15回
2023/08 訪問
いまや湘南に並ぶ店のない 秀逸な街場の寿司店 人気は急上昇
茅ヶ崎のラチエン通り。かつてドイツ人の貿易商。ラチエン氏がこのあたりを所有。その後一帯は別荘地に変貌。そしてあの伝説のパシフィックホテル。現在では庶民的な街に。早朝にはサーファーが行き交う。古くからの店舗も健在。魚冨、すし善など。
この街場の寿司の名店。この地で長く親しまれてきた。古くはあの開高健。スポーツクラブの帰りによく訪れて。いつも1人で訪問。静かに食べて飲んでいた。今でもそういう雰囲気が残る。静かな界隈で落ちついて。季節の旬を味わい。銘酒をじっくりと。幸せだ!
○お通し 湯葉、山葵
○三陸メカブ
○イカげそ
○刺し身三点盛り
ノドグロ、ハタ、金目炙り
○刺し身 追加
イワシ、〆サバ
○握り
アジ、イワシ、ホタテ、コハダ、穴子、ハマグリ
日本酒
田酒、十四代本丸秘伝玉返し、鳳凰美田、作
2024/01/31 更新
2023/01 訪問
街場の寿司店の鑑 十四代まで登場 これでこのCP! 茅ヶ崎、いや湘南、いや神奈川県を代表する 良心的な寿司店
サザンの歌にも登場する。そのラチエン通り。東海道線から海岸へと。ドイツ人貿易商ルドルフ・ラチエン氏の。広大な邸宅があった。その後切り売りされて別荘地に。この通りからは遠くに「えぼし岩」も。そんな庶民的な通りの中に。
街場の魅力の寿司店が。コース仕立てではない。だから寿司には余計な。茶碗蒸などはなく。黒板にあるその日のオススメ。ほとんどが旬の魚介類。それにメカブなど少し。加えて十四代や飛露喜など。銘酒が七勺から飲める。
従っていつ訪問しても。新鮮な刺し身類で銘酒を楽しみ。〆で握りを数カン。これで1人6、7千円程度。ご近所にある寿司店では。申し分ないくらい貴重。
○今西(奈良) 純米 備前雄町 7灼
○鳳凰美田 純米吟醸 無濾過生詰 瓶燗火入れ済
○飛露喜 純米吟醸 黒ラベル
○十四代 槽垂れ 原酒 生酒
●刺身3点盛り
長崎鯖シメサバ、勝浦産金目鯛炙り、塩釜産天然本鮪
●茹でげそ柚子風味
●根室産真鱈白子ポン酢
●三陸産めかぶ
●房州産イワシ刺身
●三陸産アワビ酒蒸し 1650
●握り
イクラ、イワシ、シメサバ、コハダ、カワハギ肝のせ、芽葱、ヒラメ、赤貝ひも、穴子
2023/08/10 更新
2022/09 訪問
2022年の中秋の名月 十四代大吟醸 それも酒未来で 秋の気配を堪能
こういう寿司店は貴重だ。茅ヶ崎のラチエン通り。サザンの歌にも登場するが。やや庶民的な商店街だろう。古くからの住民も多く。この店も2代目。しかし主人の人柄が良く。地元の方々から愛されている。それに加えCPは抜群。湘南でもオススメの寿司店だ。
加えて十四代が飲める。しかもこの日は大吟醸の酒未来。この酒未来という酒米。先代の高木辰五郎氏が開発。みちのくの風土に合う種米を。18年の歳月をかけて開発。いまや人気急騰の酒米に。素晴らしい香味と旨み。ほどよいキレと豊かなのど越し。
他にも飛露喜、田酒など。名酒が用意されており。気の利いた料理が。いっそう映えるのが嬉しい。刺身など酒の肴で楽しみ。〆の握りとで大満足の一夜。
○森嶋 純米吟醸 美山錦 660
○萩の鶴特別純米 660
○田酒 特別純米 770
○十四代 大吟醸 酒未来 1870
●刺身盛り
長崎産真ハタ
御前崎産金目鯛炙り
秋田産のどぐろ炙り
●九十九里産煮ハマグリ
●厚岸産イワシ、
●三陸産メカブ
●本牧産釣りアジ刺身
●握り
金華鯖のシメサバ、シンコ、穴子、アジ、平貝、中トロ、穴子
●干瓢巻き
2023/04/22 更新
2022/02 訪問
衝撃の十四代 それも大極上の生 播州山田錦 茅ヶ崎の奇跡!
この日は大変ラッキー。こんな素晴らしいお酒に。出会うなんて。1昨前までは角新大吟醸という名前。十四代の新酒シリーズの大吟醸スペック。おそらく十四代の中で最高位。そう思わせる旨み。まさに至福の後味。たまたま入荷していた。
この店は街場の寿司店だが。常時十四代があり。その他名酒もラインナップ。酒の肴類も、握りも申し分ない。この日も下記のように。各地の旬の魚介が。この店を訪問する度に。つくづく茅ヶ崎の住人で。幸せを感じる。事情により頻繁は難しい。
しかし四季折々には訪問したい。
●お通し ツブ貝
●刺身盛り合わせ
石川七尾産イワシ、長崎マハタ、銚子産金目鯛炙り
●三陸産メカブ
●卵焼
●ハタ兜煮
●握り
ホタテ、コハダ、穴子、〆サバ、ハマグリ
○松みどり
○貴、農じゅん辛口純米酒80
○開運、純米無濾過生魚
○十四代、大極上生播州山田錦
2022/10/15 更新
2021/10 訪問
高級別荘地の面影は ラチエン通りという名前に そしてすし善
茅ヶ崎はサーファーの街。いやサザン、加山雄三など。実はもともとは高級別荘地の街だった。その名残は「ラチエン通り」。これは1932年に移住してきた。ドイツ人の大富豪。ルドルフ・ラチエン氏に因んでいる。彼は松が丘一帯に。東京ドーム程の土地を所有。
太平洋戦争後もかなりの別荘が。しかし相続税の負担から。切り売りを繰り返し。現在では中流、庶民の街の様相に。そして多くのサーファーが移住。いまだに人口が増加している。だからどの商店街も活気がある。
この店は昔開高健という。有名人に愛された。典型的な街場の寿司店。しかし内容は素晴らしい。新鮮な魚介を肴に。銘酒をこころおきなく飲む。しかも十四代はつねにラインナップ。ただ、この日はハシゴ。下記のように簡単に切り上げた。もったいない。不覚!
●お通し たたみいわし
●刺身3種盛り合せ
金太郎イワシ、銚子産金目鯛炙り
三陸産鯖の〆サバ
●握り
コハダ、鰯、
●干瓢巻
○十四代 秘伝玉返し
○十四代 中取り純米吟醸
2022/05/22 更新
2021/05 訪問
肴よし、握りよし、酒よし
GWのある日。これだけの酒の肴。いや銘酒のラインナップも。半端ではない。ご近所の街場の。小さな寿司店の心意気。ラチエン通りはうらやましい。イワシもサヨリも、〆サバも。みんな美味しい。これに十四代だから。幸せに決まっている。
寿司店の四季は移ろう。これから貝が旬。もちろんカツオ、穴子、ウニ。そしてアジや赤貝も。実は初夏は寿司ネタ(食材)が豊富。1年中マグロが美味しい。そういうことは絶対ではない。旬のサバやブリ。秋刀魚でさえも美味しい。時期がある。
この店は季節ごとに訪問したい。お手頃に味わい。また銘酒を楽しめる。
●お通し やりいか
●刺身3種盛り合わせ
大阪湾産イワシ、房州富津産サヨリ、知多半島産真鯛昆布〆
●淡路産シメサバ刺身
●三陸産めかぶ
●イカゲソ柚子ふうみ
●真鯛の兜煮
●にぎり
銚子産キンメ炙り、イワシ、煮ハマグリ、穴子、青柳、中トロ
○十四代 本醸造 本丸
○磯自慢 別撰本醸造
○鳳凰美田 純米吟醸
○飛露喜、特別純米 生詰
○廣戸川 特別純米
○重陽福娘 辛口純米
2022/03/31 更新
2020/11 訪問
追加 いつも安心 快適 居心地よい寿司店 日本酒もすごい 十四代、磯自慢、飛露喜、田酒!
この店にはコースはない。黒板に書いてある数種のつまみ。それ以外は握りのみ。実に潔い。余計なサラダや茶碗蒸がないのが。実に嬉しい。要は寿司店では海の幸を肴に。銘酒を味わい。〆に握りを存分に味わう。それが理想。
この日はその黒板の中に。旬のせいこ蟹を発見。せいこ蟹とは、メスの子持ちズワイ蟹。越前蟹(オス)に比べると体は小さく。内子、外子、蟹ミソもたっぷりと入っている。毎年11月に越前蟹漁が解禁となり。大変人気のある冬の味覚。
漁期に限りがあり12月末までの限定。それではとさっそくお願いした。その前にまずは。松輪サバ、旬のブリ、真ハタを。幻の十四代本丸が旨い!すでに幸せの極致。つい磯自慢まで追加。かまわない肴が素晴らしい。
それにしても。街場の寿司店にしては。素晴らしい銘酒のラインナップ。これだけ、すきなだけ。飲みたい放題飲めるとは。凄い店でもある。
●お通し たたみいわし
●三点盛り
松輪シメサバ、茅ヶ崎沖産プリ、長崎五島マハタ
●兵庫産せいこ蟹甲羅盛り
●茹でげそ柚子風味
●握り
金目鯛炙り、握ハマグリ、アジ、イワシ、コハダ
○十四代 特別本醸造 本丸
○磯自慢 別撰本醸造
○田酒 純米吟醸 秋田こまち
○十四代 中取り純米
○開運 純米 雄山錦 招き猫
○飛露喜 純米吟醸 黒ラベル
2021/02/14 更新
2020/06 訪問
追加 いつも安心 快適 居心地よい寿司店
茅ケ崎のラチエン通りの街場のすし善。元気に営業している。このラチエン通りは。サザンの歌にも出るが。地元では有名な通り。その先には海岸を超えて。有名な烏帽子岩を眺める。湘南で一番有名な魚屋。その魚富もすぐ近く。
そんな情報なんて地元民しか知らない。昼は散歩道にしては車が多い。しかし夜は比較的閑散に。大きな店ではないので。家族的で楽しい。主人と奥さんの人柄が素敵。もっとある魅力がコースではないこと。黒板に書いてあるメニュー。多くは刺身にしてくれる。
だから日本酒と酒の肴(刺身)で楽しんで。それから〆の握りを。なんと言っても相模湾。キンメやカマスなど。旬の魚介をお手頃に。これぞ街場の寿司店。他にアジ、イワシ、カツオなど季節に応じて。ハマグリやアナゴはタレや煮切りも旨い。
日本酒はもちろん。全国の銘酒が。それらを七勺から飲める。したがって目移りするくらい。寿司屋でこれだけ楽しめる。しかもリーズナブルに。素晴らしい店だ。一見には入りにくいかもしれない。しかし1度訪問すれば虜(とりこ)になる。
●刺身盛り合わせ
銚子産金目鯛炙り、小柴産太刀魚炙り、紀州鯖シメサバ
●真鯛兜煮
●イワシ刺身
握り
ゲソ、穴子、中トロ、アジ、赤貝など
〇山形正宗夏の純米、花火ラベル
〇五橋純米造りトラタン生さけ
〇アカブ純米
2020/10/25 更新
2019/09 訪問
追加 秋の夜長は冷やおろし、そして旬の魚介
茅ヶ崎は幸せな街だ。東京に比べて。夏は海風で少し涼しい。冬は温暖で少し暖かい。台風や地震も少ない。静かで、なんと言っても。空気がすごく綺麗。街並みも穏やか。絶対に受入拒否しない病院も。そして、多くのサーファーが移住してくる。
従って、若い移住者世代が貢献。市の人口も増えている。そのせいか茅ヶ崎駅周辺は。居酒屋などが盛況。反面、大人の飲み処は少ない。あの人気の筍矢は残念ながら閉店。凛もいったん閉店(11月鎌倉で再開)。なんだか寂しい思いを。
しかしラチエン通りには。庶民派ながら光る当店が。いっそうの盛り上がり。地元民にとっては。無くてはならない寿司店。メニューは潔い。余計な、茶碗蒸しなどが入った。コース仕立てではない。その時期の各地の旬を。肴で味わえる。これでまた酒が進む。
その日の刺身などなんとハタも。それを肴に銘酒の数々を堪能。この時期(9月中旬)は冷やおろしがそろう。七勺から飲めるのが嬉しい。そして握り。これがまた非常にリーズナブル。待場の寿司店にしては。CP以上に内容が立派。主人、夫人の人柄も魅力。
私の大好きな店だ。一生涯、通う店だ。
●お通し ちりめんじゃこ
●刺身3点盛り
三陸産鯖のシメサバ、長崎産きじハタ刺身、三浦産金目鯛炙り
●三陸産メカブ
●三浦長井産クロムツ刺身
●きじハタ刺身
●握り
コウイカ、小柴真鯛、シマアジ、コハダ、アオヤギ、マグロ赤身、穴子
○富久長 冷やおろし 秋桜
○飛露喜 純米吟醸
○山形正宗 冷やおろし 秋あがり
○神雷 純米 秋あがり
○田酒
2019/10/25 更新
2018/07 訪問
再訪 街場の寿司店の鑑 茅ヶ崎の誇り
この時期(7月下旬)はただでさえ食材が不足。しかも今年は豪雨、猛暑に加えて台風と。異常な気象で飲食店を悩ませる。寿司店も、いやだからこそ苦労している。しかし、店の前に掲げている黒板には。長崎産真ハタ、三宅島金目鯛など遜色ない。
今宵は某紳士、某淑女と3人で訪問。このラチエン通りの店はひっそりとして。まるで庶民的な寿司店だが。暖かみと思いやりのある接客で迎えてくれる。さらに今回は無理にお願いして。ブルゴーニュを代表する造り手の。モンラッシェの(白)ワインを。
この黄金色のシャルドネ。しかもエレガントな香りで。至福の一時、いや世界に導く。やはり寿司には泡よりも白のほうがふさわしい。香りが艶やかで味の余韻がふくよか。今宵は、真夏の夜の豪勢なディナー。調子にのって磯自慢、十四代、飛露喜まで。
ご近所にこのような寿司店があって幸せだ。
●刺身盛り合せ その1
アジ、中トロ、赤貝、ハタ
●刺身盛り合せ その2
イワシ、新子、金目鯛、煮ハマグリ
●もすく酢
●いかげそ
●卵
●握り
新子、金目鯛炙り、ハタ、シメサバ、シマアジ、煮ハマグリ
○シャサーヌ・モンラッシェ ミッシェル・ニーヨン 2012年
造り手はシャサーニュ村の雄と言われ。最も入手困難な造り手の1人。樹齢90年以上のブドウから造られる、 バランスに優れたエレガントなスタイル。シャサーニュ・モンラッシェに本拠地を置き、ドメーヌ・ラモネと双璧を成す、白ワイン最高峰の生産者の1人。
○磯自慢
○飛露喜
○十四代
2018/11/01 更新
2018/05 訪問
再訪 待場の寿司店の鑑 茅ヶ崎の誇り
茅ヶ崎のラチエン通り。その昔、ラチエンというドイツ人の貿易商が。海岸まで続く広大な別荘地を所有していた。その後、日本人にも別荘地として愛されてきた。あの開高健なども記念館が残っている。彼はこの寿司店がお気に入り。
店は失礼ながらあまり飾り気がなくて。思わず通りすぎてしまいそうに。典型的な街場のきさくな寿司店。食べログでも投稿は私のみ。それが残念。場所がJR辻堂駅からも茅ヶ崎駅からも。歩いて行ける距離ではない。
そんな地味な寿司店だが、実力とCPは申し分ない。寿司屋でコース料理などという野暮な店ではない。黒板に書かれた今日の刺身類。その中から好きな品々で楽しむ。それがまた魅力あるものばかり。季節の旬を堪能できる。
〆は非常にお手頃な握り。2カンずつの値段設定だが。お願いすれば1カンでも受け手くれる。とくにハマグリや穴子の煮きりがオススメ。いやどれも。この日はお酒が少しだったが一人5500円程度。
ご近所の寿司店でこのCPと内容は。まさに「通う」店だろう。
●三河湾生トリ貝 800
●根室産古黒北寄貝 1000
●茹でゲソ柚子風味 400
●刺身盛り合わせ
シメサバ、キンメ鯛炙り、カマス、真鯛、昆布シメ
●握り
コハダ、イワシ、アジ、シマアジ、赤貝ヒモ付き、アナゴ、煮ハマグリ
2018/08/01 更新
2017/06 訪問
茅ケ崎の隠れた寿司の名店 再訪
よくある寿司屋で苦手なのが。コースの中で平然と登場する茶碗蒸や平凡な小鉢など。私は寿司屋では、とにかく刺身と握りを食べたい。あとは季節の一品を少し。寿司店に期待するのは海鮮なのだ。目利きと調理でそれを活かしてくれればよい。
当店を好きなのはそういう私の好みを満たしているから。これでとにかく日本酒が進む。この時期とは言え結構良い魚がそろっている。マコガレイ、サバ、ダルマイカなど旨み十分。さらにカメノテ、青柳、ハマグリなど貝類などもみずみずしい。
この茅ケ崎のラチエン通りにある小さな寿司店。食べログのレビューは少ないが。地元の有名和食店の主人など。プロの料理人も通う隠れた有名店。その昔は食通として鳴らした開高健まで訪れていたのだから。味よくCPの良い立派な店だ。
この店の存在も、また茅ケ崎に住んでいて幸運だった。
●刺身盛り合わせ
五島鯖の〆サバ、銚子産金目鯛の炙り、小柴産マコガレイ、島根産ダルマイカ
●徳島産カメノテ
●茹でゲソ柚子風味
●三河産青柳の炙り
●九十九里産煮ハマグリ
●握り
コハダ、穴子、シマアジ、トロ、アジ、〆サバ
○黒龍純米吟醸
○飛露喜純米
○磯自慢特別本醸造
2017/09/12 更新
2017/02 訪問
CP抜群の優れた街場のすし店(再訪)
ラチエン通りにある庶民派寿司店。ラチエンとは明治期にドイツ人商人ラチエン氏が茅ケ崎海岸まで。広大な土地を所有していたことに由来。以前、当時のフィルムを見た事があったが。茅ケ崎海岸の砂浜がまだかなり先まで残っていた。
我家から歩いて行ける重宝な寿司店だが。CPよく、新鮮な刺身類や握りも満足。ご近所でこれだけ立派な寿司店があれば文句ない。竹はるが湘南を代表する寿司割烹とすれば。このすし善は。湘南を代表する街場の寿司店だろう。
●お通しホタテ炙り
●松輪鯖の〆鯖 800円
●小柴スミイカ刺身 1000円
●刺身盛り合わせ1600円
長崎産ハタ、金目鯛、淡路産サヨリ、赤貝、青柳
●九十九里産煮ハマグリ800円
●握り 各2カンの値段
コハダ、アジ、金目炙り、カワハギ肝乗せ、穴子、煮ハマグリ、げそ
日本酒は各120ml
○来井福純米吟醸 500円
○小鼓純米吟醸 600円
○山の井純米大吟醸 600円
○加茂金秀純米しぼりたて生600円
2017/03/07 更新
2016/08 訪問
茅ヶ崎の、非常に良心的な街場の寿司店(再訪)
以前、香港では頻繁に清蒸海上鮮(清蒸石斑魚)つまりハタの姿蒸しを食べた。実は広東料理のメインとも言える代表的な海鮮料理。この石斑魚は日本では淡水魚のうぐいを指すこともあるが中華ではハタを言う。
さて、このハタはいまや高級魚の代名詞にもなっている。大きいのが玄界灘なので一本釣りするアラで幻の魚。関東では馴染みがなかったが最近は流通や保存方法の進化などで見かけるようになった。
さて、季節は夏だがハタはほぼ1年中食べられる。今回は長崎県産真ハタ。この透明感のある白身はやや硬めの食感。しかし食べるほどに旨みがにじみ出てゴージャス。今回は刺身と握りで頂いた。本当に美味しい!
他に太刀魚、シマアジ、赤貝など旬の魚介を。お酒を1合で3種類半。これで1人6000円程度なのでやはり素晴らしい。お酒のラインナップも優れている、街場の寿司店としては非常にオススメの店だろう。
○東一
○飛露喜
○新政
●刺身盛合わせ
長崎産真ハタ、イワシ、赤貝、シマアジ
●九十九里産煮ハマグリ
●茹でげそ柚子風味 4
●握り
アジ、太刀魚炙り、新子、ハタ、干瓢巻き
*今回の写真は最初の11枚
2016.5.20
最近(4月2日)のTV番組「食彩の王国」では春を告げる桜鯛が紹介されていた。紀淡海峡で獲れる桜鯛は大きくてまことに立派。桜の花びらのような淡い色彩からこの名がつけられたそうだ。
この茅ヶ崎の良心的な寿司店にも春子鯛(桜鯛の稚魚)が登場している。まだその身は小さくて手のひらサイズ。でも1年のこの時期にしか食べられない貴重なネタ。やはり桜の季節には食べたい逸品だ。
この日はこれからが旬の高級魚であるキジハタやヤリイカ、つぶ貝もそろい。春到来を感じる。やはり、旬の魚介を寿司店で手軽に食べられるのは幸せだ。
桜道(茅ヶ崎)の桜も開花が迫ってきた。
今回は「みむろ杉」という珍しい酒にも出会った。350年の歴史を持つ蔵元の新しい試み。奈良県産の露葉風を使用した特別純米を加水・火入れしたもの。香りは穏やか、ドライながら旨みを秘める。
○みむろ杉
○飛露
○文化人純米辛口
●刺身盛り合わせ
金目鯛、キジハタ、イワシ、青柳
●金目鯛刺身
●シメサバ
●ツブ貝
●めかぶ
●握り
春子鯛、サヨリ、ヤリイカ、煮穴子、ズワイ蟹、中トロ、げそ
2016.3.1
北寄貝は北に寄るほど美味だという。2枚貝だが大柄で10センチを超える。たんぱく質、ミネラルなど栄養が豊富で。旬の真冬はとくに旨みや甘みが増す。冬はサバやブリだけでなく。貝やイカも美味しい季節だ。
訪問は1月下旬。この時期、寒波が襲来。西日本では鹿児島も含め各地で大雪。そして海も荒れて漁も厳しいが。こちらでは結構魅力的な魚介類を楽しめた。とくにイワシ、アジ、コハダ、シマアジなど脂が特に乗っていて大満足。
この日はどれもすべて美味で、3人で大いに楽しんだ。
○飛露喜特別純米酒生詰め 900円
○風香特別生原酒しぼりたて 700円
●金華イワシ刺身 700円
●房州サバシメサバ刺身 800円
●厚岸活ホッキ貝刺身 1000円
●根室真鱈白子ポン酢 700円
●ヤリイカ、スミイカ2種刺身 1100円
●三陸赤崎産殻付き牡蠣 400円
●握り
イワシ、サバ、コハダ、ハタ、金目炙り、煮ハマグリ、穴子
2016.1.18
茅ヶ崎のラチエン通りにひっそりと店を構える庶民的な寿司店。いや庶民的である以上に「良心的」と言うほうが相応しいだろう。穏やかで、腕の確かな主人と。温かいもてなしの女房。安心感に包まれて時間が過ぎ去るような空間。
季節の旬をお手頃な値段で楽しませてくれる。茅ヶ崎にも優れた腕の寿司店があるが。普段使いが出来る。そして人情を感じる。そんな貴重な店だから地元民に愛されている。昔は、かの開高健も通ったくらいだ。
今回は下記の通り3人でしこたま食べて。さらに飲んで、飲んで1人7000円程度。しかし、これはこの店で最高に支払った額。いつもなら5000円程度。我が家からは歩いて行ける距離なので。2016年は訪問する回数が増えそうだ。
主人の腕は着実に進化しているようだ。
●刺身盛り合わせ 1600円
すみいか、ひらめ昆布〆、赤貝、
●カワハギ刺身 肝付き1600円
●能登〆サバ 800円
●根室産真鱈白子ポン酢 700円
●三陸産雌株 300円
●握り 300円~800円
金目鯛炙り、すみいか、コハダ、しまあじ、イワシ、コハダ、煮ハマグリ
○鳳凰美田
○飛露喜
○黒龍
○勝山
2015.6.2
かの開高健が愛した茅ヶ崎のラチエン通りの寿司店。代替わりしたが、私は今の主人の店が好きだ。人柄がよく肴や握りに表れているから。街場の、そしてご近所の寿司屋としては非常に重宝している。とは言ってもなかなか訪問出来る時間が無いのが残念。
ラチエン通りはその昔、ラチエン氏(ドイツ人の貿易商)が広大な別荘を所有していた名残。当時は海岸線が遠く沖合まで伸びており砂浜は現在の数倍あったという。昭和に入り、市川団十郎など著名人が別荘を建て、夏の避暑などで利用していた。
この寿司店は昔から別荘族などにも愛されていた。茅ヶ崎には最近寿司屋の開店が目立つが、私はこちらが重宝している。
●平塚サバ 〆サバ刺身
●茹でホタルイカ
●握り
クエ、金目炙り、シマアジ、コハダ
●冷酒
鶴齢純米、飛露喜特別純米、八海山本醸造
*今回の写真は最初の8枚
2012.7.9
GW最終日の6日(日)ともなれば寿司屋のネタが残っているか心配だった。でも魚は限られても結構残っていた。そして牡蠣も。いやご近所の親切心でわざわざ残しておいてくれたのだった。こういう心遣いが有難い!
お通し(絹さや、カブの酢味噌)の後で生牡蠣と三河産タコの刺身。その後、マグロ漬け、しまあじ!アオリイカ、トロ、赤貝、たいら貝、ウニ、コハダと握っていただいた。手軽に食べたが、主人との居心地のよい会話、CPのよい冷酒など勘案すれば近所にあって欲しい文句ない寿司屋だと思う。
*今回の写真は最初の8枚。
2011.6.17
茅ヶ崎のラチエン通りの中ほどにひっそりと店を構える小粋な寿司屋です。かの開高健がひいきにした店としても知られていますが、今では地元の方々から親しみをもって利用されています。
なんと言ってもその日仕入れた各地の旬の魚介を刺身などで食べ、軽く握ってもらい、さらに冷酒を飲んで5千円程度という驚異的なCPが魅力です。それでいて決して普通の街場の寿司店の味ではなくて納得出来る水準です。
この日は豊後水道産関鯛の刺身、淡路鯖の〆サバ刺身を飛露喜を飲みながら。その後で握りで佐賀産小鰭、青森産白魚、シマアジ、ヒラメ、タイラ貝をお願いし、最後に再度アジの刺身を。どれも身質が新鮮でみずみずしいので大満足でした。
酒は他に田酒、山廃純米酒と五橋の純米酒を。
*今回の写真は最初の11枚です。
2007.12.25
ラチエン通りはJR東海道線線路からほぼ1直線に茅ヶ崎の象徴である「えぼし岩」目指して走る小さな通りです。名称はドイツ人貿易商ルドルフ・ラチエンの別荘があった事に由来します。
細い道ながら海岸に近づくにつれ開高健記念館や茅ヶ崎ゴルフ場、そして憧れのパシフィック・ガーデン(旧パシフィック・ホテル)などが登場しまさに茅ヶ崎らしいエリアとなっているのです。
実は週末はこのラチエン通りを走りぬけ海岸に出て、遊歩道を辻堂海岸までの往復ランニングをしています。それで何時もこの小さい寿司屋が気になっていました。街場のごく普通の店構え。決して派手さや豪華さは感じられないのですが、ひっそりとただゆかしさを感じさせる佇まいです。
店の中に入るとやはりカウンター席で7名分あとは椅子席で4人分という小さな店です。年配の主人と若い跡継ぎのような息子が笑顔で迎えてくれます。質素な内装ながら何か主人達との会話を十分に楽しめるという雰囲気を漂わせます。
常磐の牡蠣を頂きましたがまるでリッチなクリームを食べているような食感と味わいです。それでいてさっぱりとした余韻も残ります。そして松輪の秋鯖は脂も十分に乗り、もう季節の到来の豊かさを感じる食感と味わい。その後で光物の握りと鉄火巻をお願いしました。すべてに満足です。
この店の凄さは日本酒の品揃えとその値段です。この日は十四代の吟醸を飲みましたがこれが何と1合800円というからかなりお得です。ほかに八海山、磯自慢、上喜元などなど。頼めば他にも秘蔵の超レアものも出せるらしいです。
主人達の温かく親しみを感じるもてなしの心、その中で静かに季節を感じている自分を楽しむゆとり。 まるでささやかな幸福感をさらりと掬い上げているようなごく自然な感覚の作用に浸る事が出来る店です。この店には暖かいものが流れているようです。
2016/08/26 更新
湘南を代表する良心的な寿司店。その「すし善」が3月31日で閉店。なんとも悲しい出来事で。いまでも呆然としている。初訪は15年前。茅ヶ崎のラチエン通り。あの開高健も通った界隈では名高い店。しかし外観など街場の店構え。
ただ主人夫婦は実直で。雰囲気は極めて家族的。黒板に書いてある旬の魚介。これらをつまみに十四代を呑む。これが実に至福の時。余計な茶碗蒸しなど入らず。アラカルトなのが魅力的。アワビの酒蒸しや煮ハマグリなど。逸品も味わえる。
富田さんご夫妻。本当にお疲れ様でした。お陰様で素晴らしい思い出を。一生忘れません。有り難うございました。
●刺身3種盛り 金目鯛、ハタ、平目
●三陸煮はまぐり
●イカげそ
●握り
イワシ、アジ、ホタテ、煮ハマグリ、穴子、大トロ
○十四代、田酒