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2020/09訪問
1回
「マス弁当」(270円)
2020/09訪問
1回
(2005年記す) 冷麺という食べ物は各地にあるが、盛岡市を中心とする岩手県方面では、「食道園」というお店が特徴のある冷麺でじわじわと人気を得るにつけ、地域のお店同士が競い合うように特徴の似た方向の進化を遂げるうちに、他の土地の冷麺とは全くの別物のようになっていったそうだ。そして「ぴょんぴょん舎」がそれを「盛岡冷麺」と命名したのだという。 盛岡冷麺はかなり極端な特徴を持っていて、非常に楽しい。美しい透明感、つるつる感、強靭なコシを追求するうちに、小麦粉のほか、じゃがいものデンプンを使うようになり、そしてついには、そば粉とは決別したのだという。非常に高い圧力をかけて材料を穴から押し出して紐状の麺に形成する際に発生する熱が強いコシをもたらすのだそうだ。 自分は、盛岡冷麺は、1990年代に岩手県の他の三軒ほどのお店で食べたことがあった。完成して出された器の中の麺を箸ですくいあげようとすると、茹で始めたばかりの乾麺のスパゲティを連想させる硬い感触があり、これでいいのか? と初めてのときは驚いた。口に入れたときも硬く、噛むと硬いゴムを噛んでいるかのような歯応え。なんじゃこりゃ? と途惑いながらも、この豪快さが楽しくなり、箸は止まらず、どんどん食べ進んでしまう。ついには癖になりそうだ。一度これを知ると、他の土地の冷麺が物足りないものに思えてくるほどだから、盛岡冷麺恐るべし!である。 久し振りに盛岡を訪れる機会を得た。 強く記憶に残っている、癖になりそうな盛岡冷麺を、当然、また本場で食べたくなった。 このたび入ってみたのが、この「ぴょんぴょん舎本店」。 このお店の盛岡冷麺は、太めで透明感が一段と高く、美しく、洗練されている印象。滑らかな舌触り、強靭な噛み応え、躍動感を覚える強い弾力、豪快な喉越しは、実に明快。 汁はあまり辛くない。(以前、岩泉の某店でいただいたのが猛烈に辛かったので、つい、較べてしまう。)冷たいのでさっぱり感もあるが、おそらく牛骨だと思われるダシの味はかなりしっかりしている。キムチから酸味がほどよく出ている。 たいへんおいしかった。 季節によって冷麺の丼に盛り付けられる梨だのスイカだのは、使用しないか、もしくは別添えにして欲しいと思ったが、ま、これは些末なことだ。 このお店は、そうとうな人気店のようである。自分が訪問した日は非常に混雑していた。席数の多い大型のお店で、回転も悪くないように見える。それでも席に案内されるまで、1時間50分の待ち時間を要した。その日は大型連休のある夜。自分の場合は、訪問を決めたのも直前だったし、そんな日にしか訪問できなかったのだから仕方がないと、覚悟はできていた。 都合がつく方は、上手にピーク時を避けるなり、早めに予約をいれるなりなさると良いと思われる。
2005/05訪問
1回
「牛筋ねぎモダン」