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昼の点数:4.4
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.4
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|サービス 4.4
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|雰囲気 4.4
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|CP 4.4
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.4
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| サービス4.4
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| 雰囲気4.4
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| CP4.4
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| 酒・ドリンク- ]
ラーメン二郎 三田本店 ( テレス 10 )
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ぶたラーメン (小)。大量のぶた肉がヤサイの下で伏兵してます
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二郎総本山
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2014/05/03 更新
天下一品と並んで絶大な人気を誇るラーメン二郎。
ラーメン二郎の場合は、より熱狂的というか、
私のように行ったことの無い者にとっては、宗教団体のようです。
長時間の行列という苦行に耐え、儀式の呪文を詠唱し、
食後にはドンブリをカウンターに乗せ、テーブルをふきんで拭く。
その他にも、タブーが多数存在し、教団の信者でない者は、
たやすくタブーに抵触し、どんな目に あわされるか分からない恐怖。
しかし、信者達の熱く語る二郎に、恐怖以上に興味がわきます。
彼らを駆り立てるものは一体何なのか?見に行ってみたい。
そして、どうせ行くなら、いきなり総本山に行って、その信仰の現場を、この目に焼き付けたい。
と、言う訳で、やって来ました、ラーメン二郎 三田本店。
一応、各種のタブー、呪文の詠唱等をインターネットで事前に学習し、リハーサルも万全です。
店の前には既に行列が出来ています。皆、無言で待っています。
私など待っているだけで緊張してきました。
さあ、信者を装って うやうやしく入店いたしましょう。
とてもシンプルなメニューの自動券売機で、ぶたラーメン (小) を購入。
麺だけなら1000グラムを余裕を持って食べられる私ですが、
ぶたラーメン (大) を注文して、油が凄過ぎとか、
味が濃すぎで残してしまった場合、どんな目に あわされ ( 以下略 )。
今日は総帥様は、いらっしゃらないようです。3人のお弟子さんが お店をやっています。
買った食券をお弟子さんに見せ、またしばらく待ちます。
さあ、席が空きました。出来れば出入り口近くの、すぐ逃走できる席が良かったのですが、
奥めの席になってしまいました。しかも通路が狭い。
これでは、タブーに抵触した場合、逃走経路をふさがれて、どんな目に あわされ ( 以下略 )。
次は二郎で一番重要な儀式、呪文の詠唱です。
にんにく入りの方が うまいのは分かっていますが、味を確かめるためと、帰りが電車のため、
今回はにんにく抜き、あとは普通で詠唱します。
その注文を呪文にすると 「 そのまま 」 。
迂闊に 「 にんにく無し 」 などと詠唱すると、
にんにく無しを、にんにくマシに受け取られて、にんにく山盛りがやって来ます。
帰りの電車で、ほかの乗客に どんな目に あわされ ( 以下略 )。
いつコールされるのか分からないので、お弟子さんの挙動をギンギンにガン見します。
さあロットのコールが始まりました。私の前の人も緊張気味で呪文を詠唱します。
次は私の番です。あぁ、緊張が最高潮に達します。
さあ!詠唱です!
お弟子さん 「 にんにく入れますか?」
私 「 そのまま! そのまま! 」
!!。 緊張のあまり、競馬の呪文に なってしまいました!!
しかも、少し声が裏返ってます!! どんな目に あわされ ( 以下略 )!!
しかし、お弟子さんは何事も無かったように、ラーメンにトッピングをしてテーブルに置きます。
お弟子さんは競馬の呪文に気づかなかったようです。
この教団はギャンブル禁止なのかも知れません。
やって来た ぶたラーメン (小) を見ると、巨大な肉と大量のヤサイ、ビジュアルもインパクトが強烈です。
スープの上面に10ミリぐらいの液状脂の層が有るかも知れないと危惧していましたが、
そんな事はありませんでした。 9ミリぐらいです。
レンゲがないため口をドンブリに近づけて、スープをすすります。
強烈に濃厚なスープ、そして、かなり強い塩分と大量の脂。
ふむふむ、レンゲが無いのはスープをそのまま飲ませないためか、
このスープは麺に付いてちょうど良い濃さになる。
飲むにしても野菜の水分が出て濃度が下がった後に飲む、それでも濃いだろうが。
麺に対するスープの濃さのベストマッチを ( X ) とした時、
普通のラーメンはスープをすべて飲み干す事を前提として作られるため、
どうしても ( X ) より薄くなる。
天下一品は、麺を細め、やわらかめにする事によって、複数の麺が絡み合い、
その間に粘度の高い、こってりスープが大量に絡む事によって、この ( X ) を実現する。
全て、考えに考え抜かれた、技のラーメン。
しかし、この二郎のラーメンは、 ( X ) そのものをドンブリに入れてしまった。力で一点突破。
う~む、「 技の天一、力の二郎 」
しかも、二郎のこの力は暴力に近い、それも原始の暴力に。
巨大な肉、ダシ、塩分、そして脂。
これらは、現代でこそ、たやすく手に入るが、人類発生以来なかなか手に入らず、
我々の体はこれらを うまいと感じるように出来ている、原始の欲求。
しかし、今これらは過剰摂取することで健康被害を引き起こし敬遠されている。
日常生活で これらを過剰に食べていては、世間から非難されるだろう。
しかし、ラーメン二郎に来れば同じ信仰を持つ者同士、気兼ねなく これらを過剰に食べることが出来る。
一度この、原始の欲求を満たしてしまった者は、また必ず ここにやって来る、
世間がヘルシーに なれば なるほど。
なるほど、これが、この教団の秘密か・・・。
麺、巨大ぶた肉、ヤサイ、スープも完食。 ごちそう様でした。 どうやら私も信者になってしまったようです。
「 アナタハ~ 二郎 ヲ 信 ジマスカァ~?」