酒好きキャンベルさんが投稿した蕎麦と日本料理 驚 KYO(北海道/月寒中央)の口コミ詳細

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酒好きキャンベル (北海道) 認証済

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蕎麦と日本料理 驚 KYO月寒中央、福住/日本料理、そば

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 2.5
  • 昼の点数:3.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2010/10 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク2.5
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人
  • 昼の点数:3.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

すすきのレベルの食事と雰囲気を月寒で

またまたお邪魔致しました、4度目の訪問(夜)です。


今回は少し安めにコース予算5,000円程度、それに東京・神奈川からのお客さんがいらしていましたので、蟹(毛蟹でした)をつけてもらいました。やはり内容的に寂しい感じはするものの、満足度は高いです。


残念ながら飲み物はまた飲み放題、依然パッと致しません・・・が、料理や雰囲気、接客など総じて「月寒ですすきの体験」、高レベルですので良しと致します。しかしお願いだから、もう少し飲み物に力を入れて下さい・・・


≪今回の料理≫

■白魚とホウレンソウ
白魚が美味。ホウレン草、食用菊は至って普通か。
ジュレは前回と同じポン酢風味、酸味と甘みの割合が◎。
白ゴマの風味がアクセント。


■南瓜の饅頭
南瓜は時季だけあって自然な甘さが◎。
周りに浮いているのは崩した海老。塩がきいておりバランス良し。
出汁のきいた甘めの餡が、甘め南瓜のデンプン質と好相性。


■ソイとニシンの刺身
やはり白身・ヒカリモノがお得意か。
甘みのある油が、濃いめの辛口醤油にマッチする。
骨が細かに取り除かれている点も○。


■蟹
毛蟹。可も無く不可も無い味。
甘みもあり塩も良し、身も詰まっており旨いが、感動する味ではない。
お客さんは喜んでくれたようなので良かった。
秋らしく色付いた木の葉があしらわれており、目に美しかった。

■天ぷら
ミョウガ、ししとう、秋刀魚(鯖か?)の紫蘇巻きの3種。
塩や天つゆは付かないが、塩がきいており◎。
衣は軽め、油も軽い。


■美瑛牛のカレー煮
片栗粉が上質。
肉も野菜も旨いが、「5,000円」のコース料理という感じか。
カレーは辛味が全く無く、むしろ甘味。


■じゃこと高菜の蕎麦
薫り高い更科(新蕎麦とのこと)を、お馴染みの辛口つゆで頂く。
じゃこの甘み、高菜の塩、つゆの辛さと出汁が秀逸!
蕎麦湯も美味しく頂きました。


■デザート
キャラメルの香ばしいブリュレと、アイスクリーム。
かなり甘いので女性向けである。少量なのが救い。


≪今回の感想≫

泡物には期待薄だったので、今回は頼みませんでした。コース+いつもの飲み放題で、あの内容あの値段であれば、満足するしかありません。料理はいつも通り大変美味しく頂きました。が、ただしメインが小さな「美瑛牛のカレー煮」でしたので、かなり物足りない印象はありました。小食な方は勿論その限りではありませんが、二件目に鮨屋に行けそうな位の満腹度、と表現すれば伝わるでしょうか。


さて店名の「驚」ですが、「馬」を「敬」うという意味ともう一つ、「お客様にいつも驚いて頂きたい」という心が込められていると言う事でした。4度目ともなると流石に初訪の時の「驚き」はありませんが、でも間違いなく「満足」はさせておらえるお店です。あとは酒類の充実を願ってやみません。(やはりすすきのと月寒の違いと割り切る他ないのでしょうか・・・?)


月寒界隈の皆様、かなりお薦めです!


以下、初訪~3回目のレビューになります。
*******


~2010年4月初旬、初訪(昼)~


何やら感じの良さそうな店があるなと思い、オープン当初から気になっていました。最初は偵察も兼ねて昼に伺いました。蕎麦処ということで、まずは蕎麦を注文。今回は冷たい蕎麦と、温かいきのこ蕎麦の二つです。冷たい方の蕎麦つゆは鰹のきいた割と辛口です。山葵も香りが良かったです。温かい方は、冷たい方よりも若干甘めかなと言う感じがしました。


雰囲気はとても良く、カウンターから見えるお庭が素晴しいです。桜、紅葉、雪景色、美しい庭を見ながら食事を楽しめるのも大変素敵だと思います。何よりこの凝った店が、言ってしまえば「こんな場所に」あるのには驚きです。すすきのや円山辺りにあっても全然おかしありません。昼は蕎麦単品だけでなく、予め頼めば簡単なコースもあるようです。


ちなみにこのお店のオーナーは馬主さんだとか。何度も失礼ですが、こんな場所にこんな凝った店を何故?という理由も、それを聞いて何となく分かるような気が致しました。これは私の全くの思いつきですが、店名の「驚」は「馬」を「敬」うと書きますから、もしかすると何か特別な意味があるのではと考えながら、店内にある立派な額に飾られた「驚」の字を眺めつつ蕎麦を頂きました。


~2010年4月下旬、再訪(夜)~


念願かなって、夜に伺う機会を得ました。今回はお祝い事で、一人約8,000円程度の予算で飲み放題付きコースを組んでもらいました。個室もあり、希望すれば予約する事も出来ます。


≪まずはお酒に関して≫

先に書いておきますが、ここの飲み放題は正直言って「お酒に力を入れていない」感じです。一杯ずつ注文すればそれなりのものが当然出てくるのだとは思いますが、どうも飲み放題に限っては余りお薦めポイントにはならないでしょう。先に書きました通り今回はお祝いで利用しましたから、最初に泡ものをボトルで入れました。これは正直どこの何か全くチェック出来ないままグラスに注がれサーブされてしまったのですが、一言で言うと「△」です。味の濃さは合格、しかし泡が若干貧弱。そして一番うーんと思ってしまったのが温度です。もう少しキンキンに冷やしておいて欲しかった。あと、ボトルからグラスに注ぎ分ける際に数回に渡り注ぎ足ししながら量を微調整されること、これには少しばかり驚きました。泡ものを注ぎ足しするとは・・・細かいことを言うようですが、残念でなりませんでした。

何だか最初から文句ばかりでとても感じが悪いように見えますが、不満な点はこのお酒に関してだけで、他は全てに関して大変満足致しました。料理や雰囲気がかなり良いだけに、お酒を強化すれば本当に文句の付け所がないのに、という思いを込めて、あえての批評です。


≪料理に関して≫

■穴子と葉山葵の白和え
揚げた蓮根のシャキシャキ感と油気が、淡白かつ濃厚な青み香る豆腐に良く合います。穴子は若干甘めの味付けで、白和えもこっくりと甘味です。しかしここで葉山葵の辛さが、豆腐の濃厚な重さと穴子・白和えの甘みをすっきりと締め上げていますから、全体としてはむしろサッパリとした印象すらあります。辛口の日本酒と合わせて愉しみたい一皿です。


■ピース饅頭
何やらふざけたような可愛らしい名前ですが、器の朱と饅頭の黄緑が目にも鮮やかで美しいです。饅頭は餡に浸かっています。この餡は出汁が濃く、塩みもきいています。饅頭は「ピース」(何の豆か忘れてしまいました)、かなり甘めの生地の中には挽肉が詰められており、豆の甘さ・挽肉の塩気・餡の旨味の3つのバランスがとても良かったと思います。ちなみに挽肉はごく少量でしたので何の肉か判断しかねました。


■お造り(鯛の尻尾)
お祝い事と伝えてありましたから、文字通り「めでたい」ということで鯛が出てきたのには思わず「おお」とその心意気と言いましょうか、心遣いと言いましょうか、感嘆しました。中央の花は店内にあったものの枝を一本ポキンと切って挿して下さったんでしょう、季節感があり素晴しいです。肝腎の鯛はというと、文句無しです。しつこくない上品な油、しかし淡白すぎない白身の濃さ・甘さをしっかり感じさせる鯛でした。醤油とポン酢の2種類で頂きます。このポン酢がなかなかで、鰹出汁がきいており酸味は強め、聞けば自家製と仰っていました。余談ですが、薄い輪切りの大根もとてもみずみずしくて美味しかったです(笑)


■ウニの平目巻き
こちらは鯛のお造りと同時に出てきました。鯛よりサッパリとした印象の平目ですが、その中のウニがまた濃厚、これは美味です。こちらは醤油で頂きました。流石蕎麦屋を謳っているだけあります、やはり山葵は毎回美味しいなと思わせられます。刺身についてはもう100%素材のレベルの問題ですから、この辺にしておきたいと思います。


■四種盛り(アサリの田楽、もずく酢、カスベの煮凝り、鮭の手毬寿司)
可愛らしい量、一口サイズなので「口に入れた印象」になってしまいますが・・・まずはアサリ。味噌は甘さ・塩気そして辛さが丁度いい感じだったと思います。塩辛い系の味噌ではありません、アサリの「海の味」を邪魔しない優しい甘さ、しかし締める塩を感じさせる味噌です。もずく酢、これは酸っぱい物好きにはたまらないのでは?一般的なスーパーで売られているようなもずくとは少し違います。簡単に言うと全てが上品です。酸味はかなり強いがツンとする種のものでなく丸い酸味、添えられた生姜の爽やかさが、細いがコシのあるもずくを包んでいます。これは旨い。カスベの煮凝りです、カスベ独特のぬるっと感が冷たいゼリー状になることで違った風に楽しめます。味付けは出汁バッチリというよりかは割と煮魚風な感じだったと思いますが、記憶が曖昧です。最後に手毬寿司。酢飯の酢はごく薄め、ほんのり温かかったです。鮭はうーん、特にと言った感じでしょうか。個人的には酢飯がもう少し濃い目だと嬉しかったです。


■浜防風と毛蟹のゼリー寄せ
浜防風なんて普段食べる機会がありませんから、珍しい気持ちになりました。毛蟹、味は濃く甘いです。ティーカップの中に結構ぎっしりと蟹の身が贅沢に入っています。蟹味噌も入っていましたが、これも甘くて美味しかったです。蟹と味噌の甘さと、シャキシャキした歯ごたえの浜防風(こちらも三杯酢風味な甘酸っぱい味付け)、出汁のきいたひんやりとしたゼリーの組み合わせが秀逸でした。酸味がきいているのでサッパリと食べられました。


■アスパラの焼き物桜海老乗せ
「極太アスパラ」と紹介された通り、太いアスパラが出てきました。こちらは青々としたアスパラ特有の香り・甘さを、桜海老の油気、そして岩塩のピリッとした塩気が締めています。アスパラのしっかりした歯ごたえと、桜海老のシャリシャリとした食感が何とも楽しいです。桜海老は一匹一匹と目が合ってしまいそうな程、結構大きな海老でした。アスパラの緑と皿の赤のコントラストも目で見て鮮やかで美しいです。太くて大きなアスパラを飽きることなく食べられたのは、やはりこの桜海老の塩気と岩塩の辛さがポイントだったと思います。


■蕎麦
ごま蕎麦です。前回昼に伺った際はごま蕎麦ではなかったので少し驚きました。ごま蕎麦はツルツルとしており、前回とはまた違った味わいです。つゆは前回同様辛口め、フワ~っと口から鼻に抜ける系の出汁の広がり方ではなく、口腔内に留まりしっかりと味わわせるタイプの濃い系です。食事の最後に関わらずつるっと食べられてしまうから不思議です。蕎麦湯は割りともったりした感じ、香りがとても良いです。かなり熱かったので油断していた私は最後舌を火傷してしまいました・・・


■デザート
持ち込み料1,500円を払ってケーキを店に持っていきました。最初の乾杯の際には持ち込んだホールケーキに、花火とチョコレートプレート、金粉の飾り付けをサービスして持ってきて下さいました。普通のケーキが何だか立派になったように見えます。最後食後に、一人分ずつ切り分けてサーブされました。ケーキは「驚」から割と近い、羊が丘の「パティスリージョネス」で買ったものですので、ケーキに関してはそちらのレビューをご覧になって下さい。持ち込んだケーキの他に、さっぱりしたバニラアイスとクリームブリュレが一緒のプレートに乗ってきました。アイスは下にライムが敷かれ、何とも爽やかです。ブリュレも濃厚しかしあっさりとして美味しかったと思います。


総評
料理、雰囲気は限りなく素晴しいと思います。堂々たる庭を有した店構えそのもの、客の送り迎えの姿勢、料理の説明の仕方、食事中の気の配り方などのサービス、料理に凝らされた意匠なんかは、この立地この値段で良くぞと言って良いのではないでしょうか。勿論市街地に出ればいくらでももっと良い物はありますが、凄いのはこれが月寒だという事です。すすきでこのレベルだと、もう少しばかり値が張るのは確実です。しかしながら、酒類が若干物足りないというのもあると思います。飲み放題にしなければ良いだけかも知れませんが、手軽に飲み物代を気にしないで楽しめるのでやはり出来れば・・・なんて思ってしまいます。


何はともあれ、やはりこちらのお店は昼の蕎麦だけでなく夜のコースを頂いてみる価値は十分過ぎるほどあるでしょう。市街地からは少し離れますが、東豊線月寒中央駅から徒歩圏内、駐車場も店の前に3~4台、向かいにも専用駐車場がありますので、気になった方は是非とも一度、出来る事なら夜に行かれてみては如何でしょうか。かなりお薦めです。


~2010年9月下旬、三度目の訪問(夜)~


またまたお祝い事での利用です。細かい雰囲気などは以前に伺った時と大きく変わったところは無かったと思います。残念ながら今回も前回の反省を活かさず飲み放題、内容はメニュー写真の通りです。そして今回もまた泡ものを最初に入れましたが、何だか冷え方が今ひとつ足りないような・・・店内価格で約8,000円のものでしたが、これは正直うーんという感じでした。(またサーブして頂く時、全員の分が均等に配分されるように数度継ぎ足しをされてしまいました、残念。)ここはやはり洋酒が弱い?ウイスキーも無かったと思います。ちなみにドンペリは店で入れると25,000円との事でした。


とは言え、3度目の訪問に関わらず庭の美しさには目を見張るものがあります。サービスは卒が無い、料理もとても満足のいくものを出して下さいました。今回も前回と同じくらいの価格帯でコースを組んでもらいました。それでは料理のレビューをしていきたいと思います。


■とうもろこしの豆腐と白海老の唐揚げ
トウモロコシの豆腐は糖度かなり高め、砂糖ではなくギリギリまだ旬のトウモロコシ本来の甘さでしょう。食感は柔らかく且つモチっとした感じです。白海老はカラッと揚がっており、塩気も丁度良かったです。上に乗っているのは水菜そして山葵で、この山葵がミソです。甘い豆腐を締めています。出汁は鰹の香る割と甘め、薄口になっており無粋な表現ですが「高級めんつゆ」と言った感じでしょうか。一皿目から期待を裏切りません、お見事!


■焼き帆立と長芋のポタージュ
こちらはもったり、柚子が香る粘り気のあるポタージュです。中央にあるのは卵豆腐、上には帆立とオクラが乗っています。まずポタージュ、長芋のポタージュを頂いたのは生まれて初めてでしたが、食べた感じは長芋というより普通の芋の味に近い感じ?但し粘度が全然違うのと敢えて生かしてある繊維のザラザラ感にはやはり長芋なのだと思わされます。味は甘め。卵豆腐は殆どと言って良いほど主張がありませんでした。出汁をかすかに感じます。ただ一つ、帆立の甘みや味は素晴しいのですが、焼きが今ひとつな印象です。火の入れ方が若干強すぎる感じがあり、帆立がもう少し柔らかなままだったら言う事ないのになと思いました。もったりとした粘りの中で、柚子が爽やかに香る上品な一品でした。


■お造り(鰹、さんま、ほっき、松川鰈)
前回に続いて今回も白身が出てきました。ここは白身がお得意のようです。醤油、自家製ポン酢の二種類で頂きます。ポン酢はやはり鰹だしがきいており酸味も強く、鰹の油気を丁度良く中和させてくれます。鰹には贅沢に金箔があしらわれ、ツマの若布も肉厚で美味しいです。前回同様、刺身(の味)については素材勝負なのでこれ位にしておきますが、注目したいのは器に飾られたすすきです。秋、満月が近いと言う事での心配りでしょう、目でも愉しませてくれます。ちなみに後述しますが、最後の蕎麦の薬味皿には兎の絵が描かれており、何とも季節感が漂います。


■揚げ物、棒鮨
小さな二段重ねのお重に入ってきました、上段には桜海老のかき揚げと杏の天ぷら、下段は紅鮭の棒鮨と出汁巻き卵です。桜海老は本当に桜海老かと思うほど肉厚で甘みがありました。揚げの塩気も丁度いいです。これは美味しい。杏の天ぷらですが、初めて食べました。紫蘇が巻かれており何とも香りが良いです。杏は酸味に加えてかなり強い甘みがありました。塩や天つゆが出ませんでしたので、もう少し塩気があっても良かったかなと思います。甘み、酸味、油気が絡み合い贅沢な味わいでした。棒鮨、こちらはやはり酢飯があっさりとしている印象です。繰り返しになりますが個人的にはもっと酢が強くても良いです。出汁巻き卵、と言うよりは出汁の厚焼き玉子と言った感じでしょうか、あっさりです。塩がもう少し入れば言う事無しです。


■イクラの醤油漬けと長芋の素麺
こちらは冷製、ガラスの器も一見して安いものではなさそうです。イクラは醤油と酒の割合が丁度良く漬かっていたと思います。このイクラの生臭さが何とも言えず長芋の土臭さと相性が良く、酢が全てを浄化している感じでしょうか。鰹出汁のきいたポン酢系スープに生姜がピリッと香ります。酸味の強い細く上品しかししっかりとしたもずく、細切りでみずみずしく歯ごたえの良い長芋が美味しく絡みます。揚げ物の口直しにピッタリでした。


■甘鯛の柚香焼き
甘鯛は濃いです、身がしっかり甘いです。味付け甘めでしたので、ここは味付け甘系がお得意なようです。鯛の美味しさもさることながら、焼きがバッチリです、火を入れすぎず足りなすぎず、秀逸です。甘みだけでなくしっかり柚子の香りが全体に回っています。付け合せの大根は酢漬け、こちらも甘酸っぱくサッパリとしています。聞くとサツマイモは砂糖水とレモンで煮ているそうで、何とも言えないアッサリとした甘みの爽やかな味わいです。一緒に出されたすだち(でしょうか)を鯛に掛けて頂くと、隠れた塩気が呼び出され味の格がぐんと上がります。


■蕎麦
今回はごま蕎麦ではありませんでした。蕎麦つゆは辛口濃い目、濃厚だがサッパリとしています。蕎麦湯のもったり感と良く合います。表面のざらつきが丁度良くつゆを絡めとります、流石蕎麦どころです。先程もちょこっとだけ書きましたが、この薬味入れがうさぎ柄でした。お造りのすすきと言いこの兎と言い、季節感溢れる遊び心は非常に素晴しいと思います。本当に期待を裏切りません、「驚」さん。


■デザート
また持ち込み料を払い、切り分けて出してもらいました。今回は残念ながら金箔は掛かっていませんでしたが、花火とフルーツのサービスをして下さいました。前回はアイスとブリュレが付きましたがやはり不景気でしょうか、今回はフルーツの簡単なコンポートでした。桃と巨峰でしたが、季節のものだけあって大変甘くて美味しかったです。


総評
やはりお薦めです。煙草も吸えますし、照明の具合も明るすぎずかと言って暗すぎずとても良い感じです。配膳のタイミング、料理そのもの、月寒でこれだけ楽しませてもらえるのであればまず文句は無いでしょう。これでお酒がもっと充実してさえいれば・・・と願ってなりません。もう一度言いますが、本当にお薦めです。ここの真価は夜でこそ発揮されると思いますので、是非ディナータイムに一度足をお運び下さい。

また何か機会があれば、利用させて頂く事間違い無しです。

  • 穴子と葉山葵の白和え

  • 「ピース饅頭」

  • 鯛のお造り(尻尾)

  • お造り(平目のウニ包み)

  • (左から)アサリの焼き田楽、もずく、カスベの煮こごり、鮭の手鞠寿司

  • 浜防風と毛蟹のゼリー寄せ

  • 極太アスパラの焼き物(揚げ桜海老と岩塩)

  • 蕎麦

  • 蕎麦湯

  • デザートプレート

  • 飲み放題ドリンクメニュー

  • トウモロコシの豆腐と白海老の唐揚げ

  • 焼き帆立と長芋のポタージュ

  • お造り(鰹、サンマ、松川鰈、ホッキ)

  • (左側)桜海老のかき揚げ・杏の天ぷら (右側)紅鮭の棒鮨

  • イクラの醤油漬と長芋の素麺

  • イクラの醤油漬と長芋素麺(拡大写真)

  • 甘鯛の柚香焼き

  • 蕎麦

  • ケーキ

  • かしわ蕎麦

  • きのこ蕎麦

  • 白魚とホウレン草

  • かぼちゃ饅頭

  • ソイとニシンの刺身

  • 毛蟹

  • 天ぷら(ミョウガ、ししとう、秋刀魚の紫蘇巻)

  • 美瑛牛のカレー煮

  • じゃこと高菜の蕎麦(更科)

  • キャラメルのブリュレ

2010/10/30 更新

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