紅茶に浸したマドレーヌさんが投稿したバー・バーンズ(愛知/伏見)の口コミ詳細

紅茶に浸したマドレーヌのレストランガイド

メッセージを送る

この口コミは、紅茶に浸したマドレーヌさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

バー・バーンズ伏見、栄(名古屋)、大須観音/バー

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.7
1回目

2016/12 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

本物よりも本物らしく 第6弾...「BAR BARNS」、やはりここは名古屋に来たら必ず訪れたいオーセンティック・バーである


2016年12月18日(日)19:00。6ヶ月ぶりに「BAR BARNS」さんを訪問する。やはりここは何度訪問しても素晴らしい大人のひとときを提供してくれるバーである。今回はわりと大人数(6名)での訪問となった。最初はボックス席へのご案内であったが、時間が更けてお客さんが数少なくなると、カウンター席にご案内していただける。本日いただいたのは、甘王を使ったいちごのカクテル、栗のカクテル、ラフランスのカクテル...それに、ザチェス「キング・ブラック」スペイサイドシングルモルト[1973 43年のハーフ]。

今回の名古屋遠征は、新幹線が不発弾移送で止まったりとかく予想外のトラブルに見舞われた遠征となったが、やはり最後、この最高のオーセンティック・バーで過ごすと慌ただしく過ごした1日の疲労が洗い流されるようだ...

。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。

2016年8月12日(金)記す

『本物よりも本物らしく 第5弾...「BAR BARNS」、カクテルというキャンバスの上で舞う魔術師!やっぱりここは何度来ても素晴らしい日本屈指のバーである』

2016年8月12日(金)18:00。2年ぶりに「BAR BARNS」さんを訪問する。2年のブランクが空いてしまった間に、お店の様子もぐっと変わっていた。まず、喫煙のカウンター席の部屋と禁煙のカウンター席の部屋が2つに分割されている。昔を知っているものだから思わず、奥の喫煙の方の部屋に入ってしまう。

バーテンダーさんに禁煙の部屋の方にご案内していただくが、よく見ると喫煙と禁煙の部屋の間にゲストルームが新しく設置されている。(後にオーナーの平井さんから、1年前にこの形にリニューアルしましたとご説明いただく)

今日の組立はもう決まっている。まずは、飲み口のすっきりした、フルーティなカクテルでスタートして、最後は濃厚系のカクテルでシメたい...で、中の組み立ては、フルーツカクテルの爽やかな感じから一転して、アイラモルトのスモーキーなピート臭をじっくり愉しむことにする...アテには、最初に燻製系のおつまみを出していただいて、それから生チョコでアイラモルトを愉しむという組立にしてみたい。アイラモルトの最後を飾るのは何といってもブラックアダー、スモーキングアイラ。そしてシメの濃厚系カクテルには、夏に「BAR BARNS」さんに行ったなら欠かせない、宮崎県産"太陽のたまご"、マンゴーのカクテルを持ってくるのが正しいやり方だろう。

この今日の気分をバーテンダーさんにお伝えすると、受け止めるような静かな優しい微笑みをそっと浮かべられる...そして「BAR BARNS」さんでは、この微笑みこそが、承知致しましたという囁くような回答なのである...

1.ウォッカベースのシークワーサーのカクテル
甘酸っぱけど酸味があって、さらに後からくるほんのりとした苦い皮の味わいがシークワーサーの特徴だ。夏に味わうべき逸品である。

ここで、突き出しが饗される。なんと、多田昌豊(ただまさとよ)さんのパルマの生ハム。この生ハムを無言でをさらりと出されるあたりが、「BAR BARNS」さんの実力の程を示している。多田さんのパルマハムなんてそうそう卸してもらえないのに...凄すぎる!

2.ウォッカベースのスイカのカクテル
スイカそのものの存在感がドンときて、ずうっと余韻が残り続ける。スイカの最も甘い部分を濃縮し、スイカの存在感を目一杯表現している。ため息がでるほどの逸品である。

3.山梨県笛吹の巨峰のカクテル
こちらもぶどうの香りが凄い。甘酸っぱい味わいに夏の涼味を感じる。さて、ここからアイラモルトに入っていく。

4.戦国武将ご当地ボトルウイスキー:真田幸村編(カリラ)
まず一品目は、名古屋のウイスキー愛好家で、スコットランドの蒸留所紀行の著作がある佐々木シュウジさんが企画した戦国武将ご当地ボトルウイスキー。ボトルのエチケットには、今年何かと話題の真田幸村の勇猛果敢な姿が描かれている。ボトルの中は、アイラモルトのカリラ。スモークのむこうからカリラ特有のフルーティーな味わいを感じ取ることができる。

ここで、枝豆、オリーブ、お肉の燻製が饗される。

5.MALTBARN(カリラ)
2品目もカリラ。MALTBARN(モルトバーン)とはドイツの小さなボトラーとのこと。MALTBARNというブランド名は、オーナー自身が所有する農場から由来しており、エチケットはすべてその農場で撮影されたものだそうだ。味わいは、甘くパワフル、そしていうまでもなくピーティでソルティ。

ここで生チョコを出していただく。ボール状のチョコレートには、りんごのブランデー、シャトードブルイユ フィーヌカルバドスが入っている。また、いままでの生チョコ2種の組み合わせに加え、削ったビターチョコレートが添えられている。

6.ブラックアダー、スモーキングアイラ
わたしは、このアイラモルトにすっかり首ったけ状態である。でも、もはや生産中止になっており入手困難なお酒である。ハーフでストレートでいただくが、一口含むと、期待を裏切らずやってくるベリー・スモーキー、ベリー・ピーティな香り。フェノール、海藻のニュアンス、潮のような塩気がさらに感じ取れる。それに併せてその向こうにべっこう飴のようなまったりとした甘味に味の深い奥行が感じ取れる。

7.宮崎県産"太陽のたまご"、マンゴーのカクテル
1回目に「BAR BARNS」さんにお伺いしたときは、この逸品に完膚なきまでにやられたのが記憶に残っている。いや素晴らしい。豊かな南国の太陽の陽光が、カクテルのキャンバス上にチューブから絞り出された絵の具のように艶(つや)やかに照り輝いている。

やはりこのバーは日本屈指のバーである。名古屋まで来たなら絶対に立ち寄りたいお店である。

...本当はもう一品、愛知県産のいちじくのカクテルをいただいた。これも素晴らしい出来栄えだったのだけれど、お店側からアンオフィシャルにしてくださいとのお願いがあった一品なので、写真はもちろん、飲み方も含め、ここでは一切触れないことにする。

最後、お会計を済ませるオーナーの平井さんが表まで送ってくださる。今年の12月に、今度は大人数で再訪させていただきますと告げると愉しみにお待ちしていますとニッコリと微笑まれる...闇に包まれているとはいえ、伏見の街はいまだ真夏のほとぼりが冷めやらぬようだ。

。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。

2014年3月31日(日)記す

『本物よりも本物らしく...「BAR BARNS」、カクテルというキャンバスの上に、果物から果ては和菓子まで表現してしまうその技量は、ほとんど魔術師の域に達していると言っても過言ではない』

「BAR BARNS」は、お酒のメニューというものが存在しないバーである。その日の気分で、飲みたいお酒の組み立てを伝えると、バーテンさんが食材とお酒をチョイスして商品に仕立ててくれるという注文スタイルのお店だ。

たとえば、こういう感じだ...今日はまず、飲み口のすっきりした、フルーティなカクテルでスタートして、最後は濃厚系のカクテルでシメてみたい気分です...で、中の組み立ては、フルーツカクテルの爽やかな感じから一転して、アイラモルトのスモーキーなピート臭をビターチョコで愉しみたいです。今日はブルイックラディのポートシャーロットを中心に据えて、脇をボウモアとラフロイグで固める感じでいきたいですね...と、まぁこんな具合なのだけれど、別にこれが正解といった組み立てなどはなく、気取らずにそのときの気分をいくぶん無責任に述べたてればよいだけだ。

もし、いただく順番などに気になる個所があれば、バーテンダーさんがあたりのよい口調で微修正してくれるから、こちらは至って野放図に構えて椅子に深々と身を沈めつつ、楽天的にオーダを並べ立てればそれでよろしい。お酒の組み立てが確定すると、さっそくバーテンダーさんが、注文の枠組みに沿って、お奨めの食材とお酒をチョイスして、一品一品を仕立てあげてくれる、という流れになる。

基本はこんなスタイルなのだけれど、もちろん、枠組みについて特段のアイデアを持っていない場合は、バーテンさんお奨めの組み立てでお願いしますと、すべてカウンターの向こう側に振ってしまうのも充分パターンとしてはアリである。

2014年3月31日(日)20:00、「炭火焼肉 たけのうち」さんでの夕食の後、本日のシメをこの中部No.1バー「BAR BARNS」さんで迎えることにする。「BAR BARNS」さんについては、食べログへの寄稿は初めてなのだけれど、お店には、実はこれが4回目の訪問である。2013年の夏と秋に1度ずつ、2014年の春に1度お伺いしている。夏には、有名な太陽のたまご(宮崎県産マンゴー)のカクテルを、秋には紫芋のカクテルをいただき、この春には、静岡県産トマトをいただいたのを思い出す。

静岡産トマトのカクテル(ウォッカベース)は、新鮮なトマトをまるごといただいている感覚になったし、ぽんかんのカクテル(ウォッカベース)は、鼻に近づけただけで、ふうわりとポンカンの香りが漂って、ことのほか幸せな気分になったのを思い出す。

カウンターに着座して、にこやかに微笑む、「BAR BARNS」オーナーバーテンダー平井徹さんを前に、今日もやはりフルーツ系のカクテルからいってみる。

1.福岡産あまおうを使った苺のカクテル、ラムベース
福岡産あまおうが豪快にカクテルグラスに盛り付けられている。「あかい・まるい・おおきい・うまい」の最初の1字をとって、命名されたこの苺、まず、色彩が見事な鮮赤色でかなり大粒な一品だ。カクテルを一口いただいてみると、甘さと酸味がバランスがとれた苺であることが手に取るように伝わってくる。

2.デコポンを使ったカクテル、ジンベース
まず、ジンのフレーバーが鼻先に漂う。それから、デコポンの甘みが口中を満たし、そのまま、ずうっと豊かな柑橘系の香りが鼻腔のあたりに漂っている。平井さんにそうお伝えすると、今度は、お試しに...ということで、ウォッカベースで作られたデコポンのカクテルを出していただき、味比べをさせていただいた!今度はとたんに、ウォッカ特有の透明感のある香りと味が、ジンフレーバーにとって変わる。

3.小田原産のキウイを使ったカクテル、ウォッカとシロップを使って
キウイフルーツの甘味と爽やかな酸味が一気に鼻腔を通り抜ける。一口いただくと、まさにキウイそのものだ。熟し加減が最高潮に達した酸味と甘味のバランスがとれたキウイを使用していることが伝わってくる。これにウォッカの香りとシロップの甘さが口中に彩を添える。

4.宮崎産キンカンを使ったカクテル
その容姿からして、太陽の恵みをたっぷりと受けて育ったキンカンであることが推測できる。一口含むと、濃厚な柑橘系の香りがドンときて、ほどなく程よい酸味と皮の苦みとがあとから追いかけてくる。

5.桃薫いちご 軽井沢貴婦人
ふと、平井さんに、「BAR BARNS」さんでは、カクテルをキャンバスにして、果物の香りや旨みを再現することをコンセプトになさっているんですね、と感想を述べてみる。とたんに、平井さん深く頷き、「本物よりも、本物らしく...これをモットーにやらせていただいています」との一言。名言である。

フルーツの話になったついでに、福岡産あまおうとはまた、全く異なるタイプの苺が入っているんです、と一粒の苺をだしていただく。まずこの苺、赤くない。色合いはサーモンピンクといったところであろうか。さらに、1片をとって鼻のあたりに近づけると、ふわりと桃のような香りがする。一口食してみるけれども、さきほどの福岡産あまおうのような甘みと酸味の天真爛漫な語りかけはない。楚々として、果肉はみずみずしく、高い密度を思わせる繊細な歯ざわりが素晴らしい。

これは、なんですか?とお伺いすると、平井さんすかさず、1つ箱を取り出し、この苺が、桃薫いちご 軽井沢貴婦人であることを教えてくれる。外人の女優さんみたいでなく、日本画の美人のような恬淡な美しさがある苺ですね、というと、ああ、的確な表現だと思います、とはからずもお褒めに預かり恐縮だ。

6.ブラックアダー、スモーキングアイラ
わたしは、どうしてもこれがやめられない。人によっては苦手とする人もあるかもしないけれど、わたしは、このアイラモルトにすっかり首ったけ状態である。ハーフでストレートでいただくが、一口含むと、もちろん、ベリー・スモーキー、そしてベリー・ピーティ。フェノール、海藻のニュアンス、潮のような塩気を感じる。しかしでも、それに併せて不思議にべっこう飴のようなまったりとした甘味も感じるのだ。

7.自家製チョコレート
リンゴのブランデー(シャトーブルイユ)を練りこんだ生チョコに、レーズンを貴腐ワインで漬け込んで、それをチョコでコーティングした粒チョコ。これと、スモーキングアイラとの相性は抜群だ。

8.桜餅のカクテル
最後に、平井さんお薦めの桜餅のカクテルをオーダーする。八海山、リキュール、甘酒を使ったカクテル。グラスの縁には、桜の花の塩と葉の塩があしらってある。桜餅の桜の葉っぱの香りが素晴らしい。この一品にも「本物よりも、本物らしく」の精神が間違いなく息づいている逸品である。まるでそれは、桜餅そのものなのだ!果物のみならず、お菓子までもカクテルで表現してしまうあたり、「BAR BARNS」さんの技量は、ほとんど魔術師の域に達していると言っても過言ではなかろう。

2014年3月31日(日)の優雅な夜が更けていく。美味しい夕食を後輩と共にし、そのあとは中部屈指のオーセンティックバーでゆったりと過ごす。年度を締めくくるにふさわしい、優雅な1日であった。

  • 禁煙のカウンター席の部屋

  • 禁煙のカウンター席の部屋

  • 宮崎県産"太陽のたまご"、マンゴーのカクテル

  • ウォッカベースのスイカのカクテル

  • 山梨県笛吹の巨峰のカクテル

  • アイラモルトのボトルを並べて...

  • BAR BARNS

  • ウォッカベースのシークワーサーのカクテル

  • 多田昌豊(ただまさとよ)さんのパルマの生ハム

  • ウォッカベースのスイカのカクテル

  • 山梨県笛吹の巨峰のカクテル

  • 枝豆、オリーブ、お肉の燻製

  • 戦国武将ご当地ボトルウイスキー:真田幸村編(カリラ)

  • MALTBARN(カリラ)

  • 生チョコ3種

  • りんごのブランデー、シャトードブルイユ フィーヌカルバドス

  • ブラックアダー、スモーキングアイラ

  • アイラモルトのボトルを並べて...

  • 宮崎県産"太陽のたまご"、マンゴーのカクテル

  • BAR BARNS

  • 小田原産のキウイを使ったカクテル、ウォッカとシロップを使って

  • 静岡県産トマトまるごとカクテル

  • ブラックアダー、スモーキングアイラ

  • ぽんかんのカクテル(ウォッカベース)

  • リンゴのブランデー(シャトーブルイユ)を練りこんだ生チョコに、レーズンを貴腐ワインで漬け込んで、それをチョコでコーティングした粒チョコ

  • 福岡産あまおうを使った苺のカクテル、ラムベース

  • デコポンを使ったカクテル、ジンベース

  • 桃薫いちご 軽井沢貴婦人...日本画の美人のような恬淡な美しさ

  • 桃薫いちご 軽井沢貴婦人...日本画の美人のような恬淡な美しさ

  • ブラックアダー、スモーキングアイラ

  • チーズ

  • 桜餅のカクテル(春)

  • ブラックアダープロダクト

  • ブラックアダー、スモーキングアイラ

  • 宮崎産キンカンを使ったカクテル(春)

  • キューピットの飾り付け

  • 2羽のドルフィンの飾り付け

  • ブラックアダー社 スモーキング・アイラ

  • カウンター

  • 内観

  • 入口

  • 看板

2016/12/24 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ