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2025/12訪問
1回
この店には名物のビーフカツやオムライスを求める客も多いが、 “すき焼き”こそ、実はもんの懐の深さを最も雄弁に語る料理だと気づく。 今回注文したすき焼き(8,600円)。 使用されるのは神戸牛。とろけるような脂の甘さと、赤身のしなやかな弾力の両立は、名ばかりの高級肉では決して辿りつけない領域だ。 濃厚すぎず、甘さだけにも寄らず、「肉が主役」という潔い味付け。 そして、この店ならではの魅力は、 大根おろしと卵を合わせて食べる独特のスタイル。 たまごのまろやかさに、大根おろしのさっぱりとした清涼感が重なることで、神戸牛の脂がリセットされ、何口目でも新鮮な驚きがある。 “重たくならないすき焼き”という矛盾を成立させてしまうのは、長い時間を経て磨かれた店の経験値そのものだ。 この日は名物のおばあちゃん不在だったが、 不思議と料理には不在を感じさせない安定感があった。 味も空気も歴史も、スタッフにしっかり受け継がれていることがひしひしと伝わってくる。 神戸で、 「老舗の落ち着きをまといながら、誰もが知る名物ではなく“隠れた名品”を味わいたい」。 そんな夜に、この一杯のすき焼きは驚くほどよく似合う。
2025/12訪問
1回
御影でふらりと立ち寄った「鉄板焼き しるし」。 ランチのホルモン焼きが、とにかくめちゃくちゃ美味しい。鉄板の香ばしさと脂の甘みがベストバランスで、思わずご飯が進む一品でした。 しかも今日は大将のサービスで大盛りに。 阪神電車の高架下にあるお店なのに、店内では電車音がほぼ気にならず、落ち着いて食事ができるのも嬉しいポイント。 何を食べても美味しいだろうな、と素直に思える隠れた名店。 気さくで話しやすい大将のお人柄も含めて、また来たくなるお店でした。
2025/12訪問
1回
三宮横丁の 本格江戸前鮨 ザギンでシースー さんに伺いました。 横丁内とは思えないほど本格的な仕事が施されていて、気軽さとクオリティがちょうどよく共存したお店です。 まずは 特上10貫コース(4,400円) を注文。 最初に出てきた平目は、程よい締まりと淡い旨味でスタートにぴったり。続く 熟成カンパチ は香りとコクがしっかり乗っており、熟成の良さが素直に伝わります。 金目鯛 は軽く皮目を炙ってあるのか、香ばしさと甘さが引き立って非常に上品。 しっかり味の入った 漬けマグロ も、シャリとの相性が抜群でした。 中盤の トロたく は、トロのまろやかさとたくあんのコリッとした食感が心地よくて、軽いアクセントにちょうど良い存在。 いくら は粒立ちがよく、塩気と旨味のバランスが良くて口の中でほどける感じ。 さらに、香り豊かな のどぐろ炙り が登場すると、一気にコースが華やぎます。脂の甘みが優しく広がり、かなり満足度の高い一貫でした。 締めの方で出てきた 車海老 はぷりっとした弾力が印象的で、甘味もしっかり。 そして最後の方に供された うなぎ手巻き は、温かさと香ばしさがふんわり広がる〆に最適な一本。 合わせていただいた 赤だし も濃すぎず薄すぎず、鮨の味を邪魔しないちょうど良さでした。 コース後に物足りなさを感じて、追加で 特上5貫コース(2,200円) も注文。 こちらも流れを壊さない構成で、一貫ごとにしっかり丁寧に仕事がされており、最後まで気持ちよく食べきれました。 全体を通して、“横丁価格なのに横丁クオリティではない”という印象。 気軽に入れて、しっかり美味しい鮨が楽しめる、使い勝手のいい鮨店でした。
2025/11訪問
1回
ランチタイムに初訪問。取引先の方と伺ったのですが、店に入るとすでに満員。外まで揚げ物のいい香りが流れてきていて、人気店の空気感がすぐに伝わってきました。 今回は気になっていた チキン南蛮定食(関脇・8切 1,100円) を注文。 まず驚いたのはチキンの柔らかさ。衣は軽く、噛むとしっとりとした肉の旨みが広がり、南蛮タレの甘酸っぱさが程よく絡んできます。ネットでも「チキンが驚くほど柔らかい」との声が多かったのですが、その通りで、想像以上のふんわり感。タルタルソースも手作り感があり、酸味控えめでまろやか。これがまた南蛮と相性抜群で、ご飯が自然と進みます。 量は想像よりしっかりめで、8切はかなり満腹に。口コミで“多め”と書かれていたのも納得です。ただ、重たさはなく最後まで美味しく食べられるバランスの良さがあります。 店員さんの対応も丁寧で、ランチのピーク帯でも慌ただしい感じがなく、落ち着いて食事できました。串かつが有名なお店のようですが、チキン南蛮目当てで来る価値も十分にあると思います。 人気なのも頷ける満足度の高いランチでした。また近くに来たら別メニューも試したいです。
2025/11訪問
1回
神戸メリケンパークオリエンタルホテル「ALL FLAGS」の “カニ食べ放題フェア”に行ってきました。 今回は紅ズワイガニとトゲズワイガニがボイルで登場。 カニの足だけですが、気付けば10杯以上食べてました…! 身がしっかり詰まっていて甘みも強く、補充も早いので、 カニ好きには最高すぎる環境です。 海を眺めながら無心でカニに集中できる贅沢さ。 ライブキッチンではビーフロティやタコスもあり、 特にビーフロティは香ばしくて柔らかく、 「今日はカニ!」と決めていたはずなのに、ついついおかわり。 デザートはしぼりたてモンブランやジェラートも揃い、 〆までしっかり楽しめます。 とにかくカニを心ゆくまで堪能したい日には間違いないフェア。 美味しいカニをこれでもかと味わえて、大満足でした。
2025/11訪問
1回
取引先の方と利用しました。 最初に出てきた山芋の短冊がさっぱりとしていて、とても良い口ならしに。 その後は酢もつ、牛たたき風、牛もつ鍋(みそ風味)を注文しました。 酢もつは驚くほどクセがなく、下処理の丁寧さが伝わる一品。 牛たたき風はニンニクのパンチが強烈で、思わず笑ってしまうほどインパクト大。ただ、このガツンとくる感じがクセになります。 牛もつ鍋(みそ風味)はまろやかなコクがあり、気付けばおかわりしてしまう美味しさ。ビールも自然と進みました。 どの料理も印象に残る味で、会話もお酒もついつい弾んでしまうようなお店でした。 食後はしばらくニンニクの余韻とともに過ごすことになりますが、それも含めて「また行きたい」と思わせてくれる魅力があります。
2025/11訪問
1回
祇園で取引先の方と訪問。落ち着いた雰囲気の店内で、接待や会食にもぴったりな焼肉店です。上質な肉を少量ずつ楽しめるスタイルで、一皿一皿が丁寧に盛り付けられています。 まずは定番の上タンから。厚みがしっかりありながらも柔らかく、噛むほどに旨みが広がります。続いてハラミは程よい脂と赤身のバランスが絶妙で、ジューシーなのにしつこくない。焼き加減を少しレアめにすると、肉の甘みが際立ちました。 ツラミは歯ごたえと香ばしさが魅力で、噛むたびに旨味が染み出してくるタイプ。個性のある部位ながら、クセがなく上品に仕上がっています。箸休めに頼んだソーセージも想像以上に美味しく、肉屋らしいしっかりとした肉の味が楽しめました。 締めにはユッケジャンスープと冷麺。ユッケジャンはコクと辛味のバランスがよく、具材もたっぷりで満足感あり。冷麺はさっぱりとした出汁が美味しく、焼肉の後の〆にぴったりでした。 どの料理も丁寧に作られており、店員さんの接客も穏やかで心地よい。祇園という立地ながら気取りすぎず、肉の質で勝負する良店。取引先の方にも好評で、また利用したいと思えるお店でした。
2025/10訪問
1回
ランチでテイクアウト利用。 名前に惹かれて買ってみましたが、期待以上の満足度でした。 まずお肉がとにかく柔らかい。 脂がしつこくなく、噛むたびに旨味がしっかり出てくるタイプで、冷めても美味しいのはポイント高いです。 タレは甘さ控えめで後味すっきり。ご飯との相性も抜群でした。 副菜も手抜き感がなく、全体のバランスがよくまとまっていて「ちゃんとしてる弁当」という印象。 量も程よく、お昼にちょうどいい満足感。 焼肉弁当はどこでも似たり寄ったりになりがちですが、ここは丁寧さがしっかり味に出ています。 またリピートしたいお弁当でした。
2025/10訪問
1回
取引先の方と訪問。 比内地鶏・名古屋コーチン・黒王の三大地鶏を一度に堪能できる、贅沢な焼き鳥店。 比内地鶏はしっかりとした弾力と深みのある旨み、名古屋コーチンは濃厚なコクと脂の甘み、黒王は柔らかくジューシーで香ばしさが際立つ味わい。 それぞれの地鶏の特徴が丁寧な火入れで最大限に引き出されており、一本ごとに感動がありました。 この日はコースで、但馬鴨のお椀から始まり、地鶏焼き鳥10本、箸休め、季節の白和え、茶碗蒸し、〆のラーメン、そして抹茶まで。 紀州備長炭や淡路島の塩など、細部までこだわり抜かれた素材が、料理の完成度をさらに高めています。 取引先の方も「焼き鳥ってこんなにも美味しいんだ」と喜ばれており、上質な食材と職人の技に改めて驚かされるひとときでした。 落ち着いた雰囲気の中で、丁寧に仕立てられた料理を味わえる特別な時間でした。
2025/10訪問
1回
煉屋菓子舗さんを訪問。お目当ては「おばこ餅」だったのですが、残念ながら売り切れ。それでもせっかくなので別の商品を試してみようと、「煉屋ミニバナナ」と「チョコバナナ最中」を購入しました。 まず「煉屋ミニバナナ」。2013年の第26回全国菓子大博覧会・広島で厚生労働大臣賞を受賞したという、由緒あるお菓子です。小さなバナナ型の最中の中に、白あんをベースにしたバナナ風味の餡が詰まっており、見た目も味もとても上品。白あんの優しい甘さの中に、ふわっと広がるバナナの香りが絶妙で、ひと口食べた瞬間に「これは名品だ」と感じました。最中の皮もサクッと香ばしく、餡とのバランスが抜群。お茶にもコーヒーにもよく合います。 もう一つの「チョコバナナ最中」は、縁日でおなじみのチョコバナナをイメージしたユニークな一品。外側の最中の香ばしさと、中のバナナ風味あんにチョコのコクが加わり、和菓子なのにどこか洋菓子のような楽しさがあります。見た目も可愛らしく、手土産にもぴったり。 今回は偶然の出会いでしたが、「煉屋ミニバナナ」は間違いなくまた買いたい一品。次に訪れるときは、おばこ餅と合わせてぜひ味わいたいと思います。
2025/10訪問
1回
出張で秋田を訪れ、ランチに利用しました。せっかくの機会だったので、名物のきりたんぽ鍋を食べたいと思い入店。店員さんにおすすめを尋ねると、「秋田名物はきりたんぽ鍋、当店の自慢は比内地鶏の親子丼」とのこと。迷わず両方味わえる「きりたんぽ鍋セット(ミニ親子丼+ミニきりたんぽ鍋)」を注文しました。お値段は2,400円。 まず比内地鶏の親子丼。しっかりとした歯応えの鶏肉に、噛むほどにあふれる旨味。とろりとした卵との一体感が素晴らしく、濃すぎず上品な味付けでお米の美味しさも際立ちます。食べ進めるたびに「これが本場の比内地鶏か」と納得できる満足感。 続いてミニきりたんぽ鍋。こちらも期待通りの味。出汁を吸いながらも崩れないきりたんぽは、お米本来の甘みと香りが感じられ、噛むたびに旨味が広がります。玉紐、ネギ、鶏肉、白滝など具材も豊富で、あっさりしながらコクのある出汁が体に染み渡るようでした。 さらに帰り際、持ち帰り用の「炊き込みご飯」(1,500円)も購入。店頭で見た瞬間に惹かれ、つい追加で買ってしまいました。比内地鶏の旨味をぎゅっと閉じ込めた贅沢な一品とのことで、食べるのが今からとても楽しみです。 親子丼もきりたんぽ鍋も、そしてお土産まで、秋田の味をしっかり堪能できる素敵なお店でした。出張や観光で秋田を訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてほしい名店です。
2025/10訪問
1回
兵庫区石井町にある「わ河馬」さんでランチ利用。13時半ごろに入店した時はお客さんが2組ほどでしたが、食べているうちにすぐ満席に。地元でも人気のラーメン店のようです。 注文したのは「濃厚鶏白湯チャーシュー(1,100円)」と「チャーマヨ丼(300円)」。鶏白湯スープはとろみがあり、まろやかでコク深い味わい。鶏の旨味がしっかりと感じられつつも、後味は重くなくスッと引いていくバランスの良さがあります。チャーシューは厚みがあり、口の中でほろっと崩れる柔らかさ。 チャーマヨ丼は香ばしいチャーシューにマヨネーズのコクが加わり、濃厚ながらも箸が止まらない美味しさ。セットで頼むと満足感が一気に上がります。 カウンター中心の落ち着いた店内で、1人でも入りやすい雰囲気。丁寧に仕上げられた鶏白湯を楽しめる、兵庫区の隠れた名店です。
2025/10訪問
1回
出張先の取引先の方に勧められて「ららららーめん ゆめ咲店」へ。地元で人気のラーメン店とのことで、名物の“潤黒ラーメン”をチャーハンセットでいただきました。 黒いスープが印象的で、見た目のインパクトに驚かされますが、味わいは意外にもまろやか。焦がしニンニクの香ばしさと、醤油ベースのコクが絶妙にマッチしていて、一口目から深みのある旨味が広がります。重たすぎず、後味にほんのりと甘みも感じられるバランスの良い一杯。麺は中細のストレートで、スープをしっかり絡めながらも食感がしっかりしていて飽きません。チャーシューも柔らかく、香ばしさのあるスープと相性抜群。 セットのチャーハンは、しっとり系でラーメンとの相性が抜群。強めの火力で炒めた香りと、ほんのり甘い卵のコクが感じられ、スープを飲みながら交互に食べると止まらなくなります。ボリュームも十分で、ランチにも夜にも満足度の高い内容でした。 店内は明るくて清潔感があり、スタッフの対応も丁寧。地元の方や家族連れの利用も多く、どこか温かい雰囲気のあるお店です。黒いスープのラーメンは見た目以上に上品で、クセになる味わい。出張先でこういう一杯に出会えるのは嬉しいですね。次は別の限定ラーメンにも挑戦してみたいと思いました。
2025/10訪問
1回
出張で佐賀に来た際、取引先の方に連れて行ってもらった「炭火焼肉 牛牛(ぎゅうぎゅう)」。佐賀駅から少し離れた場所にありますが、地元の方に人気というのも納得の味と雰囲気でした。 まず最初に頼んだのはネギ塩タン。厚みがありながらも歯切れが良く、塩加減も絶妙。炭火の香ばしさとネギの香りが一体になって、最初から食欲をぐっと引き上げてくれます。続いてハラミ。脂と赤身のバランスが非常によく、噛むほどに旨味が広がるタイプ。個人的にはこの日のベストでした。 少し珍しいイノシシの焼肉もいただきましたが、想像以上にクセがなく、肉質もしっかり。脂の甘みが心地よく、焼き方次第で牛肉とはまた違う楽しみ方ができます。ツラミも薄切りで提供され、噛み応えと旨味の両立が見事。焼きすぎず軽く炙るのがポイントのようです。 シメにはビビンバと梅冷麺を注文。ビビンバは具材のバランスが良く、香ばしいおこげが最高。梅冷麺はさっぱりとした酸味で、焼肉のあとにぴったりでした。 全体的に素材の良さと炭火焼きの香りが際立つお店で、どの料理も丁寧に仕上げられています。取引先との会食にも向いており、雰囲気も落ち着いていて居心地が良い。佐賀出張の際にはぜひまた立ち寄りたいと思える焼肉店でした。
2025/10訪問
1回
博多出張の夜、地元の方に勧められて「宝祥」さんへ。カウンター越しに職人さんが黙々と魚を捌く姿を眺めながら、旬の魚と丁寧な一品料理をゆっくり堪能しました。店内は落ち着いた雰囲気で、常連さんが多い印象。料理の提供もスムーズで、どの品も一切の妥協を感じさせません。 最初にいただいたのは自家製らっきょ漬け(550円)。これが驚くほど美味しく、甘みと酸味のバランスが絶妙。よくある市販のらっきょとは全く別物で、優しい味わいが口の中をリセットしてくれます。続いて出汁巻玉子(660円)。ふんわりと焼き上げられており、出汁がしっかり効いた上品な味。中からじゅわっと出汁があふれ、思わず日本酒を合わせたくなる一品でした。 魚料理はどれも新鮮そのもの。あじの活造り(1,600〜1,700円)は透き通るような身の輝きで、歯ごたえがしっかり。噛むほどに旨味が広がり、まさに活きの良さを実感できる味わいです。さらに圧巻だったのが皮ハギの活造り。100gあたり1,600円、この日は420g分で登場。淡白な白身に肝を絡めて食べると、まろやかさとコクが一体となって絶品。肝の鮮度が良く、臭みは皆無。魚の旨味を引き立てる名脇役です。 温かい料理も手抜きなし。いかしゅうまいはふわっと軽い口当たりで、イカの甘みが際立つ優しい味。蒸し立ての香りが広がり、これも間違いなく名物級。締めに頼んだごま鯖も、博多に来たなら外せない定番。新鮮な鯖にごまダレがよく絡み、脂の旨味をしっかり感じられました。 どの料理も素材の良さを最大限に生かしており、派手さはないものの、丁寧な仕事と味わい深さが心に残ります。観光客だけでなく、地元の方に長く愛されている理由がよく分かりました。出張の夜にふらっと立ち寄るには少し贅沢ですが、鮮度と満足感を考えれば納得の価格。次回はぜひカウンターでゆっくり日本酒を合わせながら、季節の魚を味わいたいと思います。
2025/10訪問
1回
出張で知り合いにおすすめされ、麺や兼虎 天神本店に15時から訪問。平日のこの時間でも20分ほど並びましたが、並ぶ価値のあるお店です。注文したのは味玉濃厚つけ麺(1,350円)の小盛りで、小盛りにするとトッピングとして小ライスが無料で付いてきました。 スープは豚骨、鶏ガラ、野菜、魚介類など大量の材料を長時間煮出して作られており、濃厚ながらも後味はすっきり。辛さは普通にしましたが、結構しっかりとした辛さで、ピリッとした刺激がクセになります。麺はもちもちの太麺で、濃厚スープとよく絡み、食べ応え十分。チャーシューも柔らかくジューシーで、スープや麺と一緒に口に入れると絶妙なバランスです。 小ライスと一緒にスープに絡めながら食べると、さらに満足感がアップ。味玉は程よい半熟具合で、濃厚スープとの相性も抜群でした。つけ麺としての完成度は高く、辛さや旨味のバランスもよく、出張の合間でもぜひ立ち寄りたい一杯です。
2025/10訪問
1回
北野坂の静かな通り沿いに佇む「双」。扉を開けた瞬間から、空気が少し張り詰めるような特別感。カウンター8席のみの洗練された空間で、店主の丁寧な所作と穏やかな会話の間合いが心地よい。 この日は秋の味覚を中心としたおまかせコース。お造りでは函館のマグロの大トロから始まり、トラフグ、コハダ、甘エビ、ハマチなど旬の魚介が続きます。脂の乗り方や包丁の入れ方がそれぞれ異なり、どれも素材の持ち味が最大限に引き出されていました。 焼き物の太刀魚は皮目がパリッと香ばしく、身はふっくら。絶妙な火入れに思わず唸る一品。途中の「柿とマスカットの箸休め」は、柔らかな甘みと爽やかな酸味が見事で、口の中をリセットしてくれる存在。 コースのハイライトのひとつ、土瓶蒸しは圧巻。土瓶に松茸や海老、銀杏などが入れられ、熱いお湯を注ぐと立ち上る香りに包まれます。上から柑橘をひと絞りして、お猪口に注ぎ一口。秋の香りと旨味が広がり、五感で季節を感じられる一品でした。 全体を通して、派手さよりも「静かな凛とした美しさ」が光る構成。旬の素材を最も引き立てる調理で、余韻の長い一夜となりました。季節ごとに表情を変えるであろうこの店の世界観を、また味わいに訪れたいと思います。
2025/10訪問
1回
北浜にある「五感 北浜本館」へ、取引先の方とランチで伺いました。レトロな洋館風の店構えが目を引き、外観からすでに上品な雰囲気。中に入ると「カフェ」ではなく「サロン」と呼ばれる空間が広がり、落ち着いたクラシカルな空気感がとても印象的でした。 この日は「季節野菜のキッシュとパンのセット」(1650円)を注文。旬の野菜がぎっしり詰まったキッシュは外側がサクッと香ばしく、中はふんわりとした食感で、野菜の甘みがしっかりと感じられます。パンはクロワッサンかブリオッシュから選べるスタイルで、今回は香ばしいクロワッサンをチョイス。バターの風味が豊かで、そのままでも十分楽しめました(オリーブオイルの提供はありません)。 スタッフの方の応対も丁寧で、程よい距離感。取引先の方にもゆっくりと過ごしていただけ、商談を兼ねたランチとしても安心感があります。クラシカルな建物、サロンと呼ばれる上質な空間、そして手を抜かない料理。やはり「五感 北浜本館」は北浜らしい特別感を味わえる一軒だと感じました。
2025/09訪問
1回
オープン直後にもかかわらず、駐車場にはすでに3組待ち。 その時点で “当たりだな” と確信。 店構えは年季が入りつつも、古さが味として溶け込んでいて、 入り口に飾られたクリスマスツリーがその空気にそっと灯りを足している。 この“懐かしさ+季節感”の掛け合わせが、まず心を温めてくれる。 頼んだのは ステーキ&ハンバーグ(1705円)。 ステーキは想像以上に柔らかく、噛むごとに肉の旨みがじゅわっと広がる。 派手な演出はないのに、肉そのものの力で素直に「うまい」と言わせるタイプ。 対してハンバーグはややしっかりめの食感で、 “柔らかさ至上主義”とは異なる、肉そのものを感じる作り。 この店のクラシックな空気にはむしろよく合っている。 総じて── 最新の店ではないけれど、ここにしか出せない温度と旨さがある。 価格、雰囲気、味、そのすべてが“昭和の良心”としてほどよくまとまった一軒。 姫路で気取らず肉を楽しみたい時、 またふらりと立ち寄りたくなるお店でした。