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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク- ]
『鈴や』…十割蕎麦。
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2015/07/07 更新
【訪問日時】7月5日(日)14時頃
川越駅の西口からロータリーへ出てメインの広いバス通りを真っ直ぐ16号線を超えて、
市立川越高校の校舎が見えたら寸前の交差点を左折してすぐにお店がある。
到着までさすがに20分ほど歩くと周りは住宅エリアの風景で、目立たず、隠れ家的な佇まい。
店内は狭く、テーブル席と奥に座敷があった。ほぼ満席で当初相席をお願いされてしまい致し方なく
座敷に通されたが、ほどなくテーブル席のファミリーが終えて出ていくと、すぐさまテーブル席へどうぞと声を掛けられた。
おしながきを眺めて季節の旬の野菜を使った創作蕎麦メニューに惹かれていたが、ここは初来店。
まず最初は「十割蕎麦」1000円をお願いした。
テーブルにさりげなく置いてあった蕎麦専門雑誌に付箋が貼りついていて
そのページを捲ってみると、紹介スペースにこのお店の情報が載っていた。
なるほど"自家栽培"ということは畑作りから蕎麦を栽培し、実を取り、臼で挽く蕎麦粉まですべて自己流という。
つまりここの蕎麦職人の蕎麦への念願叶った想いのままがすべて表現されているはずで、言うなれば
ご主人のこだわり、蕎麦に対する"心意気"を味わうという状況が待っているわけだ。
目の前に出された蕎麦はよく見ると薄っすら透明感のある白い細切りで適量の盛り付けで
箸でちょいとひと口摘まんで口の中で噛んだその弾力も最適で蕎麦そのものの甘さは十分に感じられる。
そして大根おろしと薬味がある。
私は、こんな時はそばちょこに注ぐつゆを3回に分けた食べ方をしている。
1.つゆのみで蕎麦を食べる。
2,つゆに大根おろしを入れて食べる。
3,つゆに薬味を入れて食べる。
2と3の順番は当然ながらフィニッシュのそば湯を堪能するためであって、私はそば湯は大好きで
いつも食後の珈琲を楽しみようにそば湯に時間をかけて楽しんでいる。
つまり3の山葵とそば湯の相性が抜群に良いからだ。
まず1杯目は蕎麦につゆをほんの少し浸けてつるっと口の中へ。蕎麦のこの蕎麦しかないような濃厚な甘味が広がり
終いのつゆの少々の辛みが後からこれまた蕎麦の美味さを充分に引き立てる。
2杯目はそばちょこに大根おろしをすべて入れて、浸けた蕎麦に大根おろしがまとわりつくようにすばやく
口の中へ、ズオロっと濁った音が響く。大根おろしの優しい辛みがつゆのアクセントとともに
蕎麦の弾力を食感として忠実に伝え、蕎麦の味も負けてはいない。
3杯目はネギの香り、山葵の香りを楽しみながら、これも蕎麦を微少に浸けて素早く啜る。
十割だけに伸びないように、食する方もスピードが必要で、あっけないほどに早く完食してしまった。
最後にそば湯はどろっとした濁りがあってとにかく香り高い好みのそば湯。大満足だ。
松本に暮らしていた頃は地元松本市はもちろん、白馬村や安曇野、南信は飯田まで美味しい蕎麦を巡っていたくらいで
蕎麦文化を歴史的に確立させてきた信州にひけをとらない蕎麦の美味さは名店と言ってもいいのではないだろうか。
信州以外で美味しい蕎麦を堪能できた嬉しさは爽快だ。