべく、先ずはメニューを決め、場所柄シーフードを注文し、ついでにグラスの白もお願いした。 キレ味良いソアーヴェはアペリティフに最適だ。 そのグラスに夕陽が重なる。 しばし見とれてしまう。 その後は何を飲もうかな…。 んっ? 私の好きなワインがあるじゃないか! それもボトルでの販売価格としては格安だ。 メートルに「このワイン、飲みきれなかったら持ち帰ってもいいですか?」と尋ねたところ「構いません。大丈夫です」と。 「オノロ・ヴェラ」 映画の祭典「アカデミー賞」のガラディナーのシェフを担当するウルフギャングバック氏。 その席上で振る舞われるワインは、氏が知名度が全く無いと言って良いほどの銘柄のワインをどこからともなく発掘、提供し、その無名のワインのパフォーマンスに招待者の誰もが驚かされる…という。 オノロ・ヴェラも その銘柄の1つで、個性的なエチケットも手伝って一気に知名度が高まったワインだ。 それがワインショップでの販売価格並みで提供されているなら飲まない手は無いだろう。 今日選んだ料理との相性でいうと勿論ベストチョイスとは言えないが、私の嗜好と合わさり この価格の前では問答無用だ。 最初のオニオングラタンスープが運ばれてきた。 私が大好きな料理の1つだ。 スープというよりも むしろ前菜というイメージで楽しめるのが魅力だ。 だからと言って コチラのオニオングラタンスープはその中に入れるバケットが多過ぎて、それが水分をほとんど吸収してしまっていた。 まぁそれもいいだろう。 私はオードブル感覚で注文したのだから。 次に魚料理が。 サワラだ。 グリルしたサワラを囲む 色とりどりの野菜達、緩めのブール・ブランを引き立てるかのようなポワヴル・ルージュが食欲をそそる。 それにしても この辺りの人達は余程サワラが大好きなのか、それとも旬だからなのか 和洋中問わず、いろんなお店で提供されるイメージがある。 私もサワラは大好きだから異論は無いが…。 やがてこの日のメイン料理として注文した「ペスカトーレ」も。 イタリア料理店でコース料理を注文すると、パスタ料理はセコンドで提供されることが多く、先程の魚料理や肉料理は その後になるが、今回は あえて逆の順番にしてみた。 コチラのペスカトーレは それがメイン料理としてふさわしい程の存在感があると思えたからだ。 注文する段階でメートルから「ボリュームがありますけど大丈夫ですか?」と尋ねられた程だ。 そうして運ばれてきたペスカトーレには確かに圧倒されそうになった。 そのボリュームといい、ルックスといい、メイン料理にふさわしい。 パスタもリングイネを使用しており、食べ応えもあり2人でシェアしても良いほどだ。 使用されているシーフードも良い物で、大きな海老が大好きな私としてはそれがとても嬉しかった。 いつの間にか夕陽も沈み、街の灯りが点り始めた。 卓上にはランプが届けられ、一層ムードが高まる。 ワインもまだ4分の1ほど残っている。 持ち帰るには中途半端だなぁ…。 そこでデザートにショコラテリーヌを見つけた。 うん、これをお願いしよう。 ビターなチョコレートとガルナッチャとの相性が悪い訳ではないはずだ……。 ちょっと飲み過ぎたかな。 火照る頬に海からの風が心地好い。 離れがたいと思う心を仕舞い込み、テーブルチェックをお願いした。 高松……。 もう少しでお別れだ。 今日は良い思い出が残せた。 そうだな、あと少し頑張ろう。

2024/04訪問

1回

リュ ドゥ シュープリーズ

片原町(高松)、高松築港、今橋/ケーキ、チョコレート

3.46

42

-

-

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

テイクアウトの点数:3.9

「あなた、いい加減にしたら!」 妻が一緒なら、まず間違いなくこう言うだろう。 朝9時半からうどんを2食、11時半からはラーメンを連食し、直後にソフトクリームを食べ終えたのが12時30分頃。 およそ約3時間で還暦間近のオジサンがこれだけ食べたにも関わらず、ホテルに戻る前に…と、コチラに立ち寄ったからだ。 香川県の高松市に長期出張に赴いて、はや2ヶ月。 もうすぐ名古屋の勤め先に戻る私だが、その間 気がついたら時間があれば うどんばかりに注力していた。 「ゆうじさん。高松で美味しい物 たくさん食べてきたんでしょ? 何処の 何が美味しかったの?」 そう聞かれた時、 「私 うどん屋さんばかり行ってたからなぁ…」 それでは面白くもなんともない! 特にスイーツは! 妻が大好きなのに、土産話もしてあげられないじゃないか! そう思った結果の行動なのだ(ただの言い訳かなぁ…) 投宿しているホテルから程近くのお店を調べた結果、コチラに決めた。 先に訪問された諸兄の写真だけを頼りに選んだのは私のいつものやり方だ。 伺った時間帯からも 一番商品のラインナップが揃っているようで、どれにしようか…と目移りしてしまう。 お店のスタッフの女性に「コチラの一番のお勧めは…」と尋ねたところ「チョコレート系です」と。 なるほど。そのチョコレート系のスイーツはショーケースの両端に並んでいる。 隅に置いても売れていくから、その他のスイーツを もっと目立つように陳列しているのだろう。 しかし ひねくれ者の私。 聞くだけ聞いておいて、それを選ばずに 他にしたのが今回購入した「オペラ・ピスターシュ」だ。 (だって古典的な洋菓子って美味しいもん!) その古典的な「オペラ」のアレンジとも言えるこのケーキが気になったのだ。 さっそくホテルに持ち帰り食べて…… は、いけないよな。 もうしばらくのタイムラグは必要だ。 コーヒーを淹れて、お楽しみの「オペラ・ピスターシュ」を。 「オペラ」は古典とはいえ、今の時代にも十分魅力的に思えるお菓子だ。 料理やお菓子などを新しく創作する難しさは 素材同士の相性が大切になる。 京都の和食のお店では、そうして出来た相性の良い物同士のマッチングを「出逢いもの」といって大切にする。 例えば「棒ダラと海老芋」のような……。 「オペラ」は そうした意味からも非常に複数の素材をまとめあげた、まるでオーケストラの指揮者が創作したような菓子だと思う。 個性豊かなそれぞれをまとめあげ、1つの型にしたのは、これを創作したパティシエのセンスの賜物だ。 その発展系とも言えるのがコチラのお店の「オペラ・ピスターシュ」。 コチラのお店のパティシエのセンスも見事なものだ。 私なら見事なアレンジを加えたこのお菓子を、コーヒー等のお茶でなく、シングルモルトの、ハイランド辺りのスコッチウイスキーと共にマリアージュしたくなったのは、私がただ単に酒好きだからだろうか……?

2024/04訪問

1回

らぁ麺すずむし

瓦町、片原町(高松)、栗林公園北口/ラーメン

3.54

162

~¥999

~¥999

定休日
火曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

出張先の職場の仲間に紹介されたうどんのお店。 朝9時30分の開店時間に伺い、釜あげとぶっかけ、2種類のうどんを楽しんで、自転車を駐輪した琴電瓦町駅に戻ってきた。 しかし愚か者の私は そこから暴挙に出る。 琴電瓦町駅から程近い場所に、行列ができるラーメンのお店があるらしい。 以前から そのビジュアルからとても美味しそうだと思っていたそのお店に、ほんの1時間前にうどん2杯を食べたばかりにも関わらず、このまま雪崩れ込んでラーメンまで連食してしまおう! と、年齢的にも無茶を承知でお店に向かってしまったのだ。 お昼の営業10分程前にお店に着いたが、お店の前には誰もいない。 入り口近くまで行くと、そこにはウェイティングボードがあり、最初の人の名前が記入されていた。 なるほど、土日祝はコチラに名前を記入しておけば、時間前までに戻ってきたら その順番通りに案内してもらえるようだ。 私も早速記入したが、もうすぐ開店する時間だったので、そのまま入り口横に置かれた椅子に腰掛け、待つことにした。 やがて開店時間になり、店の中へと進む。 その頃には私の後ろには6名が並んでいた。 一番最初に名前を記入していた人は、名前を呼ばれた段階で返答が無く、順番を飛ばされてしまったようだ。 カウンターの一番奥に腰掛け、注文を聞かれる。 お店の勧めで初来店の私は「煮干しそば」をお願いした。 醤油や塩も魅力的だったが、先ずは一番スタンダードなメニューから…は私のポリシーでもある。 しかし せっかくだ。 ワンタンをトッピングしてみよう。 それには興味が湧いたから。 意外と時間がかかるのは、それだけ丁寧に作っているからだろうか。 ようやく、という言い方は失礼だが、そう感じてしまったのは私がせっかちだからかもしれない。 そのラーメン。 やはり丁寧な作りだ、というのが見てとれる。 その美味しそうなビジュアルから 先程までうどんを2杯も食べていたことを忘れさせてしまう。 澄みきったスープに盛り付けられた細いストレート麺、低温調理された豚肩ロース… 見た目の美しさに引き込まれるように箸を伸ばす。 麺を啜る。 やや固めに上げられた、麺のコシが活かされている茹で加減だ。 そのストレート麺が纏ったスープは、言う程煮干しは感じられないが、かえってそれが全体のバランスを良くしている。 私も自宅で使用する機会が増えている低温調理器はとても重宝し、コチラでも肩ロースの旨味を逃がさず、固くせず、とても美味しく仕上がっている。 トッピングでお願いしたワンタンも熱々で、中身のしっかりと詰まった、ひとくちで口中に運ぶと上顎が火傷しそうになった。 うん。なるほど。これは行列ができる訳だ。 全体的なクオリティがとてもハイレベルな仕上がりになっている。 今回の煮干しそばも美味しかったので、次回は醤油や塩も試してみよう。 ご馳走様でした。

2024/04訪問

1回

ざいごうどん 本家 わら家

うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

食べログ うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

ざいごうどん 本家 わら家

琴電屋島、古高松、屋島/うどん

3.72

761

~¥999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

休日のこの日。 今日は何をしようか……。 そうだ、屋島に行こうかな… となった。 出張先の職場で一番頼りにしている、私と年齢の近い女性社員に「○○さんのお薦めのうどん屋さん」を聞いてみたところ、名前があがった3つのお店のうちの1つが この屋島にあるという。 そこに行ってみよう。 雨がそぼ降るなか、電車を乗り継ぎ「琴電屋島駅」に到着した。 そこから徒歩でも無理ではなさそうだが、この日は土日祝だけ運行するシャトルバスがある。 駅前にあるバス停から乗車して「四国村入口」まで行けば、その近くにお店があるようだ。 雨も降っていることだし、それに乗って行くことに。 バスはすぐに到着した。 満開のツツジに迎えられ辺りを見回すが、沿道ぞいには うどん屋さんらしき看板も建物もなさそうだった。 仕方なく四国村に向かって歩くと、あぁ、この藁葺き屋根がそうなのか、と気付いた。 お店の入り口まで来てみると、その横にお店と四国村の生い立ちが紹介されており、創業者の優しさに心を打たれた。 そして入り口から伸びるスタンションポールの長さが お店の人気を物語っているようだ。 やがて開店時間となり、中へと進む。 その先にあるキャッシャーで注文をして、先に会計を済ませてから席へと案内される。 この日 私が選んだ物は、○○さんお勧めの「釜あげ」と、「天ぷらも美味しいんですよ」との言葉を思い出し、冷たいうどんも試してみたかったので「えび天ぶっかけ」も。 古民家を改築した店内はかなり広く、席数には余裕がある。 案内された そんな風情の残る席の窓越しには青もみじが望め、紅葉の最盛期には一服の画のようだろう。 先に届けられたのは、大きな徳利に入れられた出汁と刻みネギ、おろし生姜だ。 それを自分で器に注ぎ入れるのだが、これが少々テクニックを要する。 詳しくは写真を参照して欲しいが 熱々の出汁ゆえに小さなお子さん等に任せるのは危険と思える程だ。 注意深く注ぎ入れ、薬味を入れて待っていると、先に「釜あげ」が。 麺を手繰り、出汁につけて啜る。 おぉ! 美味しい! 麺はもちろん、つゆが美味しいのだ。 名古屋に生まれ育った私。 こうしたつゆは個人的には少々濃いめが好みだが、コチラは「味が濃い」のではなく「出汁が濃い」のだ。 それが良い。 喉越しの良い麺を胃袋に落とし込んだ後でもイリコの風味が鼻腔をくすぐっている。 ネギと生姜だけを加えた出汁が余計にそれを引き立たせる。 しばらく「釜あげ」を楽しんでいると、もう1つの「えび天ぶっかけ」も運ばれてきた。 なかなか見事なサイズの海老が2本。 そのうちの1本を、先程まで食べていた「釜あげ」のつゆに入れて食べてみる。 サックリと揚がったえび天は、当然のように このつゆに合う。 先程までネギと生姜だけを加えていたつゆに、更に天ぷらのコクを加えられたことによって味変した釜あげのつゆは もう1段ステップアップした美味しさになった。 ぶっかけには残りのえび天と大葉の天ぷらに、別添えの大根おろしを乗せたところへ「つゆは全部入れて」というお店のアドバイスに従い投入。 先ずは麺を啜る。 うーん!これも美味しい! どちらもとても美味しいので、優劣がつけられない。 次にコチラに来店したら、私はどちらにするかを決められず、結局この日のように2種類注文してしまうに違いないだろう。 あえて魅力を精査するなら、つゆが美味しい「釜あげ」、麺が美味しく頂ける「ぶっかけ」か。 海老や野菜、何でも美味しいと思える天ぷらはマストかもしれない。 一月程前に妻と一緒に訪れた、同じ香川県の金蔵寺駅の近くにある「釜あげうどん」の名店で、その美味しさに感激したが、あくまでも私個人の嗜好だが今回訪れたコチラの釜あげうどんの方が美味しいと思った。 もうすぐ任期終了して高松を離れる私。 さぬきうどんの奥深さに触れ、驚き、感激し、喜んだ。 同時に 私は帰ってから、地元にあるうどんのお店で満足することができるだろうか……。 最近、こんなことを感じている。 ご馳走様でした。ありがとうございます。

2024/04訪問

1回

アイスビストロ ヒライ

瓦町、今橋、片原町(高松)/ジェラート・アイスクリーム、ソフトクリーム、カフェ

3.51

115

~¥999

~¥999

定休日
-

昼の点数:4.5

あの衝撃的な出逢いから約1週間。 早くも私はコチラの虜になってしまったようだ……。 「アイスビストロ ヒライ」さん。 私のソフトクリームの概念を変えてしまった罪なお店だ。 (このまま このソフトクリーム中毒になってしまったらどうしよう……) そんなバカな考えを妄想してしまう程の存在になってしまった。 再び伺ったのは、うどん2食の後、ラーメンを連食するという暴挙に出た私が、もはや自分で自分を制御出来ない状態になってしまったからこそなのか……。 還暦を間近に控えた初老のオジサンの行動とは思えないことをしていた。 この日訪れた時間は、今まさにランチタイムのピークと思える12時を少し過ぎた頃だった。 さすがにこの時間帯にデザート、スイーツを楽しんでいる人は少数派の皆さんだろう。 まさに そんな時間帯を私は狙ったのだ。 先記したが、さすがに私もオジサンが連続してソフトクリームを短期間のうちに食べに来てる…と思われるのには抵抗があった。 あぁ、こんな時 妻が一緒なら、堂々と食後のスイーツを楽しみに来れるのになぁ……。 そんな事を思いながらも間髪いれずにスタッフの女性に「これを……」とキャラメルソフトクリームを指差した。 今回、キャラメルのフレーバーがある方を選択したのは、やはり「コチラも…」と試してみたかったからだ。 前回頂いたミルクソフトクリームは、私のハートをかなり激しく揺さぶられる程 美味しいことは承知している。 同じマシンから作り出されるソフトクリームの違いを確かめたかったのだ。 やがて運ばれてきたキャラメルソフトクリーム。 ワクワクしながらそれをすくったスプーンを口に運ぶ……。 ん----んっ! 美味しいっ! アイスクリームやソフトクリームが大好きな私にはたまらない! 幼い頃、母と近所のスーパーに買い物に出かけた途中、素敵な洋菓子のお店があり、その店頭でソフトクリームを当時1つ70円で販売していた。 当時私は 親からお小遣いを1日10円という「日払い」でもらっていたので、そのお店のソフトクリームを食べるには一週間分のお小遣いを貯めなければいけない。 しかし母の機嫌が良い時など、買い物帰りに「食べたいよね」と、そのソフトクリームを買ってもらった記憶が未だに鮮やかに残っている……。 私がソフトクリームやアイスクリームが好きなのは、そんな経験がベースになっているのだと思う。 今回のキャラメルソフトクリーム。 衝撃、というものは前回与えられてもらえたので さほどでもなかったが、それでもかなりのレベルで美味しいと言える物だと思った。 それでも私はやはり、コチラに訪れたらミルクのソフトクリームを推すだろう。 私がこの地を離れるのは あと二週間後。 もう一度…… せめてもう一度、というのは私の未練だろうか……。 この衝撃的な出逢いは どう表現したら良いのだろうか……。 先日、素敵なレストランをご紹介賜った方の、これまでの訪問先を拝読させて頂いた時に、コチラが目に止まったのだ。 デザート(スイーツ)の中で、私が最も好きなのが「アイスクリーム」であり「ソフトクリーム」だ。 そのソフトクリームを、最新(?)の設備(機械)で提供してくれる、と記してある。 かなり美味しそうだな…。 よし。 その方がご紹介してくれたレストランでランチを頂き、デザートとしてコチラのソフトクリームを頂くとしよう。 この日はまさに春爛漫の様相で、日中など半袖シャツでも良いのでは、と思える程の陽気だった。 ランチを頂いた後のデザートとしては、ソフトクリームは最高だ。 お店にたどり着く。 パッと見は まるで和菓子のお店のようにも見うけられたが、掛かる暖簾のデザインが、コチラが洋菓子を扱っているお店であることを教えてくれている。 その暖簾を潜り抜け、扉を開く。 様々なスイーツが並ぶショーケースの出迎えをうけ、 私の目指す店内のイートインコーナーは その左奥にあった。 テーブルは複数あれど、基本的には「二人掛け」の小さなもの。 その隅の一角に座り、メニューに目を落とす。 様々なスイーツやドリンクもあるが、迷うことなく私の選択は勿論「ミルクソフトクリーム」だ。 カップ、もしくはコーンが選べるようで、せっかくだから注文を受けてから焼かれるコーンでお願いする。 店内は女性同士、もしくはカップルばかりで、私のような難しい顔をした初老のオジサン1人での利用は かなりのアウェイ感がある。 が、元来ふてぶてしい私だ。 ひたすら美味しいソフトクリームの為なら どんな視線にも耐えてみせよう。 やがて運ばれてきたソフトクリーム。 手渡されたコーンはバイオーダーで焼かれただけに、手に取ると「えっ? まだこんなにも熱い…」と感じる程の熱を持っている。 添えられた小さなスプーンでミルクソフトクリームを口に運ぶ。 えっ…………  何コレ?………… このソフトクリームの質感は いったい……。 あまりの衝撃に言葉が浮かばない。 ただ ただ驚き、この美味しさを どう表現したら良いのかわからない。 この美味しさは、私のような稚拙な言葉でしか書き表すことができない者の表現よりも、とにかく食べてみて それを体感することが一番なによりだ。 ありがとう「サヌキノオトコ」さん。 貴方のレビューを拝読しなければ、こんな思いにしてくれる出逢いはなかっただろう。 高松での勤務期間中には、絶対に再訪させて頂くつもりだ。 そして 出来ることなら名古屋にも出店してくれないかなぁ…。

2024/04訪問

2回

支那そば 讃岐ロック

ラーメン WEST 百名店 2017 選出店

食べログ ラーメン WEST 百名店 2017 選出店

支那そば 讃岐ロック

瓦町、栗林、栗林公園北口/ラーメン

3.59

274

~¥999

~¥999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.8

出張中での高松での朝食、昼食は おのずとうどんが多くなりがちだ。 無類の麺料理好きな私だが、さすがに毎度毎度をうどんでは…。 たまには大好きなラーメンも食べたいと思ってしまうのは当然だろう。 そこで 美味しそうなラーメンのお店を探してコチラを選んだ。 先に訪問された諸兄の写真を参考にさせて頂いたのだ。 人気店であろうと覚悟していたので、行列ができていても構わない、というお昼を少し過ぎた時間帯に伺ったが、意外にも誰も待っている人は無く、扉を開けるとカウンターの一番隅に すぐに座ることができた。 意外な展開に多少戸惑いつつ、いつものように初の利用のお店では、一番スタンダードなメニューを選び、その「醤油」に味玉をトッピングとして追加した。 店名に添うかのような武骨なイメージの、あまり愛想の良くない店主のワンオペのお店だ。 果たしてどんなラーメンを食べさせてくれるのかな…。 やがて私の目の前に置かれたラーメン。 カウンター越しに受け取り、どんな表情をしているのかを確かめる。 なるほど。良い(美味しそうな)顔をしている。 正統的でもあり、流行を感じさせる顔だ。 アーリーレッド(紫玉葱)のみじん切り、低温調理が施された豚肉は 広く大きくスライスされ、麺は全粒粉がブレンドされた平打ちだ。 スープは動物性が表の顔なら、魚介類は裏の顔だ。 味玉、と言っても さほど強い味が付けられてはおらず、程よい半熟感は私の好みだ。 そして私がいつも大切にしている、料理全体の「バランス」。 それが良い。 大袈裟な表現をすれば、ラーメンとは総合芸術のようなものだと思っている。 何かが突出してはいけない。 例えばスープが素晴らしく美味しくても、麺とのバランスが合っていなければ美味しいと思えないように。 その麺に そのスープ、その具材…… 全てのバランスが調和して初めて美味しいと思えるのだ。 そのバランスが コチラのお店は良かった。 が、何かが…… 私が感動する何かが足りないように思えてしまった。 けなしているつもりは毛頭無い。 しかし今回の訪問で、私は喜びに震えるようなことはなかった。 ありがとうございます。 ご馳走様でした。

2024/04訪問

1回

土佐あかうしとワイン プティ・ヴェール

大橋通、高知城前、堀詰/ヨーロッパ料理、イタリアン、バル

3.60

71

¥8,000~¥9,999

-

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

南国土佐を満喫した1日。締めくくりは コチラで。 非常に希少な和牛である「あか牛」。 褐色の胴体をしていることから こう呼ばれている。 知識の薄い私が知るよしで、この「あか牛」の肉を食べたことのあるのは、この高知の他には熊本しか思い浮かばない。 私が好きな、昔から生息している在来種の牛を、おかしな飼料などは与えず、自然な飼育方法で育てている健康な牛。 コチラでは、メニューとしては ほぼ「あか牛推し」の内容であり、正直言って私も あか牛の肉をしっかりと堪能出来れば、あとはチーズでも 残ったワインと一緒に楽しめれば…… くらいに思っていたのだ。 オードブルとして屋台餃子とビールを、ドゥジェムとして「ごめんケンカ軍鶏」を串焼きで、河岸を変えてポワソンとしてカツオのタタキをそれぞれフレンチのコース料理のように楽しんできた。 最後にメイン料理を頂くべくコチラに伺ったのだ。 海産物を提供するお店がひしめく「ひろめ市場」場内では異色な存在だろう。 潔い、と言ってもよい程、メニューはあか牛だ。 いや、むしろ店主は この素晴らしい食材を愛すればこその意気込みを感ぜずにはいられない。 マダムが注文を聞きに来てくれた。 迷うも何も、最初から「あか牛の塊肉」1択だ。 だが ちょっと待って!肉を見せてもらえませんか? ウデ、モモ、フィレとあるうち、フィレには興味は無い。 フィレは私に言わせてもらえば、あれは「内臓肉」だ。 内臓近くにあり、普段あまり動かす事が無い部位だから柔らかい(運動不足で鍛えていない)だけの、あまり肉の旨味を感じられない部位だからだ。 ウデ、モモと見せて頂き、気に入った方を「厚みはこれくらいで……」とオーダーカットしてもらったのは「ウデ」だった。 写真を見て欲しい。 赤身が勝った、それでいて適度にサシも入った部位。 理想はこの部位を約2.5~3cmの厚みにカットした物を、出来るだけトレ・ブルー(ベリーレア)で仕上げて欲しいと願った。 この厚みの肉を上手に焼こうと思えば、少々時間が必要になるのは承知の上だ。 待つ間に 先ずは合わせるワインをセレクトしよう。 コチラは様々なワインをグラスで分けてくれるのも嬉しい。 その中から私はカリフォルニアを選んだ。 「カーニヴォ」だ。 ジンファンデルなら赤身肉には合うだろう。 しかし私が慌てんぼなのか、単なる思い込みが過ぎたのか、コチラのカーニヴォはジンファンデルではなくカベルネソーヴニヨンの物だった。 まぁいいや。 これがあか牛に合わないことは無いだろう。 たっぷりの肉を食べる前に、これまた土佐の名産品のフルーツトマトを一緒に頂こう。 それをツマミながら やがて私の肉が焼き上ったようだ。 見事な焼き具合だ。私の望み通りに仕上げてくれた。 「ロゼ」よりも赤い「ルージュ」に近い、と表現したくなる。 ソースは何も無い。 セル・ポアのみの直球勝負だ。 よほど肉と自分の腕前に自信が無いと出来ない力業だ。 そして、それに応える肉の旨味はどうだ! 本来の、健康な飼育方法で育てられた和牛の味は、JA の規格にあるA5 やらの肉とは比べ物にならないパフォーマンスがある。 咀嚼すればする程、肉汁が口中いっぱいに溢れてくる。 余分なソースなど、かえって無い方が良かったとさえ思える程だ。 しかし ちょっと残念だったのは、この焼き具合であるにも関わらず、何故鉄板に乗せて提供したのだろう。 そこが府に落ちず、後程シェフに聞いてみたところ、悪戯っぽい笑顔で「そう言われると思いましたよ」。 「鉄板は決して熱々にせず、あえて肉には火が通り過ぎないない、かつ、肉が冷めない程度、という温度にしてあります」 そうですよね! さすがです! これが熱々なら、それはファミレスの仕事ですもんね。 約250gの美味しい肉を満喫し、シェフと楽しく語らえば、やはり仕上げはチーズが必要だ。 2種類が選べる物をお願いし、好みを尋ねられた。 私はウォッシュとシェーブルをお願いした。 シェーブルのタイミングは完璧だったが、ウォッシュは まだまだ早い。 それを話題に、「チーズは消費期限が過ぎて、なおかつ もうしばらくしてからが旨い」という共通の考えを語り合えば、「じゃあコレ、試してみて!」と。 シェフが厨房から戻って来て、少しの白カビを持ってきた。 その完璧な熟成感には思わず「コレだよね!」と。 美味しい肉とワイン。 楽しい語らいに寄り添う熟成を極めたチーズ…。 この素晴らしかった1日を見事締めくくってくれた。 シェフ。楽しかったですよ!美味しかった! また高知に来ることがあれば、必ず伺うよ! その時には また美味しい「あか牛」食べさせくださいね!

2024/04訪問

1回

明神丸 帯屋町店

大橋通、堀詰、高知城前/郷土料理、海鮮、居酒屋

3.55

269

¥2,000~¥2,999

¥1,000~¥1,999

定休日
火曜日

夜の点数:4.1

高松での出張期間中の休日、高知に遊びに来ていた。 高知は美味しい食材の宝庫であり、夕食はどちらで頂くかを迷いに迷った結果、様々なお店を少量ずつ食べ歩くことにした。 先ずはオードブルとして屋台餃子とビールを。 ドゥジェムとして純血の闘鶏の串焼きを頂いて、コチラはフレンチのコースでいう「ポワソン」感覚で利用させてもらおうと訪れた。 コチラはチェーン店のようで、私の出張先でもある高松にもお店があるが、せっかくだから高知で食べたいと思うのは当然だろう。 先程までオードブル感覚の料理を楽しんでいた「ひろめ市場」内にもコチラのお店があるが、そちらは大行列で、その行列嫌いな私は あらかじめ予約が出来るコチラの店舗を選んでおいたのだ。 まだ陽も残っている時間帯に、予約した時間より15分程早く訪れたが、開店してまだ15分しか経っていないにも関わらず 店内は既に満席のようで、私の前には早くも席が空くのを待っている人が複数名いた。 予約した旨を伝えるが、開店間もないからか なかなかアテンドしてくれない。 ようやく手の空いたスタッフの人の案内で、カウンターの一番隅に腰を降ろせた。 この日のお勧めの料理などの説明を受けるが、私はメニューを見るまでもなく心を決めていた。 それが「カツオのタタキを塩とタレの両方が楽しめる」内容の「これやきセット」だ。 あとは量を選ぶのだが、満喫するにはそれぞれを6切れずつ食べられる物にしよう。 合わせる飲み物は勿論日本酒だ。 酒処・高知。 その多彩なラインナップから… おおっ! 私の好きな銘柄が この日のお勧めの日本酒として紹介されているではないか! 南酒造場の「南 特別純米 別誂」 これにしよう! このキレ味すっきりとした辛口の日本酒は、今回のカツオの良さを引き立たせてくれるだろう。 その「南」と共に お通しも運ばれてきた。 カツオの土佐煮だ。 まぁ わかりやすく言ってしまえば カツオから出来ているシーチキンを使用して鰹節と炊き合わせているのだから間違いのない味になる。 それを肴にツマミながら、「南」をチビチビと飲っていたが、もう1つの肴は私の案内されたカウンター席は、ある意味特等席だと言うことだ。 お店の入り口で藁を使用して 豪快に立ち上る炎がカツオを焼き上げる様を見られるのは、まさに「それを肴に一杯飲れる」。 待望のカツオのタタキが提供された。 それぞれ別の器での提供だが、私の見た目では塩とタレでは若干 薬味の質も量も微妙な違いがあるように思われた。 その、どちらも美味しそうなルックスに目移りしながら、先ずは塩タタキから箸をつける。 数年間から聞いてはいたが、土佐の人はカツオのタタキを塩で食べるのが主流になりつつある、という話から 私も平素はポン酢ばかりで食べているカツオを、本場の高知では塩で食べてみたかったのだ。 ふり塩して味を整えてはあるだろうが、タタキの周りにも塩が散らしてあり、味の好みによっては それを少量加えることができるようになっている。 が、とりあえず私はそのままの塩タタキを少しの薬味と共に口に運んでみた。 ?!  カツオのタタキって… こんなに美味しかったっけ! 平素からポン酢ばかりで食べていた私は、まさに「目から鱗が落ちる」思いがした。 その後、タレのタタキを食べてみたが、勿論コチラも間違いなく美味しい。 同じカツオを食べているのだから当然といえば当然だが、その同じカツオの食べ方が、塩とタレとで これ程の違いを感じてしまうのか……。 この「カツオの塩タタキ」。 勿論コチラのように抜群の鮮度のカツオを使用することが条件になるのは間違いないが、それにしても この美味しさは……。 私の「カツオのタタキ」の概念を覆す出逢いになった。 この 薬味も手伝って複雑な味わい、風味を湛えたカツオのタタキを、辛口の「南」が洗い流す…。 素晴らしい! まさに南国土佐が生んだ最高のマリアージュだ! わざわざ高知に来て良かった、と思わせてくれた出逢いに感謝しながら……。

2024/04訪問

1回

しゃも料理 軍鶏伝 ひろめ市場店

大橋通、高知城前、堀詰/水炊き、居酒屋、ラーメン

3.35

39

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

昼の点数:3.5

高松での出張期間中の休日、高知に遊びに来ていた。 桂浜までを路線バス利用して往復し、高知のご当地グルメのランチ、その後は「はりまや橋」から この日開催されていた「日曜市」を散策、途中の休憩で軽くビールと餃子を頂き、目指す高知城に向かった。 戦火を免れた高知城は改修工事をしながらも当時の姿を そのまま残した素晴らしい歴史的建造物であり、天守閣の最上段からの景色は まさに「殿様気分」にさせてくれる。 陽もかなり落ちてきた。 先程寄り道して餃子とビールで休憩をした「ひろめ市場」。 今度はもっとディープに探ってみよう、なんて思いながら場内を巡った。 高知は美味しい物だらけだ。 皿鉢料理はさすがに1人では無理だが、カツオに始まりウツボ等の海産物、文旦や柚子等の農産物、土佐ジローや土佐あか牛等の畜産物、そして日本酒……。 場内を巡っているだけでも目移りしてしまう。 そして忘れてはいけないのが私が足を止めた軍鶏だ。 南国土佐・高知は古くから闘鶏が盛んな土地であり、 その闘鶏に使用するのが軍鶏だ。 そして あの坂本龍馬が中岡慎太郎と共に京都・近江屋に潜伏中、「軍鶏鍋が食べたくなった…」と、使いの者に向かわせたその時、襲撃され、強靭に倒れたのは有名な話だが、その龍馬が最後に食べようとしたのだから、供養する意味でも軍鶏を食べてみたかった。 その軍鶏を使用した料理を提供してくれるお店を、この場内で発見した。 この日の夜は、予約しているお店が他にもあるが、その前にコチラでオードブル代わりに軍鶏を頂いてみよう。 コチラでは「ごめんケンカ軍鶏」という、昨今では珍しい純血の闘鶏を使用していた。 その貴重な肉を、本来なら龍馬も食べたかったであろう軍鶏鍋で食べたかったが、1人ゆえに今回は断念し、代わりに串焼きにした物を食べることにした。 本当なら自分で軍鶏を焼く 焼き肉のようなスタイルの物を食べようとも考えたが、メニューの写真から結構なボリュームに思え、その後のお店で頂く料理を食べ切れなくなっては本末転倒だ。 ここは味見程度に楽しめれば良い、としたのだ。 その いろんな部位の串焼きが楽しめるセットと一緒にビールを注文した。 されど 他にお客がたくさんいる訳でもなく、私の注文だけのはずの串焼きが なかなか運ばれてこない。 先に届けられたビールも残り少なくなりかけた頃、ようやく串焼きが運ばれてきた。 砂肝が1本、肝と その周りのヒモを串にした物が1本、胸肉とモモ肉を混ぜ合わせて串にした物が3本という内容だったが、肝心の味はというと たいしたことはなかった。 というよりも、肉自体は良いのだろうが、焼きが悪いのが大きなマイナス要因だ。 これだけ時間がかかったのに、運ばれてきた串焼きは全て冷めていた。 疑いたくはないが、まるで「焼き置き」していた物をウォーマーで保温しておき、頃合いをみて いかにも焼きたてを提供するのに時間がかかったような方法に していたのでは… と思わざるを得なかった。 さほど広いとは言えない、お客もいない静かな店内で、焼き鳥を焼いているような香ばしい匂いも、音もしなかったことも私が懐疑的な思いになった要因だ。 結論として、コチラをメインにしなくて良かった。 純血の軍鶏の肉が美味しいことは なんとなくわかったが、その良さを活かしきれていないコチラへの再訪は 私は無いな……。

2024/04訪問

1回

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